映画『エアポート2015』の概要:2015年のアメリカの映画で、航空パニックをメインに描いている。ロンドン行きの予定だった旅客機は、乱気流の影響で現代から第二次世界対戦中へとタイムスリップを起こしてしまい、スタッフや乗客のパニックや帰還までを描いている。
映画『エアポート2015』 作品情報
- 製作年:2015年
- 上映時間:86分
- ジャンル:SF、アクション、ミステリー
- 監督:エミール・エドウィン・スミス
- キャスト:ファラン・タヒール、アクィーラ・ゾール、ロビー・ケイ、マティアス・ポンス etc
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映画『エアポート2015』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『エアポート2015』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『エアポート2015』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『エアポート2015』 あらすじ【起・承】
機内ではロンドン行きのIA42便の様子が描かれており、落ち着いた様子でCAも仕事に取り組んでいた。平和なはずの機内。しかし計器が乱れ始め、晴れていたはずの空は突然雨雲が発生する。乱気流のようで飛行機は渦の様な謎の雲の中に突っ込んでしまう。
渦の中から抜け出ると、機体の揺れも無事収まっていたが、辺りは真っ暗でいきなり夜になってしまっていた。無線が通じない為、機長は高度を下げた。
すると爆撃機が街を攻撃していたのだ。世界の様子がおかしい事に違和感を感じ混乱する機長やスタッフ達。
乗客の中の2人が、歴史的見解から、見かけたのはドイツの爆撃機であるJu88と、He111だと話す。しかしそれらの爆撃機は1945年に生産が終了されているはずなので今の時代に存在しないはずだと機長に告げる。
機長は疑心暗鬼のままではあるが、この飛行機はどうやら1940年の6月にタイムスリップしてしまったのではないかと言う事が判明した。
英国軍のナイジェル・シェフィールド伍長との通信によって、正確な日付である1940年6月17日と言う事がわかった。
映画『エアポート2015』 結末・ラスト(ネタバレ)
機長はタイムスリップを信じ始めるが、自分達の知っている過去とどうも様子が違う事に疑問を抱く。不思議に思っている内に、その時代ではありえないはずのジェットエンジンを搭載したドイツの戦闘機が現われる。戦闘機の攻撃を受け、機長も応戦するのだがなかなか命中しない。ミサイルにより機体に穴が開いてしまい、乗客2名が機外へ飛ばされてしまう。燃料も残り少ない事から着陸を急ぐ事に。
伍長に誘導をしてもらう為に旅客機のレーダーを投下すると、伍長より先にドイツ軍が見つけてしまった。しかし連合軍が無事奪い、伍長の元へ。
ナイジェルによって進路を誘導してもらい、敵を振り切りながら残りわずかな燃料でどうにか飛ぶ。伍長に誘導されていると、来る時に通った渦が再び出現。伍長が戦争を生き残る事を願い、その渦を通り無事に現代へと帰還する事が出来たのだった。
なかなか降りない老紳士を見ると、なんと年老いたナイジェル伍長であった。
声をかけずに無事で居てくれた事、運命の不思議な巡り会わせを感じながら機長も飛行機を後にするのだった。
映画『エアポート2015』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『エアポート2015』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
航空パニックより人間関係
一応航空パニック映画としてとらえ、そのまま進んではいくが、人との関わりが大きい映画と言えるかもしれない。
運転のテクニック云々よりどこの地に向かい、人とどう協力していくかの方に焦点が当たっていた気がする。
ただ、大部分はどうしてもコクピットや飛行機内での話しになる為、画面のぶれや動きが大きい映画である。
そして、機内での通信や機長の奮闘がメインなので、人によっては途中で退屈になる危険もある。
自撮り撮影映画のような動きがあるので、画面酔いするタイプの人は注意が必要である。
少し疲れてしまう危険がある。
爆撃機に囲まれてからも動きがそれなりにあるので、あまり画面を見つめすぎない方が良い映画と言える。
戦争と絡めているので冷静に
人によって賛否の分かれる映画かもしれない。
乱気流が起こるまでは普通に航空パニック映画なので、ある意味ありきたりで予想が付く内容ではある。
しかし、乱気流の影響でなぜか第二次世界大戦中のヨーロッパへとタイムスリップしてしまってからは、人の発言やその戦うべき相手との絡み方で人によっては気分を害す人もいるかもしれない。
全体的に楽天的な雰囲気が漂うのは、航空パニックと、異色なタイムスリップを絡めているからかもしれない。
戦争と言うデリケート、なおかつきちんと向かい合ってこそのテーマゆえにあまり安直な扱いを映画では取り上げて欲しくないと願う人も観て出てくるであろう。
戦争はもちろんだが、航空パニック感もそこまで強くは出ていない。
どちらかと言うと機内の人々の心理の方が静かに注目されているように感じるので、人の心を見つめてあげるとこの映画をみた後の満足感があるのではと思える作品である。
また、伍長が現在に戻る手段や、戻ってからのラストの鍵となっているので、分かりし頃の甘いマスクに注目しながら楽しむと良いと言える。
アサイラム、アルバトロスなのに「普通」に面白くて、良い意味で期待を裏切られました。ロンドン行きの航空機が第二次世界大戦中の1940年代にタイムスリップしてしまうと言うストーリー。タイムスリップ先の時代が自分たちが知る歴史と異なっている点や何故そこなのか、何故その機体なのか特に説明もないので進んでいく物語をただ見ていくしかないのですが、後半になるとストーリーのキーとなる人物が分かってきて、なるほどなと納得してしまいました。
B級作品の中では意外と楽しめるのではないでしょうか。(女性 30代)
映画『エアポート2015』 まとめ
飛行機の運転がメインの映画なので、自撮り撮影映画の様に画面のぶれや動きは大きい映画である。
その為人によっては画面酔いする可能性もあるので、休み休みのんびり見てあげると良いかもしれない。
全体的にパニック航空映画ではあるが、良い意味で楽天的な雰囲気が漂っているのは、タイムスリップと言う少し異色さを航空パニックに組み込んだからだろうかと思える。
戦争にも絡めている為賛否はあるかもしれないが、最後のおちまで一応当たり障り無い様な締めくくり方をしているので、シビアな気持ちで観ない方が良い映画と言える。
伍長については、現代に戻るヒントはもちろん、無事戻ってからも注目に値するキャラクターなので、注意深く観てあげると良い。
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