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映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の概要:日本中が東京オリンピックの開催を待ちわびていた頃、「鈴木オート」の社員である星野六子に春が訪れようとしていた。六子は社長達には内緒で早朝に出かけ、気になっている男性と言葉を交わして幸せな時間を過ごしていた。

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映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の作品情報

ALWAYS 三丁目の夕日'64

製作年:2011年
上映時間:142分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:山崎貴
キャスト:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希 etc

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の登場人物(キャスト)

茶川竜之介(吉岡秀隆)
「冒険少年ブック」の看板作家。収入が不安定で、妻のヒロミに家計を助けてもらっている。
鈴木則文(堤真一)
自動車修理会社の鈴木オート」の社長。熱血漢。竜之介の向かいの家に住んでいる。
茶川ヒロミ(小雪)
竜之介の妻。居酒屋を営み、家計を助ける。竜之介との子供を妊娠中。
星野六子(堀北真希)
青森県出身。「鈴木オート」の社員。社長の家に居候している。真面目で頑張り屋な女性。仕事中に腕を火傷してしまい、凡天堂病院に行く。そこで、医師の菊池孝太郎と出会い恋に落ちる。
大田キン(もたいまさこ)
たばこ屋の店主。おせっかいな女性。
宅間史郎(三浦友和)
小児科医。菊池孝太郎の父と知り合いで、菊池孝太郎のことも子供の頃から知っている。
古行淳之介(須賀健太)
高校生。子供の頃に茶川竜之介に引き取られ、育てられる。東大合格を目指し、受験勉強をしている。だが、本当は小説家になる夢を捨てきれずにいる。竜之介に内緒で、緑沼アキラという名前で小説を書いている。
鈴木一平(小清水一揮)
則文の息子。淳之介の同級生。エレキギターに嵌り、友人とバンドを組んでいる。だが、ギターの才能はない。
菊池孝太郎(森山未來)
凡天堂病院に勤める外科医。無料診療を行っており、前回勤めていた病院をクビになっている。
奈津子(高畑淳子)
竜之介の叔母。竜之介の父の世話をしている。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のあらすじ【起】

茶川竜之介は東京オリンピックを観るためにテレビを購入した。近所の子供達も見に来ていたが、白黒テレビだったことにがっかりされる。向かいに住む鈴木則文はカラーテレビを購入していた。カラーで見たかったら我が家にくればいいと則文から言われ、竜之介はオリンピックなんて興味ないと強がってしまう。

則文が社長を務める自動車修理会社、「鈴木オート」で働く星野六子はしっかり者の女性で、後輩のケンジに指導をしたり則文のだらしなさを注意したりするほどだった。そんな六子には、最近気になっている男性がいた。六子は早朝におめかしをしてこっそり家を抜け出し、その男性と挨拶を交わしてすれ違うことを楽しんでいた。

竜之介の妻のヒロミは身重の体でありながら、自宅で小さな居酒屋を営み家計を助けていた。竜之介も雑誌「冒険少年ブック」の看板作家として頑張っていたが、最近出てきた新人、緑沼アキラの影響で担当から書き直しを求められていた。竜之介が不貞腐れていると、竜之介の家に居候をしている古行淳之介に、竜之介の作品が一番だと慰められる。

たばこ屋を営む大田キンは、店先で六子と男性(菊池孝太郎)が言葉を交わしている姿を見かける。キンは六子が恋をしていることに気づき、冷やかしを兼ねて話を聞きに行った。六子は孝太郎が凡天堂病院に勤める医師であることを話した。仕事中に火傷を負ったときに治療に行き、出会ったのだ。キンはアプローチすることを勧めるが、六子は自分ではつり合いがとれないからと嫌がった。

鈴木オートに客が訪ねてくる。六子が応対に行くと、そこには孝太郎の姿があった。六子は帽子を深く被って顔を隠そうとするが、ばれてしまう。六子は恥ずかしくなり、修理を終えた後、代金を受け取らずに去ろうとした。だが、孝太郎は六子を呼び止め、修理代の代わりに日曜日にパーラーに行こうとデートに誘った。六子は呆然としながら頷いた。

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映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のあらすじ【承】

則文の息子の一平は自動車修理工場などダサいと馬鹿にし、仕事も手伝わずにエレキギターの練習に明け暮れていた。しかし、公開練習でミスを犯してしまい、バンドのメンバーが解散の言葉を口にするようになった。一平は何とか解散を回避しようと友人達を説得した。しかし、友人は一平の肩を叩き、加山雄三にはなれないのだと告げた。才能が無いことは、一平自身も感じていることだった。友人は話を変え、淳之介に小説を書かなくなった理由を問い掛けた。淳之介は小学生の頃から小説家としての才能があったのだ。しかし、淳之介は育ててくれた竜之介達に恩返しをするため、勉強をして東大を受験しようとしていた。

