「ばるぼら」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

美倉洋介は売れっ子の耽美派小説家で、仕事は順調だった。だが、私生活では異常性欲に悩まされており、誰にも相談できず孤独を抱えていた。そんなある日、酒瓶を片手に道端で倒れている女性・ばるぼらに出会う。

ばるぼらの作品情報

ばるぼら

タイトル
ばるぼら
原題
なし
製作年
2019年
日本公開日
2020年11月20日(金)
上映時間
100分
ジャンル
ファンタジー
ミステリー
監督
手塚眞
脚本
黒沢久子
製作
古賀俊輔
姫田伸也
アダム・トレル
製作総指揮
不明
キャスト
稲垣吾郎
二階堂ふみ
渋川清彦
石橋静河
美波
大谷亮介
ISSAY
片山萌美
製作国
日本・ドイツ・イギリス合作
配給
イオンエンターテイメント

ばるぼらの作品概要

手塚治虫生誕90周年記念。1973年~74年に漫画雑誌『ビッグコミック』で連載されていた手塚治虫原作の漫画を元に制作された作品。手塚治虫の実子である手塚眞が、監督&編集を担当した。実力派俳優・稲垣吾郎×実力派女優・二階堂ふみが初共演を果たしており、渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、渡辺えりなど、豪華なキャストが脇を固めている。ある悩みを抱える人気作家と謎の女性・ばるぼら。二人のミステリアスで愛と狂気に満ちた日々が描かれている。

ばるぼらの予告動画

ばるぼらの登場人物(キャスト)

美倉洋介(稲垣吾郎)
耽美派小説家として人気を博している。だがその一方で、異常性欲に悩まされている。
ばるぼら(二階堂ふみ)
謎の女性。アルコール依存症。ひょんなことから美倉と出会い、共同生活を送るようになる。

ばるぼらのあらすじ(ネタバレなし)

美倉洋介は耽美派小説家として人気を博していた。富、名声を手に入れ、女性からモテた。順風満帆な日々だったがその一方で、異常性欲に悩まされ孤独を抱えていた。ある日、酒瓶を片手に、道端で倒れている女性・ばるぼらと出会う。

ばるぼらは美倉の小説を読んだことがあった。美倉が感想を聞くと、ばるぼらは「どうってことないよ。綺麗すぎる」と答えた。美倉はばるぼらに興味を持ち、共同生活を送るようになった。始めはただの気まぐれだった。しかし、ばるぼらの鋭い指摘に心を動かされ、彼女の存在に救われていく。

美倉はばるぼらの傍で、執筆活動に勤しんだ。小説は飛ぶように売れ、映画化の話まで舞い込んできた。ばるぼらは「ミューズ」なのか?それとも、美倉が生み出した、ただの幻なのだろうか?

ばるぼらの感想・評価

手塚治虫原作の大人向け漫画を実写映画化

本作は手塚治虫原作の漫画を元に制作された作品である。手塚治虫はアニメ化もされた漫画『鉄腕アトム』や実写映画化もされた漫画『どろろ』など、数々のヒット作を手掛けている。「第4回日本漫画家協会賞・特別優秀賞」や「第10回日本SF大賞・特別賞」などの賞を受賞しており、批評家からも高い評価を受けている。「漫画の神様」と評され、多くの漫画家に影響を与えてきた。

『ばるぼら』は手塚治虫作品の中でも大人向けのストーリーで、コアな人気を集めている作品である。主人公の美倉洋介は売れっ子作家として仕事は順調だが、異常性欲に悩まされる日々を送っている。そして、ヒロインのばるぼらは、謎多き女性。二人の出会いと、愛と波乱に満ちた日々が描かれている。

手塚治虫の実子・手塚眞監督作品

本作の監督・編集を担当したのは、原作者・手塚治虫の実子である手塚眞。2004年~2006年に放送されていたテレビアニメ『ブラック・ジャック』や手塚治虫がゲスト出演した映画『妖怪天国』(1986)の監督を務めている。

脚本を手掛けたのは、テレビドラマ『ウルトラマンX』(15)で小林雄次・中野貴雄・小林弘利と共に共同シリーズ構成を担当した黒沢久子。新潟でアナウンサーとして活躍していた異色の経歴を持つ脚本家である。

