「リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

イギリスのロックスター、リアム・ギャラガーの破天荒な人生に迫るドキュメンタリー・ムービー。伝説のロック・バンド「oasis」が成功し、そして解散してリアムの復活へと繋がっていく、一連の真実を描き出す。

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの作品情報

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ

タイトル
リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ
原題
LIAM GALLAGHER: AS IT WAS
製作年
2019年
日本公開日
2020年9月25日(金)
上映時間
85分
ジャンル
ドキュメンタリー
音楽
監督
ギャビン・フィッツジェラルド
チャーリー・ライトニング
脚本
不明
製作
スティーブン・ラッピン
チャーリー・ライトニング
製作総指揮
ジュリアン・バード
ジョエル・ケネディ
ティム・ダベンポート
キャスト
リアム・ギャラガー
ボーンヘッド
ノエル・ギャラガー
ポール・ギャラガー
クリス・マーティン
製作国
イギリス
配給
ポニーキャニオン

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの作品概要

スキャンダルの多いロック・シンガー、リアム・ギャラガーは、音楽ファンなら誰もが知る伝説的なロック・バンド「oasis」のフロントマンだった。oasisは様々な窮地に立たされた後に解散となってしまい、畳み掛けるようにリアムにも次々と試練が訪れる。本作は、その後ソロデビューを決意した彼が「アズ・ユー・ワー」を発表するまで、その復活を追い続け撮影した画期的なドキュメンタリー企画である。

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの予告動画

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの登場人物(キャスト)

リアム・ギャラガー
元「oasis」のメンバー。スキャンダラスな人生を送っており、ソロデビューするまでに数々の苦難を経験する。
ボーンヘッド
「oasis」の初期メンバーで、ギターを担当していた。家族のためにバンドから脱退。
ノエル・ギャラガー
「oasis」のギタリストとボーカリストを担当。リアムの兄。

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズのあらすじ(ネタバレなし)

伝説のロック・バンド、「oasis」。oasisが解散してから10年が経つ。誰もが衝撃を受けたあの出来事を軸にして、リアム・ギャラガーの人生を追うドキュメンタリー・ムービーだ。当時のことを本人たちの口から聞くことができる。

ずっと兄弟で音楽をやってきたはずなのに、最後に喧嘩になってしまったこと。バンド解散に追い打ちをかけるようなタイミングで降りかかる離婚訴訟。何もかもがうまくいかず、どちらに進めばいいかもわからなくなったリアム。ある日、ギターを渡されたリアムは、再び這い上がることを決意する。またステージの上に立って多くのファンに囲まれても、彼がその間ずっと考えていたのは自らの兄のことだった。

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの感想・評価

リアム本人の口から語られる彼の素顔

この作品は俳優が実在の人物として演技をする、いわゆるノンフィクション系映画と違って、リアム・ギャラガー本人を追い続けたドキュメンタリー作品だ。実際に本人の口から当時の状況、心境を聞くことができるため、製作者の意図やストーリー性が最小限に抑えられている。もちろんドラマとして一本の物語にはなっているものの、リアム本人について知りたいファンにとっては、より純度の高い情報提供の場であるはずだ。

芸能人に降りかかった出来事に関して、一連の流れはある程度外からでも追うことができる。しかし、一般人がそうして調べていったとしても、その手法で詳細を知るには限界がある。興味のあるアーティストをこういった形で取り上げてくれる試みは、非常にありがたいものなのではないだろうか。

リアム・ギャラガーについて

まず事前知識としてリアム・ギャラガーについて知っておく必要がある。イギリス出身の47歳で、1990年代の音楽界では音楽そのものだけではなく、生き方の面でも注目を集めてきた人物だ。音楽のジャンルとしてはロックに位置し、まさしくロックとして相応しい人柄でもある。子供の頃から問題が多く、よく周囲の頭を悩ませていた。

