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映画『青空エール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『青空エール』の概要:吹奏楽部のつばさと野球部の大介は、城翔高校の入学式で出会い、それぞれの道で甲子園へ行くことを約束する。部活に恋に真っ直ぐな高校生2人の物語。今となっては人気俳優の仲間入りを果たした、土屋太鳳と竹内涼真の純粋な演技にも注目。

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映画『青空エール』の作品情報

青空エール

製作年:2016年
上映時間:125分
ジャンル:青春
監督:三木孝浩
キャスト:土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太 etc

映画『青空エール』の登場人物(キャスト)

小野つばさ(土屋太鳳)
小さい頃から憧れていた全国大会常連校の、城翔高校吹奏楽部に未経験ながら入部する。吹奏楽部に入部するまでは内気で気弱な性格で、いつも下を向いていた。入学式に出会った野球部の大介と、甲子園で応援する約束をする。
山田大介(竹内涼真)
白翔高校野球部で、のちのキャプテン。ポジションはキャッチャー。明るく元気な性格で、とにかく真っ直ぐ。甲子園へ出場してつばさに応援してもらうため、高校生活全てを野球に懸けている。
水島亜希(葉山将之)
白翔高校の吹奏楽部に入部し、1年からレギュラー入りするほどの実力。全国大会に出場し金賞を取るために白翔高校へ来た。実力主義で協調性があまりなかったが、つばさの姿によって次第に変わっていく。
城戸保志(堀井新太)
白翔高校野球部でピッチャー。大介の親友。明るくてムードメーカー的存在。陽万里といい感じになろうとするが、うまくはいかない。
脇田陽万里(松井愛莉)
つばさの親友で明るく前向きな性格。3年になるまで帰宅部だったが、最後にチアリーディング部に助っ人として入部する。
澤あかね(平祐奈)
野球部のマネージャー。大介に想いを寄せているのか、つばさに対して厳しい。
碓井航太(山田裕貴)
白翔高校のエースで大介の中学からの先輩。白翔高校へ大介を連れて来た。
森優花(志田未来)
白翔高校吹奏楽部でつばさの先輩。未経験のつばさにトランペットを教える。コンクール直前に怪我をしてしまう。
杉村容子(上野樹里)
白翔高校吹奏楽部の顧問でとても厳しい。白翔高校吹奏楽部のOBでもあり、惜しくも全国大会出場を逃している。

映画『青空エール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『青空エール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『青空エール』のあらすじ【起】

つばさは小さい頃見た、城翔高校野球部の応援をしている吹奏楽部に憧れ、城翔高校へ入学し同じクラスで甲子園出場を目指す大介と出会う。そして、甲子園へ出場した大介を応援する約束をする。

たくさんの推薦を蹴って城翔高校野球部へときた大介とは違い、初心者のつばさは、全国大会常連の吹奏楽部になんとか入部する。全国を本気で目指す同級生の水島に、嫌なことを言われることもあったが、先輩に教えられながら必死に頑張るのだった。

初心者ながら頑張りが認められ、定期演奏会に参加するつばさだが、怖じけづき吹くことができなかった。気付いていた水島にそのことを指摘され、落ち込むつばさだが、大介に励まされ何とか元気を取り戻す。すぐに下を向くつばさのために、大介はつばさの上履きにスマイルを書く。

定期公演が終わった最初の部活で先輩達や水島に謝り行ったつばさは、何とか許してもらい、もう一度頑張ることを決意する。しかしこの日は、先生の計らいにより部活が休みになり、夏祭りに行くことになる。そこで大介と遭遇し、2人でお参りをすることになる。それぞれの夢を絵馬に願う。

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映画『青空エール』のあらすじ【承】

野球部は予選を順調に勝ち上がり、決勝進出を決める。つばさは初めて野球部を応援することになる。試合には怪我をした先輩の代わりに大介が出場したが、惜しくも負けてしまう。落ち込む大介のためにつばさは、1人演奏をする。

つばさが甲子園で1人演奏したことは、マナー違反として先生に怒られてしまい、謹慎処分になってしまう。それを知った大介は、つばさの家を訪ねる。驚きと嬉しさの混じるつばさだったが、大介の「友達として」と言う言葉に、思わず告白してしまう。しかし、試合に負けたばかりの大介は、野球に集中するため断ってしまう。

ある日つばさが部活に行くと、先輩達が深刻な顔で集まっている。前につばさが目撃した先輩の怪我が、部員達にバレてしまったのである。レギュラーを降ろされた先輩は、部活に来なくなり、家に引き篭もってしまう。つばさや他の部員達で先輩の家へ行き励ますが、出てくることはなかった。しかし、もうすぐある予選で勝ち上がって、全国の舞台である普門館へ先輩を連れて行くため、集中して練習に打ち込む。

吹奏楽部の予選当日。怪我をした先輩が現れ、全国大会への気持ちがより一層強まる。しかし、城翔高校吹奏楽部は銀賞に終わり、全国大会へ行くことはできなかった。先輩達の涙を見たつばさは、全国大会へ行くことをより強く思うのであった。

