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映画『バイオハザードV リトリビューション』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『バイオハザードV リトリビューション』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『バイオハザードV リトリビューション』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『バイオハザードV リトリビューション』の結末までのストーリー
  • 『バイオハザードV リトリビューション』を見た感想・レビュー
  • 『バイオハザードV リトリビューション』を見た人におすすめの映画5選

映画『バイオハザードV リトリビューション』の作品情報

バイオハザードV リトリビューション

製作年:2012年
上映時間:96分
ジャンル:SF、アクション、ホラー
監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリー、ケヴィン・デュランド etc

映画『バイオハザードV リトリビューション』の登場人物(キャスト)

アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
アンブレラ社の元職員。アンブレラ社が開発したウィルス兵器が原因で、アンデッドだらけになった世界で戦う女性。ウィルス兵器の元である“Tウィルス”に順応できる、唯一の人間。Tウィルスの影響で特殊能力を得ていたが、ウェスカーに打たれた注射が原因で、能力を失ってしまった。もともと高い戦闘能力の持ち主で、怪物化したアンデッドとも互角に戦うことができる。
エイダ・ウォン(リー・ビンビン)
アンブレラ社の職員で、ウェスカーの部下。アリスの脱出に協力するため、レオン率いる救出部隊と別行動でアリスの前に現れる。ウェスカーと共にアンブレラ社を辞めている。深いスリットが入ったセクシーなドレスに、ハイヒールという姿で戦うアジア人女性。
ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)
かつてアリスと共にアンデッドと戦い、ラクーンシティから脱出した女性警官。アンブレラ社に捕らえられ、洗脳を受けてしまった。胸元に取り付けられた虫の形のコンピューターを通して、アンブレラ社の人工知能レッドクイーンから指令を受けている。アリスを捕らえるための特殊部隊のリーダーとして、アリスと再会を果たす。
ベッキー(アリアーナ・エンジニア)
シミュレーション用に作られたアリスのクローンの娘。耳が不自由で、手話を使う。声を出して会話することもできる。アンブレラ社がウィルスを売り込むための、シミュレーション用に作られたクローン人間で、記憶も作られたもの。母親アリスと同じ顔の、オリジナルのアリスを母親だと思い込む。
レオン(ヨハン・アーブ)
アリス救出部隊のリーダーとして、施設に潜入したメンバーの一員。アリス救出の、度を越えた重要さには違和感を抱いている。エイダとは親しい関係にある様子で、エイダが死ぬことはないと信じている。
ルーサー・ウェスト(ボリス・コジョー)
ロスでアリスと行動を共にしていた、有名バスケットボール選手。心優しい黒人のタフガイ。ロスの刑務所から脱出する際、アリスたちを助けるためにアンデッドの群れの中に取り残されたが、生き残っていた。アリス救出部隊のメンバーとして施設に潜入し、アリスと再会を果たす。
アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ)
アンブレラ社の重役で、アリスを利用し、殺そうとしてきた人物。“アルカディア”でアリスに負け、ヘリで脱出を試みたが墜落し、死んだと思われていた。アンブレラ社と決別し、唯一Tウィルスに順応できるアリスを助け出すため、施設からの脱出に協力する。
レイン(ミシェル・ロドリゲス)
アンブレラ社の特殊部隊に所属していた女性。ウィルス研究をしていた施設ハイブでTウィルスが漏れ出した時、アリスと行動を共にしていたが、途中で命を落とした。シミュレーション用のクローン人間として、再び命を得る。ジルが率いるアンブレラ社の特殊部隊の一員で、執拗にアリスの命を狙う。

ベッキーが住む町でのシミュレーション用の住民として作られた、もう1人のクローン。銃反対派の人間で、武器を扱うことができない。ベッキーから、もう1体のクローンとは姉妹だと勘違いされる。モスクワシーケンスに迷いこんだところで、ベッキーを連れたアリスと出会い、行動を共にする。

映画『バイオハザードV リトリビューション』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『バイオハザードV リトリビューション』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バイオハザードV リトリビューション』のあらすじ【起】

