子供から大人まで楽しめるアニメ、『ひつじのショーン』が帰ってきた!今作では何と、宇宙人がショーン達の前に現れる。イングランド発のクレイアニメから派生した大人気シリーズが、スケールアップして日本再上陸。
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の作品情報
- タイトル
- ひつじのショーン UFOフィーバー!
- 原題
- Shaun the Sheep Movie: Farmageddon
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年12月13日(金)
- 上映時間
- 86分
- ジャンル
- アニメ
コメディ
アドベンチャー - 監督
- リチャード・フェラン
ウィル・ベッカー - 脚本
- ジョン・ブラウン
マーク・バートン - 製作
- ポール・キュリー
- 製作総指揮
- マーク・バートン
リチャード・スターザック
ピーター・ロード
ニック・パーク
デビッド・スプロクストン - キャスト
- 不明
- 製作国
- イギリス、フランス合作
- 配給
- 東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の作品概要
元々は、イングランドのクレイアニメ作品で、どこか間の抜けた発明家であるウォレスとその飼い犬グルミットのドタバタを描いた『ウォレスとグルミット』に登場していた羊のショーン。そんなショーンを主人公に描いたスピンオフシリーズが、この『ひつじのショーン』である。2007年に放送が開始され、2015年には初の映画化も果たした。そして、4年の時を経て、ショーン達がスクリーンに帰ってくる!舞台はとうとう宇宙をも巻き込み、さらにパワーアップしたショーン達が楽しめる。過去の作品を見たことがなくても、楽しめる作品に仕上がっている。
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の予告動画
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の登場人物(キャスト)
- ショーン
- 牧場で暮らす、羊達のリーダー。冷静沈着だが、少しイタズラ好きという一面も。宇宙人のルーラとすぐに仲良くなる。
- ルーラ
- 不時着したUFOに乗っていた女の子。高速移動や、触れずに物を浮かせるなどの超能力を持っている。
- ピッツァー
- ショーン達が暮らす牧場の放羊犬。いつもイタズラを仕掛けるショーン達に頭を悩ませている。
- 牧場主
- ショーン達が暮らす牧場の牧場主。自分の牧場に不時着したUFOを利用して、一儲けしようと企む。エージェント・レッド宇宙人探知省に所属するエージェント。ルーラを捕まえようと、ショーン達に襲いかかる。
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』のあらすじ(ネタバレなし)
イギリスにある、とある田舎町で仲間と静かに暮らしていたひつじのショーン。しかし、そんな穏やかな日々を打ち壊す衝撃の出来事が起こる。なんと、彼らの街にUFOが降り立ったのだ!そんなUFOを前にして、住人達は恐れることなく大喜び。UFOを使って観光客を呼び寄せようと、UFOが降り立った牧場の牧場主はアミューズメントパークまで作る始末。そして、UFOにはルーラという宇宙人の女の子が乗っていた。彼女は物を浮かせるという超能力を持っていて、そんな彼女とショーンはすぐに仲良くなるのだった。一方で、自分たちの利益のために宇宙人を捕まえようと動くエージェント・レッドらも現れる。果たしてショーン達は、ルーラを無事に守りきることができるのか。
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の感想・評価
子供から大人まで楽しめるストーリー展開
視聴者としての『ひつじのショーン』のメインターゲットは、各国の子供達。そのため、子供達にも分かりやすいように、ストーリーも基本的に分かりやすく作られている。しかし、それだけでないのが『ひつじのショーン』の魅力。最後までオチが読めないドキドキや、途中ショーン達が巻き起こしていく奇想天外な悪戯によって、大人でも飽きることなく楽しめるように工夫がなされている。子供をターゲットにしている以上、保護者として大人の来場数も増えることが予測される。そんな大人達にも、安心して最後まで楽しめる作品に仕上がっている。親子共に楽しんで、素敵な休日を過ごすことができる一本。
ショーン達の斜め上の発想力
本作をより面白くしているのは、ショーン達の持つその奇想天外な発想力。元々、日頃から様々なイタズラをしかけ、牧場主やピッツァーを困らせているショーン達は、まさしく創意工夫の天才。日常的に鍛えられたその発想力は、見ている私達の常に斜め上をいく。さらに、そこに超能力を持つルーラも加わり、彼らの行動は益々エスカレート。本来であれば実現不可能なことも、超能力を持ってすれば実現できてしまう。最早こうなっては、オチどころかストーリー展開を読むことすら難しい。子供向け作品だと侮ることなかれ。大人や映画好きでも十分に楽しめる、最初から最後まで中身の詰まった充実した一本に仕上がっている。
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の公開前に見ておきたい映画
ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム
ひつじのショーンとは、イギリスで放送されている1話7分で構成されているアニメーション作品。ショーンの初登場は、本シリーズの派生元である『ウォレスとグルミット』シリーズの中編映画、『ウォレスとグルミット、危機一髪!』。これまでに第5シリーズが制作されている、イギリスの子供達を中心に長年愛され続けている作品である。そんな『ひつじのショーン』シリーズ初の映画作品が本作。牧場で仲間達と楽しい日々を送っていたショーン。しかし、そんなショーンにはとある願いがあった。彼は、自由な時間が欲しかったのだ。そして、なんとショーンは牧場主を眠らせ、キャンピングカーに閉じ込めてしまったのだ。しかし、なんとそのキャンピングカーが動き出してしまう。ショーンと仲間達は、牧場主を助けるために大冒険に出ることになるのだった。