ハルミは竜之介が隠し持っていた電報を発見する。そこには一昨日の日付で、父の危篤を知らせる旨が書かれていた。竜之介は小説家になることを父に反対され、勘当されていた。そのため、自分が行っても喜ばないからと、実家に帰ろうとはしなかった。ハルミは涙を流しながら、父の元に帰ってあげてと伝えた。ハルミ自身も自分の父の死に目に会えず、後悔する気持ちを抱えて生きていたのだ。

竜之介が実家に帰ると、叔母の奈津子に出迎えられる。電報を打ったのは奈津子だった。竜之介の父は一昨日まで危険な状態だったが、現在は持ち直しており、部屋で眠っていた。竜之介は目覚めた父と言葉を交わそうとするが、書いている小説のことを批判され口論になってしまう。

六子は孝太郎とデートに行った帰り、海に泊りがけで旅行に行こうと誘われる。嬉しい気持ちで帰宅していると、難しい顔をしたキンが待っていた。キンは凡天堂病院の看護婦から、孝太郎に纏わる悪い噂を聞いていた。実家の開業医のドラ息子で、女性問題で働く病院を次々とクビになっているというものだった。しかも、現在も多数の女性と交際しており、ヤクザとの付き合いもあると言われていた。次の日、六子が孝太郎の後をつけてみると、孝太郎が若い女性に囲まれていた。六子はショックを受け、泣きながら帰っていった。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』のあらすじ【転】

緑沼アキラの人気に負け、竜之介の連載が打ち切りになってしまう。淳之介はそれを知り、急いで自室へと戻った。引き出しには、緑沼アキラの原稿があった。

六子は孝太郎のことをヒロミに相談した。孝太郎に弄ばれていたとしても、好きな気持ちが無くならなかったのだ。ヒロミは話を聞き、六子自身の目にはどういう人に見えたのか問い掛けた。六子は初めて孝太郎に出会ったときのことを思い出した。六子が腕の火傷跡が残るか心配していると、孝太郎は治療をしながら、火傷跡やシミなどがあるのは一生懸命生きている証だから美しいと言ってくれたのだ。六子にはやはり素敵な人に思えた。

淳之介はこっそり小説を書いていることが竜之介にバレてしまう。それを機に、自分が緑沼アキラであることを打ち明けた。竜之介は強いショックを受けながらも、小説家なんてやめろと淳之介を説得した。自分のようにお金に苦労する人生を送って欲しくなかったのだ。竜之介は淳之介の原稿を握り潰し、二度と小説を書くなと言い捨てた。

父が亡くなったとの知らせを受け、竜之介はヒロミと共に帰郷した。竜之介は父の死に対して何の感慨も湧かず、実家の縁側で憎まれ口を叩きながら煙草を吸っていた。すると、奈津子から、竜之介の父が一番息子の仕事を応援していたのだと言われる。竜之介の父が息子を勘当したのも、作家の仕事は大変だから、背水の陣で挑まなければ乗り越えられないと思ったからだった。父は竜之介の帰りを待っており、息子の部屋をそのままにしていた。そこには、竜之介の作品が載っている雑誌が、棚一面に収められていた。そして、1つ1つに父のコメントが挟まっていた。竜之介は父を思い、泣き崩れた。

六子は孝太郎と旅行に出かけた。その道中で、孝太郎は「鈴木オート」に行ったとき、六子に会いたくて自分で車に細工をしたことを打ち明けた。その頃、則文が六子と男性が旅行に行ったことを知り、怒り狂っていた。次の日、六子と一緒に帰って来た孝太郎を、則文が殴り飛ばした。だが、喧嘩を止めに来たヒロミがお腹を押さえて蹲ってしまい、則文達は慌てふためいてしまう。孝太郎は外科医だったが産科の知識もあり、ヒロミのお腹を診察した。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の結末・ラスト(ネタバレ)

孝太郎の診察のお蔭もあり、ヒロミは落ち着きを取り戻した。そこに、一平が宅間史郎医師を連れて帰ってくる。宅間は孝太郎のことを小さい子供の頃から知っており、懐かしそうに言葉を交わした。和やかな空気が漂う中、則文は再び怒りを募らせ、孝太郎に六子をどこに連れて行ったのか質問した。孝太郎は六子を実家に連れて帰り、父に紹介していた。孝太郎の父は千葉の小さな村で診療所をしており、孝太郎も後を継ぎたいと考えていた。孝太郎は六子に楽な暮らしはさせてあげられないが真剣に結婚を考えており、プロポーズをしていた。しかも、孝太郎の噂は嘘で、本当は無料診療で貧しい人達を診て回っており、それが理由で病院をクビになっていた。

六子はプロポーズを断っていた。入社するときに則文と約束した、鈴木オートを世界に打って出る会社にまだできていないことと、社長夫妻に恩返しができていないと考えていたからだった。孝太郎が帰った後、宅間は孝太郎のことを則文夫妻に話した。日本中が上を目指して頑張る中、孝太郎は出世とは無縁のところで頑張る良い若者だった。宅間は2人のことをよく考えてあげて欲しいと頼み、帰っていった。

