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映画『アダムス・ファミリー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アダムス・ファミリー』の概要:今も尚ランキング上位に君臨し続ける伝説のホラーコメディ映画。誰もが耳にしたことがあるであろう印象的な音楽、奇想天外なストーリー展開、愛嬌のあるキャラクターたちなど、どれをとっても素晴らしいの一言。

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映画『アダムス・ファミリー』の作品情報

アダムス・ファミリー

製作年:1991年
上映時間:100分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:バリー・ソネンフェルド
キャスト:アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、ダン・ヘダヤ etc

映画『アダムス・ファミリー』の登場人物(キャスト)

ゴメズ・アダムス(ラウル・ジュリア)
アダムス一家の家長。人間とは思えない圧倒的身体能力を誇る。
モーティシア・アダムス(アンジェリカ・ヒューストン)
ゴメズの妻。魔女の血を引き、強い生命力を持つ。
ウェンズデー・アダムス(クリスティーナ・リッチ)
アダムス家の長女。常に陰鬱な空気を見にまとっている。
パグズリー・アダムス(ジミー・ワークマン)
ウェンズデーの弟。ウェンズデーによく虐められている。
フェスター・アダムス / ゴードン・グレイヴ(クリストファー・ロイド)
行方不明になっているゴメズの兄。ゴードンはそんなフェスターに瓜二つで……?
グラニー・アダムス(ジュディス・マリナ)
モーティシアの母親で魔女。
ラーチ(カレル・ストルイケン)
アダムス家の使用人。フランケンシュタインのような外見をしている。
タリー・アルフォード(ダン・ヘダヤ)
アダムス家の顧問弁護士。腹黒い人物。
アビゲイル・クレイブン(エリザベス・ウィルソン)
ゴードンの母親。アダムス家の財産を奪おうとする。

映画『アダムス・ファミリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アダムス・ファミリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アダムス・ファミリー』のあらすじ【起】

とある場所に、その地域一帯において非常に有名な、巨大な屋敷が建っていた。その屋敷の持ち主はアダムスファミリー。アダムスファミリーは資産家で、莫大な富を所持していた。

しかし、その屋敷に暮らすアダムスファミリーの面々は、どこか一般の人とは変わった雰囲気を醸し出していた。一家の大黒柱であるゴメズは、髭を蓄えた雰囲気のある紳士だったが、明らかに人間とは思えない身体能力を誇っていた。そんなゴメズが溺愛する妻、モーティシアも同様である。モーティシアはなんと魔女の家庭に育ち、その影響で今まで何度も命を落としてきたが、その度に生き返るというとんでもない女性だった。

そして、そんな2人の間には2人の子供がいた。長女のウェンズデーと弟、パグズリーである。ウェンズデーはこの世の不幸を全て集約したような陰鬱な雰囲気を常に漂わせており、パグズリーは他人の楽しみをめちゃくちゃにするのが好きという、悪意に満ちたとんでもない子供達だった。

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映画『アダムス・ファミリー』のあらすじ【承】

そんな彼らに、魔女の血を引いている祖母のグラニー、フランケンシュタインのような相貌をしている執事のラーチ、そして、ゴメズの幼馴染で、右手しかないという明らかに人間ではないハンドを含めた7人が屋敷で暮らしていた。

彼らは不幸や暗い雰囲気、邪悪なことを好み、外の世界の活気に満ちた、希望あふれることからはなるべく避けて暮らしていた。しかし、そんな傍から見れば陰鬱な毎日を送っているアダムスファミリーであるが、本人たちにとってそれは日常のことで、むしろ大切な家族に囲まれて日々幸せを感じていた。

しかし、ゴメズには今でも夢に見る辛い過去があった。それは、もう1人いるはずの家族の存在だった。かつて、ゴメズにはフェスターという名の兄がいたのである。ゴメズとフェスターは非常に仲の良い兄弟だったが、25年前のある日を境に、フェスターは行方不明となり、一切音信不通となっていたのである。そして、ある晩再びフェスターに関する悪夢を見たゴメズは、モーティシアに背中を押され、この度本格的にフェスターの行方を探すため調査に乗り切ることとしたのであった。

