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映画『悪党に粛清を』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『悪党に粛清を』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『悪党に粛清を』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『悪党に粛清を』の結末までのストーリー
  • 『悪党に粛清を』を見た感想・レビュー
  • 『悪党に粛清を』を見た人におすすめの映画5選

映画『悪党に粛清を』の作品情報

悪党に粛清を

製作年:2015年
上映時間:93分
ジャンル:西部劇、フィルムノワール
監督:クリスチャン・レヴリング
キャスト:マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ジェフリー・ディーン・モーガン、エリック・カントナ etc

映画『悪党に粛清を』の登場人物(キャスト)

ジョン(マッツ・ミケルセン)
デンマーク人で元兵士。銃の腕はピカイチで、月明りのようなわずかな光の下でも狙いを定めることができる。戦時中はドイツ兵と戦った。
デラルー(ジェフリー・ディーン・モーガン)
町の用心棒で元軍人。暴力的で傍若無人な態度に、町の人々は逆らうことができない。密かにマデリンを愛している。
マデリン(エヴァ・グリーン)
先住民に捕らえられ、舌を切られたため、声を出すことができない。ポールに助けられ、彼の妻になる。頭がよく、計算が得意。デラルーの仕事の帳簿係を担当している。
ピーター(ミカエル・パーシュブラント)
ジョンの兄。ジョンと共に兵士として戦った過去を持つ。敗戦後、共にアメリカに渡った。
ポール(マイケル・レイモンド・ジェームズ)
デラルーの弟でマデリンの夫。三年ぶりに刑務所から出所した際、ジョンたちと駅馬車に乗り合わせ、ジョンの妻と息子を殺してしまう。

映画『悪党に粛清を』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『悪党に粛清を』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『悪党に粛清を』のあらすじ【起】

1864年、ジョンとピーターの兄弟は敗戦したデンマークから逃れ、海を渡って新天地アメリカへとやってくる。ジョンには妻のマリーとクリステンという名の息子がいたが、彼らはデンマークに残したままだった。アメリカでの生活も足場が固まり、デンマークからマリーとクリステンを呼び寄せる。列車から降り立つ二人の姿を見つけるジョン。この再会は、実に7年ぶりのことであった。

兄のピーターは久しぶりに再会した三人に気を使い、町に泊まると言う。三人は駅馬車へと急いだ。馬車の中には一組の夫婦が先に乗っていたが、先客がいるからと降ろされ、代わりにポールとレスターというガラの悪い男たちが乗ってきた。

ポールはマリーを気に入ったらしく、ちょっかいを出してきた。やめろと言うジョンの言葉に腹を立てたポールたちは、クリステンを人質にし、ジョンを馬車から突き落とす。ジョンは必死に馬車を追いかけるが、しばらく行くと月明りの下にクリステンと御者の死体を発見する。

馬車に追いついたジョンは、ポールとレスターを容赦なく射殺する。マリーを助けに馬車へと駆けつけるジョン。だが、マリーは無残に犯され、殺されていた。

映画『悪党に粛清を』のあらすじ【承】

町にデラルーがやってきた。デラルーは町の用心棒で、この町の者たちは全員、町長や保安官ですら口出しできないほど恐れられていた。ジョンが殺したポールは、デラルーの弟だった。デラルーは激怒し、“弟を殺した奴を2時間以内に捜してこい。できなければ、町の者を代わりに殺す”と言う。当然、見つけることはできず、三名の町民が無慈悲に殺されてしまった。

ポールにはマデリンという妻がおり、“姫”と呼ばれていた。マデリンは昔、原住民にさらわれて舌を切られてしまったため、声を出すことができない。原住民から救い出したのがポールだった。ポールの葬儀が行われ、デラルーはマデリンに復讐を誓う。

マリーとクリステンを埋葬したジョンとピーターは、この地を離れることを決めた。土地を売るため、町長に会いに町へやってくる。町長との会話の中で、自分が殺したのはデラルーの弟だったことを知ったジョンは、身の危険を感じ、すぐにその場を離れようとするが、保安官たちに囲まれ、逮捕されてしまう。夜にはピーターも捕まってしまう。

映画『悪党に粛清を』のあらすじ【転】

ジョンはデラルーのもとへ連れていかれ、広場の真ん中に吊るされてしまった。そこに現れた町長にブーツを盗られてしまう。激しい雨となった夜、牢屋から脱獄してきたピーターが、ジョンを助けに来る。デラルーの追手をかく乱するため、ジョンを岩場に隠して馬を走らせるピーター。だが、翌朝にジョンが見たのは、デラルーたちに捕まり、引きずりの刑にて殺されたピーターの姿だった。

