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映画『バーフバリ 伝説誕生』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バーフバリ 伝説誕生』の概要:巨大な滝の近くにある村で過ごしたシヴドゥは、いつしか滝の上にある世界に憧れを抱く。成長した彼は滝の上に登りつくが、そこで自分の本当の運命と向き合うこととなる。

映画『バーフバリ 伝説誕生』の作品情報

バーフバリ 伝説誕生

製作年:2015年
上映時間:138分
ジャンル:SF、アクション
監督:S・S・ラージャマウリ
キャスト:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、タマンナー、アヌシュカ・シェッティ etc

映画『バーフバリ 伝説誕生』の登場人物(キャスト)

シヴドゥ / マヘンドラ・バーフバリ(プラバース)
滝の上にある世界に憧れる青年。国王の血を継いでおり、類まれなる身体能力とカリスマ性を兼ね備える。
アマレンドラ・バーフバリ(プラバース)
シヴドゥの父親で先代の国王。だが、いまはもうこの世にいない。
バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)
現国王。かつてアマレンドララとは国王の座を奪い合っており敗北した過去がある。
アヴァンティカ(タマンナー)
シヴドゥが一目惚れする女性。率先してマヒシュマティ王国への反旗を翻す行動派。

映画『バーフバリ 伝説誕生』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バーフバリ 伝説誕生』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バーフバリ 伝説誕生』のあらすじ【起】

遥か昔、インドを統一していたマヒシュマティ王国があった。ある日、何者から追われていた老女は、赤ん坊を抱えて逃げていた。

川に身を投げ赤ん坊と一緒に逃げているところを付近にいた村人が目撃する。赤ん坊は村人に救われる。だが、続いて老女を救出しようとしたところ老女は川に流され姿を消すのであった。川で救われた赤ん坊は、シヴドゥと名前付けられ、村人の夫婦に育てられることとなる。

それから数十年、逞しい青年となり成長していた。彼は村の近くにあった滝の上の世界に憧れ、登ることを挑戦していた。だが、幾度挑戦するも失敗し、その都度彼の育ての親は心配するのであった。

ある日、いつもと変わらず滝の付近に行く。そこで滝の上から人の顔の輪郭をしたお面が1つ落ちてくる。シヴドゥはお面に惹かれるものを感じ、思いのまま滝の上に登る。滝を登る最中、見知らぬ女性の幻影を見る。女性に惹かれ導かれるまま駆け上がるシヴドゥ。そしてついに滝の頂上に辿り着くのであった。

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映画『バーフバリ 伝説誕生』のあらすじ【承】

滝の上に登ったシヴドゥ。そこには森が広がっており、生活ができる世界が広がっていた。森を歩いていると先ほどまで幻影として見ていた女性アヴァンカが何者かと交戦し、仲間と共に追手を撃退していた。

アヴァンカの後を追うと、彼女とその仲間はマヒシュマティ王国から虐げられており、現王国の政権に反逆したことで囚われていたデーヴァセーナ王妃の奪還も実施しようとしていた。

アヴァンカが一人になったタイミングを見計らい接触する。当初得体の知れないシヴドゥに警心を持つ。だが、シヴドゥから女性として扱いを受けたことに心をときめかせシヴドゥに惹かれていく。その後、アヴァンカらと一緒にデーヴァセーナ王妃の救出に手を貸すことを決める。

一方、マヒシュマティ王国では囚われているデーヴァセーナ王妃のもとへ王家に仕える兵士カッタッパがやってくる。王妃を救出しようとするも彼女はいつか息子がやってくると言いカッタッパの助けを拒むのであった。

映画『バーフバリ 伝説誕生』のあらすじ【転】

シヴドゥはマヒシュマティ王国に侵入した。そこで捕まっていた王妃を見つけ救出する。マヒシュマティ王国の現国王バラーラデーヴァは、カッタッパにシヴドゥを追いかけるよう命じる。

シヴドゥは、自分の首を狙いに来たバラーラデーヴァの息子バドラ王子と相まみえる。シヴドゥはバドラ王子を圧倒し首をはね殺害する。その後、追いかけてきたカッタッパとシヴドゥは互いに剣を交える。だが、シヴドゥの顔を見た瞬間、かつて伝説の国王の名である「バーフバリ」と発声し、シヴドゥにひれ伏す。周囲の人間も彼にひざまずくのであった。

聞きなれない名前で呼ばれることに困惑するシヴドゥ。翌日カッタッパはシヴドゥに先代の国王アマレンドラ・バーフバリの息子で本当の名前はマヘンドラ・バーフバリであることを伝える。

自身の出生のルーツが国王の血を受け継ぐ者であることに驚きつつ、なぜ滝の下で別の親に育てられることとなったか疑問に感じたシヴドゥ。カッタッパは、シヴドゥの父アマレンドラに起きた真実を話し始めるのであった。

