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「愛を読むひと」あらすじネタバレ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

愛を読むひとの概要:第二次世界大戦後のドイツで出会った少年と女性が朗読によって繋がり続ける姿を描いた2009年公開のアメリカ・ドイツ合作映画。ケイト・ウィンスレットは今作で第81回アカデミー賞主演女優賞を受賞した。

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愛を読むひと 作品情報

愛を読むひと

  • 製作年:2008年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:スティーヴン・ダルドリー
  • キャスト:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン etc

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愛を読むひと 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

愛を読むひと あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『愛を読むひと』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

愛を読むひと あらすじ【起・承】

第二次世界大戦後のドイツ。

15歳の少年マイケル(ダフィット・クロス)は、学校からの帰り道に体調が悪くなり路上で嘔吐してしまう。偶然通りかかったハンナ(ケイト・ウィンスレット)という女性に介抱され家まで送り届けてもらったマイケルは、年の離れた彼女に好意を抱く。

後日、回復したマイケルはハンナの自宅を訪ね、助けてもらった礼を言う。彼女を異性として意識するようになったマイケルは、その後もハンナを訪ねる。

そして2人は、逢瀬を重ねるうちに男女の関係になってしまう。

ある日、マイケルが本を好きだということを知ったハンナは、マイケルに朗読をさせる。彼の朗読を気に入ったハンナは、その後も朗読を求めるようになる。だが彼女自身が本を読むことは決してなかった。

体の関係と朗読によって互いの想いが深まり、旅行に行くほど2人は親密になっていく。

そんな中、路面電車で乗務員をしていたハンナは事務職への昇進を言い渡される。そしてそれをきっかけに、ハンナはマイケルの前から姿を消す。

愛を読むひと 結末・ラスト(ネタバレ)

大学生となり法学部を専攻したマイケルは、研究の一環でナチス戦犯の裁判を傍聴することになる。

そしてそこで、被告人の1人として出廷しているハンナの姿を目にする。

戦時中に強制収容所で働いていた彼女は、アウシュヴィッツに送る囚人を選別していたことや、火災が起きた際に収容所を開錠せず300人の囚人を見殺しにしたことなどで罪に問われていた。そして元囚人により、彼女が少女たちを部屋に招いて朗読をさせていたことを証言される。

罪を認めるハンナだったが、あの状況では自分がとった行動以外の選択肢がなかったと主張する。そして、朗読に関しては無言を貫いていた。

その後、被告人たちが書いたであろう火災の報告書の話に移る。被告人全員で報告書を書いたと主張するハンナに対し、他の被告人たちはハンナが1人で報告書を書いたと証言し、彼女が現場の責任者であったと主張する。

食い違う意見の真相を確かめるため、判事はハンナの筆跡鑑定を提案する。だが、紙とペンを渡されたハンナは一文字も書くことなく、自分が現場の責任者で報告書は1人で書いたものであると認める。そして彼女は、殺人罪で無期懲役を言い渡される。

ハンナが自分で本を読まず朗読をさせたこと、旅行先のレストランでメニューを読まなかったこと、筆跡鑑定を拒んだことなどから、マイケルは彼女が「文盲(文字の読み書きができない)」であることに気づく。だが、彼女がそれを公表されることを望んでいないと考えた彼は、何もできないまま日常の生活に戻る。

数年後。弁護士となっていたマイケル(レイフ・ファインズ)は妻と離婚したことをきっかけに荷物を整理し、その荷物の中からハンナと出会った頃の思い出の品を見つける。

長い時間が経とうともハンナのことが忘れられなかったマイケルは、思いついたように自分の朗読を録音し、そのテープを刑務所にいるハンナに送る。

マイケルからのテープを受け取ったハンナは文字の読み書きを練習し、マイケルに手紙を送るようになる。

そんなやり取りが続いていたある日、ハンナの釈放が決定する。身寄りも友人もいないハンナにとって、マイケルだけが唯一連絡を取っている人物だった。刑務所の職員から身元引受人になるよう頼まれたマイケルは悩んだ末に、彼女のために住まいと職を用意する。

そして2人は数十年ぶりの再会を果たす。ハンナを前にどうしてよいか分からなくなったマイケルは、翌日に迎えにくることを約束してその場を去る。

だが翌日、ハンナは首を吊って自殺をする。

ハンナが残した遺言には、マイケルへの想いと、元囚人の女性に貯金のすべてを贈ってほしいという内容が書かれていた。

マイケルは遺言の通りにハンナの貯金を元囚人の女性に届けに行くが、彼女はお金ではなく、お金が入っていた缶だけを受け取る。

後日、マイケルは娘を連れてハンナの墓参りに行く。彼は静かにハンナとの思い出を語るのであった。

愛を読むひと 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『愛を読むひと』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

