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映画『アダムス・ファミリー2』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アダムス・ファミリー2』の概要:現代においても根強い人気を誇っている伝説的なコメディ映画、『アダムス・ファミリー』の続編。新たなメンバーを加えてパワーアップしたアダムス家が、今回も大きな事件に巻き込まれる。

映画『アダムス・ファミリー2』の作品情報

アダムス・ファミリー2

製作年:1993年
上映時間:100分
ジャンル:コメディ
監督:バリー・ソネンフェルド
キャスト:アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、クリスティナ・リッチ etc

映画『アダムス・ファミリー2』の登場人物(キャスト)

ゴメズ・アダムス(ラウル・ジュリア)
アダムス・ファミリーの大黒柱。地元でも有名な資産家で、人間離れした能力を持つ。妻のモーティシアを溺愛している。
モーティシア・アダムス(アンジェリカ・ヒューストン)
ゴメズの妻で、子供達の母親。魔女の血を継いでおり、強い生命力を誇る。今作でゴメズとの間に3人目となる子供を設けた。
ウェンズデー・アダムス(クリスティーナ・リッチ)
アダムス家の長女。常に陰鬱な空気を纏わせており、同世代の子供達からは浮いている。家に入り込んだデビーに強い猜疑心を抱く。
パグズリー・アダムス(ジミー・ワークマン)
アダムス家の長男。自分が捨てられると思い、ウェンズデーと共にピューバートを殺そうとする。デビーによってサマーキャンプに送り込まれる。
フェスター・アダムス(クリストファー・ロイド)
ゴメズの実兄で、長らく行方不明になっていたところを前作発見された。デビーに目をつけられてしまい、彼女と結婚することになる。
ピューバート・アダムス(クリスティン・ホッパー)
今作で誕生した、アダムス家の新しい一員。可愛らしい赤ん坊だが、アダムス・ファミリーの一員らしい凄まじい能力を秘めている。
デビー・ジェリンスキー(ジョーン・キューザック)
独身の資産家を狙い、その遺産を奪い取る連続殺人鬼。フェスターに目をつけアダムス家に忍び込んだものの、一風変わったアダムス家に戸惑うこととなる。

映画『アダムス・ファミリー2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アダムス・ファミリー2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アダムス・ファミリー2』のあらすじ【起】

その地には、とある有名な一家が暮らしていた。その一家の名前はアダムス・ファミリー。彼らは資産家で莫大な富を持っており、他とは一線を画する巨大な屋敷に暮らしていた。それだけではなく、アダムスのメンバーは、それぞれがどこか普通の人間とは異なっていたのだった。

一家の家長であるゴメズはとても人間とは思えない身体能力を誇り、その妻、モーティシアはなんと魔女の一家の末裔。その二人の間に生まれた二人の子供たちウェンズデーとパグズリーも、既に普通の子供たちとはどこか違っていた。ゴメズの兄であり、長年行方不明だったところを前作で見つかったフェスター、そして、使用人であるフランケンシュタインのようなラーチに、その名の通り『手』だけしかないハンドを含めた面々が、その広い屋敷内で生活していた。

そして、ある日アダムス・ファミリーに幸せなニュースが飛び込んでくる。ゴメズとモーティシアの間に、3人目となる子供、ピューバートが生まれたのだった。

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映画『アダムス・ファミリー2』のあらすじ【承】

しかし、ピューバートの誕生によってアダムス・ファミリーは大きな事件に巻き込まれていくことになる。まず、新しい子供が生まれると上の子供はいらなくなると聞いたウェンズデーとパグズリーに、ピューバートは命を狙われることになる。

ゴメズはピューバートのためにベビーシッターを雇うが、普通の女性では一風変わったアダムス家に対応することができず、次々と辞めていってしまうのだった。しかし、そんな中一人の女性がベビーシッターの仕事に応募してきた。とても可愛らしい外見をした、デビーという女性である。

しかし、実は彼女は、金持ちの独身男性ばかりを狙った連続殺人犯だったのである。彼女はターゲットを定めると相手にアプローチし、その魅力を使い相手と結婚するまでにこぎつけてきた。そして、その相手をすぐに殺害してその莫大な遺産を手に入れてきたのだった。そんなデビーは、超がつくほどの金持ちでありながら、未だ独身であるフェスターに狙いを定めたのだった。

映画『アダムス・ファミリー2』のあらすじ【転】

そんなことを知る由も無いゴメズは、デビーを気に入り彼女をベビーシッターとして雇ってしまう。そして、女性慣れしていないフェスターは、そんなデビーの魅力にすぐにやられてしまうのだった。そんなデビーに真っ先に疑いの目を向けたのは、ウェンズデーだった。

自分の計画のために子供達が邪魔だと感じたデビーは、二人をサマーキャンプに無理矢理送り出してしまう。他の子供達と違い、活気に満ちたサマーキャンプを苦痛としか感じないウェンズデー達は、その集団から浮いてしまう。そんな中、同じくサマーキャンプに対してマイナスなイメージを持っている根暗なジョエルと、ウェンズデーは距離を縮めていく。そして、なんと彼らは初めての恋に落ちるのだった。

