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映画『エイリアン2』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エイリアン2』の概要:エイリアンとの遭遇から無事生還したリプリーは、地球の衛星軌道上を周回する中継ステーションに収容された。平穏な暮らしを取り戻せると思ったのも束の間、彼女が冷凍睡眠をしている合間に、エイリアンと争った惑星で移住計画が行われていると知る。ある日、移住拠点からの通信が途絶えた。リプリーは真相の解明を依頼される。

映画『エイリアン2』の作品情報

エイリアン2

製作年:1986年
上映時間:137分
ジャンル:SF、ホラー、アクション
監督:ジェームズ・キャメロン
キャスト:シガーニー・ウィーヴァー、マイケル・ビーン、キャリー・ヘン、ランス・ヘンリクセン etc

映画『エイリアン2』の登場人物(キャスト)

エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
星間運送の貨物船の操縦士で、エイリアン事件の生還者。地球に帰還した後、惑星移住者の捜索を依頼されて、再びエイリアンと対峙することになる。

映画『エイリアン2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エイリアン2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エイリアン2』のあらすじ【起】

エイリアンから逃れ、避難船の中で冷凍睡眠をしながら救援を待っていたリプリーは、地球の衛星軌道上を漂う中継ステーションに収容され、治療を受けていた。目を覚ましたばかりの彼女に面会を申し込む者がいた。バークと名乗るその男は、リプリーと同じ会社に勤めていると言う。バークが言うには、リプリーは57年間もの間地球を通り過ぎて漂流していたらしい。リプリーは失った時間の大きさに困惑した。

退院した彼女は地球に残した娘の捜索をバークに依頼した。バークはそれよりも、彼女が提出した報告書について様々な方面からクレームが寄せられるだろうと警告した。リプリーは再度娘のことについて尋ねる。バークは渋々真相を語った。リプリーの娘は二年前に寿命で他界していた。リプリーは年老いた娘の写真を見ながら悲しみにくれた。

リプリーは会社から呼び出され、輸送船を爆破した理由を問われた。報告書も提出したし、三時間も話をした。しかし、何の証拠も残っておらず、彼女の話は信用されなかった。それでも、リプリーは仲間のケインが無数のエイリアンの卵を見たことを警告した。しかし、リプリーは星間飛行免許を停止され、刑事罰は免れたものの精神科への通院を命じられた。その審査の終わり、リプリーは自分がエイリアンと接触した惑星で、植民地化計画が進められているという話を耳にする。

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映画『エイリアン2』のあらすじ【承】

リプリーがエイリアンと接触した惑星には移民用の拠点が建てられ、七十程の家族が移住していた。移住拠点から離れた僻地で、とある家族探検隊が車を走らせていた。探検隊はそこで不時着した宇宙人の船を発見する。探査で移住に貢献する発見をした者には、移住計画を推進するウェイランド社から報酬を受け取れることになっていたため、家族は車に子供を残し、その宇宙船に乗り込むことにした。船に乗り込む両親の背を不安そうに見つめる子供たち。彼らの予感は的中してしまった。父親が寄生生物に取りつかれてしまったのだ。

軟禁状態のリプリーの部屋に海兵隊のゴーマン中尉とバークが訪ねてきた。移民家族が行方不明になったため、リプリーに捜索を手伝って欲しいと言う。リプリーは自分の話を信用しない会社の依頼なんか引き受けられないと断る。

地球に戻ってきてからというもの、リプリーは毎晩悪夢にうなされていた。この悪夢を消すにはエイリアンを根絶やしにするしかないと思い直したリプリーはバークに連絡を取り、失踪した移民家族の捜索を引き受ける。

映画『エイリアン2』のあらすじ【転】

植民地海兵隊と共に、宇宙船に乗ってエイリアンの惑星に向かったリプリー。しかし、事態の深刻さを理解せず、呑気にふざけている海兵隊が気に入らなかった。彼女がエイリアンの概要を話しても真面目に聞き入れない。

各々、武装を整え、調査船で惑星に着陸した。不安が拭えないリプリーに、海兵隊たちは尚も軽口を叩く。移住拠点に乗り込んだリプリーたちだが、そこに人の気配はなかった。海兵隊たちは調査を進めていく。すると、リプリーが報告書に記述したエイリアンの痕跡が幾つか発見された。リプリーは撤退を指示するが、海兵隊隊長は部下を先に進めた。リプリーも従わざるを得なかった。