撮影監督を務めたのは、シドニー出身のクリストファー・ドイル。香港映画『花様年華』(00)でリー・ピンビンらと共に撮影を担当し、「第53回カンヌ国際映画祭・フランス映画高等技術委員会賞」を受賞している。

稲垣吾郎×二階堂ふみの初共演

主演を務めたのは、俳優の稲垣吾郎。テレビドラマ『金田一耕助シリーズ』や映画『十三人の刺客』(10)などの話題作に多数出演している。映画やテレビの他に舞台でも活躍しており、舞台『No.9 -不滅の旋律-』では主人公のルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン役を務めている。本作では人気作家として成功しつつも異常性欲に悩まされている男性を演じており、今までとは一味違う稲垣吾郎の演技が楽しめるはずである。

ヒロインのばるぼら役を務めたのは、女優の二階堂ふみ。26歳という若さながらも高い演技力に定評があり、「第39回エランドール賞・新人賞」を始め様々な賞を受賞している。謎の多いばるぼらという女性をどのように表現したのか、注目して欲しい。

ばるぼらの公開前に見ておきたい映画

映画『ばるぼら』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『ばるぼら』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

白痴(1999)

手塚眞が監督&脚本を担当している。坂口安吾原作の短編小説を元に制作された作品。国内だけに留まらず、海外からも高い評価を受けた。「1999年ヴェネチア国際映画祭 プリモ・フューチャーフィルムフェスティバル・デジタルアワード」など様々な賞を受賞している。俳優・浅野忠信が主演を務めており、歌手としても活躍している女優の甲田益也子や俳優・草刈正雄など豪華なキャストが共演している。

物語の舞台は過去か未来か分からない戦時中の日本で、空襲警報が鳴り響いていた。家は焼け果て、人々は命が脅かされる毎日に疲れ果てていた。そんな中、伊沢は映画制作を目指し、テレビ局でアシスタントディレクターとして働いていた。ある夜、家に帰ると、隣人の妻・サヨが押し入れの中に隠れていた。伊沢はサヨを受け入れ、一緒に暮らすようになった。

詳細 白痴(1999)

半世界

稲垣吾郎が主演を務めており、炭焼き職人の高村紘を演じた。俳優・長谷川博己と俳優・渋川清彦が高村紘の親友役で、女優・池脇千鶴が高村紘の妻役で出演している。阪本順治が監督&脚本を担当した。「第31回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞」や「トロント日本映画祭2019・グランプリ」などの賞を受賞している。

高村紘は炭焼き職人として生計を立て、妻子と共に平凡な毎日を送っていた。そんな日々が続くと思っていたある日、中学の同級生だった沖山瑛介が連絡もなくふらりと帰ってくる。高村は同じく中学の同級生だった岩井光彦に声を掛け、沖山と三人で楽しいひと時を過ごした。40歳目前の三人の男達は、家庭や仕事でそれぞれ悩みを抱えていた。

詳細 半世界

リバーズ・エッジ

岡崎京子原作の漫画を元に制作された作品。二階堂ふみが主演を務めており、様々な悩みに苦しみながらも懸命に生きようとする若者達の姿が描かれた青春×サスペンス映画。シンガーソングライターの小沢健二が映画のために書き下ろした楽曲、『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』が主題歌に起用されている。

女子高生の若草ハルナは、彼氏の観音崎峠が虐めている相手・山田一郎を助けた。すると、山田に「秘密の宝物を教えてあげる」と言われる。その宝物とは、河原に放置されている白骨化した死体だった。山田の他に、後輩の吉川こずえが死体のことを知っていた。若草、山田、吉川は同じ秘密を抱えたことで、徐々に親しくなっていく。だが、ある出来事をきっかけに、三人の日常が壊れてしまう。

詳細 リバーズ・エッジ

ばるぼらの評判・口コミ・レビュー

ばるぼらのまとめ

「映像化不可能」と言われていた手塚治虫原作の大人向け漫画を元に制作された作品。人気作家として全てを手に入れながら、異常性欲に悩まされている主人公・美倉洋介。そんな彼が出会ったのが、謎の女性・ばるぼら。美倉はばるぼらと一緒に過ごすようになり、今まで以上に作家としての才能を開花させていく。ばるぼらは一体何者なのか?美倉はばるぼらの存在に救われ、のめり込んでいく。二人の愛と狂気に満ちた日々の結末とは?

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