言葉の持つ力

今作は、ドイツ人作家ベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』が原作となっている。

スティーブン・ダルドリー監督特有の映像や登場人物の感情の機微が描かれた演出ももちろん素晴らしいのだが、朗読で繋がる男女を描くだけあって、何よりも言葉の持つ力を感じられる作品に仕上がっている。

ハンナは文字の読み書きができないばかりに、物事が悪い方向へと転がっていく。言葉を視覚的に表現できないということはここまで人生を狂わせるものなのかと、言葉の重さを再認識させられる。

一方で、朗読によってマイケルはハンナの喜怒哀楽を引き出す。ここでは、言葉が人の感情に働きかける力を持っていることが表現されている。

そして裁判のシーン。強制収容所での出来事が、会話のみによって描かれている。通常であれば回想シーンを交えて簡単に終わらせるところだが、今作では言葉のみで当時の残酷な状況を描きだし、観客の想像力に委ねている。

映画を観ているはずなのに、まるで朗読を聞いているような、そんな不思議な感覚を味わえる一本だ。

ケイト・ウィンスレットはやっぱりすごい

マイケルの少年期を演じたダフィット・クロスと壮年期を演じたレイフ・ファインズも素晴らしかったのだが、ケイト・ウィンスレットが断トツで素晴らしかった。賞が全てではないが、アカデミー賞で主演女優賞を受賞したのも頷ける。

文盲を隠しながら生きているという、映像的には分かりづらい内面的な葛藤をその繊細な感情表現で見事に表している。そこに演技という概念を微塵も感じさせないからすごい。

刑務所内で老いていくという長年に渡る虚無感を短い時間で観客に伝え、その後には、人生で見落としてきたものを一つ一つ拾い上げていくように文字の読み書きを一心不乱に練習する姿を見せる。その生命力のようなものに胸を打たれる。

スケジュールの都合でハンナ役は一度、ニコール・キッドマンに決まっていたと言われているが、この役はケイト・ウィンスレットにしかできない役だ。


本作は、第二次世界大戦後のドイツで出会った少年と女性が数年後に再会し、朗読を通して交流する様子を描いたヒューマンラブストーリー作品。
2人が朗読を通して愛を確かめ合っていく過程が美しかった。
そして、2人の運命は重く切ないものだったけれど、ラストのマイケルとマーサーの会話シーンは、繊細な心情の変化や高い緊張感が感じられて心に響き印象的だった。
また、ホロコーストに関するハンナの罪には、とても考えさせられるものがあった。(女性 20代)


マイケルに朗読をさせるハンナを見てもしかして…と思いましたが、物語が進むに連れてハンナが読み書きが出来ないということが明らかになると彼女の苦悩やこれから待ち受けているであろう困難が大きくのしかかってきました。彼女のハンデを公にしなかったのはマイケルの優しさだったのかもしれません。しかし、釈放後結局彼女は自殺してしまいました。彼女の過去は消えるものではなく、その罪悪感に苛まれていたのでしょうか。
ハンナのことを悪い人だとは思えず、彼女が受けた罰は納得できませんでしたが、どうにもできないこともあるのだととても悲しくなりました。(女性 30代)


序盤は甘い恋物語、しかし中盤あたりから裁判等目まぐるしく展開し、後半はずっしり重いストーリーでした。一生懸命学び字を書けるようになり、自ら犯した罪を認める、ハンナの柔軟さが素晴らしいです。頑張っていただけに、ラストが衝撃的な悲しさでした。ですが、二人の絆は確かに有るし、深いものでしょう。些細な気配りが、誰かの生きる希望になるのかもしれません。原作はベルンハルト・シュリンクの『朗読者』という小説だそうで、そちらも合わせて読みたくなりました。(女性 30代)

愛を読むひと まとめ

今作の良かった点は、主人公が恋に落ちる女性が決して「良い人」ではなかったことだ。それはもちろん世間的な意味で。

自分の愛した女性が自分と出会う前に大罪を犯していたと知った時、アウシュヴィッツ送りの囚人たちに自分と同じように朗読をさせていたと知った時、マイケルは何を思っただろう。

マイケルの視点で物語を観てきた観客は、ハンナをただの「悪」として割り切れない。彼女の苦しみや優しさを知っているから。

世間は常に物事の表面的な事実だけを見て人を裁こうとする。そこにあったであろう人間としての感情を排して。だが、いざ自分がその場に直面した時に初めて気づく。人は事実よりも感情で動いているのだと。

それを言葉の重みで描いた今作は、「罪」というものを改めて考えるきっかけを与えてくれる。

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