一方、ウェンズデーがいない隙を狙って、デビーはとうとうフェスターとの結婚に漕ぎ着けたのだった。ここまでくれば、あとはフェスターを殺して遺産を奪い取るのみ。ここから、デビーの恐ろしい計画が始まるのだった。

映画『アダムス・ファミリー2』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、アダムス・ファミリーは普通の人間とは大きく違っている。デビーがフェスターを殺すべく、入浴中の浴槽に電気を流しても、頑丈なフェスターは決して死なないのだった。フェスターの妻として生きていくことに耐えられないデビーは、最早なりふり構わず、アダムス・ファミリーごと亡き者にする計画を立てる。

一方、フェスターがデビーと結婚したニュースが、サマーキャンプ中のウェンズデーとパグズリーの耳に入るのだった。これは家族の危機だと感じ取った二人はサマーキャンプを脱出すると、慌てて家へと帰りデビーと対峙する。しかし、待ち構えていたデビーによって、とうとう彼らも捕らえられてしまうのだった。

危うく殺されそうになった二人を救ったのは、アダムス・ファミリーのニューフェイス、ピューバートだった。ピューバートは赤ん坊とは思えないほどの力を発揮すると、なんとデビーを高圧電気で殺してしまうのだった。そして、フェスターは改めて家族の大切さに気がついた。

映画『アダムス・ファミリー2』の感想・評価・レビュー

あの不気味なファミリーが帰って来た!しかも、前作から、赤ん坊のピューパートが増え、さらにパワーアップ!
今回は、そんな家族に外敵が襲って来る。ベビーシッターとして屋敷に潜り込んだデビーの本当の狙いはアダムスファミリーの莫大な資産。独身であるフェスターに狙いを定めて結婚し、遺産を手に入れようという魂胆だ。
そんなデビーに掻き回され、バラバラになってしまう家族……しかし、「家族の絆は強い」というオチに、ちゃんと運んでくれる。
ホラーっぽいのにコメディー&人間ドラマとして観られる作品である。(男性 40代)


ハンド君が車を運転していた場面や、ウェンズデーとジョエルのキスの後、無言で同時に口を拭う場面に笑いました。面白さとインパクトは前作に及ばなかった気がしますが、十分に笑えて楽しく最後まで観ました。
比較的、洋画を観ることは少ないので俳優さんにも詳しくないのですが、フェスター役がバックトゥザフューチャーのドク役と同じだったことに気が付いた時は、驚きもありましたが両キャラの相違に妙に納得しました。(女性 40代)


有名なホラーコメディであるアダムスファミリーの続編。新たにピューパートという家族が加わっていたり、ウェンズデーの初恋を描いていたりと、ブラックジョークを交えながらも、何故か微笑ましく観てしまう不思議な魅力は健在である。また、ピューパートに連続殺人鬼のデビーをベビーシッターとして雇うのだが、やはりアダムスファミリーが特異な人物達であるが故、デビーのような腹黒い人間を気に入ってしまうのかもしれないと感じた。けしてモラル的には良しとされるものではないシーンもあるが、本作品だから有りという気持ちにさせられるのも、アダムスファミリー特有の感覚なのだろう。(男性 30代)


前作と比べるとさらにキャラクターたちが出来上がっていてファンの心を掴んできたなと思った。
ストーリーは相変わらず王道になっているが観終わった後は前作同様すっきりできたので良かったなと思った。
前回よりも笑える箇所がとても増えていてずっと楽しく笑って観ることができた。

主人公役の俳優さんが亡くなってしまったのでこの作品でシリーズが終わってしまうと思うが、とても残念。
映画はこれで終わりだがドラマリメイクはあるのでそっちも早く見てみようと思う。(女性 20代)


1作目よりも2作目の方が印象に残っている。相変わらずちょっと不気味で、でもコミカルなところもあっておもしろい作品。恋愛に対して初々しいフェスターが可愛かった。まさか赤ちゃんが誕生するとは思わなかったのだが、やはりと言うべきかピューバートも普通の赤ちゃんではない。シリーズが続いてピューバートが成長したところも見たかったなと思う。これだけぶっ飛んだストーリーなのに、家族の温かさが感じられる不思議な映画。(女性 30代)


今でも人気の衰えない『アダムス・ファミリー』の2作目。今作は赤ちゃんのピューパートが仲間に加わり、さらにパワーアップ。前作のキャストが引き続き演じているので見ていて安心です。不気味だけど可愛くて愛嬌のあるキャラクターたちのお話は観ていて本当に楽しく、笑顔がこぼれてしまいます。
ベビーシッターを演じるジョーン・キューザックはジョン・キューザックのお姉さん。今観ると新しい発見もあり、何回観ても楽しめる作品でした。(女性 30代)


