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映画『バットマン ビギンズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バットマン ビギンズ』の概要:両親を殺されたブルースは、犯人を恨みながら復讐のときをうかがっていた。司法取引で出所した犯人を殺そうとしたブルースは、幼馴染のレイチェルに諭され、町の腐敗が悪を生んでいると知る。悪を知るため、身を堕としたブルースは、影の同盟という組織の一員であるデュカードという男と出会う。

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映画『バットマン ビギンズ』の作品情報

バットマン ビギンズ

製作年:2005年
上映時間:140分
ジャンル:SF、アクション
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:クリスチャン・ベイル、リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン etc

映画『バットマン ビギンズ』の登場人物(キャスト)

ブルース・ウェイン / バットマン(クリスチャン・ベール)
両親を殺されたことがきっかけで、悪を憎むようになる。ゴッサムシティを平和にしたいという父の遺志を継ぎ、二つの顔を使い分けて自警活動をする。
ヘンリー・デュカード / ラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)
影の同盟を率いる男。デュカードという名前を使ってブルースに近付き、彼に戦闘技術を教え込む。
ジョナサン・クレイン / スケアクロウ(キリアン・マーフィー)
アーカム精神病院の医者。マフィアとの繋がりがあり、捕まったマフィアを精神疾患と診断して釈放していた。後に影の同盟に手を貸し、ゴッサムシティを混乱に陥れようとする。
ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)
賄賂と汚職で腐敗したゴッサム市警の中にいながら、正義を重んじる男。バットマンがゴッサムに平和をもたらすと信じて、彼に協力する。

映画『バットマン ビギンズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バットマン ビギンズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バットマン ビギンズ』のあらすじ【起】

獄中で眠っていたブルースは、過去の体験を夢に見ていた。幼馴染のレイチェルと遊んでいた幼少期の彼は、屋敷の敷地内にあった封鎖された井戸の底に落ちてしまう。大きな物音を立ててしまった。ブルースは井戸の壁に亀裂を見つける。そこから、騒ぎに驚いた蝙蝠の群れが飛び出してきた。その光景は、今もブルースの恐怖の象徴として記憶に焼き付いていた。

食事の時間、ブルースはボスを気取る男に襲われた。男とその部下たちを倒したブルースだが、騒ぎを聞きつけた看守たちに捕まり、独居房の中に入れられてしまう。独居房には、ラーズ・アル・グールの代理人を名乗る、デュカードという男が待っていた。デュカードはブルースの素性も、ブルースが悪とは何かを探るためにあえて身を堕としていたことも知っていた。デュカードはブルースが道を見失っていると指摘し、ラーズ・アル・グールの下でなら正義の道を追求できると言って、影の同盟という組織に入れと勧誘してきた。

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映画『バットマン ビギンズ』のあらすじ【承】

デュカードの口添えによって釈放されたブルースは、影の同盟の本拠地があるヒマラヤの頂上に向かった。ブルースはそこで、闘い方と恐怖を利用した心理操作の心得を学ぶ。弟子の誰よりも力を身に着けたブルースはラーズ・アル・グールから影の同盟を指揮するに値する者として認められた。その最後の試練として、ブルースは犯罪者の処刑を命じられた。しかし、人殺しをしたくないブルースは試練を拒む。ブルースはラーズ・アル・グールを倒し、影の同盟を抜ける。

町の人々に犯罪の無い町を見せたい。ゴッサムシティに戻ったブルースは執事のアルフレッドと、ウェイン社の応用化学部のフォックスの協力を得て悪と戦う準備を進める。

検事補となっていたレイチェルは、クレイン博士はマフィアと繋がっているのではないかという嫌疑をかけていた。精神状態を判断するために彼の診察を受けた者は、ほとんどが疾患を持っていると診断され、釈放されてしまう。裁判の後、レイチェルはクレインを問い詰めるが、何の証拠もない彼女の問いはあしらわれてしまった。

映画『バットマン ビギンズ』のあらすじ【転】

ウェイン社の応用化学部が軍に売り出そうとしていた兵装を手に入れたブルースは、それから自分の屋敷の地下の洞窟を改造して、基地を造り上げた。蝙蝠を模したマスクに、黒く塗った強化スーツ。準備は着々と進んでいた。

