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映画『エイリアン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エイリアン』の概要:輸送船ノストロモ号は、地球帰還に向けて宇宙を航行しているはずだった。管理装置によって冷凍睡眠から目覚めさせられたクルーは異変に気付く。船は未だ太陽系外にあり、付近の惑星から奇妙な信号を受信していた。

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映画『エイリアン』の作品情報

エイリアン

製作年:1979年
上映時間:117分
ジャンル:SF、ホラー
監督:リドリー・スコット
キャスト:トム・スケリット、シガーニー・ウィーヴァー、ジョン・ハート、ヤフェット・コットー etc

映画『エイリアン』の登場人物(キャスト)

エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
ノストロモ号の乗員。勇敢な性格で、エイリアンに立ち向かう。
アッシュ(イアン・ホルム)
ノストロモ号の乗員。生物学者を装っているが、その正体は地球外生命体の標本を手に入れるために「本社」から送り込まれたアンドロイド。

映画『エイリアン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エイリアン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エイリアン』のあらすじ【起】

貨物を積んだ宇宙船ノストロモが、地球を目指し航行している。冷凍睡眠から目覚めたクルーたちは、食事を摂りながら地球に戻ったら何をするかを話題に談笑していた。機体制御を務める人工知能、マザーに呼ばれ、クルーたちは持ち場に着く。地球の近くまで来たから起こされたのだと思っていたクルーたちは、船外の様子を見て異変に気付く。そこはまだ地球から遥か遠くで、船は奇妙な惑星に接近していた。

マザーはクルーが睡眠中に船の進路を変え、ノストロモは宇宙の彼方を漂っていた。クルーがマザーに事情を尋ねると、発信者不明の信号を傍受したためだという。信号は救難要請らしい。クルーは集まり、どう対処するかを話し合うことにした。見捨てられないと言う者、ノストロモには救助するための装備がないと反論する者。クルーは二つに分かれたが、彼らは仕事をするにあたって雇用主とある契約を交わしていた。その中には、知的生命体からの信号を受信した場合、調査を行うという項目があった。結局、救助反対派は折れ、ノストロモは信号を発信する惑星に降り立つことになった。

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映画『エイリアン』のあらすじ【承】

ノストロモのクルーは探査ユニットに乗り込み、惑星に降下した。その衝撃で探査ユニットは故障してしまう。修復には時間がかかりそうだった。足止めを喰らったクルーたち。その間にも救難信号は響いている。クルーの内、船長のダラスとケイン、ランバートの三人が船外探査を志願し、信号の出所を捜索した。

リプリーは船内に残り、整備士と共に探査ユニットの修復を試みる。しかし、整備士はやる気がないようで、リプリーは操縦室に戻り、探査部隊からの通信を待つことにした。

探査部隊は、岩場に不時着した奇妙な形の構造物を発見した。ダラスの指揮の下、探査部隊は接近を試みる。探査ユニットから離れるにつれ、探査部隊との通信にはノイズが混じるようになっていった。ダラスが構造物に侵入する映像を最後に、探査ユニットとの通信が途絶えてしまう。

ダラスたちは侵入した構造物の中で、椅子に座ったまま化石化した宇宙人の死骸を見つけた。ダラスは死骸の腹部の骨が、内側から破裂したように折れていることに気付く。

信号の正体を解析していたリプリーは、それが救難信号では無かったことに気付く。信号は何かを警告するために発せられたものらしい。リプリーはダラスたちにそのことを伝えるため、船外探査を申し出るが、アッシュにより引き留められる。

構造物の最下層に降りたダラスたち。ケインはそこで卵のようなものを見つける。様子を確かめるために近付くと、卵の中から謎の生物の幼体が現れ、ケインに襲いかかってきた。

映画『エイリアン』のあらすじ【転】

ダラスたちはケインを連れて、探査ユニットに避難した。事情を聞いたリプリーはケインの船内への帰還を拒んだ。彼には未知の病原菌に感染した疑いがある。隔離するべきだとリプリーは主張した。しかし、アッシュが独断で入口のロックを解除してしまう。

