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映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』の概要:アメリカ大手航空会社でパイロットとして働いていたバリー・シールは、CIA、麻薬組織カルテル、ホワイトハウスから任務を受け、秘密任務や犯罪に手を染める。実話を元にして製作された映画。

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映画『バリー・シール アメリカをはめた男』の作品情報

バリー・シール アメリカをはめた男

製作年:2017年
上映時間:115分
ジャンル:伝記
監督:ダグ・リーマン
キャスト:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト・オルセン、ジェシー・プレモンス etc

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』の登場人物(キャスト)

バリー・シール(トム・クルーズ)
アメリカ大手航空会社TWAで働いていたが、パイロットとしての腕を買われ、CIAに雇われる。その後、麻薬密輸組織であるメデジン・カルテルと手を組み、麻薬や銃の密輸で莫大な報酬を受け取る。
シェイファー(ドーナル・グリーソン)
CIAの男。バリーを雇い、隣国の近影写真をセスナ機から撮影させる。バリーがCIAに秘密で麻薬の密輸をした際は刑務所から救い出すが、見返りに武器の密輸を依頼する。
ホルヘ・オチョア(アレハンドロ・エッダ)
麻薬密売組織メデジン・カルテルを牛耳る男。バリーにコロンビアからマイアミへの麻薬密輸を依頼する。
ルーシー(サラ・ライト)
バリーの妻。彼との間に3人の子供がいる。バリーと共に贅沢な暮らしに溺れるが、心からバリーを愛している。
JB(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)
ルーシーの弟。豊かな暮らしをしている姉夫婦の元で居候することになるが、仕事もろくにせず、バリーのお金を盗んでは遊んでばかりいる。

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のあらすじ【起】

1978年。アメリカ大手航空会社TWAで働いているバリーは、パイロットとして様々な国々を行き交っていた。ルイジアナ州バトンルージュにある家では、妻子が彼の帰りを待っていた。

ある日、バリーの前にCIAのシェイファーという男が現れる。彼はバリーの経歴や、勤務の合間にコロンビアの葉巻を密輸し小遣い稼ぎをしていることを知っていた。彼はバリーの飛行の腕を買い、ある仕事を依頼して来たのだ。それは、カメラ付きの高速機で、中米の共産主義系革命軍の偵察写真を撮る仕事だった。バリーはCIAが準備したセスナ機に試乗しその魅力に惹かれる。日々の仕事に退屈していた彼は、刺激を求めてその依頼を受けるのだった。

仕事は秘密工作であり、妻のルーシーにもCIAの依頼のことは隠さなければならなかった。バリーは転職すると妻に話したが反対され、内緒でシェイファーの元で働くことにする。彼の写真はシェイファーの上司にも気に入られ、バリーは情報の運ぶ仕事も任されるようになる。

ある時、コロンビアに着いたバリーは見知らぬ男たちに連れられ、ある豪邸に迎え入れられる。そこは麻薬密売者のホルヘ・オチョアの家だった。そこに居たのはホルヘ以外に、カルロス・レデル、パブロ・エスコバル。彼らはメデジン・カルテルという麻薬組織を牛耳っていた。

彼らはバリーにコカインをマイアミに運ばせようとしていた。麻薬の取締が厳しく、新たなルートを探していた彼らは、バリーがあらゆる航路を知り尽くしていることに目をつけたのだ。バリーは目の前に提示された報酬に目が眩み、CIAには秘密で彼らと取引するのだった。

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映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のあらすじ【承】

麻薬を積んだまま離陸すれば、必ず税関で見つかってしまうと思ったバリーは、途中でセスナを低空飛行させ麻薬を落とす作戦に出る。作戦は見事に成功した。

ホルヘの家で祝杯を上げ、大金を受け取るバリー。ところが、地元警察がそこへやって来て、突然逮捕される。ホルヘたちはすぐに釈放になったが、バリーは檻に入れられた。

彼はシェイファーの力で釈放となるが、警察が翌朝の早朝、家宅捜査に入るということを聞かされる。家族で逃げることを勧められるバリー。シェイファーはすでに、アーカンソー州のミーナという街に彼の家を準備し、逃げる手筈を整えていた。

時は1980年。バリーは突然のことに戸惑う妻と子供たちを連れて、まだ日が昇る前に家を出た。ミーナは人口も少ない寂れた街だった。到着すると、バリーはシェイファーに飛行場へ連れられる。彼は家からその飛行場までの約2000エーカーの土地がバリーのものだと言うのだった。

