映画『ジャスティス・リーグ』の概要:海外ではMARVELと並び、二代アメコミ出版社と称されているD.C.コミックス。そんなD.C.コミックスに登場するスーパーヒーロー達が、枠を超えて奇跡の共演。彼らは、地球の危機を救うことができるのか。
映画『ジャスティス・リーグ』の作品情報
上映時間:120分
ジャンル:アクション
監督:ザック・スナイダー
キャスト:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ガル・ガドット etc
映画『ジャスティス・リーグ』の登場人物(キャスト)
- ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)
- 普段は大企業の社長として働いているが、裏ではバットマンとして活躍する人物。迫り来る敵に立ち向かうため、ヒーロー勧誘に奔走する。
- クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)
- 普段は新聞社で働いているが、本当の姿はヒーローの中でも圧倒的力を持つ、スーパーマン。前作で命を落としていたが…?
- アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)
- 海底で暮らすアトランティス族の男性。最初はチームに入ることを拒むが、故郷が襲撃されたことで復讐を誓い参加。
- ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)
- アマゾン族の王女として生を受けた半神。前作のスーパーマンとバットマンの戦いにも参戦しており、ブルースの仲間集めを手助けする。
- バリー・アレン(エズラ・ミラー)
- 超高速で動くことができる大学生。少々変わっており、全く友達ができない中、ブルースから声をかけられる。
- ビクター・ストーン(レイ・フィッシャー)
- 事故で生死を彷徨った挙句、手術により機械の身体を手に入れた男性。マザーキューブを止める核となる重要な役割を担う。
- ステッペンウルフ(キアラン・ハインズ)
- 世界を破壊し得る力を持つ、マザーキューブを狙う敵。マザーキューブを持つ、人類、アトランティス族、アマゾン族を狙う。
映画『ジャスティス・リーグ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ジャスティス・リーグ』のあらすじ【起】
世界最強のヒーロー、バットマンを失った世界。結果的に彼を殺すことになったバットマンことブルース・ウェインは、その罪に苛まれながらも日々街を守り続けていた。そして、とある侵略者が地球に迫っていることを突き止めたブルースは、地球を守るために仲間を集結させる。
まず彼が声をかけたのは、かつて共にスーパーマンと戦ったワンダーウーマンことダイアナである。そして、なんとダイアナの故郷も、その侵略者によって襲われていたのだ。侵略者の名前はステッペンウルフ。彼らの狙いは、島に保管されているマザーボックスだった。
マザーボックスはこの世に3つ存在し、かつてステッペンウルフと対峙したアマゾン族、アトランティス、そして、人間の3種族がそれぞれ長きに渡り保管してきたものであった。ステッペンウルフが残る2つのマザーボックスを狙ってくるのは目に見えていた。次にブルースが声をかけたのは、バリーという一見普通の少年だった。しかし、実は彼は超高速で移動することができる、『フラッシュ』だったのである。
映画『ジャスティス・リーグ』のあらすじ【承】
周囲から浮いていて今まで友達のいなかったフラッシュは、チームの一員になることを快諾。さらに、機械の身体のビクターという少年に声をかけたブルース。彼の勧誘には苦労をするものの、ダイアナの活躍により仲間に引き入れることに成功するのだった。
そして、ブルースはもう一人、アーサー・カリーという海で暮らすアトランティス族の男に声をかける。しかし、アーサーにはあっさり断られてしまうのだった。集結した4人は、早速街で次々と人が消えているという噂を聞きつけその場に急行する。そして、予想通り、そこにはステッペンウルフがいたのであった。
