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映画『バツイチは恋のはじまり』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バツイチは恋のはじまり』の概要:2012年公開のフランス映画。結婚が決まったイザベルが「結婚すると最初の夫とは離婚する」という一族に伝わるジンクスを払拭するため、見ず知らずの男と結婚し離婚してから結婚しようと考える。出会った男と彼氏に悩むイザベルの姿をコミカルに描いたラブストトーリー。

映画『バツイチは恋のはじまり』の作品情報

バツイチは恋のはじまり

製作年:2012年
上映時間:104分
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
監督:パスカル・ショメイユ
キャスト:ダイアン・クルーガー、ダニー・ブーン、アリス・ポル、ロベール・プラニョル etc

映画『バツイチは恋のはじまり』の登場人物(キャスト)

イザベル(ダイアン・クルーガー)
10年間付き合った彼氏と結婚が決まった女性。美しく明るい性格で、男性にもてる。
ジャン=イウ(ダニー・ブーン)
観光ガイド本の執筆をしている男性。おしゃべりで関係無い話をし続ける空気の読めない男である。
コリンヌ(アリス・ポル)
イザベルの妹。姉思いで優しくしっかりもの。最後まで姉の嘘に付き合ってくれる。

映画『バツイチは恋のはじまり』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バツイチは恋のはじまり』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バツイチは恋のはじまり』のあらすじ【起】

あるレストランで、家族団らんの食事会が始まろうとしている。
ここはココの再婚相手のレストラン。
本当は家族だけのはずが、今日はココの新しい会社の上司が飛び入り参加。
しかも彼氏がいない彼女は、とにかくそれを愚痴りたい。
既に家族はうんざりしているが、ココはそうもいかない。
失恋の話になり落ち込む上司に、ココは自分の姉・イザベルの実体験を話始めた。

ココとイザベルの家にはあるジンクスがある。
それは最初の結婚相手とは上手くいかないというものだった。
ココ達の本当の父親は既に死に、母の再婚相手が父親代わり。
ココはすでに現在再婚相手と幸せに暮らしている。

イザベルの物語はこうだ。
彼女は歯科医師のピエールと10年間付き合い、同棲していた。
彼とは穏やかだが、毎日決まったことを決まった曜日にする、少々マンネリ気味な生活を送っている。
ピエールの両親は厳格なため、結婚を急ぐがイザベルはそのジンクスの為結婚に踏み切れないでいた。
あるとき、子供を産みたいと強く希望した彼女は、彼との結婚を決め数ヶ月後に式を挙げることになる。
しかしやはりジンクスが恐いイザベルは、誰かと1回結婚をして離婚すれば良いのだと思いつく。

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映画『バツイチは恋のはじまり』のあらすじ【承】

ココの取り計らいにより、デンマークで4000ドル支払い偽造結婚することにしたイザベルだったが、現地で何とすっぽかされる。
どうしようも無くなった彼女は、往路便の中で隣になったジャン=イヴの存在を思い出した。
彼は寝たいイザベルに空気も読まずベラベラしゃべりまくる鬱陶しい男だったが、すぐに離婚するから良いと軽い気持ちで彼に接触する。

旅行雑誌の編集者である彼がデンマークからケニアに入ると聞いていたイザベルは、チケットカウンターで偶然を装いイヴに話しかけた。
自分も偶然ケニアに行くのだと言った彼女。
そして空港に到着するとイヴの後を付け、またまた、いかにも偶然を装い笑顔で挨拶をする。
しかし彼が泊まるホテルは安宿のロッジで、食事もローカルの屋台。
その様子を逐一レコーダーに録音している真面目な男でもあった。

彼女はイヴの仕事に便乗したり、観光を楽しんだりしている。
あるときイヴはイザベルに車から降りるように言うと、ある場所に連れて行く。
そこはケニアの雄大な大自然が見渡せる感動的な所だった。
しかしそれもつかの間。
野生のライオンが二人を狙ってきた。
死んだふりをした彼女達は事なきを得たが、この体験はイザベルに取って非常にエキサイティングだったのだ。
だが不幸なことにキーをつけっぱなしにした二人は、車を盗まれてしまう。
足を失った二人は歩き回り、もう限界まで来た時だった。
地元のマサイ族が助けてくれる。