先行した部隊が調査した結果、移住拠点にいた者たちは何者かの襲撃に対して扉を溶接して立てこもったらしいことが発覚した。しかし、それも結局は破かれていた。リプリーたちは医療室に向かった。すると、そこでリプリーは、かつて仲間に寄生してエイリアンを生んだ宇宙生命体が培養されているのを見つけた。リプリーが驚いていると、彼女たちに接近する何かがレーダーに映り込んだ。慎重に正体を確かめると、そこにいたのは生存者の少女だった。少女は警戒して逃げ出したが、リプリーは追いかけて少女を保護した。

映画『エイリアン2』の結末・ラスト(ネタバレ)

レベッカという少女から何が起こったのか聞き出そうとするリプリーたち。しかし、レベッカは口がきけなくなっていた。リプリーはレベッカを看病し、心を開こうとする。レベッカは家族も拠点にいた人たちも全員殺されたと言った。

移住者の身体には、居場所を知らせるための発信機が仕掛けられていた。海兵隊は施設の機器を使って信号を探ると、全員の信号が大気処理施設に集まっていることが発覚した。海兵隊たちはそこを目指すことにした。海兵隊たちはそこでエイリアンの巣を発見する。無数の卵と寄生された移住者たち。海兵隊隊長の制止を振り切り、リプリーは仲間の救助に向かう。数人の救助に成功はしたものの、海兵隊は仲間の大部分を失ってしまった。

探査船で惑星を脱出して、上空から核攻撃を行い、エイリアンを殲滅させることにしたリプリーたち。しかし、探査船には既にエイリアンが潜入しており、操縦手が殺されて船が墜落してしまった。

移住拠点に籠城することにしたリプリーたちだが、エイリアンの大群が攻め込んできた。遠方に止めてある避難船を使って脱出することにしたリプリーたちは、船の遠隔操作の設定をする間の時間稼ぎをする必要がある。倒しても倒しても次々と現れるエイリアンたちを前に一人、また一人と命を落としていく。そして、レベッカまでもがエイリアンによってさらわれてしまった。リプリーは後を追う。すると、エイリアンの新しい巣に着き、そこにはエイリアンの蛹にされかけていたレベッカと、無数の卵を産むエイリアン・マザーがいた。リプリーはレベッカを連れてエイリアンたちを焼き殺し、呼び寄せた避難船に乗って惑星を脱出した。本船に戻り、安心したのも束の間、避難船にはリプリーに卵を燃やされて怒り狂ったエイリアン・マザーが乗り込んでいた。リプリーは本船が積んでいた工業用の強化外骨格を身にまとい、エイリアン・マザーと一騎打ちを繰り広げる。そして、リプリーはエイリアン・マザーをエアロックから追い払うことに成功する。

脱出に成功したリプリーたちは冷凍睡眠に就き、地球への帰還を待った。

映画『エイリアン2』の感想・評価・レビュー

引き続き、前作の主人公リプリーが登場し、今度は複数のエイリアンとの戦闘、エイリアンマザーとの一騎打ち、前作よりアクション寄りに仕立て上げられているので、恐怖だけでなく、爽快感も込められた内容となっている。又、リプリーの力強さがとても印象的で、つい画面越しに応援したくなってしまう。ホラー映画の展開でよくある、話半分に聞いていて殺されるヤツ、という王道筋もしっかり盛り込まれているのがまたオツである。(男性 30代)


1作目でSFホラーとして路線を確立したが、続編で思い切ってSFアクションに仕立てジェームズ・キャメロン監督の手腕が光ります。

1作目でリドリー・スコット監督が作り上げたエイリアンを拡大解釈し、一匹の恐怖から多数の恐怖へと変貌させた演出が素晴らしい。

そして、前作で片鱗を魅せた主人公のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーが戦う強い女性主人公として覚醒します。

それまでなかった強い女性主人公の新たな像を確立し、同時に子供を助けようとする女性の強さを描いた作品でもあります。(男性 30代)