則文夫妻は六子と孝太郎を家に呼び、今後のことを話し合った。則文の妻のトモエは孝太郎がこの町でしばらく働くと聞き、結婚をした後も奥さんをしながら鈴木オートで働くのはどうかと六子に提案した。則文は淋しさを感じながらも、六子を孝太郎の元に送り出した。

鈴木家で皆が集まりオリンピックの試合を観戦していると、ヒロミが陣痛を起こしてしまう。皆お湯を沸かしたり、産婆を呼んだりと慌ただしく走り回った。宅間と孝太郎まで呼ばれてきた。しばらくして、元気な産声が上がり、女の子が誕生した。

六子の結婚式当日。トモエは自分が結婚するときに母から貰った真珠のネックレスを、六子にプレゼントした。六子は則文夫妻に、「不束な娘だったが今日までありがとうございました」と告げ、頭を下げた。則文夫妻は感極まって涙を流した。

「冒険少年ブック」の担当者が竜之介の家を訪ねてきた。淳之介に連載を続けてもらうためだった。竜之介は淳之介が小説家を止めたことを話し担当に帰ってもらおうとするが、担当はめげなかった。竜之介は淳之介を呼び、本心を問い掛けた。淳之介は重い口を開き、小説がやりたいことを告げた。竜之介は淳之介のことを殴り飛ばし、家から追い出した。担当が淳之介を追いかけて出て行った後、竜之介は肩を落として泣いた。ヒロミもそんな竜之介を抱きしめながら泣いた。

竜之介は淳之介との思い出が詰まった1本のペンを持って走り出した。すると、淳之介がそのペンを取りに引き返して来ていた。竜之介は淳之介の胸ポケットにペンを差し、頭を撫でた。しかし別れる前には、淳之介のことを潰しにかかるぐらいの小説を書くと言い捨てた。淳之介には竜之介の気持ちがきちんと理解できており、わざと自分に冷たくしたことが分かっていた。今まで育ててくれた感謝の言葉を、去っていく竜之介の背中に向かって叫んだ。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の感想・評価・レビュー

相変わらずノスタルジックな雰囲気が素敵な作品。東京オリンピック開催を控え、熱気に溢れていたころの日本が物語の舞台になっていることもあり、元気と勇気を分け与えてもらえるような物語になっている。今の時代、ここまで熱い心を持った人達は、なかなかいないのではないかと思う。星野六子と菊池孝太郎の恋愛も見どころの一つ。初心な二人が思いを寄せ合う様子はなんだか見ているこっちまで照れ臭く、微笑ましく感じた。(女性 30代)


隣の人同士や近所の人同士で助け合って生きていくというのは、今の時代の特に東京や都会のほうではあまり見られないので便利ではなかったかもしれないが、いい時代だったのだろうと思った。東京オリンピックが初めて開催された年の話なので、その頃の盛り上がりなどが再現されていて、実際に経験したことはないが観ていてとてもわくわくすることが出来た。

父親の不器用な愛とそれを知っている息子のラストが暖かくもあり切なくもあり、胸が打たれた。(女性 20代)


何度観てもいい映画。二度目の東京オリンピックが開催されるということで、久々に見直してみたのだが、当時の盛り上がりのリアルな再現がとても印象的だ。またもう一つ印象に残ったのは、オリンピック観戦のためにテレビを購入していたことだ。人々の喜びが非常に強く表現されていて、ありがたさというものをいちいち考えなくなりがちな現代との対比のようで、考えさせられる場面でもあった。

六子と孝太郎の恋愛がどのように決着をつけるのかも注目だ。ノスタルジックな世界観の中に、人間関係、社会的変化、恋愛など様々な要素が詰まっている映画だ。(女性 20代)


シリーズ3作目の今作は、「東京オリンピック」が開催された1964年を舞台にしています。3作目となり、登場人物も少しずつ成長していく様子は何だか自分の「家族」の事を見ているような気分になり、物凄く感動しました。
青森から上京し「鈴木オート」で働く堀北真希演じる六子にも、春が訪れます。花嫁姿が本当に綺麗で祝福の気持ちと「良かったね」と言う安堵の気持ちが入り交じり、涙が出てきました。
身近にある「小さな幸せ」を教えてくれる温かい作品です。(女性 30代)


オリンピック開催に沸く東京、カラーテレビが販売されだした頃の日本が舞台です。
今回は親子愛がメインに描かれています。昭和の父親の不器用な愛情に、泣かされました。勘当した息子の小説が掲載された本をすべて買い、それぞれに感想まで書いて、実は一番のファンだった竜之介の父。死ぬまでそのことを隠していたのも、息子の背中を押してやるためという徹底ぶりから、寡黙でいることのカッコよさと強さに涙が溢れました。
生きているうちに、分かり合えたら…というもどかしさも残りますが、父を見習い淳之介の背中を押した竜之介の姿、思い出のペンを持って追いかけるラストシーンにまた泣かされました。
私的にですが、ALWAYSシリーズの中で、一番泣ける作品です。(女性 30代)

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前作 ALWAYS 続・三丁目の夕日

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