ケインを襲った生物は宇宙服のヘルメットを貫き、彼の顔を覆っていた。アッシュが謎の生物の触手を切除しようとするが、アッシュが触手に触れると、謎の生物は尾をケインの首に絡めた。透過装置でケインの様子を確認すると、謎の生物は毒でケインを麻痺させつつ、気道に管を忍ばせ、酸素を送っていた。ダラスはアッシュと共に、再度謎の生物の切除を試みた。すると、謎の生物の体液は床に穴を開けた。強酸性の体液を蓄えた謎の生命体に、クルーたちは打つ手なしだった。

リプリーはアッシュを問い詰める。船長のダラスと副長のケインが船外に出たとき、上級決定権はリプリーにあり、彼女は他のクルーを守るため、検疫の原則に従っていた。アッシュは口では謝罪したが、リプリーへの反感を隠そうとはしなかった。

謎の生命体は突如ケインの顔から離れ、姿を消した。ダラスとリプリー、アッシュは手分けして生命体の捜索を始め、程なく発見する。謎の生命体は既に死んでおり、アッシュは解剖を始めた。リプリーは廃棄を提案するが、アッシュは持ち帰ると言い出し、ダラスはアッシュの要望を受け入れた。

映画『エイリアン』の結末・ラスト(ネタバレ)

修復が済んだ探査ユニットは惑星を離れ、ノストロモに再接続した。クルーが集まって今後について話し合っていると、ケインが目覚めたというアッシュからの報せがあった。ケインの復活を喜び、食卓を囲うことにしたクルーたち。食事をしていると、ケインが突如不調を訴え出した。身悶えするケインの腹を突き破り、謎の生物が顔を出した。ケインの腹から生まれた謎の生物はクルーを一瞥すると、自分の置かれた状況を察知したように走り出して船内に消えた。

謎の生命体は、短時間の間にクルーを襲うほどの大きさにまで成長していた。ダクトに逃げ込んだ姿が目撃された。ダラスはダクトに潜り込み、火炎放射器で追い詰めることを画策する。しかし、ダラスは待ち伏せしていた生命体に返り討ちにあってしまう。

謎の生命体について調査していたはずのアッシュは、何の成果も挙げない。不審に思ったリプリーはマザーに事情を問う。すると、ノストロモの真の目的は、元々信号の正体を発覚し、そこで標本を入手することにあり、自分たちは使い捨てにされる駒だったことが発覚する。真相を知ったリプリーを始末するため、アッシュが本性を現す。騒ぎを聞いて駆け付けた他のクルーがアッシュに攻撃を加えると彼の身体はショートした。アッシュはノストロモのクルーを監視するために送り込まれたロボットだったのだ。

打倒宇宙生命体を目指したクルーたちだが、一人また一人と襲われ、遂にリプリー一人だけになってしまう。もしものときのために船の自爆装置を起動させたリプリーは消えた仲間を捜索する。すると、彼女は船内に作られた宇宙生命体の巣を見つける。巣には襲われた仲間たちが捕えられていた。まだ辛うじて意識の残っていたダラスはリプリーに殺してくれと訴える。リプリーは仲間が宇宙生命体の幼体の餌にされるまえに、彼らを火炎放射器で焼いた。

脱出ポッドに乗って宇宙に飛び出したリプリー。地球に帰還するまで十か月かかる。そのため、彼女は冷凍睡眠の準備を始めた。作業の最中、彼女は脱出ポットに潜り込んでいた宇宙生命体を発見した。リプリーは宇宙生命体に気付かれぬよう、宇宙服を着込む。それからコクピットの椅子に座り、ベルトを締めると脱出ポッドの入口を開けた。宇宙生命体は大気と共に宇宙に吐き出され、脱出ポッドのブースターに焼かれた。