あのファミリーが帰ってきた!前作よりも面白さや、キャラのクセの強さがパワーアップしていて、とても面白かったです。さらに新しい家族のちょび髭の赤ちゃんが可愛い!ウェンズデーも変わらずで、サマーキャンプに参加させられてしまう。そこでの劇がまた面白い!そして小さな恋も可愛くてキュンとしました。財産を狙うベビーシッターのせいで家族がバラバラになりそうになったけど、家族の絆が一層強くなる結果になって良かったです。不気味だけど笑えて家族で見たくなる作品、時が立っても色あせない名作コメディーです。(女性 30代)


ファスターの結婚詐欺に気づかないままの新婚生活、ウェンズデーのサマーキャンプ、新しくやってきたゴメズ家の優秀な赤ちゃん、情報量が多いけれど、どれもブラックコメディがおもしろい内容でした。そしてどこまでも溢れる家族愛も、今作でもしっかりと感じられて良かったです。現代では再現されることのないコメディですが、なぜか廃れを感じさせないのがこの映画の魅力の一つだと思います。(女性 20代)

関連作品

前作 アダムス・ファミリー

みんなの感想・レビュー

  1. ふくりん より:

    アダムス一家にちょび髭の生えた赤ちゃんが加わるところから物語は始まる。
    このピューバードもしっかりアダムス家の血を受け継いでいる。
    そんな彼に嫉妬する姉弟も可愛いが、殺しにかかろうとするところが面白い。
    前回同様ブラックユーモア満載で、不謹慎さを楽しむアダムスファミリーが実に頼もしい。
    笑いだけでなく家族の絆や愛情も描かれているところも良い。
    ”悪いことをすることがいいこと”というのが、とても子ども心をくすぐられた。
    ハンドくんの活躍ぶりも見どころだ。

  2. 匿名 より:

    近年、最新作の製作企画が出されたという噂がある、映画「アダムス・ファミリー」の続編「アダムス・ファミリー2」。
    ゴメズ役の、故ラウル・ジュリアの問題もあり、企画が進んでいるという話は耳にしませんが、続編が完成した場合は注目したいです。

    何度見ても、アダムス家の面々の濃いキャラクターに圧倒され、そして笑ってしまいます。
    すっかり家族の一員に戻ったフェスターの家族愛や、前作から引き続き登場するキャラクターもたくさんいて、一作目から見たほうが楽しめるでしょう。

    凶悪殺人鬼のデビーがフェスターのしぶとさに呆れて、爆弾をしかけてもまだ生きている彼に逆上するシーンも、「アダムスファミリーだから」という理由で妙に納得してしてしまう、そんな強烈な印象を残す一家です。
    そんな奇妙な一家ですが、絆はとても強く、破天荒な愛情表現をしますがお互いを思いあう気持ちが、強く描かれています。

  3. 匿名 より:

    ①続編でも奇妙な一族は健在

    アダムス一家の祖母、グラニーを演じたのがジュディス・マリナからキャロル・ケインに変わっただけで、主なキャスティングに変更がなかった「アダムス・ファミリー2」。
    独特の世界観は健在で、陣痛が来ているのに顔色ひとつ変わらないモーティシア役のアンジェリカ・ヒューストンはまだまだスタイル抜群です。
    伯父フェスターがいなくなった寂しさから、ばら色のほっぺに金髪の巻き毛という一般的な可愛い赤ちゃんになるという”不治の病”にかかったピューパートという設定まで、全てが奇妙で面白いです。

    フェスターとデビーの結婚式、それからラストの誕生日パーティーでも、奇怪な親戚たちが前作に引き続き登場します。
    前作のラストでマーガレットと結婚したカズン・イットももちろん登場し、子供までいて立派な”奇妙な一族”の仲間入りしたマーガレットも見る事ができます。

    前作でも独特の不気味さと存在感を醸し出していた、「手」だけの存在ハンドや、執事のラーチも健在です。

    ②詰め込みすぎたストーリー

    今回はフェスターの恋と結婚の他に、ウェンズデーの淡い初恋も描かれています。
    嫌々サマーキャンプに参加させられていた少年ジョエルは、ウェンズデーの不思議さに惹かれて、アダムス家のパーティーに招かれるような関係に。
    サマーキャンプのリーダー格アマンダと、キャンプ責任者のゲイリーとベッキーの陽気な雰囲気が、ウェンズデーとパグズリー、そしてジョエルによって崩壊させられていく展開は、アダムスファミリーならではの面白さがあります。
    有名なファンタジーアニメに恐怖する3人の姿も笑いをさそいます。

    殺人鬼デビーがどんなに頑張っても傷ひとつ付かず、愛情と取ってしまう純粋なフェスターにとっては、ちょっぴり悲しいストーリーです。
    ピューパートの活躍で、殺人鬼デビーが命を落とした後の彼女のお墓も、アダムス家ならではの品になっていて、細部までこだわりぬいた設定には脱帽です。

    屋敷でのシーンと子供たちのキャンプ場のシーンに加え、フェスターとデビーの新婚旅行先、2人の新居と場所が転々と変わっていくのは、あまりにも展開が早すぎて疲れます。
    また、アダムス家の赤ちゃん役とはいえ、危険が無かったのか不安になる場面が多くあるのは、問題にならなかったほうが不思議です。