アンブレラ社が作ったウィルス兵器の感染が広がり、アンデッドだらけになって荒廃した世界。
元アンブレラ社の職員アリスは、アンブレラ社の野望を打ち砕き、生存者を救うために戦い続けていた。
安全を約束された船“アルカディア”を手に入れたが、アンブレラ社によって洗脳されたかつての仲間、ジルに襲われてしまう。

夫と耳が不自由な娘ベッキーと暮らしている、平凡な主婦アリス。
しかしそこにアンデッドが出現し、夫は殺された。
家の前を通りかかった銃反対派運動中のレインに助けられるが、事故を起こしてしまう。
家のクローゼットにベッキー隠し、自らを囮にしてアリスは死んだ。

アンブレラ社に拘束され、レッドクイーンに洗脳されたジルから、拷問を受けるアリス。
不正アクセスにより警備システムがストップし、アリスは脱走。

脱出した先は、なぜか東京だった。
そこで感染が始まり、アリスは開いたドアの先へと向かう。

多くのアンデッドを倒し、逃げ込んだ扉の先は、アンブレラ社の中央制御室。
職員は全員殺されていて、アリスは武器を手に入れた。

映画『バイオハザードV リトリビューション』のあらすじ【承】

殺したはずのウェスカーは生きていて、アンブレラ社施設からの脱出の協力を申し出る。
滅亡の危機にある人類を救うため、手を組みたいというウェスカー。
しかもウェスカーは、アンブレラ社を辞めたのだという。

アリスが見た東京は、アンブレラ社がウィルス感染の実演のために作ったテスト地区で、ウィルスを売り込むための施設だった。
生きて脱出した者はいないという施設から、エイダと手を組んで脱出することになるアリス。
施設の外にはエイダの仲間の救出部隊が待機していて、脱出の手助けをするために施設に潜入しようとしていた。
そこには、ロスで別れた仲間ルーサー・ウェストもいた。

アンブレラ社が作った人工知能レッドクイーンに操られ、アリスの命を狙うジルから逃げつつ、侵入に成功した仲間との合流を目指す。

アリスとエイダは、NY地区にいた。
かつて倒した、斧を持った巨大なアンデッドの怪物が2体現れ、アリスとエイダの行く手を阻む。
爆発を起こして怪物を倒した2人は先を急ぐ。

一方、アリス救出部隊は、モスクワ地区に潜入していた。
それを察知したレッドクイーンは、アンデッドを差し向ける。

映画『バイオハザードV リトリビューション』のあらすじ【転】

合流場所に到着したアリスとエイダ。
シミュレーション用の住民の中に、娘ベッキーをかばって死んだアリスの死体を見つける。
だが、クローンのアリスの娘ベッキーは生きていた。
姿形が同じアリスを、自分の母親と勘違いするベッキー。
アリスは、ベッキーを見捨てられなかった。

家の外にはジルと、死んだ仲間レインたちのクローンが待ち構えていた。
アリスとベッキーを逃がすため、自分の銃と地図を渡して、その場に残ったエイダ。

モスクワ地区に入ったアリスとベッキー。
すると、ベッキーと車で逃げようとした方の、レインのクローンが声をかけてくる。
彼女にベッキーを託し、救出部隊と合流したアリス。
執拗に追ってくる怪物を瓦礫の下敷きにして、駅にいるベッキーとレインを迎えに行く。

エイダから預かっていた地図を見て、脱出経路を進むアリスたち。
エレベーターまでたどり着くが、レッドクイーンが電源を切ってしまい、脱出できなくなる。
しかも、瓦礫の下敷きにしたはずの怪物にレインは殺され、ベッキーはさらわれてしまった。

ジルが率いる特殊部隊が到着し、アリス救出部隊と銃撃戦になる。
捕虜になっていたエイダを救おうとして、救出部隊のバリーは命を落とした。

映画『バイオハザードV リトリビューション』の結末・ラスト(ネタバレ)

ベッキーを助け出したアリスが逃げ込んだ先は、クローン製造所だった。
偶然手に入れた爆弾を使い、クローン製造所ごと怪物を爆破させたアリス。
その爆発が原因で、施設は壊れていった。