映画『アダムス・ファミリー』のあらすじ【転】

そして、フェスターを見つけるためにゴメズが掲載した写真を見て、ある人物が驚きの発見をする。その人物とは、タリーという弁護士だった。資産家であるアダムスファミリーには専属の顧問弁護士がおり、タリーはアダムスファミリーの顧問弁護士を長年勤めていたのだ。

しかし、このタリーという人物は中々に悪い人物だった。彼は、知り合いであるクレイブン夫人という、意地悪い女性の息子に連絡を取る。なんと、彼女の息子であるゴードンが、その写真のフェスターとそっくりだったのだ。

クレイブン夫人とタリーは、協力してアダムスファミリーの資産を横取りする計画を立案する。まず、彼らはゴードンをフェスターに仕立て上げ、アダムスファミリーへと送り込んだ。ゴードンの姿を見たゴメズは、その瓜二つな容姿から彼がフェスターであることを疑わず、喜んで彼を迎え入れるのであった。そして、クレイブン夫人は、ゴメズが現在持つ財産や権力は、本来長男であるフェスターのものであると主張し、それらを全てゴメズたちから奪い取ってしまうのだった。

映画『アダムス・ファミリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

意地の悪い母親と違い、ゴードンは純粋無垢で悪意のない子供のような男だった。彼は最愛の人であるクレイブン夫人に捨てられることを何よりも恐れており、彼女のためなら何でもしよう、とアダムスファミリーへの潜入も頑張っていた。しかし、ゴードンは徐々にアダムスファミリーと心から打ち解けていくのだった。

そして、そんな時ゴードンが雷に打たれてしまう。その衝撃で、失われていたゴードンの記憶が蘇った。なんと、ゴードンはフェスター本人だったのだ。25年前のあの日、ゴードンは事故に巻き込まれ記憶喪失となっていたのだ。そして、家族とはぐれてしまったフェスターは、たまたま会ったクレイブン夫人に拾われゴードンとして生きてきたのだった。

記憶を取り戻したフェスターは、再びアダムスファミリーと共に生きていくこととなる。そして、クレイブン夫人とタリー顧問弁護士の悪い企みは失敗に終わるのだった。家族が全員揃ったアダムスファミリーは、今度こそ本当の幸せを手に入れるのだった。

映画『アダムス・ファミリー』の感想・評価・レビュー

ダークで悪魔的な雰囲気の漂うお金持ちのアダムス一家を、明るくコミカルに描いていて面白い。登場するのも風変わりなキャラクターが多くて楽しい。ホラー映画やサスペンス映画に登場するキャラクターとは全く違い、主人公のゴメスとパトリシアの情熱的でアツアツぶりを見せつけている。子供たちはクールで残虐な遊びに夢中。耳に残るテーマ曲や音楽がこの映画の良さを引き立てている。アンジェリカ・ヒュースト演じるモーティシアの美しさを強調する照明の使い方も映画の雰囲気と合っていてとても好きだ。(女性 30代)


人はやはり見た目で判断出来ないと、アダムス・ファミリーを見てそう確信しました。アダムス家は皆ゴシックで風変わりな格好をしていますが、決して冷たい性格の人達ではなく、家族に対して無限の愛情を注ぐ人達なのです。ゴードンだったフェスターが友好的になったのも、アダムス家の面々が温かい心で接していたためです。ウェンズデーとパグズリーは特にフェスターと仲が良く、この二人のおかげでフェスターは心を開いたと言っても過言ではありません。
ウェンズデーを演じた幼き頃のクリスティーナ・リッチは、クール且つあどけない顔つきをしていて、とても可愛らしいです。(女性 20代)