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
『ひつじのショーン』シリーズを語る上で欠かせないのが、この『ウォレスとグルミット』シリーズ。ひつじのショーンとは元々、このシリーズに登場する一キャラクターだったのだ。そのキャラの人気が出た故に、彼を主人公としたスピンオフ作品が始まったという経緯がある。つまり、本シリーズがなければ、ひつじのショーンシリーズは誕生しなかったのである。そんな本作は、2005年に上映された作品であり、シリーズ初の長編映画となる。ウォレス達が暮らす町では、兎が畑の野菜を荒らしまわるという事態に陥っていた。そんな中、ウォレスとグルミットはとある会社を設立する。その名も害獣駆除隊、『アンチ・ペスト』。大成功を収める会社だったが、実は、この一連の騒ぎはただの兎によるイタズラではなかったのだった…。
I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
子供から大人まで、スヌーピーを知らない人はまずいないのではないだろうか。それほどの知名度を誇るスヌーピーは、『PEANUTS』というコミックに登場するキャラクター。海外のアニメーションで、主人公が喋らない動物、そして、地元のみならず世界中の子供から愛されているという点で最新作と共通している。スヌーピーの飼い主である少年、チャーリー・ブラウンは、仲間と共に騒がしい毎日を送っていた。そんなチャーリーが通う学校に、ある日転校生の少女がやってきた。そして、チャーリーは赤毛のその少女に恋心を抱くのだった。その少女に近づくため、チャーリーはスヌーピーに相談しながら、アプローチ大作戦を決行するのだった。
詳細 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』の評判・口コミ・レビュー
「ひつじのショーン UFOフィーバー!」前作が素晴らしいアクション映画だったので本作も期待してたけどこっちもいい!!「のび太の○○」的な出会いのストーリーなんだけどしっかりSFしていて名作パロディもあり。後半の熱い展開には手に汗を握りました。笑えつつもホロリとさせる良作。 pic.twitter.com/xRVbSxN2RX
— アンザイ (@anzaioden) 2019年12月14日
ひつじのショーン UFOフィーバー!鑑賞!羊から小さいロボまでみーんな可愛いー!見てるだけでマイナスイオン浴びれちゃう、仕草がいちいち可愛くて仕方ないキャラが、迷い子宇宙人をバックトゥザホーム出来る様頑張る!来年から流行るのは現場猫から現場羊。俺の予想は当たる、間違いない… pic.twitter.com/jNA3MkAzWc
— 梶原一郎 (@robosuretaroji_) 2019年12月15日
「ひつじのショーン UFOフィーバー!」異文化との邂逅、無理解によるトラウマの克服、利害関係を超えた助け合い、利益追求の成れの果て、スラップスティックなコメディの裏に隠された普遍的なテーマのてんこ盛りに感動しました。あと、2001年宇宙の旅好き過ぎ。 pic.twitter.com/rsunxy2TPw
— チュル(⚡️) (@arktto9n) 2019年12月15日
新宿ピカデリー『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』。鳴き声やわめき声だけで台詞無いストップモーションアニメ。やんちゃ羊の元に宇宙人の子供現れてETみたいな話になるドタバタコメディ。前半はおもいっきりふざけていて中々面白い。後半は典型的な展開になる。普通の子供向けアニメという印象 pic.twitter.com/NxkJnX69dj
— kuramaippei (@tenguotoko) 2019年12月13日
「ひつじのショーン UFOフィーバー!」前作に引き続き良作だった。ファミリー向けっぽいけど、ETや未知との遭遇だけでなく、インディペンデスデイやら細かなSF映画のオマージュがたっぷりだし、ドタバタコメディなのに最後はほろっとさせてくれる。何よりこの話、セリフが無いのに全部わかる。すごい。 pic.twitter.com/cJw3PL9pwm
— ブルウス@知ったか映画語り場 (@bruce130th) 2019年12月14日
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
アードマン・アニメーションズは本当に凄い。老若男女関係なく伝わるクレイアニメ表現は、娯楽芸術の最高峰であると改めて認識してしまう。
それに今回はスピルバーグのSF作品へのオマージュを、嫌味なくトレース。感動もオマケに付けるから文句なしですよ。 pic.twitter.com/HcmhtIqGRR— レオナ (@ClockworkReona) 2019年12月13日
映画『ひつじのショーン UFOフィーバー!』のまとめ
子供達待望の『ひつじのショーン』映画化第2弾が、とうとう公開を迎える。ショーン以外にも、牧場主やピッツァーなどいつものキャラクターも総出演。舞台はいつもの牧場だけに留まらず、なんと宇宙規模までに拡大!『ひつじのショーン』シリーズ始まって以来、もしかすると、派生元である『ウォレスとグルミット』シリーズを含む中でも最もスケールの大きい作品に仕上がっているといえるかもしれない。果たして、ショーン達はどんな作戦でルーラを守り抜くのか。我々の想像など足元にも及ばない、ショーン達の発想力に感動しよう。
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