脱出に成功したアリス、ベッキー、ルーサー、レオン。
しかし、エイダを人質にしたジルとレインが追ってくる。
エイダは気絶させられ、倒れてしまう。

プラーガ寄生体を注入し、銃弾が通用しなくなったレインに応戦するルーサーとレオン。
アリスは洗脳されたジルと戦うが、負けてしまう。
そしてレッドクイーンから、アリス抹殺の指令が下される。
だが、ジルを操っていた虫の形の機械を破壊すると、ジルは気絶した。

ルーサーを殺したレインは、アリスの命も狙う。
洗脳から解かれたジルに渡された銃を使い、アンデッドがいる氷の下にレイン沈めたアリス。

そしてアリス、ベッキー、ジル、エイダ、レオンはウェスカーが送ったヘリに拾われた。

ウェスカーと対面したアリスは、Tウィルスを注射されて特殊能力を取り戻す。
そしてアリスは人類の最終兵器として、世界を破壊しようとするレッドクイーンと、アンデッドとの最終戦争に挑むことになる。

映画『バイオハザードV リトリビューション』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

前作から引き続きアクション満載で、アリスの戦闘シーンには思わず息を呑みました。クローン技術によって過去の登場人物が再登場する展開には驚かされ、ファンにはたまらない要素が詰め込まれていました。ただ、物語の展開がやや唐突で、初見の人にはついていくのが難しいかもしれません。シリーズを通して観てきた人には楽しめる内容だと思います。(20代 男性)


かつての仲間や敵がクローンとして復活し、誰が味方で誰が敵か分からなくなる展開がスリリングでした。アクションは派手でテンポも良く、ゲーム的な構成も個人的には好印象です。ただし、ストーリー自体は薄めで、シリーズ全体の繋がりを意識しないと楽しみにくい印象も。映像とアクション重視の作品だと思います。(30代 女性)


アリスが目を覚ました直後の偽りの家族生活のシーンは、不気味さと違和感がうまく表現されていて惹き込まれました。地下施設でのバトルがほとんどで、舞台が限られている分、緊迫感が保たれていたのも良かったです。過去キャラの再登場は嬉しいですが、彼らの扱いがややあっさりしていたのが残念でした。(40代 男性)


シリーズ5作目となる本作は、過去作の総集編のような構成で、ファンには嬉しいオマージュ満載。特にレイン(ミシェル・ロドリゲス)の二役は見応えがあり、キャラの多面性が楽しめました。ただ、ストーリーはゲーム的で単調に感じる部分も。世界観に没入できるかどうかが評価の分かれ目になりそうです。(20代 女性)


テンポが非常によく、ほとんどノンストップで進行するアクションに引き込まれました。氷の海を走るシーンや、都市ごとのシミュレーション空間での戦闘など、視覚的にも楽しめる要素が多く、娯楽映画としては満点。脚本には深みはないけれど、派手さ重視の作品として割り切って観ると面白いです。(30代 男性)


ミラ・ジョヴォヴィッチのアリスは今作でも圧倒的な存在感。無駄のない動きと強さに見惚れてしまいます。とはいえ、クローン設定の多用でキャラが復活するたびに感情移入しづらくなった点は残念。アクション映画としては及第点ですが、ドラマ性を求める人には物足りないかもしれません。(40代 女性)


本作は「視覚の遊園地」と言いたくなるほど、映像面の完成度が高かったです。特に東京シーンの再現度やゾンビとの戦闘は迫力満点。ただ、ストーリーの整合性はかなり犠牲にされている印象で、論理的に物語を追いたい人には不向きかも。純粋にアクションとビジュアルを楽しむ作品です。(50代 男性)


シリーズを重ねるごとにスケールアップしていくのがこのシリーズの魅力ですが、今作は少しマンネリ感も否めませんでした。敵も味方もクローンで再登場するので、感情の起伏が薄く、盛り上がりに欠ける印象。ただ、ラストのホワイトハウスでの決戦予告にはワクワクさせられました。(30代 女性)


冒頭の逆再生シーンはシリーズの中でも特に印象的でした。映像のスタイルにこだわりがあり、監督ポール・W・S・アンダーソンの手腕が光ります。ただ、台詞回しやキャラの感情表現が浅く、アリス以外のキャラクターの存在感がやや希薄なのが惜しいです。シリーズファン向けの一作。(20代 男性)


全編にわたってゲーム的な展開が続き、各エリアを攻略していく感じが好きでした。レオンやエイダ・ウォンの参戦は原作ファンには嬉しい要素だと思います。派手なアクションが好きな人にはおすすめできますが、登場人物の掘り下げは少ないので、感情移入はやや難しいかもしれません。(40代 女性)

映画『バイオハザードV リトリビューション』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『バイオハザードV リトリビューション』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ワールド・ウォーZ

この映画を一言で表すと?

