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映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の概要:対バイオテロ組織「B.S.A.A.」のクリスは敵に捕まった仲間の潜入捜査官を救うため、メキシコ軍特殊部隊と共に洋館に侵入した。そこで待っていたのは、大量のゾンビと敵が仕掛けた罠だった。

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映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の作品情報

バイオハザード ヴェンデッタ

製作年:2017年
上映時間:97分
ジャンル:アクション、ホラー、アニメ
監督:辻本貴則
キャスト:ケヴィン・ドーマン、マシュー・マーサー、エリン・ケイヒル、ジョン・デミータ etc

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の登場人物(キャスト)

クリス・レッドフィールド(ケヴィン・ドーマン)
対バイオテロ組織「B.S.A.A.」の北米支部隊長。ゾンビ狩りの英雄として有名。熱い男。
レオン・S・ケネディ(マシュー・マーサー)
エージェント集団「DSO」メンバー。ゾンビや悪党と戦う日々に疲れ果てる。射撃の他に、バイクの運転が得意。
レベッカ・チェンバース(エリン・ケイヒル)
シカゴ大学の教授兼「B.S.A.A.」のアドバイザー。人間のゾンビ化について、原因究明と感染阻止に尽力を尽くす。
グレン・アリアス(ジョン・デミータ)
国際指名手配を受けている武器商人。飲料水の販売を行う、「アグア社」の設立者。「某国」に恨みを買い、挙式を爆撃され妻のサラや友人を失う。その日から、復讐の鬼と化す。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のあらすじ【起】

ある企業が生み出したウイルスが、普通の人間を生物兵器(ゾンビ)に変えた。対バイオテロ組織「B.S.A.A.」に所属するクリス・レッドフィールドは、ゾンビ狩りの英雄として名を馳せた。メキシコ・ケレタロ州。クリスはグレン・アリアスに捕まった仲間の潜入捜査官のキャシーと息子のザックを救うため、メキシコ軍特殊部隊と共に洋館に侵入した。アリアスはバイオ・オーガニック・ウェポン(生物兵器)にも手を出し、兵器密売で国際指名手配を受けている危険人物だった。

洋館の中はゾンビの巣窟と化しており、その中にはゾンビ化したザックの姿もあった。さらに、罠も仕掛けられており、メキシコ軍特殊部隊は次々とやられてしまう。クリスは命からがら洋館の外へと脱出した。すると、アリアスが待ち構えており、攻撃を受ける。クリスは戦うが、全く歯が立たなかった。

アリアスは敵と味方の区別ができるゾンビを生み出していた。ゾンビ化したキャシーをその場に残し、立ち去った。クリスは脚を怪我しており、キャシーや他のゾンビに襲われそうになる。そこに、仲間のヘリコプターが現れ、ゾンビを殲滅した。クリスはキャシーの死を目の当たりにし、叫び声を上げて悲しんだ。

4か月後、シカゴ。ゾンビが人間を襲撃する事件が、国内で20件も発生していた。レベッカ・チェンバースはシカゴ大学の教授兼「B.S.A.A.」のアドバイザーとして、原因究明と感染阻止に尽力を尽くしていた。

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映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のあらすじ【承】

レベッカはゾンビ化した人の遺体の調査を行い、ワクチンを開発していた。プロトタイプワクチンが完成した直後、アリアスの仲間であるマリア・ゴメスによる襲撃を受ける。マリアはダクトから研究所内にウィルスを撒いた。レベッカはそのウィルスを吸い込んでしまうが、完成したばかりのプロトタイプワクチンを使って危機を脱する。

マリアは爆弾で建物を破壊した。研究所内にはゾンビ化した人が大勢おり、レベッカは窮地に陥る。だが、駆けつけたクリスとその仲間達に助けられる。クリスとレベッカは旧友で、久しぶりの再会を喜び合った。レベッカはワクチンのデータを持っていることをクリスに教え、クリスはアリアスを追っていることを話した。

レベッカはゾンビ化した人のDNA配列を分析し、カルト教団の残党であるロス・イルミナドス教団の寄生生物兵器(寄生虫プラーガ)に近いことを突き止めていた。クリスは寄生虫プラーガと戦ったことがあるレオン・S・ケネディに協力を仰ぐことにした。

レオンはゾンビや悪党との戦いの日々に疲れ果て、酒場で飲んだくれていた。クリスはアリアスがいかに危険な男かを話し、協力が必要なことを訴えた。アリアスは悪質な武器商人だったため、「某国」の暗殺リストに載った。その結果、結婚式をスマート爆弾で爆撃され、花嫁のサラや親族を殺された。その日から、アリアスは復讐の鬼と化したのだった。

レオンは協力を拒み、クリスと口論になった。レベッカは2人を諌め、急いでアリアスを止めなければ生者も死者も兵器にされると訴えた。そして、プロトタイプワクチンが効いた自分の血を抜き、もし自分が死ねば信頼できる研究所に届けて調べてもらって欲しいと頼んだ。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のあらすじ【転】