ホラーが苦手な私が本作を見たきっかけは、コミカルと言うか少し間の抜けたような音楽に惹かれたためでした。内容がコメディだったので、お気に入りの1本になりました。独特なキャラクターたちの中でも、一番好きなのがハンド君。セリフも表情もない彼だけどしっかり感情が伝わってきました。

テレビドラマにもなった「アダムス・ファミリー」ですが、最初はタイトルも付いていない1コマ漫画だったというのも驚きです。(女性 40代)


独特なテンポで繰り広げられるブラックジョークは、思わず笑ってしまう。ハロウィンが好きな人や、ティム・バートンの世界観が好きな人は楽しく視聴できる作品の1つだ。ダークな世界観が好きで、ハッピーな映画が見たい方には是非見て欲しい。

個性豊かなキャラクターばかりで、どこか愛くるしい。クリスティーナ・リッチが演じるウェンズデーがとても可愛い。ハマり役である。学芸会シーンの血飛沫は、「量多いな!?」と思わずツッコミたくなる。(女性 20代)


あくまでもホラーコメディというのが丁度良い位置にあたる本作品。ナイトメアビフォアクリスマスやコープスブライドなども同系統のカテゴリというとわかりやすいかもしれない。陰湿で不気味な風貌であっても、その実優しかったり不器用であったりと、外見と中身が良い意味でギャップのあるキャラクターはとても魅力的に見えるのである。アダムスファミリーはまさにその雰囲気とは裏腹に家族愛を感じる事が出来る素敵な作品だといえるだろう。(男性 30代)


不気味で広大な屋敷に住むアダムス一家。結構残虐なことを軽々と遊びのように楽しむ彼らのブラックジョークのような日常は思わずクスッと笑ってしまう。
笑いに一役買っていたのは、当主ゴメスの兄フェスターと偽り一家に潜り込んだゴードン。アダムス一家の資産が隠されている金庫の在りかを探るために、偽物とバレないように必死に振る舞うも、癖のある家族達にやられ放題な姿が面白い。また、次第に馴染んでいき、当初の目的を忘れて子供達と遊びまわる姿が可愛らしく見えてくる。
癖の強い強烈な一家だが、互いを大切に思う家族の絆が伺え、意外にも心温まる作品であった。(女性 20代)


個性豊かな登場人物は個々で見るととても暗い印象にしか見えないですが、家族みんなといることで明るい雰囲気にさせてくれるところが視聴者にも良く伝わりました。さらに作品全体を通して、明るさだけでなく家族の大切さを教えてくれる道徳心が養われる映画でした。また、この作品は今年CGアニメとして上映されるため、予習として観るのも良いと思います。

個人的にこの作品には友人との良い思い出があるので視聴する際は友人や恋人、家族などと観るのをおすすめします。(男性 20代)


あの有名な音楽はこの映画だったのかというのが第一の印象です。最近の若い人たちは、このテーマソングはどこかで聴いたことがあっても、この作品を見たことがある方は少ないのかもしれません。不気味なメイクはほどこされていますが、ダークなジョークが飛び交うコメディなので気を楽にして観ていただきたいと思います。更には、こんな感じなのに家族愛に溢れていて、モーティシアはどこか上品で、とにかく独特なストーリーでした。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. googly より:

    始まった瞬間に流れる、誰もが知る有名な音楽。それだけでとてもワクワクします。独特な見た目や、グロテスクな遊びや食事からホラーな感じがありますが、子どもでも楽しめるファンタジーなコメディ映画です。
    家族思いなゴメズは、行方不明になった兄をずっと思い続けていました。そんな思いに漬け込み、お金を盗もうと企むクレイブン婦人たち。ホラーで残虐そうなアダムスファミリーが悪者ではなく、人のよさそうな婦人たちが悪者なところも、見た目で判断してはいけないと改めて感じられ良かったです。陽気で楽しさあふれる彼らの生活に憧れ、いつしかフォスターと同じ気持ちで、あの家族の一員になりたいと思っていました。あんなカラクリ屋敷に住めるなんて羨ましい!
    子どもと一緒に楽しめる、ハロウィンにもおすすめな映画です。