続編のジンクスを見事に破り、前作を大幅に上回った作品。
監督にはジェームズ・キャメロンを迎え、ただのホラーではなく、人間ドラマもうまく組み込んでいる。
再び地球に戻った主人公のリプリーが、エイリアンに襲われた事実を周りに訴えても、誰も信じようとしない。さらに、惑星でずっと一人で生き延びて来た子ども・ニュートも登場し、リプリーの母性が見え隠れする。そして、エイリアンの母であるクイーンの登場で、母性対決はクライマックスに。
母は強し。最後のガチンコ対決は目が離せない。(男性 40代)


初めてエイリアンと対面し、船内でエイリアン一匹とクルー全員とで戦って、命からがら宇宙に放り出すことができた前作とは一転、同じ星に戻ってしまったリプリーはとんでもない数のエイリアンたちと対面することになる。他の登場人物も前作とは打って変わって、恐れ知らずないかにも体育会系なクルーたちということもあってか?アクション色強めである。
大量のエイリアン、そしてエイリアンクイーンの登場と戦いはなかなか見応えがある。
また、リプリーとニュートの間に出来ていく絆も素敵だった。(女性 20代)


前作のトラウマをしっかり引き継いだ上で、より恐ろしい映画として帰ってきた作品だ。アンドロイドは白い血を流すことやエイリアンが腹を食い破って出てくるシーンは、相変わらず恐ろしい。

前作と違って今作はキャッチコピーから察するように、エイリアンとの戦闘が多くなっている。前作からの生き残りであるリプリーが、パワードスーツを着て戦うシーンは胸が熱くなる。SFホラーとしても楽しめるが、是非ともエイリアンと人間の派手な攻防戦も楽しんで欲しい。(女性 20代)


邦題は『エイリアン2』ですが原題は『ALIENS』。複数形のSが付いています。もうまさにタイトル通り、エイリアンがいっぱい出てくるんです。監督は前作のリドリー・スコットからジェームズ・キャメロンへ。シガニー・ウィーバーの続投もいいです。前作から57年後のお話ですが、冷凍冬眠していたシガニー・ウィーバー演じるリプリーは一切老けずにそのまま。とても都合のいい設定ですよね。
前作でエイリアンから生き残ったリプリーですが、地球に帰らずまた戦います。アクション要素が多めで、シリーズの中でもかなり好きな感じでした。(女性 30代)

関連作品

次作 エイリアン3
前作 エイリアン

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    原題をALIENSと複数形とし、エイリアンをこれでもかと多数登場させる。当然迎え撃つ側も武力を上げ、屈強な海兵隊員を配置している。装甲戦車やパワードスーツなども登場し、エイリアンVS人類のガチンコ・バトルとして最後まで息をつかせない作品になっているのはさすがである。

  2. 匿名 より:

    今作はただのアクション映画に終始している訳ではない。ヒロインであるリプリーは、ニュートに対して母性愛を感じ、母として銃を持つ事を決意する。これらキャメロン監督が何度も何度も取り上げるテーマ性である。対するエイリアン側にも究極の母的存在がいて、これまたガチンコ・バトルを繰り広げるのだからたまらない。キャメロン監督のサービス精神には脱帽せざるを得ないだろう。

  3. 匿名 より:

    昔から映画の続編には傑作が少ないと言われてきた。二匹目のドジョウを狙おうとしたところで、同じキャラクター・同じ設定・同じ展開ではさすがに観客は飽きてくる。なおかつ一作目のインパクトを越える事はそうそう出来る事ではないのだ。しかし、映画界にはごく稀に、前作を凌ぐような作品が生まれるから面白い。
    個人的な主観もあるが、前作を超えた映画として「ゴッドファーザー2」「マッドマックス2」「ターミネーター2」「ヘルボーイ2」などを上げたい。しかしこれらの作品の共通点は、一作目と続編の監督が同じであるという事だ。続編になって監督が変わったにも関わらず、遥かに高いクオリティを誇っている映画はこの「エイリアン2」をおいて他にはないだろう。

  4. 匿名 より:

    近年リバイバル上映にて初めて劇場で鑑賞した事があったのだが、新作映画を遥かに凌駕する面白さにのけぞった思い出がある。名作と言われる映画は、何年経っても古びないという例の見本のような作品であり、SF映画ファンにとっては必見の一作だと言えるだろう。