シェイファーにはある思惑があった。バリーに中米の小国ニカラグアへ、武器を運ばせようとしていたのだ。バリーが以前から撮影していた偵察写真はサンディニスタと自称する共産主義者の写真で、彼らはニカラグアを支配していた。レーガン大統領は、ニカラグアにいる親米反政府民兵コントラに銃を提供し、サンディニスタ政権への攻撃を支援しようとした。

メキシコ湾上を飛行する際は、FBI、危険物取締局(ATF)、麻薬取締局(DEA)、税関の監視をくぐり抜けないといけないという難しい任務。しかし、断ればコロンビア刑務所に逆戻りだとシェイファーに脅され、バリーは引き受ける。逮捕された際に没収されていた麻薬密売の多額の報酬は戻ってきた。

バリーの妻ルーシーは妊娠中で、着の身着のまま見知らぬ街に連れてこられたことに腹を立てていたが、バリーがCIAで働いていることを告白し、さらに持ち帰った札束を見せるとようやく納得した。

1981年。コントラへ銃を運んだバリーは、彼らの戦闘意欲のなさに驚く。そこへホルヘが再びバリーの前に現れ、密輸した銃をコロンビアに横流しにするよう取引を持ちかけてきたのだ。ホルヘの計画によると、銃をコロンビアへ運んだ際に、麻薬を積み込みコントラのもとへ運ぶ。その後コントラがマイアミに麻薬を密輸するという流れだった。

コントラは戦争よりも金儲けに興味を持っていた。それからというもの、銃と麻薬の密輸でバリーには大金が舞い込む。忙しさで手が回らなくなった彼は4人の助手を雇って、さらに運び屋の仕事を増やしていった。

その頃、シェイファーがコントラをミーナの飛行場に来させ、訓練させようとする。飛行場と訓練所を作るのだ。バリーはコントラを運ぶ仕事も依頼され、さらに忙しくなる。

バリーは密輸によって巨万の富を築いていった。ミーナの街にスタジアムを作り、ダミー会社をいくつも作り、必死に資金洗浄するが間に合わない。家の中は札束でいっぱい。押し入れやトランク、地面にも埋めたが、まだまだ隠しきれないほどのお金に埋もれる生活になった。

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』のあらすじ【転】

ある日、ルーシーの弟のJBが彼らの家を訪ねて来た。一緒に暮らすようになるが、彼は仕事もろくにせず遊んでばかり。そして、バリーのお金を盗んでは、高級車を購入するなど贅沢をし始める。

1983年。ついにバリーらは麻薬取締局(DEA)に目をつけられる。超低空飛行が可能な小型機を与えられていた彼らは、巧みな飛行技術でDEAの追跡からいつもギリギリで逃れていた。しかし、DEAだけでなく、ミーナの街に巨額の大金が流れ込んでいることを不審に思い始めたFBIも、調査に乗り出し始めていた。ある程度のことには見て見ぬ振りをしていたシェイファーだが、バリーの目立った行動に頭を悩ませていた。

やがて、カルテルもDEAの包囲網に入り、ホルヘの仲間のパブロは政府を相手に戦争し、コロンビアから追放される。カルテルはDEAが踏み込むことのできないニカラグアに拠点を移す。

JBは大金を持ち歩いているのを警察に見られ逮捕された。前科のある彼は有罪になれば終身刑になるかもしれないと恐れ、バリーの力を借りようとする。

JBが捕まったことはホルヘの耳にも入った。バリーはお金の出所についてJBが口を割ることを危惧していたが、ホルヘがJBを始末しようと言い出したことで、彼を逃がすことにする。しかし、バリーが準備した逃亡用の車をJBが走らせた途端、車は爆発するのだった。バリーはJBの死体ごと車を隠蔽する。

その後、バリーにいよいよ逮捕の手が迫る。シェイファーは、バリーとの関係を裏付ける書類などを大急ぎで全て破棄する。バリーらは、ミーナの飛行場から荷物を運び出し逃げようとするが、FBI、ATF、DEAに同時に捕まり、州司法長官のデイナ・シボタの元へ連れていかれた。彼女は多くの犯罪を犯したバリーを、一生刑務所から出られないようにすると意気込んでいたが、クリントン知事がその窮地を救い、彼は無罪放免になる。

彼の釈放にはやはり裏の思惑があった。今度はカルテルの麻薬密輸、そしてサンディニスタ政権の麻薬密売との関係を立証するため、彼はホワイトハウスに雇われたのだ。

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』の結末・ラスト(ネタバレ)

