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映画『アクアマン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アクアマン』の概要:海底のアトランティス王国の王女と人間の間に生まれたアクアマンは、海底王国が人類を滅ぼし世界征服を企むのを阻止するために、伝説の矛を探し、平和のために闘い、海の王となる。海のヒーローは勇ましく、登場するキャラクターも個性的で、一緒に冒険をしているような気持ちにさせられる映画だ。

映画『アクアマン』の作品情報

アクアマン

製作年:2018年
上映時間:143分
ジャンル:アクション、ファンタジー
監督:ジェームズ・ワン
キャスト:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン etc

映画『アクアマン』の登場人物(キャスト)

アーサー・カーリー / アクアマン(ジェイソン・モモア)
アトランティス帝国王女と人間の間に生まれる。海底と地上の平和を守るためにオーム王と闘う。伝説の矛を手に入れ、海の王となる。
メラ(アンバー・ハード)
オーム王の婚約者。正義感が強く、アクアマンが海の王になるために、アクアマンと共に伝説の矛を探す旅に出る。
オーム王(パトリック・ウィルソン)
アクアマンと異父兄弟。海の覇者になり地上を征服しようと企み、地上に攻撃を仕掛ける過激な王。最終的にアクアマンとの闘いに敗れ、投獄される。
バルコ(ウィレム・デフォー)
オーム王の参謀だが、密かにアクアマンが海の王になるように導く。アクアマンが少年の時に戦い方を一から教えた。
アトランナ王女(ニコール・キッドマン)
アトランティス王国の王女。政略結婚から逃げ、人間と恋に落ちたアクアマンの母。アトランナ王女の裏切りに怒った王は、王女を猛獣たちの生息する海溝へ生贄に送るが、王女は生き延びていた。
デイビット・ケイン / ブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
海で舟艇などを襲う海賊。アクアマンに父親を殺され、復讐心を燃やす。オーム王と手を組み、アクアマンを倒すために海底の武器を身に纏いブラックマンタとなる。
トム(テムエラ・モリソン)
灯台主であり、アクアマンの父。アトランナ王女が海へ戻ってから毎朝、桟橋に立ち王女の帰りを待つ。

映画『アクアマン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アクアマン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アクアマン』のあらすじ【起】

ある嵐の日に、海辺にアトランナ王女が倒れていた。海底の政略結婚から逃げ出し、地上に辿り着いたのだ。アトランナ王女を見つけたトムは、家に連れ帰り、世話をする。月日が経ち、2人は愛を育みアーサーという少年を授かる。後にアクアマンと呼ばれるアーサーは、海の生物と心を通わせることができた。しかし、家族の幸せな時間は長く続くことはなかった。アトランナ王女を連れ戻すために、海底から送られてきた兵士が一家を襲う。一家は無事であったが、このまま地上に留まるとトムやアーサーが危険だと考えたアトランナ王女は、平和が訪れたら陸に戻る、とトムと約束を交わし、海底に戻る。

少年アーサーは、アトランナ王女の忠臣バルコによって、海底人の戦士に通用するよう鍛えられ、闘い方を学ぶ。超人的な強さに成長したアーサーは大人になり、海賊に襲われる船を救うなど人々を助け、「アクアマン」と呼ばれる英雄的存在になっていた。

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映画『アクアマン』のあらすじ【承】

アクアマンが海賊に襲われている船を救った際に、海賊のボスが命を落とすことになった。ボスの息子のデイビットは、アクアマンに復讐することを誓う。

一方海底では、アトランティス王国のオーム王が地上と戦うために、海底にある7つの王国を束ねようと企てていた。オーム王が海底王国のネレウス王と話し合いをしている最中、地上軍の戦艦が海底に攻撃を仕掛けてきた。怒ったオーム王は津波を起こし、地上に反撃をする。危機を感じたネレウス王は、オーム王の元に付き、地上と戦うことを決める。

ネレウス王の娘でオーム王の婚約者のメラは、地上との戦いに反対であった。メラとバルコはアクアマンに、オーム王を倒し海の王となり、戦いを止めて欲しいと頼む。王になることに乗り気でないアクアマンは、戦いを止める手伝いをすると約束し、メラと共にアトランティス王国へ向かう。しかし、アクアマンは入国許可書を持っておらず、連行されてしまう。アクアマンが連れて行かれた先では、オーム王が待ち構えており、オーム王はアクアマンに決闘を申し込む。オーム王は、異父兄弟で人間の血が混じるアクアマンの存在を恥じており、消したいと考えていた。

アクアマンの持つ武器ではオーム王に敵わないと悟ったメラは、アクアマンを助け出し、2人で真の海の王のみが手にすることのできる伝説の矛を探す旅に出る。

映画『アクアマン』のあらすじ【転】

アクアマンとメラは砂漠の海へと渡り、伝説の矛の在処を導き出していた。ようやく目指す方向が見えてきた最中、以前アクアマンに父親を殺された海賊のデイビットが現れる。デイビットはアクアマンを殺すためにオーム王と手を組んでいた。アトランティスの武器を身に纏ったデイビットは、以前と比べものにならない程強く、ブラックマンタと化していた。激闘の末、ブラックマンタを倒したアクアマンとリタは、伝説の矛が眠っているとされる海溝王国へ向かう。海溝王国は下等種族の住む世界で、過去にはアトランナ王女が生贄として送られた場所であった。