「最速で襲いかかる絶望――ゾンビパンデミックの極限サバイバル」

どんな話?

元国連捜査官のジェリーは、謎のウイルスによって世界中でゾンビ化が進行する中、家族を守るために再び任務に就きます。各地を巡り、感染源と対抗策を探しながら、生き残りを懸けた壮絶な戦いが繰り広げられます。地球規模のゾンビアウトブレイクに立ち向かう物語です。

ここがおすすめ!

超スピードで襲いかかるゾンビたちの圧倒的な迫力と、世界を舞台に展開するスリリングなアクションが魅力です。『バイオハザードV リトリビューション』と同様、スケールの大きな世界観と極限の状況下で戦う主人公の姿に胸が熱くなります。

トゥモロー・ウォー

この映画を一言で表すと?

「未来を救うため、戦場に向かう人類最後の希望」

どんな話?

ある日、未来からの使者が現れ、30年後の地球では未知の生命体との戦争に敗北寸前であることが知らされます。元軍人の教師ダンは、徴兵された人類として未来の戦場に向かい、人類滅亡を防ぐために戦います。未知の恐怖と戦う壮絶なSFアクションです。

ここがおすすめ!

未来の戦場を描いた迫力ある映像美と、人類存亡を賭けた熱いドラマが見どころです。クリス・プラット主演の緊張感溢れるバトルシーンは圧巻です。『バイオハザードV リトリビューション』のような終末世界での戦闘を楽しみたい人に最適な作品です。

ドゥーム

この映画を一言で表すと?

「火星の研究施設で巻き起こる、生存を懸けた決死の戦闘」

どんな話?

火星の研究施設が何者かに襲撃され、異常事態となった施設を調査するために精鋭部隊が派遣されます。しかし、施設内には人間を超越した恐ろしいクリーチャーが潜んでいました。兵士たちは命を懸けて戦い、施設の奥に隠された恐るべき真実と対峙します。

ここがおすすめ!

『ドゥーム』はゲーム原作ならではの緊張感と迫力ある戦闘シーンが見どころです。閉鎖空間で次々と襲いかかる敵との戦いは息をつかせません。『バイオハザードV リトリビューション』のような激しいガンアクションとクリーチャーとのバトルが好きな方におすすめです。

アイ・アム・レジェンド

この映画を一言で表すと?

「滅亡した世界で戦う、孤独な生存者の物語」

どんな話?

ウイルスの蔓延によって人類はほぼ絶滅し、生き残った科学者ネビルはニューヨークで抗ウイルス剤の研究を続けています。しかし、夜になると凶暴化する感染者たちが街を支配し、彼は孤独な戦いを続けながら人類復活の道を模索します。

ここがおすすめ!

ウィル・スミス演じる主人公の孤独と絶望がリアルに描かれ、壮絶なストーリーと美しい映像が印象的です。感染者との攻防と、最後の希望を信じるネビルの戦いは胸を打ちます。『バイオハザードV リトリビューション』のようなポストアポカリプス作品が好きな人におすすめです。

アンダーワールド

この映画を一言で表すと?

「吸血鬼と狼男が繰り広げる壮絶な死闘」

どんな話?

人間社会に隠れ、長い戦争を繰り広げてきた吸血鬼と狼男(ライカン)たち。吸血鬼の最強戦士セリーンは、ライカン側の陰謀を知り、戦いに身を投じます。やがて戦いの中で、彼女の過去に隠された衝撃の真実が明らかになります。

ここがおすすめ!

スタイリッシュなアクションとダークな世界観が特徴のゴシックホラーアクションです。『バイオハザードV リトリビューション』同様、女性主人公が華麗なアクションで敵を蹴散らすシーンは見応え抜群です。スピード感あふれる戦闘シーンを楽しみたい方におすすめです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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