ある日の朝、つばさは登校する道で大介を待っていた。つばさも全国大会を逃したことで告白を断った大介の気持ちが少しだけわかり、改めて大介の応援をすることを約束する。

映画『青空エール』のあらすじ【転】

そして2年の月日が流れ、つばさ達は高校3年になる。初心者だったつばさも教える立場になり、後輩を教えるようになる。しかし、つばさのいる金管が部の足を引っ張っており、木管のメンバーに水島は責められることになる。苛立つ水島は練習に熱が入り後輩にキツく当たってしまうが、優しいつばさが個人練習に付き合い、フォローしながら教える。演奏会のメンバー発表では、つばさではなく教えていた後輩が選ばれる。

つばさが落ち込んでいると、そこに大介が怪我をしたという知らせを聞く。足首を怪我した大介は、夏の最後の大会に間に合わない可能性があるという。連絡を受けたつばさが病院に駆けつけると、強がる大介がいた。しかし、大介はそっとつばさに抱きつくのであった。

メンバーに漏れたつばさは、顧問の先生にどうしたら強くなれるのかを聞きに行く。先生に言われたことを必死に練習するつばさだが、他の部員からは文句を言われてしまう。それに対して水島が怒り、部活内の空気が悪くなってしまう。しかし、先生の言葉を聞いた水島は、みんなで演奏することがどういうことなのかを考える。

足の回復が思わしくない大介は、夢を諦めてしまいそうなほど落ち込んでしまう。雨の中、校庭に立ちすくむ大介の元に向かうつばさだったが、大介が元気を出すことはなかった。そして、つばさはリハビリをしている大介を応援するため、部員達に一緒に演奏してほしいということを伝える。水島の後押しもあり、部員みんなで大介がリハビリをしている病院へと向かう。演奏を聞いた大介は、涙を流し、夢を諦めない気持ちを取り戻した。

映画『青空エール』の結末・ラスト(ネタバレ)

いよいよ全国大会をかけた、予選メンバーが発表される時がきた。必死に練習を頑張ってきたつばさは、見事メンバーに選ばれる。一方大介も、練習に参加できるほどに回復していた。甲子園出場を懸けて、予選決勝戦へ望む。

2年前に先輩達が負けた時と同じ相手との決勝戦。大介の代わりに後輩が先発で出場している。1年から大介と頑張ってきた城戸は、ずっと1人で投げてきて疲れが見え始めている。8回までは0点で抑えていたが、9回の表でついに1点を先制されてしまう。

ここでついに、後輩に代わり大介がキャッチャーを務める。息を吹き返した城戸は、アウトを取り攻守交代する。城翔高校の先頭バッターがヒットを打ち、次の打席には大介が立つ。そこでつばさがソロで演奏し、念願だった大介の応援をする。そして、打席に立った大介は、逆転のホームランを打つ。見事5年ぶりの甲子園出場を決めるのであった。

試合後、つばさと大介は1年の時に約束した場所に2人で立っている。約束を果たした大介は、つばさに自分の気持ちを伝える。2人は約束した場所で、そっとキスをする。その後、城翔高校吹奏楽部も予選で勝ち、見事金賞を獲得した。

映画『青空エール』の感想・評価・レビュー

吹奏楽部と野球部という、一つの理想を叶える青春映画。ストーリーもシンプルで、土屋太鳳演じるつばさと竹内涼真演じる大介の、真っ直ぐなキャラクターがとてもマッチしていた。恋愛映画にありがちな駆け引きや嫉妬とは無縁で、ただ真っ直ぐ夢を追う姿に羨ましさを感じるほどだった。そして、当たり前のようにハッピーエンドで終わるとしても、最後の2人のキスシーンには心が洗われるような気がした。また、今では人気俳優に仲間入りした山田裕貴や平祐奈の、初々しい演技にも注目。(MIHOシネマ編集部)


最近、話題の若手俳優が演じるラブコメ映画ってすごく多いですよね。漫画が原作の実写化だったり。その手の作品が苦手で敬遠していたのですが、この作品は違いました。純粋で真面目な青春映画。そこに青春のうちに含まれる恋愛模様が描かれています。笑いが全くないので、ラブコメを期待すると辛い。とにかく純粋すぎる作品でした。
吹奏楽部と野球部。共に頑張る2人の男女を演じるのは土屋太鳳と竹内涼真。ものすごく爽やかで、まさに「青春」を感じられます。とにかく真面目な作品でした。(女性 30代)


楽器を演奏するキャストが皆高校生の吹奏楽部そのもので驚きました。演奏の仕方等を入念に勉強したことが伺えます。どこにもチャラチャラした要素が無く、直球の青春映画です。見ていると気持ちが澄んできて、清々しさを感じられました。懸命に切磋琢磨している姿そのものが誰かにエールを送っていて、そのエールを受け取った人も頑張れるなんて、理想的です。青春映画特有の気恥ずかしさは多少ありますが、そんなところも含めて実直で素晴らしい作品です。(女性 30代)


土屋太鳳と竹内涼真の真っすぐな役柄が印象的な、定番の青春作品です。甲子園とその応援の吹奏楽部というベタなストーリーですが、主演の二人をはじめ、出演者の純粋さや若々しさで、高校生の一生懸命日々を生きていた頃を思い出しました。
真剣に取り組むからこそ、悩んだり熱くなったりする様子が思春期ならではという感じがして、大人になった今みると気恥ずかしくもあります。みんなの必死に努力する姿を見て、自分も何か熱くなったり夢中になれるものにまた出会いたいなと思いました。(女性 20代)

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