トイレに行っていたレベッカは、マリアに捕まってしまう。一方、レオンとクリスの前に、かつてレオンや仲間を裏切ったパトリシオが助けを求めてやって来る。パトリシオはアリアスについて情報を知り過ぎてしまったため、家族と共に命を狙われていた。レオン達が詳しく話を聞く前に、アリアスの仲間であるディエゴ・ゴメスに襲われる。パトリシオはレオンに携帯を託し、死亡した。

パトリシオの携帯に妻から電話がかかってくる。レオンはパトリシオの死を伝えることができず、電話を切った。クリスに一緒に戦って欲しいと説得され、レオンは戦うことを決意する。

ゾンビの襲撃事件には関連があり、五大湖周辺で起きていた。五大湖は主要な飲み水の供給源だった。多くの人がウィルスに感染していた。そして、体内でウィルスが潜伏している状態だった。「トリガー」となるウィルスを使うことによって潜伏ウィルスを活性化させ、人間をゾンビへと変貌させているのだった。一連のゾンビの襲撃事件は、偶発的に起きたものだった。潜伏ウィルスは稀に「トリガー」なしでも活性化するため、起きてしまったのだ。アリアスはワクチンを使い、発症者数の調整を行っていた。

ワクチンを打たれた者は、ゾンビに襲われないようになっていた。それが、ゾンビが敵と味方を区別しているカラクリだった。しかし、レベッカはワクチンを打った後もゾンビに襲われていた。アリアスはレベッカが開発したワクチンが、不完全なものであることを教えた。

レベッカとサラは瓜二つだった。アリアスはレベッカと結婚式を挙げることで、過去の惨劇を克服しようとしていた。レベッカが拒むと、アリアスは辛うじて残っていたサラの腕とレベッカの腕を交換しようとした。一方、レオンとクリスはパトリシオの携帯にあったデータを調べ、アリアスがニューヨークで「トリガー」を散布しようと計画していることを知る。計画の他に「事態悪化の際は、緑のAマークを記したボンベのワクチンを使え。場所は極秘」という記載があった。クリス達はニューヨークのアリアスのアジトにワクチンが保管され、レベッカもそこに監禁されていると考えた。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の結末・ラスト(ネタバレ)

アリアスはクリス達が感づいていると予想し、計画を早めることにした。「トリガー」となるウィルス入りのガスを街中で散布した。人々はゾンビ化した。クリス達はレベッカが開発したワクチンを自分の体に打ち、仲間と共にガスを散布しているタンク車の爆破、レベッカの救出、ワクチンの散布、アリアスの逮捕を行うことにした。

アリアスはレベッカの血を研究し、前より強力になったトリガー型ウィルスを開発した。そして、それをレベッカに注入した。レベッカが変貌するまで、あと20分だった。アリアスはアジトに侵入してきたクリスに、そのことを伝えた。

クリスが大量に現れたゾンビと戦っていると、レオンが駆けつける。レオンがその場に残ってゾンビを倒し、クリスはレベッカの救出に向かった。クリスはレベッカを見つけるが、ディエゴが現れ攻撃される。クリスは焼夷手榴弾を使った。ディエゴは炎に包まれて倒れた。

クリスはレベッカを救出した。2人の前に、アリアスが立ちはだかる。クリスはアリアスと死闘を繰り広げた。その結果、アリアスは高所から落下し、瀕死の重傷を負う。アリアスの傍に、ディエゴが駆けつける。アリアスはディエゴの拘束具を外させ、真の力を解放させた。ディエゴは背中にある触手でアリアスを取り込んで一体化し、アリエゴとなった。

クリスはアリエゴに襲われるが、駆けつけたレオンに助けられる。レオンがアリエゴと戦っていると、ヘリコプターに乗った仲間が現れた。仲間のナディアはレールガンを使い、アリエゴを攻撃した。すると、アリエゴがヘリコプターに飛び移ってきた。レオンはアリエゴに攻撃を仕掛け、クリスが強力な銃弾を撃って止めを刺した。

クリスは見つけたワクチンをレベッカに投与した。レベッカは変貌することなく、助かった。クリス達は上空からワクチンを街に散布した。ゾンビ化した人は元に戻った。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の感想・評価・レビュー

ホラー要素、アクション要素、人間ドラマ、様々な要素が上手く組み合わされていて、素晴らしい作品だったと思う。ゲームの『バイオハザードシリーズ』はやったことがなく少しストーリーを知っているだけだが、十分楽しめた。アクションシーンは力を入れて作られているだけあり、圧巻だった。バイクを乗り回すレオンがとにかくカッコ良かったと思う。アリアスははた迷惑な男だが、奥さんや友人達が殺されたのは純粋に可哀想だなと感じた。(MIHOシネマ編集部)

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