映画『バーフバリ 伝説誕生』の結末・ラスト(ネタバレ)

遡ること50年、マヒシュマティ王国の国王は亡くなり、王妃は子供を出産するとともに命を引き取る。王妃の命と引き換えに誕生したのがアマレンドラであった。

跡継ぎがいなくなり情勢が安定しなかったため、新たな国王を決める必要があった。亡くなった国王には兄ビッシャラデーヴァがいたが彼には才に乏しかった。そこで彼の妻シヴァガミが国王の代理となる。

その後、アマレンドラとビッシャラデーヴァの息子バラーラデーヴァは成長し王を継ぐにも適した年齢となっていた。そのタイミングで王国の情報が隣国カーラケーヤに洩れ、王国に攻め込もうとしていた。

カーラケーヤのリーダーの首を取ったほうが王を継ぐことが決まり、アマレンドラとビッシャラデーヴァの王位継承も兼ねた戦となることが決まった。

誠実かつ共に戦う仲間を大切にするアマレンドラと、アマレンドラの邪魔をして姑息な戦いで仲間の犠牲も厭わないビッシャラデーヴァ。最終的に敵国の大将を追い詰めたアマレンドラを邪魔しビッシャラデーヴァが首を取る。

だが、シヴァガミはアマレンドラの民を大切にする意識こそが国王に求められる才能だと伝え、アマレンドラを国王としたのであった。

事実を聞いたシヴドゥだが、なぜ自分の父がいないかをカッタッパに聞く。彼は家臣である自分が裏切ってしまったからだと伝えるのであった。

映画『バーフバリ 伝説誕生』の感想・評価・レビュー

圧倒的スケールと映像美で描かれるインド映画。インド映画ならではの民族感漂う世界観と放たれるアクション、そして王の復活劇。もう「見事!」としか言いようがないほど面白い。あまり知られていないかもしれないが実はインド映画というのは映画のクオリティは結構高い。特に映像美では世界のトップクラスにある。物語や表現は少々癖が強いため、あまりインド映画を観る人は多くないかもしれない。だが、本作はインド映画を普段観ない人にもお勧めできる。鑑賞後、誰もが心の中でこう叫びたくなるであろう、、、「王を称えよ!」(MIHOシネマ編集部)


今作は回想シーンから始まるため父バーフバリと母デーヴァセーナがメインキャラクターとして登場するが、二人の息ぴったりの戦闘シーンが笑ってしまうくらい強くて、見どころの一つだ。CGが少し雑に感じる箇所もあるが、建築物のデザインや迫力は素晴らしい。
インド映画お馴染みのミュージカルシーンは、船が空を飛ぶ、魔法のようなものを使うなどファンタジー要素が強いと感じたがキャッチーなメロディーで癖になってしまう。さすがインド映画。
王座をめぐって骨肉の争いが繰り広げられ「人間ってなんて浅ましいんだろう…」と思う出来事も多々起こるが、観終わった後は気分爽快になる最高の映画だ。(女性 20代)


とにかく出だしのインパクトが凄い。川の中から腕だけを伸ばし、赤ん坊を守り抜く女性の姿は、まだ詳細がわからないにも関わらず圧倒されてしまった。
その後のアクションシーンもアニメ顔負けのスケールで、いっそ漫画の実写化と言われた方がしっくりくるくらいのド派手さだった。だが、派手なアクションの中にも複雑な人間関係や人物像がきちんと描かれており、飽きずに観ることが出来る。
色々な謎を残したままとんでもない所で終わるので、続きを観ずにはいられない。(女性 30代)


前後編見終えてですが、インド映画ってこんなにすごいのか、とこれまで観てこなかったことを後悔するほどおもしろかったです。とにかく映像の迫力がすごいです。インド映画ならではの、ミュージカル演出も良いメリハリになっていて、終始わくわくしていました。恋愛シーンをセリフで説明せずに、歌とダンスで伝える演出が潔くて好きでした。
各キャラクター非常に魅力的だが、この作品では女性が強くかっこいいのが印象に残りました。一人でたくましく生きるというより、周りも巻き込み助け合う強さがあり、どんな時代、どこの国であっても女性だからこそなれるリーダーの姿のようなものがある気がしました。(女性 20代)


突然歌ったり踊ったりするのは、いつものインド映画のノリ。超王道のストーリーをひねらず、そのまま進行していくのが逆に新鮮だった。主人公のバーフバリも顔は濃いがかっこいいし、女優も美しい。楽曲も普段映画で聞いているような曲調ではないので、とても印象に残った。

インド映画のエッセンスを残しつつ、新しいものを貪欲に取り入れた映画で好印象だった。話が唐突に終わることだけが不満。続編を間髪入れずに見なければ収まらない。バーフバリ!(男性 30代)

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