4人はステッペンウルフと対峙するが、ステッペンウルフの圧倒的な力に為すすべもないのだった。ステッペンウルフはその建物に大量の水を流し込みその場を立ち去った。危うく水に飲まれそうになった時、助けに入ったのがアーサーだった。実は、ステッペンウルフはアトランティス族の持つマザーキューブも既に盗み出していたのだ。
映画『ジャスティス・リーグ』のあらすじ【転】
仲間を傷つけられた報復をするため、アーサーもまたチームに加わる決意を固める。そして、ブルースはとある計画を立てていた。それは、先日の戦いで命を落とした、スーパーマンの復活だった。ブルースは、先程ステッペンウルフに全く歯が立たなかったことを踏まえ、彼らの中でも最も力を持つスーパーマンを、マザーキューブの力を使って復活させようと考えたのだ。
全くの未知であるそのエネルギーを使うことに、仲間の中には反対の意を示す者もいたが、結局ブルースは行動に移してしまう。そして、スーパーマンを墓からこっそりと掘り起こすと、マザーキューブの力を起動させたのである。
その瞬間、スーパーマンの身体が宙に浮いた。そして、スーパーマンがその目を開いたのである。しかし、目を覚ましたスーパーマンは混乱状態に陥っていた。突如として、ブルース達に襲いかかってきたのである。スーパーマンの圧倒的な力に、ブルース達は必死に抵抗するが徐々に追い詰められていく。
映画『ジャスティス・リーグ』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、そこにスーパーマンが心から愛した女性、ロイスが現れる。そして、ロイスの姿を見たスーパーマンは我を取り戻すのだった。しかし、そこに3つ目の箱を狙ったステッペンウルフが現れる。そして、彼はキューブを奪い取ると姿を消してしまうのだった。
3つのキューブが1つになった時、世界に破滅が訪れる。既に融合が始まっているキューブを戻すことができるのは、自らも機械のビクターだけだった。ビクターを守りつつ、ステッペンウルフと対峙する一行。しかし、ステッペンウルフの強大な力には敵わない。そこに遅れて現れたのが、自らのヒーローとして使命を思い出したスーパーマンだった。
そして、スーパーマンはそのヒーローの中でも最強の力を持って、ステッペンウルフの武器を叩き壊した。その力に、ステッペンウルフは一瞬恐怖心を抱いてしまう。それが全ての終わりだった。ステッペンウルフの部下は恐怖を大好物としており、その恐怖心を抱いた彼を食い殺してしまったのだ。ヒーロー達の活躍によって、世界には平和が訪れた。しかし、その裏では新たな敵が静かに行動を開始していたのだった。
映画『ジャスティス・リーグ』の感想・評価・レビュー
『マン・オブ・スティール』から始まったDCが繰り広げるユニバース作品の集大成。
ついにスーパーヒーローたちが結集する最強のチームが誕生します。
スーパーマンの死によって結成されたチームですが、それをもり立てたバットマンのリーダーとしての手腕が素晴らしいです。
一方でバットマンはチームの中で最も非力だが、その存在感は引けを取りません。
本作でデビューを果たしたアクアマンとサイボーグは、マーベルになかったキャラクターであり、今後の活躍に期待させられます。
しかしながら、最もインパクトに残ったチーム全員とスーパーマンが戦う場面は最高に面白いです。(男性 30代)
MARVELシリーズと比べてしまうのだがどうしても「暗い」感じがする。
そしてヒーローたちが集まるのが早すぎる気がした…。
アクアマンやフラッシュ、サイボーグの背景にあまり深みがないままチーム参加してしまったのは勿体無い気がする。ワンダー・ウーマンの公開を先にしたほうが盛り上がったのでは…などなど思ってしまうことがあった。
フラッシュは中でも笑いで癒やしを与えてくれるのだが、結構スルーされていることも多く悲しくなった…。今後はフラッシュを応援していきたい。(女性 30代)
人気アメコミヒーローが集結、共演を果たすアクション映画。バッドマン、ワンダーウーマンの再登場はもちろん、アクアマン、サイボーグ、フラッシュが参戦。スーパーマンが復活を果たす。