特に注目を浴びていた点として、やはり兄であるノエル・ギャラガーの存在が挙げられる。音楽好きだったノエルの影響もあって音楽に目覚めたリアムは同じバンドで活動をしていたが、その仲は常に不安定だった。喧嘩のせいでバンドそのものが危うくなったことが何度もある。実際に、oasisの解散の原因も二人の喧嘩である。

ロック・バンド「oasis(オアシス)」

oasisは、1991年に結成されたイギリスのロック・バンドだ。リアムとノエルのギャラガー兄弟を含め、5人のメンバーを有していた。また、それ以前に脱退したメンバーを含めると10人にもなる。2009年に解散するまでに世界中で5000万セールスを飛ばしている。

音楽が次々ヒットする傍らでメンバー間ではトラブルも多く、非常に波乱万丈なバンドだったことは確かである。ただリアムはとてもファンを大事にしており、日本でも何度も公演を行っている。全世界でのヒットにはもちろん日本も含まれ、オリコンチャートにも何度もランクインし、多くのファンから大変愛された。

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの公開前に見ておきたい映画

映画『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ

ポール・マッカートニーが製作総指揮のドキュメンタリー映画。2012年12月12日にニューヨークで行われた、一夜限りのコンサートを映像化したもの。コンサートはハリケーンの被災地を救済する目的で行われたチャリティ・イベントであり、復興のためのイベントとしては史上最大の規模のものだった。

そして、表舞台の華やかなエンターテインメントだけではなく、本作と同じようにその裏側をも見ることができる映画である。コンサートで起きたのはスキャンダルではなく、むしろ奇跡と呼ばれるほどの大成功であったのだが、その記録を描いたものとしては、描き出すものはリアリティ、臨場感である。熱狂的なステージの裏側でどういうことが行われていたのかをこの作品でも感じて欲しい。

詳細 12-12-12/ニューヨーク、奇跡のライブ

オアシス スーパーソニック

こちらも本作と同じく、oasisに密着したドキュメンタリーである。2016年に製作されており、本作の先駆け的な作品だと言っていい。コンサートの様子や、彼らへのインタビュー、また舞台裏についても見ることができる。

本作との違いとしては、この作品は製作総指揮にリアムとノエルのギャラガー兄弟本人たちが名を連ねていること。より彼らの成功にスポットが当たった内容になっており、スキャンダラスな一面をロック的な側面として捉えている。すなわち、彼らの人生を肯定的に見た内容が多く、リアリティの表現方法が異なっている。同じ出来事も描いているはずなのに異なる作品として仕上がっていることを考えると、後発の本作への期待がより一層高まることだろう。

詳細 オアシス スーパーソニック

LIVE FOREVER リヴ・フォーエヴァー

2003年に制作されたドキュメンタリー映画。クイーンの楽曲でもあり、またoasisの楽曲でもある名前がそのままタイトルとなっている。oasisを取り巻く当時の音楽情勢についても取り上げられており、特に政権と音楽がどう関わっているのかをわかりやすく伝えてくれている。イギリスに住んでいなければいまいちわかりづらいことも、この映画で腑に落ちる部分が多い。当時ファンが抱いていた思いを辿りながら、ゆっくりと噛み砕いて味わえるノスタルジックな映画かもしれない。

まさしく、リアム・ギャラガーという男が好きな「ブリットポップ」を愛する人間のための映画でもあるこの映画。逆に言えば、あまり興味のない人間にはわかりづらい映画かもしれない。しかしoasisを取り巻く映画を見ていくならば、是非そこに加えて欲しい一作である。

詳細 LIVE FOREVER リヴ・フォーエヴァー

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズの評判・口コミ・レビュー

リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズのまとめ

本作は、起こったことの真相を闇に葬らせず、白日のもとに公開してくれる意欲作だと言える。ファンにとって知りたいことは色々とあるだろうが、それをおいてもエンタメとしてひとつの作品とできるのは、リアム・ギャラガーという人間の人生が非常に興味深いものだという証拠であろう。彼のファンではない人間も、この機会に是非興味を持ち、見ておくべきかもしれない。

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