ゴッサム市警の警官であるゴードンは、町の巡回中、賄賂を受け取る同僚を見て落胆する。署に戻ったゴードンが自分の事務室の席に着くと、侵入者と遭遇する。侵入者はゴードンにスタンガンを突きつけ、警察の腐敗の原因は何だと尋ねてきた。ゴードンがマフィアによる警察の買収が原因だと話すと、侵入者はレイチェルという検事補が味方になると言い残してその場から消えた。

装備を完成させたブルースは、バットマンとなって、マフィアたちを襲撃し始めた。そうして、バットマンは町の犯罪者や汚職に関わった者たちに恐怖を植え付けていく。バットマンはそれから、マフィアの告訴を渋る検事の弱みをレイチェルに教え、倒したマフィアをゴードンに引き渡した。

ウェイン社では、海上輸送中のマイクロ線放射器が何者かによって盗まれたという報せがもたらされていた。

映画『バットマン ビギンズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

捕えられたマフィアは拘置所から出るため、クレインに精神疾患だと診断するよう要求してきた。これまではマフィアに買収されていたクレインだったが、既に彼には新しい顧客がいた。クレインは、案山子のような防毒マスクを被ると、その顧客の協力を得て開発した新薬を使ってマフィアに幻覚を見せた。

マフィアの発狂には何か原因があると考えたブルースは、クレインの周辺を捜査することにした。クレインはマフィアの薬物取引を隠れ蓑にして、新薬を仕入れようとしていた。クレイン扮するスケアクロウの取引現場に突入したバットマン。しかし、スケアクロウに幻覚剤を嗅がされ、恐怖に屈し、スケアクロウを取り逃してしまう。

スケアクロウは精神病院の地下を拠点にして、入手した新薬を水道に流し込んでいた。潜入したバットマンにより、スケアクロウを捕え、作業を途中で阻止したが、町の水は汚染されてしまった。

バットマンであると疑われないよう、金遣いの荒い御曹司を演じていたブルースは、スケアクロウを捕えたその足で、自分の誕生日を祝うパーティ会場に出席した。ブルースはそこにデュカードの姿を見つける。ブルースは自分がヒマラヤで倒したのは影武者で、デュカードこそが本物のラーズ・アル・グールだと見抜く。ラーズ・アル・グールは腐敗したゴッサムシティを毒で汚染させて、悪を滅ぼすと宣言すると、ブルースを倒し、彼の屋敷を焼いた。駆け付けたアルフレッドに救助されたブルースは、ラーズ・アル・グールの阻止に向かう。

ウェイン社から盗んだマイクロ線放射器を使い、汚染させた水を気化させようとするラーズ・アル・グール。警察に捕えられていたクレインは影の同盟が起こした騒ぎに乗じて精神病院に収監された凶悪犯を町に解き放つ。バットマンとゴードンは協力し、町に平穏を取り戻した。

ラーズ・アル・グールの陰謀から救われたゴッサムシティ。しかし、犯罪が絶えることはなかった。汚職は鳴りを潜めたが、バットマンが現れたことで、犯罪者の方にも厄介な者が現れた。ゴードンはそう言って、とある犯罪者が犯行現場に残した一枚のカードをバットマンに見せた。ジョーカーのトランプ。犯人の遺留品を受け取ったバットマンは捜査を始めるため、夜の町に姿を消した。

映画『バットマン ビギンズ』の感想・評価・レビュー

人気アメリカンコミック原作のアクション映画。主演にクリスチャン・ベイル、監督にヒットメーカー、クリストファー・ノーランを起用。大富豪の青年が「バッドマン」となり活躍する姿を描く。

これまで、何度も映画化された「バッドマン」だが、本作をはじめとしたダークナイト三部作はこれまでの作品とは異なり、リアルな描写で描かれた等身大の「バッドマン」の葛藤、心境の変化が描かれている。その上、ヒーロー映画として十分な迫力ある世界観を表現した良作。(男性 20代)


王道ヒーロー物語とは程遠いダークヒーローのバットマン。そんな彼がどのように誕生したのかを描いたストーリー。バットマン誕生を描いたストーリーだからか、彼の心情やそれまでの人生、過去に焦点を置かれている。
全体的に暗く重いが、先にダークナイト、ダークナイトライジングを見たあとに見ると、彼がどのようにして生まれたのか興味深い状態なので面白かった。
正直最初に見ると序盤から中盤の後半にかけて長くてつまらないと感じる人も多いんじゃないかなと思ってしまう。(女性 20代)


