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映画『新しい靴を買わなくちゃ』あらすじネタバレ結末と感想

映画『新しい靴を買わなくちゃ』の概要:『新しい靴を買わなくちゃ』は、ラブストーリーの脚本家として知られる北川悦吏子監督・脚本の映画。フランスのパリを舞台に、二組の男女の3日間の恋愛を描く。主演は向井理・中山美穂。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』 作品情報

新しい靴を買わなくちゃ

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:北川悦吏子
  • キャスト:中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛 etc

映画『新しい靴を買わなくちゃ』 評価

  • 点数:35点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

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映画『新しい靴を買わなくちゃ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『新しい靴を買わなくちゃ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『新しい靴を買わなくちゃ』 あらすじ【起・承】

カメラマンのセンは、妹のスズメに強引に連れられてパリまでやってきた。しかし、パリに到着するや否やスズメは一人でさっさと出かけてセンを置き去りにする。
泊まるホテルを予約したのはスズメで、センはホテルの名前すら知らない。パリの街中で途方に暮れるが、さらに追い打ちをかけるようにパスポートを女性に踏まれ、顔写真が判別できなくなってしまう。
その女性は偶然にも日本人だった。女性のハイヒールのかかとは折れてしまい、センが接着剤で応急処置を施す。パリ在住でフリーの記者をしているというアオイは、パスポートの件を謝り、何かあった時のために連絡先を渡していった。

センはスズメにホテルの名前を聞くため電話を掛けるが、スズメは出ない。仕方なくアオイに助けを求め、スズメが言っていたホテルの特徴を手掛かりにホテルを突き止める。
アオイは道案内のために同行するが、先に食事をしてバーで飲み、酔っ払ったアオイに付き添ってそのままアオイの自宅へ。結局難解なホテルの名前をまたど忘れしたセンはアオイの家のバスタブで夜を明かす羽目になる。

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映画『新しい靴を買わなくちゃ』 結末・ラスト(ネタバレ)

一方、スズメはパリの恋人の家を訪ねていた。遠距離恋愛だったため、会えなかった時間を埋めるように一緒に過ごす。恋人の画家としての道を応援し送り出したスズメだったが、本心では離れずに結婚したい。しかし恋人カンゴには絵の方が大事。二人の気持ちはつながることなく、数日最後の時を過ごした後別れを告げる。

目覚めたアオイは、バスタブで寝ているセンに驚くが、ホテルの名前を忘れたことを聞いて納得する。それから2日、センはアオイの元で一緒に過ごす。フリーペーパーを作るための取材に同行し、仕事の事を知る。また、過去の恋愛のこと、飼っていた猫が帰ってこないこと、5歳の息子がいたが亡くなってしまったことなど、さまざまなことを知る。
この短い間に二人は惹かれ合っていくが、すぐに別れの日がやってきた。別れの日、まだかかとが折れてしまったあのヒールを履いているアオイ。「新しい靴を買わなくちゃ」と言う。

恋人と別れふっきれたスズメとやっと落ち合ったセンは帰国した。
その後、パリのアオイの元に贈り物が届く。それは、センが撮った写真と新しい靴だった。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『新しい靴を買わなくちゃ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ヒットメーカー北川悦吏子も時代遅れ

北川悦吏子といえば、「ロングバケーション」や「あすなろ白書」、「オレンジデイズ」など、大ヒット恋愛ドラマの数々を世に送り出してきた脚本家である。この人が脚本なら間違いないと思えるほどのヒットメーカーだったのだが、それももう過去の話。
この映画はまさにトレンディドラマそのもので、言葉選びや会話の間、雰囲気、全てがなんだか居心地が悪い。トレンディドラマ全盛期にはそれが良いとされたのだけれど、それを現代でやるのは違う。
今を時めく向井理を主演に迎えながらのこの古臭さはいただけない。
近年ではドラマ「素直になれなくて」でもかなり酷評されていて、もう北川悦吏子の名前だけではどうにもならないんだということはわかっていたけれど、そこから一歩も進化していないのがまたすごい。

パリを舞台にしたかっただけ

ストーリーは薄ら寒くて残念で、何が言いたいのかわからない。結局は何でもいいからパリで映画を撮りたかっただけなんじゃないかと思った。(といいつつ、ストーリー的にパリでなくてもいい内容で、パリでなければならない必然性はない)撮影はオールパリロケなので、風景は素晴らしい。
ストーリーなんてどうでもよく、中山美穂や向井理を見るのが目当て、そしてパリの雰囲気を楽しみ観光気分になりたい人にはまあまあおすすめできる。が、映画の面白さを期待して観ようと思う人には全くおすすめできない作品である。


わざわざ映画にする必要があったのかなと思うほど無駄遣い感の否めない作品でした。パリを舞台にした映画を撮りたかった気持ちは分かりますが、このキャストにこのストーリーをわざわざパリで撮らなくても…と思ってしまうほど微妙なシナリオで3日間の恋なんて大袈裟に言うわりには大きな盛り上がりも無く、ただパリで過ごす男女を描いただけの平凡な作品でした。
出演している俳優陣が好きな人は楽しめると思いますが、日本でも撮れただろうし、ドラマで良かったのではないかなと感じてしまいました。(女性 30代)


本作は、パリを舞台に二組の男女の三日間の恋愛模様を描いた北川悦吏子監督によるラブストーリー作品。
ストーリーに大きな抑揚はなく中盤少し眠くなってしまったが、パリの静かな街並みと坂本龍一さんの音楽がとても心地よくて、大人の恋愛というテーマとマッチしていて素敵だった。
主演の2人はもちろん、サブの2人が醸し出す可愛らしい雰囲気もまた良かった。
キャストがほぼ日本人なので、街並み以外でパリらしさは特に感じられなかったけれど、また観返したいと思った。(女性 20代)

映画『新しい靴を買わなくちゃ』 まとめ

こんなに観たことを後悔する映画もなかなかない。北川悦吏子も脚本家としては大ベテランだが、映画監督としてはまだ二作目。中山美穂が痛々しいという感想が多かったが、特に中山美穂が悪いという印象もない。演技力のない向井理と桐谷美玲が酷いのか、というとこれもちょっと違う。いろんな要因が重なり、相乗効果でこういうものができあがってしまったのだろう。
これから観る人には、割り切ってパリのおしゃれ映画としてぜひ楽しんでほしい。

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