  2. hamataro より:

    個性が強すぎる登場人物。少し頭が弱いけど家族思いなゴメス、厳しくも褒めるところはしっかり褒める子育て上手なモーティシア、拷問遊びに夢中なウェンズデー・パグズリー兄弟。可愛いの一言に尽きます。人間社会ともしっかり関わっていて、堂々としていてとても楽しそうで素敵です。

    初めて見ましたが、どこか懐かしい気分にしてくれた作品。このドキドキは何でしょう。昔夢中になった”ミッケ”の雰囲気と同じであることに気づきました(笑)

  3. matuge より:

    悪魔っぽくて不気味なのに、めちゃめちゃ笑わせてくれる世界一有名な家族!ダークで独特の雰囲気に個性的な家族、奇抜なダークな笑いで今でも人気が高い作品。あの有名なBGMを聞くとワクワクして独特な世界観にハマってしまいます。クリスティーナ・リッチが演じるウェンズデイが可愛くて面白い、学芸会のシーンがとても面白いです。手だけなのに超優秀なハンズ、家族それぞれが個性的でキャラが際立っていて、どのキャラも面白くて大好きです。何度も見たくなる作品です。

  4. きーもも より:

    子供の頃大好きだったこの作品。『アダムス・ファミリー』と聞くだけであのBGMが頭の中に流れてきます。監督は『メン・イン・ブラック』のバリー・ソネンフェルド。なんとなくMIBのブラックユーモアに似たものを感じます。ストーリーは子供にも分かりやすいちょっと変わったファミリーのお話。一人一人の個性が強くてとても面白いです。いつも不機嫌な顔のウェンズデーにお茶目なパグズリーファミリーの主人ゴメズを演じるラウル・ジュリアの眼力と演技が最高です。
    大人になってから久しぶりに観たこの作品。子供の頃と変わらずにとても楽しめました。

  5. ふくりん より:

    チャールズ・アダムスの漫画が原作となっているホラー・コメディー。
    本作の不気味で奇妙、独特な世界観に惹かれた。
    劇中の、「私たちはアダムスよ。負けてたまるものですか。」という台詞に、アダムス一家の頼もしさが表れていて、印象に残っている。
    一人一人が個性的で魅力のある、何だかちょっとおかしいけれど、素敵な家族。じわじわと引き込まれ、この家族の虜になった。
    あまり深く考えずに観れて、心の底から楽しめる。
    それでいて、コメディー要素が強めで怖がらせない作品。

  6. pillow より:

    誰もが知るコメディ・ホラーの名作です。
    ホラーなのに怖くない、むしろ笑える作品はコレを超えるものは無いでしょう。
    タイトル通り、少々おかしな家族を描く内容で、アメリカのTVでよく見るコメディドラマの雰囲気があります。
    警戒感なしに小さい子どもから大人まで楽しめるホラー作品でした。個性がつよすぎるキャラクター達はクセになること間違い無しです。

  7. チーズ より:

    基本的に怖い映画は観ないのだけれど、この映画はコメディでいて1人1人のキャラクターが、確立されているので観ていて飽きませんし愛着が湧いてきます。

    ストーリー的には、日常の生活をドタバタなコメディを描いています。この時代にしては、クオリティーは高いと思います。

  8. 瑞季 より:

    登場する人物はみんな個性的ですごく面白かった。
    ストーリーは単純なのでそんなに考えずにゆっくりと見れる作品になっているので、複雑で考えながら観る映画を観たいときにはあまりオススメ出来ない。
    ホラー映画のカテゴリーに入っているのであまり手を出せなかったが実際観ているとコメディー要素がたくさんあるので怖がる必要なかったなと思った。

    古い映画なので今の映像技術と比べると見劣りはするが、その当時からしたらメイクなどの技術は素晴らしかったと想像できた。

  9. monta より:

    アダムス・ファミリーを一言で表せば「家族愛」だろう。いなくなった兄、フェスターが記憶をなくしてゴードンとして生活し、そのゴードンがフェスターのフリをしてアダムス・ファミリーのお金を取ろうとする。そこから出会ったゴードンもといフェスターとファミリーだが、騙すはずだったゴードンはアダムスファミリーの人たちと仲良くなってしまい、家から追い出すも胸が痛くなってしまう。

    最後は記憶を失ったフェスターだと分かり、また一緒に元の屋敷で暮らすことになる。愛と不気味さとコミカルさとが混ざったほっこりする作品だった。怖さは無いので、ホラーが苦手な人でも観れると思うし、子供にもおすすめしたい。

  10. ゆゆぽん より:

    子供の頃に見たが、怖さを感じながらも楽しさとおもしろさが感じられて今でも好きな作品である。右手だけで動いているハンドはどうやって動いているのだろうと、幼い頃は疑問に思っていた。アダムス・ファミリーに使われている曲は今でも好きだし、音楽を聴けば様々なシーンを思い出すことができる。ストーリー、音楽、キャラクター、役者達の演技、どれをとっても秀逸で、新しい映画に負けないぐらい素晴らしい作品だと思う。この作品を見たことがないという人は、損をしていると思う。

  11. 匿名 より:

    コミックスから始まり、テレビドラマ「アダムスのお化け一家」、アニメ、ミュージカルと、幅広い展開を見せた「アダムス・ファミリー」の映画第一弾です。
    不吉なことを好む奇妙な一家の話としても有名ですし、テーマソングもよく知られているものです。

    家族のキャラクターそれぞれがとても濃く、誰の話をとっても笑ってしまいます。
    ウェンズデーがナイフを持って歩いていると、彼女を咎めたモーティシアが鉈を渡すシーンは、何度見ても笑ってしまいます。
    ラストでフェスター伯父さんが白熱灯をせがまれて、口にくわえると光がつくシーンは、一家の奇抜さを最後まで表していて面白いです。

    どんなに不謹慎な行いをしていても、アダムスファミリーだから仕方ない、と思わせるほどの存在感もあり、何度見ても楽しめる、名作といえる作品でしょう。

  12. 匿名 より:

    1991年の作品ですが、ゴシック調の服装や屋敷がメインなので、時代をあまり感じさせない魅力がある作品です。
    わざわざ汚い言葉を使うなど、一般的な価値観とはズレている、奇妙な一家のキャラクターが濃くて面白いでしょう。
    その濃さを見事に演じ切るキャスティングも、独特の世界感に深みを持たせています。

    能面のように表情が変わらないウェンズデー役のクリスティーナ・リッチは、子役ながらも素晴らしい演技力を発揮しています。
    モーティシア役のアンジェリカ・ヒューストンの色っぽいスタイル、執事のラーチ役のカレル・ストルイケンの台詞の無い表情だけの演技も、味わいがあり素晴らしいでしょう。
    記憶を失ったフェスターことゴードン役のクリストファー・ロイドは、アダムス家のフェスターとママに泣きつくゴードンの切り替えが見事です。

  13. 匿名 より:

    家出したフェスターが、バミューダトライアングルという魔の海域を通って、漁船の網に引っかかったところを拾われた、という荒唐無稽な設定には驚きです。
    しかも、クレイブン婦人のでまかせかと思えば、真実だというオチがあるのは裏をかかれたようなものがあります。

    タリーがアダムス家の書斎の「風と共に去りぬ」を開くと風が吹き出してくるシーンが、後のハリケーンと雷によってフェスターの記憶が戻るシーン、それによって悪者が命を落とすシーンに繋がっている設定は興味深いです。

    ペットのような家族のような存在の「手」のハンドは、当時の映像技術の最先端とも思われます。
    多少の違和感はありますが、スピード感でうまくごまかしています。

    ただ、ストーリー上で一家の誰がフェスターを疑っているのか、すぐにあやふやになったり、25年前にフェスターが失踪した理由が曖昧なままになっているのが残念です。