海溝王国では、数えきれない程の猛獣「トレンチ」がアクアマンとリタの乗る船に襲い掛かり、2人の行く手を阻む。アクアマンとメラは海の中を必死に逃げる最中で逸れてしまう。トレンチに襲われかけて気を失ったメラが目を覚ますと、アトランナ王女が立っていた。そこは海溝王国を抜けた、隠れた海と呼ばれる地球のコアであった。アトランナ王女は海溝王国を逃げ切り、生き延びていたのだ。メラを助けたアトランナ王女は、後から辿り着いたアクアマンと再会を果たす。

映画『アクアマン』の結末・ラスト(ネタバレ)

隠れた海にあるとされる伝説の矛は、滝の下の洞窟に眠っていた。アトランナ王女は何度も手にしようと試みたが、矛を守る猛獣に阻まれ、手にすることはできなかった。洞窟に向かったアクアマンは猛獣と対峙するが、伝説の矛を抜き取ることができ、猛獣にも認められた。真の海の王の誕生である。

一方、オーム王は甲殻王国以外の国を支配し、権力を強めていた。オーム王が甲殻王国に攻め込み制覇する寸前のところで、アクアマンが伝説の矛を片手に現れる。伝説の矛を手にしたことで、全ての海の生物を味方につけたアクアマンは、甲殻王国を守り、オーム王と対決する。矛を操るアクアマンの強さは誰の手にも及ばず、オーム王は決闘に敗れる。アトランナ王女もアトランティス王国に戻り、オーム王は投獄される。

アトランナ王女が海に帰ってから、毎朝日の出の時刻に必ず桟橋に立つトムの元へ、アトランナ王女が姿を現し、2人は熱い抱擁を交わす。それは陸と海が一つになり、平和が訪れた象徴であった。

映画『アクアマン』の感想・評価・レビュー

海中のシーンが多く見られるため、登場するキャラクターや景色はファンタジー要素に溢れ、純心に楽しめる作品であった。アクアマン役のジェイソン・モモアのはまり具合が素晴らしく、終始魅了された。ストーリーがシンプルなおかげで、アトランティスの物語から派生した設定や、登場するキャラクターの立場に入り込みやすく、ヒーロー映画を普段好んで見ない人にもお勧めしたい映画だ。(MIHOシネマ編集部)


海底にはこんな世界が広がっていたらいいな…。そう思ってしまうほど綺麗な海に美しい魚や人魚たち。色鮮やかでキラキラした迫力ある映像が素晴らしい作品です。自分が生まれた世界を守るために戦う、ジェイソン・モモア演じるアーサー。強いだけでなく、少しお茶目な一面や優しさにあふれたキャラクターで感情移入しやすく、作品の世界観にすぐにのめり込んでしまいました。
143分と少し長めでしたが、もう一波乱ありそうな展開に続編を期待してしまいます。(女性 30代)


本作は、海洋人と人間の血を引くアクアマンが「アーサー」という名前で育てられ、やがて人類を征服しようとするアトランティスとの戦いに身を投じていくアクションファンタジー作品。
思いの外ファンタジー要素が濃く、海の中での物語というだけあって髪の毛のなびき方や海洋生物たちの動きがリアルで、その映像美は圧巻の迫力で素晴らしかった。
また、ラストのアーサーの両親の話は感動した。
映像美とテンポの良い演出で最後まで楽しめる作品。(女性 20代)


すでに続編公開も決定しているDC映画シリーズの中でも人気の本作。
主演のジェイソン・モモアはこの役をやるために生まれてきたんじゃないかと思うくらいアーサー役が似合っているが、美しく気高いアトランティス女王を演じたニコール・キッドマンや、強くてチャーミングなヒロインを演じたアンバー・ハードなど、その他のキャスト陣もとても役に似合っていた。
ストーリー自体は振り返ってみるとややありきたりなのだが、それを一切感じさせない展開の面白さ、美しく壮大に描かれた海の世界、迫力満点のアクションシーンなど、総じてレベルが高く満足度の高い作品に仕上がっている。(女性 30代)


まず、海中の映像に圧倒される。映像技術の進歩を、これでもかというスケールで見せつけてくれる。

本作のジェームズ・ワンは『ワイルド・スピード SKY MISSION』の監督でもあり、今作でも、いわゆる『ワイスピ』らしさが散りばめられている。場面の切り替えで流れるカッコいい音楽。重くなりすぎないようにコミカルなシーンで緩和。そして極めつけの、屋根の上での追いかけっこ。海中での大戦。様々なアクションシーンで、次から次へと観客を楽しませてくれる。これぞ、爽快なヒーロー映画と言える作品だった。(男性 30代)


海底人だからと言って全員が水生生物と会話できるとは限らない。
子供のころからアーサーは王の素質を持って、また無意識に使っていたのがわかる終盤の矛を手にしたときは興奮した。絶対的な力を手に入れながらも自分を殺そうとした相手を助け、王と呼ばれた後も王としての威厳が出なかったのはアーサーの優しさなのだろう。

水中での髪の動き、水生生物の滑らかな動き、3Dの技術をここまで活かし最後まで違和感なく見れたのは必要以上のセリフ、効果音、無駄な演出がないからこそだと思う。(男性 20代)

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次作 シャザム!
前作 ジャスティス・リーグ

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