映画『エイリアン』の感想・評価・レビュー

単純なパニックホラーとは一線を画す作品。
エイリアンのデザインもスタイリッシュで素晴らしいが、繁殖の仕方や能力の高さに当時は絶望感を抱いたものだ。
特にフェイスハガーが顔に飛び掛るシーンは夢に見そうな程強烈である。
この後の続編にもリプリーが登場するのだが、しっかり関連付けられている所が素晴らしい。こんな生命体が地球に来たらと思うと、どうにも落ち着かない気持ちになるような作品。気持ち悪いのに、つい何度も繰り返し見てしまう不思議な魅力がある。(男性 30代)


この作品が後世に与えた影響は多大である。

まずタイトルとなる「エイリアン」が宇宙人を差す意味に変えました。

次に限られた空間で展開する恐怖という古典的なホラーに、宇宙を舞台にした未来世界を描いたSFという古典的な組み合わせながら緊張感と未来感をしっかりと演出している。

周知の通りシリーズ化されていますが、本作だけでも充分にエイリアンという正体不明の怪物が生み出す恐怖が上手く引き出されています。

狭い空間でエイリアンと鉢合わせした時の絶望感は誰もが持った事でしょう。(男性 30代)


まさにSFホラー映画の金字塔。地球外生命体に宇宙船の乗組員たちが襲われ、あっさりと殺される。子どもにはトラウマになりかねない迫力だ。
1979年の本作が時代を経てなおファンの心を掴んで離さないのは、やはりそのクオリティーの高さであろう。未来の話ながら、ディテールもしっかりと書き、かなりリアルな脚本。そして何と言ってもエイリアンの独特なフォルムである。あの気色悪いデザインはあっさりと、確実に脳裏に侵入する。口の中に口が存在するなど、よく考えついたものだ。
リプリーが脱出を試みるも、最後まで気を抜かせない演出がすごい。(男性 40代)


有名なSFホラー作品であるエイリアンシリーズの第1作品目。現代ではありふれた演出とストーリーと言えるが、当時では新しく、クオリティも良かった本作。人の体に卵を生みつけ、限られた空間内で体を破って出てきたエイリアンが物陰から次々に船員達を襲っていく、などとホラー色強め。
面白いのはエイリアンが出てきた瞬間の各々の反応である。本人以外事前には知らされてなかったというのだから彼らは自然な反応で慌てふためくのだ。
基本的に恐怖は音楽と悲鳴、そして光での演出となっているので、あまり怖さは無い。
一つどうしても気になったのが、後半のエイリアンとリプリーの攻防である。そのシーンで恐怖を煽る演出だと思われる光ったり暗くなったりのチカチカが数十分にわたって続くのがひどく苦痛であった。(女性 20代)


エイリアンが腹から食い破って出てくるシーンが、10年経った今でも忘れられない。見た目の怖さもあるが、彼らの残虐極まりない行為がより一層恐怖心を掻き立てる。しかしこの作品は、ただエイリアンが怖いだけの映画ではない。研究のために乗務員の命をいとわないコンピューター、人間だと持っていたアッシュは白い血を流すアンドロイ。エイリアン以外の敵もいる中で、生還を試みる乗務員の立場を考えると身震いが止まらない。

グロテクスなシーンが多く見られるので、見る方は充分に注意して見て欲しい。(女性 20代)


『エイリアン』と言えばシガニー・ウィーバー。1979年の作品ということに驚きです。初めてこの作品を見た時の衝撃は忘れられません。今まで見た事のないモンスターのデザインに最強で最高に恐ろしい姿にものすごく興奮しました。
1人、また1人と殺されていく乗組員。宇宙という現実離れした場所でそんなことが起きるなんて考えただけで背筋が寒くなります。次は自分かと怯える様子が本当に緊張感があって、思わず息を止めてしまいました。
続編が沢山ありますが、まずこの作品で『エイリアン』の登場を見て恐怖を感じて欲しいです。(女性 30代)