作品の性質上「アベンジャーズ」と比べられるが今作はマーベル系の作品よりもシリアスなのが特徴である。さりとてコミカルなシーンも多くありバランスが取れた作品である。
大軍を相手に一騎当千のヒーローたちが次々と敵をなぎ払うクライマックスのバトルシーンはアベンジャーズとは一線を画す作品と言える。(男性 20代)
DCのスターが集結した作品。アベンジャーズとは違い、本作品で公式に初登場したキャラクターが数名いる為、バッドマンとスーパーマン以外は正直誰なのだろうと思った人も少なくないだろう。公開されたタイミング的にもどうしてもアベンジャーズと比べてしまいがちだが、DCヒーロー特有の少し陰のある展開はDCならではの面白さといえるだろう。とはいえ、正直ヒーローそれぞれのパワーバランスがなんとも偏っている印象を持ってしまった。変にそれぞれが強すぎる上、さらに絶対的ヒーローのスーパーマンがいるので、結局はスーパーマンがなんとかしてしまうという展開もいかがなものかと感じた作品である。(男性 30代)
新しくアーサー、ビクター、バリーの3人が加わり、さらにパワーアップしたチームDCヒーローが大集合します。
それぞれの特徴を活かし、3つのマザーボックスを地球の平和のため、ステッペンウルフから守りますが、なんとすべて敵の手に渡ってしまいます。
そんなときに助けを求めたのがスーパーマン。前作品で命を落としてしまったスーパーマン。果たして彼は戻ってくることができるのか、その謎がこの作品で明らかになります。(女性 20代)
監督が途中交代したこともあってか、前作までとはかなり雰囲気が違っていた。特に新しく仲間に加わったフラッシュというキャラクターがめちゃくちゃ面白いので、それにつられるようにして仲間内での軽妙なやり取りや笑えるシーンが増えたように思う。前作までのダークな世界観が癖になっていた身としては少し肩透かしを喰らった感はあるが、これはこれで面白かった。ドストエフスキーには笑った。
もともと監督をしていたザック・スナイダー版もファンの熱い要望により2021年に配信されるとのことなので、ぜひ見比べてみたい。(女性 30代)
アベンジャーズと比肩するヒーロー構成に期待しましたが、いまいち盛り上がれませんでした。スーパーマンの強さが突出していたのが原因でしょうか…彼以外の活躍が本当に少ない。それぞれの強みが噛み合うような戦闘が見たかったです。アクアマンには海は必要ですよ。バットマンが弱く見えてしまうのも悔しいです。敵も登場時のインパクトこそありましたが、思いのほか弱かったですね。
ヒーロー作品で生き返り要素を入れるのは、相当展開を練る必要があると思いました。(男性 20代)
監督だったザック・シュナイダーが身内の不幸で降板してしまったので、本来の形ではないことが容易に想像できる。
しかも、もともとの時間からさらに短く編集されているようなので、沢山の登場人物に共感する間もなくお話が進んでいく。それでも、ドラマや前作の映画から大体の情報は仕入れていたのでなんとか理解できたが、新規の方には非常に厳しい内容と言わざるを得ない。
それでも、DCが好きなのでこの作品にはポテンシャルが秘められていると信じている。つまり何が言いたいかというと、ザック・シュナイダー版の4時間半に及ぶ映画が配信されたので、そちらを見てから結論を出したいと思う。(男性 30代)
関連作品
次作 アクアマン
前作 ワンダーウーマン(2017)
みんなの感想・レビュー
『バットマン』はクリスチャン・ベイル演じるブルース・ウェイン一択だと思っているのでベン・アフレックの胡散臭いバットマンはどうも好きになれませんが、今作は他のDCヒーローとの共演ということでかなり楽しみにしていました。
個人的にはヘンリー・ガヴィルのスーパーマンやジェイソン・モモアのアクアマンが大好きで、MARVELヒーローよりもイケメンが多いのも推せるポイントですが、とにかく豪華な今作はどこを見ればいいのか迷ってしまうほどアクションシーンにも迫力があり、常に観客を楽しませてくれました。
これらも続くであろう展開がとても楽しみです。