目を覚ましたイザベルは、外でマサイ族の結婚式が執り行われようとしているのを見つけた。
そこで思いついた彼女は、同じやり方で無理矢理イヴと結婚式を挙げたのだった。

映画『バツイチは恋のはじまり』のあらすじ【転】

その後、適当に話を作りイヴを煙に巻いて、フランスに帰国したイザベル。
しかし連絡先はおろか、何も教えていないはずなのに、イヴはイザベルの前に現れた。
最初はピールとココ達と言ったボウリング場、そしてその後、彼女の職場であるピエールの歯医者にまで急患を装いやって来たのだ。
もう無理だと思った彼女は「あなたを愛していない。これからも愛さない」と言い、顔面に何本も麻酔をうち二度と現れないように言う。

全て片付いたイザベルは、「婚姻届は出していないが、式を挙げたことで結婚したことになるだろう」と、ウキウキで結婚書類をもらいに役所に出かける。
しかしそこで問題が。
何とイザベルが既婚者であると言うのだ。
「そんなわけない」と調べてもらうと、何とケニアの役所に勤めていたジャンの兄が勝手に婚姻届を出しているというのである。

式はあと1ヶ月に迫り、時間が無い。
イザベルは離婚届を持って、イヴが駐在していると言っていたモスクワへ向かうことにする。

現地に到着したイザベルは彼を探し、再会。
イヴはあれほど嫌がったのにと不思議がったが、イザベルに惚れてしまったため嬉しくもあった。
しかしイザベルは優しくは無かった。
実はこの旅で彼に嫌なことをたくさんして、離婚してもらおうと言う腹だったのだ。
この日から彼女は彼の嫌がることを執拗にしていく。
戸棚をひっくり返したり、引っぱたいたり、植毛していた家を脱毛剤で抜いてみたり。
それは最悪だった。

その夜、仕事関係のパーティーにイザベルと同伴したイヴ
盛り上がり気分上々で帰宅した彼の横で、寝たふりをするイザベル。

おこさないよう毛布を掛けたイヴは仕事用のレコーダーを再生すると、偶然ココと電話で話しているイザベルの声が録音されていることに気がついた。
それは離婚させるために嫌がらせをしているが中々出来ないという内容で、イヴはショックを受ける。

映画『バツイチは恋のはじまり』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝。
カフェで朝食をとっている時、何も気がつかず嫌がらせを続けているイザベルにイヴは離婚届を渡し、店を後にした。
急いで彼を追いかけたイザベルは、本当のことを話して心から謝罪する。
そして帰国までの24時間、一緒に過ごして欲しいと頼んだ。

モスクワをくまなく観光し、夜はバーで飲み明かし、雪が積もる町を滑りながらはしゃいで歩く。
二人の時間はとても楽しい時間だった。
帰国の時、名残惜しいがフランスに戻るイザベル。
ピエールの待つ自宅に戻ると、「話がある」と切り出した。
しかしピエールからの返事は「子供が出来たのか?」というもの。
違うと答えると安堵しているようで、その様子がイザベルにはショックだった。

ある朝、自宅のチャイムが鳴らされた為、出るとそこにイヴが立っていた。
イザベルが離婚届を忘れていったので、それを渡しに来たのだ。
その後ココ達とボウリングを楽しんでいたが、何かが引っかかる。
そして些細なことで突然イザベルのピエールに対する不満が爆発し、その場で別れてしまった。

その後数ヶ月、抜け殻のようになったイザベルに「人生を無駄にするな」とアドバイスをする義父。
この言葉を聞いてイザベルはイヴを捜し飛び回り、ついに田舎で暮らしている彼を見つけた。

その日は彼のイギリス人ツアー客の観光案内のバイトの日。
教会でガイドをしたイヴの前に現れたイザベルは、再婚して欲しいと逆プロポーズをする。
同じ人と二回すれば良いのだと気がついた彼女。
イヴが喜ぶ式を段取りし、演出した。
そして二人は無事に再婚したのだった。

これでイザベルの幸せな物語は終わりである。
ココの上司は励まされ感動している。
そこへピーターがやって来て、二人は隣に座りはにかんで会話を始めるのだった。

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