何本も続編が作られているシリーズの最初の作品で、何度見ても気持ち悪いけどついつい最後まで見てしまう面白い作品です。
シガニー・ウィーバーのかっこよさが光りますが、やはり主役はエイリアンです。エイリアンの息の臭そうな雰囲気は画面越しに嫌でも伝わってきますし、何本も並んだ鋭い歯から滴るよだれ?のような液体には思わず目を瞑ってしまいます。続編も十分面白いので、ぜひ最初から楽しんで欲しい作品です。(女性 30代)


本作は70年代のアメリカ映画にして、遂に女性が勇敢なヒーロー的ポジションに立ったというジェンダー的な面での先駆けとなった作品としても評価できる。エイリアンに勇敢に立ち向かっていったリプリーの姿は当時の多くの女性に勇気を与えてくれたに違いない。

そしてなかなか姿を見せないという恐怖のエイリアンの演出方法は、どんなエイリアンよりも存在感を感じさせる。何年経ってもSFホラーの金字塔と言うべき確固たる地位を築けたのも納得いく作品だ。(女性 20代)

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次作 エイリアン2

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    さほど洗練されていない宇宙船の船内描写にもあえてその世界観を導入することにより、暗くて陰湿なエイリアンの出現に恐怖感を増大させる、計り知れない効果が生まれた。正しくリドリー・スコットの執念とギーガーの怨念の成せる業だろう。

  2. 匿名 より:

    この映画の主役はリプリー役のシガニー・ウィーバーではなく、「エイリアン」だという概念から、制作に至るまでのギーガーとの出逢いがなければ完成されなかった映画であろう。「ネクロノミコン」というギーガーの画集は、悪魔崇拝を思わせるような古代の彫刻に似た象徴が、錆だらけの冷徹な金属の機械に刻まれ、でき物や腫れ物にまみれ腐乱しかけた肉体や性器が、動くことないオブジェのように、その機械の中へ拘束され佇んでいるだけの地獄絵図なのである。ただ単に荒涼とした宇宙の異星というイメージではなく、凶悪極まりないエイリアンの、無機質な文明の成れの果てをイメージするには、ギーガーの世界観ほどこの映画の背景にマッチするものはなかったのではないだろうか。

  3. 匿名 より:

    カンヌ映画祭で「デュエリスト/決闘者」を観て、リドリー・スコットの才能を評価したFOXヨーロッパの社長が、監督の決まっていない「エイリアン」の脚本を持ちかけたという異例の監督抜擢である。ヘビメタの世界観をSF映画で表現したかったというスコット監督には打って付けの話でもあり、脚本家のダン・オバノンからH.R.ギーガーの「ネクロノミコンⅣ」を見せられ、その世界観と監督の世界観が独特の映像を作り上げた。

  4. 匿名 より:

    この作品はロードショーで観ている。あまりにも凄いインパクトに心臓バクバクで、鳥肌が立ったのを覚えているが、今、観直してもその余韻が蘇ってくる。ストーリーが分かっていながらも、緊迫感や澱んだ空気感がシミのようにこびりついた暗い画面から、変な汁が飛んできそうな気がしてやはり気持ちが悪い。後から作られた数本のリドリー・スコット作品にも同じ空気が流れている気がするのだが、「ハンニバル」とか「ブラックホーク・ダウン」なんかはそのいい例だろう。
    ヘビメタの世界観というのがイマイチあやふやであるが、役者に頼ることなく映画のカラーが楽しめる希な監督だろう。

  5. 匿名 より:

    こんな完成された映画に続編はいらない。と思っていたら瞬く間にシリーズ4作まで作られ、とうとうエイリアン5の登場も現実味を帯びてきたらしい。しかしながら、ジェームズ・キャメロンの2を観たときにその苦し紛れの内容に辟易としたものだ。何故ならこれは人が主役なのではなく、エイリアンが主役なのだから、その世界観を体験した後に、どんな展開になろうが恐怖感は半減なのである。お気に入りだった店の料理が、次に行ったら何故か料理人が変わっていたりで落胆するっていうアレ。この一本でお腹いっぱいです。