1984年。バリーはこれまで通りカルテルと密輸の取引し、飛行機に仕掛けたカメラで、彼らが麻薬を積み込む様子の写真を撮影する任務を受ける。

見つかれば確実に殺される任務だった。飛行場では何も知らない家族がバリーの出発を笑顔で見送っていた。任務を降りれば刑務所暮らしになる彼は、引き受けるしかなかった。

ホルヘやパブロは疑い深くなっていたが、バリーは彼らをうまく信頼させた。そして気づかれることなく、カルテルや政府の軍隊らが麻薬を運び込む姿を撮影することに成功する。カルテルの根絶を目指していたDEAは成功を喜んだ。

ところが、テレビでレーガン大統領がニカラグア政府の麻薬取引の関与を批判し、その際にバリーが彼らと写っている写真を放送してしまう。カルテルが裏切り行為を働いたバリーに報復するのは明らかだった。

バリーの犯罪も明るみとなり、FBIはバリー宅の家宅捜索に入る。身につけているもの以外全て押収された。バリーはルーシーに貴金属類をできるだけ体につけさせ、それで当分子供たちとバトンルージュへ戻り暮らすように言う。

州司法長官のデイナ・シボタは、今度こそバリーを刑務所に入れようと必死だったが、またしても彼は保釈され、1000時間の社会奉仕で済まされた。

刑務所には入らずに済んだが、バリーはカルテルからの仕返しを恐れ、毎日モーテルを変えて暮らしていた。真面目に社会奉仕をするバリー。車にエンジンをかける時は、いつも怯えながらエンジンをかけていた。

しかし、それが何度も繰り返されたある日、モーテルの駐車場に着いたバリーは、後ろから人影が近づいてきたことに気がつく。車を出ようとするが、横からも銃を持った男が迫ってきていた。運も尽きたバリー。1986年、彼はホルヘの手下によって殺害される。

映画『バリー・シール アメリカをはめた男』の感想・評価・レビュー

実在した凄腕のパイロット、バリーシールをトムクルーズが演じた作品。とにかく金を荒稼ぎするために、CIAと麻薬組織と大胆に取引していく様が豪快で面白い。実在した人物だけに、限り無く本人と近づけているストーリーであるため、行動の大胆さや性格がしっかりと描かれていて、何故か不思議な魅力を感じてしまう。最終的に、逃亡できず捕まってしまうが、まさかのオチが待っており、最後の最後まで楽しませてくれる作品である。(男性 30代)


実在した人物バリー・シールをトム・クルーズが演じると、実話ではなく作り話に感じてしまうのだから不思議です。それでもバリーが車に乗っているところをマフィアに射殺されて、映画が終わると、これは実話だったのだと考え直しました。トム・クルーズが殺されて終わる映画というのは記憶に少ないですから。
特に印象的だったのはお金が入って来すぎて、やり場に困っていた場面です。困っているのに妙に爽やかになってしまうのは、トム・クルーズだったからだと思いました。実際のバリー・シールはどんな印象の方だったのか、興味が湧いてくる作品でした。(男性 40代)


なぜこんな邦題をつけたかな、というのが第一印象。はめた男ではなく、完全に“はめられた”男の話。
バリー・シールという実在した男の末路までをトム・クルーズが演じていますが、トム様の良さが出ていただろうかと疑問です。バリーという男にはあまり魅力を感じませんでしたが、重く扱ってもいい内容に対して軽いタッチで進んでいくので、楽しみながら見られる映画でした。そこがトム様だからこそ成せる技なのかも。音楽の使い方や細かいカットのおかげで飽きない映画です。(女性 30代)


バリー・シールという本当に実在するパイロットをトムクルーズが演じている。その運転の腕が評価され、CIAに協力をする。しかし、彼はその凄腕で麻薬の密売も難なくこなしてしまい、お金を稼ぎに稼いでいく。才能の使い道を間違えてしまってはいるが、不可能を可能にするというところでは夢を見させてくれる映画だった。

最後は衝撃的なラストだったが、そこも実話ならではの終わり方かもしれない。トムクルーズの演じたバリーだったからかっこよかったが実際のバリー本人はどういう人だったのかと興味をそそられた。何回も見たい映画だ。(女性 20代)


案外こういう軽いノリのトム・クルーズが見れる作品は少ないですよね。キャラクターとしてはしっくりくるのですが、ずっと軽いので展開が単調です。故に後半は飽きてしまう。けれども最後はしっかり主人公が落とされて…って、どんでん返しは良いのだけれど、そうなるとタイトルがおかしい。”はめられた男”が正解です。邦題本当に蛇足です。

とわいえ、アメリカで起きた実話に基づく話になっていて、日本では有名でない分アメリカの新しい知見が得られたのは収穫かと。(男性 20代)

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