私の中の永遠の天才、クリストファー・ノーラン監督が描いた「バットマン」アメコミ嫌いな私ですが、ノーラン監督とあれば別です。バットマンの誕生を描いている今作ですが、たぶんこの作品が広く知られるようになったのは次作の『ダークナイト』が公開され、大ヒットしてからのこと。前作があるんだと知って観た人も多いはず。そのくらいこの作品は今まで描かれてこなかった、ダークで静かな「バットマン」を描いています。超難解映画『メメント』の監督であるクリストファー・ノーラン。彼がコミック原作の作品を作ると、こうなるのか…という感じの仕上がり。バットマン関係なく、1つの作品として完成していて原作なんて全く知らなくても楽しめます。
キャストはクリスチャン・ベイルにモーガン・フリーマン、リーアム・ニーソンに渡辺謙とかなり豪華。そして、シリーズ通して「落ちる」と「這い上がる」この2つがとても鍵を握っています。(女性 30代)


先にベン・アフレックがバットマン役を務めたDC映画シリーズを観ていたので少し不安だったが、クリスチャン・ベール版バットマンもすんなり受け入れることが出来た。また、原作には存在しないというレイチェル役のケイティ・ホームズも、可憐で美しく、魅力的なヒロインだった。二作目以降キャストが変わってしまったのが非常に残念である。
作品としての人気は『ダークナイト』に劣るものの、続編に登場する主要人物が続々と登場、また主人公バットマンの生い立ちやキャラクターも丁寧に描かれているので、三部作をより楽しむ為にはこちらも必須かなぁという感じ。一瞬だけど渡辺謙が出ているのがなんか嬉しい。(女性 30代)


バットマンの名前は知っていたのだが、どういうキャラクターなのか正直あまり詳しく知らなかった。想像以上に悲しい生い立ちで、過去の怒りや後悔を胸に這い上がった主人公の姿に胸を打たれた。
物語として盛り上がりに欠ける部分もあるが、ここからブルースのバットマンとしての人生が始まるのだということが丁寧に描かれていて非常に分かりやすかった。個人的には、非常に楽しめた作品。
他の監督が手掛けた『バットマン』の作品も見てみたくなった。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    バットマンはただのコウモリ男ではない。過去の悲しみを胸に秘め、悪と闘うヒーローになったんだ!と声高く叫んでいる物語です。でも、ごめんなさい。原作の「バットマン」があまり好きではなく、クリストファー・ノーラン監督の「バットマン」にも惹かれませんでした。

    とにかく中盤になるまでの彼の昔語りが長いです!ようやく、ヘンリー・デュカート役のリーアム・ニーソンが出てきた辺りから物語が少し進んできたなと感じました。丁寧に過去や心情を語るのは良いのだけど、作品全体で観るとやはり凝りすぎたのではないだろうか?

    そして心情も画面もずっと暗いままだった。ただ、リーアム・ニーソンなど脇を固める俳優陣が素晴らしい!主人公よりもデュカートや執事アルフレッドの演技に注目して下さい。ノーラン版の「バットマン・ビギンズ」には続編「ダーク・ナイト」(08)があります。

    続編でもやはり、主役よりもジョーカー役のヒース・レジャーがとても魅力的です。脚本は悪くないと思うのですが、配役がいけないのでしょうか?

  2. 匿名 より:

    どちらかというと、ノーラン版よりもティム・バートン版の方が好きです。現在はCGで溢れている映像を見ない日はありませんが、ティム・バートン版は特撮で撮られています。

    「バットマン・リターンズ」(92)は、主人公が怪人ペンギンという不思議な物語です。キャット・ウーマンもかわいらしくて実写というよりもアニメーションを観ているような錯覚になります。

    ぜひ、興味のある方はノーラン版もティム・バートン版もご覧下さい。もし、ティム・バートンが「バットマン」の続きを描くのなら、人形アニメーションにして欲しい。

  3. 匿名 より:

    あなたのヒーローは誰ですか?そんな疑問を受けて真っ先に思いつくのは、「バットマン」や「スーパーマン」と答える人は多いでしょう。「バットマン」シリーズにもノーラン版やティム・バートン版があります。

    何故、コミックではなく実写版が好まれるのか分かるような気がします。2015年はスパイ映画が人気になりましたが、2016年はアメリカン・コミックスを原作とした新作映画が公開予定されました。

    「バットマン」シリーズが好きな人には、「マン・オブ・スティール」(13)のザック・スナイダー監督の「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」はいかがでしょうか?

    バットマン役をベン・アフレック、スーパーマン役をヘンリー・カヴィル。この2人の組み合わせは思いつかなかったので新鮮です!