追跡から戻ってきたデラルーは、自分の手下が殺されているのに気がついた。そして、金庫の中の大金がそっくり無くなっていることにも。金を盗んだのはマデリンだった。汽車で逃亡をはかるが、デラルーからは逃れられず、手下に捕まり、連れ戻されてしまった。

町へと舞い戻ってきたジョンは、ブーツを取り返しに町長の所へ向かう。そこでジョンは、町長とデラルーが結託し、町の土地を転売していることに気がつく。ジョンは雑貨屋で装備を整えると、強い決意を胸に、デラルーのもとへと向かった。

映画『悪党に粛清を』の結末・ラスト(ネタバレ)

デラルーの所に無人の馬車が棺を載せてやってきた。棺の中には町長の死体が入っていた。同時に、納屋から火の手があがる。ジョンの復讐のはじまりだった。ジョンはひとり、またひとりと手下を殺していく。だが、不意をつかれ、デラルーに肩を撃たれてしまう。デラルーにとどめを刺される瞬間、マデリンが現れ、デラルーを撃ち、間一髪、危機を回避できた。負傷したデラルーにジョンは狙いを定め、静かに引き金を引き、とどめを刺した。

戦いが終わった後、保安官たちが町へとやってきた。保安官はジョンがデラルーたちを皆殺しにしてくれたことに感謝する。だが、マデリンの姿を見て顔色が変わった。ジョンは銃を抜こうとする保安官に“彼女を連れていく”と言った。悪の道に走るなと保安官は忠告するが、ジョンは静かに“立ち去れ”とだけ答えた。

ジョンとマデリンは馬にまたがり、荒野へと走っていった。後には、無人になった町にいくつもそびえ立ったロータリー式の石油掘削機だけが残されていた。

映画『悪党に粛清を』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

主演は国民的俳優マッツ・ミケルセン。妻子を殺された男の復讐劇を描いたウエスタン作品です。1870年代、デンマークから新天地アメリカへと旅立った元兵士のジョンはアメリカに妻と子供を呼び、再会を喜びます。しかしその喜びも束の間、妻子は殺されてしまうのです。ジョンは怒り狂い犯人を撃ち殺しますが、その相手が悪かった…。というストーリー展開です。
とにかく胸糞悪いです。怒りと復讐の連鎖しかありません。戦いに巻き込まれていくジョンの姿に胸が熱くなります。(女性 30代)


復讐劇として非常にストレートで、序盤の家族殺害シーンから一気に物語に引き込まれた。主人公ヨンが犯人を撃ち殺したことで、逆に町全体から追われる立場になる展開が容赦ない。悪役デラルーの冷酷さも際立っており、緊張感が途切れない。ラストでヨンが復讐を果たすものの、残るのは虚無感で、単純なカタルシスでは終わらない作品だった。(30代 男性)


静かな語り口ながら、内に秘めた暴力性が印象的な作品だった。家族を奪われた主人公の怒りが爆発するのではなく、淡々と復讐へ向かう姿が逆に怖い。町の住人たちの冷酷さも際立っていて、誰もが保身のために動く様子がリアルだった。最後にすべてを終えても救いが感じられない点が、作品の重みを強めている。(20代 女性)


西部劇の王道を踏襲しながらも、北欧的な冷たさが加わった独特の雰囲気が魅力だった。ヨンが次々と敵を倒していく展開は痛快だが、その裏にある喪失感が常に付きまとう。特にデラルーの支配する町の空気は重く、絶望的な状況がよく伝わる。ラストの決着はシンプルだが、その余韻は深い。(40代 男性)


復讐というテーマをここまで乾いた描写で見せるのが印象的だった。ヨンの行動は一貫していて、迷いがない分だけ悲しさが際立つ。悪役が分かりやすく残虐である一方、町の人々の無関心さもまた恐ろしい。最後にすべてを終えた後の静けさが、むしろ一番心に残った。(30代 女性)


短い尺の中で無駄を削ぎ落とした構成が良かった。無駄な説明が少なく、視線や間で感情を伝える演出が印象的。ヨンの復讐は正当でありながらも、決して爽快なものではない。ラストの決闘で決着がつくが、そこに至るまでの孤独と絶望が重くのしかかる。シンプルながら深みのある作品だった。(50代 男性)


派手さはないが、じわじわと緊張感が高まる作品だった。特に家族を失った直後のヨンの表情が忘れられない。復讐を遂げる過程も冷静で、怒りを爆発させるタイプではない点が新鮮だった。デラルーとの対決はあっさりしているが、それまでの積み重ねがあるからこそ納得できる結末だった。(20代 男性)


西部劇らしい構図と美しい映像が印象的だったが、内容はかなり重い。ヨンの復讐が進むにつれて、町の閉鎖的な空気が強調されていく。誰も助けようとしない環境が、彼をさらに孤独に追い込んでいる。最終的に復讐を果たしても、失ったものは戻らないという現実が突きつけられる。(40代 女性)


物語はシンプルだが、その分キャラクターの感情が際立っている。ヨンの無口な演技が印象的で、言葉よりも行動で語るタイプの主人公だった。デラルーの存在が強烈で、悪役としての説得力がある。最後の決着は予想通りだが、その過程に緊張感があり、最後まで引き込まれた。(60代 男性)


復讐劇として期待していたが、想像以上に重くて考えさせられる内容だった。ヨンが復讐を遂げる過程は冷静で、感情を抑えた演出が印象的。町の人々の態度も含めて、人間の弱さや冷酷さが描かれている。ラストは一応の決着がつくものの、後味は決して良くない。(20代 女性)

映画『悪党に粛清を』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『悪党に粛清を』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

許されざる者

この映画を一言で表すと?

過去と罪に向き合う男の復讐が描かれる、重厚な西部劇の傑作。

どんな話?

かつて名を馳せたガンマンが、静かな生活を送っていたところへ賞金稼ぎの依頼が舞い込みます。過去の暴力から足を洗ったはずの彼は葛藤しながらも再び銃を手に取り、仲間と共に危険な任務へ向かいます。復讐と贖罪が交錯する中で、人間の弱さと誇りが描かれていきます。

ここがおすすめ!

映画『悪党に粛清を』のような復讐劇に惹かれた人に最適な作品です。本作は単なる勧善懲悪ではなく、暴力の代償や人間の内面に踏み込んでいる点が魅力。静かな語り口の中に緊張感があり、ラストに向けて積み上がる重みが観る者の心に深く残ります。

ジャンゴ 繋がれざる者

この映画を一言で表すと?

怒りと自由をかけた復讐が炸裂する、痛快かつ過激な西部劇。

どんな話?

奴隷として売られていたジャンゴは、賞金稼ぎの男に助けられ自由の身となります。やがて彼は妻を救うため、残酷な農園主が支配する地へと乗り込みます。過酷な状況の中で、ジャンゴは自らの手で運命を切り開こうとします。

ここがおすすめ!

映画『悪党に粛清を』の復讐の爽快感をより強烈に味わいたい人におすすめです。本作はスタイリッシュな演出と激しいアクションが魅力で、観ていてスカッとする場面も多いです。重いテーマを扱いながらも娯楽性が高く、印象的なシーンが数多く残る作品です。

トゥルー・グリット

この映画を一言で表すと?

少女の執念が復讐へと導く、静かで力強い西部劇。

どんな話?

父を殺された少女マティは、犯人を追うために荒くれ者の保安官と共に旅に出ます。過酷な環境の中で、彼女は強い意志を持ち続け、復讐を果たすために前進します。旅の中で築かれる奇妙な信頼関係も見どころです。

ここがおすすめ!

映画『悪党に粛清を』のような静かな復讐劇が好きな人にぴったりです。本作は派手なアクションよりも人物描写に重きを置いており、少女の強さと成長が丁寧に描かれます。緊張感のある展開と味わい深い余韻が魅力の一作です。

3時10分、決断のとき

この映画を一言で表すと?

正義と生き方を賭けた対峙が熱い、緊張感あふれる西部劇。

どんな話?

貧しい農場主の男は、賞金目当てで無法者の護送任務を引き受けます。危険な旅の中で、彼は家族のために決断を重ねながら、やがて男としての誇りをかけた戦いに挑みます。護送する側とされる側の関係も見どころです。

ここがおすすめ!

映画『悪党に粛清を』の緊張感ある対立構造に惹かれた人におすすめです。本作は心理的な駆け引きが魅力で、単なる善悪では割り切れない人物描写が光ります。クライマックスに向けての緊迫した展開が見応え十分です。

ヘイトフル・エイト

この映画を一言で表すと?

閉ざされた空間で疑念と暴力が渦巻く、濃密な会話劇西部劇。

どんな話?

吹雪の中、宿屋に集まった8人の男女。それぞれが怪しい過去を抱えており、やがて疑念と対立が激化していきます。誰が敵で誰が味方なのか分からない状況の中、緊張は次第に暴力へと変わっていきます。

ここがおすすめ!

映画『悪党に粛清を』のような閉鎖的で重苦しい空気が好きな人におすすめです。本作は会話を中心に物語が進みながらも、徐々に不穏さが増していく構成が秀逸。キャラクター同士の駆け引きと予測不能な展開が最後まで観る者を引きつけます。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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