映画『blank13』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「blank13」のネタバレあらすじ結末と感想

blank13の概要:俳優、斎藤工の初監督作品。実話に基づく物語を映画化。13年前、多額の借金を残して忽然と姿を消した父が病気で亡くなった。2人の兄弟は葬儀を行ったが、参列者からの話により、父の本当の姿が明かされる。

blank13の作品情報

blank13

製作年:2017年
上映時間:70分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:齊藤工
キャスト:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴 etc

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blank13の登場人物(キャスト)

松田コウジ(大人:高橋一生 / 少年期:大西利空)
松田家次男。父雅人が失踪した当時はまだ小学生だったが、現在は警備会社に勤務。現金輸送車の運転手をしている。野球が得意で父親とキャッチボールをした良い思い出がある。
松田ヨシユキ(大人:斎藤工 / 少年期:北藤遼)
松田家長男。父雅人失踪当時は中学生。現在は編集者として忙しい毎日を送っている。雅人とは良い思い出がなく、堂々と大嫌いだと口にする。
松田洋子(神野三鈴)
コウジとヨシユキの母で、雅人の妻。夫が残した借金を返済するべく、文句や愚痴の1つもこぼさずにひたすら働き続ける。優しく芯のしっかりとした女性。
西田サオリ(松岡茉優)
コウジの恋人。控え目で可愛らしい女性。コウジの子供を妊娠しており、恋人の支えとなる。
松田雅人(リリー・フランキー)
賭け事に目がなく、雀荘に入り浸っていた。実はとてもお人よしで、家族を大切に思っている。多くを語らず、性格は至って穏やか。困っている人を見過ごせない性分。

blank13のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『blank13』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

blank13のあらすじ【起】

煙草を買って来ると言ってふらりと出て行った父、松田雅人がそのまま姿を消してしまった。
当時、長男のヨシキユキは中学生、次男のコウジはまだ小学生。妻であり母洋子は雅人が残した借金を返済するべく朝から夜まで働きっぱなしで、交通事故に遭っても身体が動く限り休まずに働いた。そんな母の姿を目にしていた兄弟は、母の代わりに新聞配達を手伝い、遠足や毎日の弁当はヨシキユが文句を言いつつ、不器用ながらに作ってくれたものだった。そうして、残された家族は苦しい生活を送りながらも、必死に働いて借金を完済したのである。

あれから13年。ヨシキユの元に1本の知らせが入る。それは行方不明だった雅人が末期の胃がんで入院したというものだった。兄は家族にそのことを相談。ヨシユキは父との間にあまり良い思い出がなく、会わないと判断したようだったが、コウジには父とキャッチボールを楽しんだという良い思い出があった。洋子も長男に倣って会わないと決めたようだったので、コウジも口ではその意見に賛同した。

blank13のあらすじ【承】

しかし、雅人は借金を残して消えただけで、普段は温厚な性格の男である。家で暴力を振るったわけでもなく、コウジには優しかった。故にコウジは会ってみたいという気持ちから、1人で見舞いへ。あわよくば謝罪か、あるいは消えた理由が聞けるかもしれないという打算もあった。しかし、実際に会った雅人は言い訳をするでもなく、ただ次男の来訪を労うだけ。そして、今の仕事はやりたかった仕事なのかと聞いただけだった。

コウジは現在、警備会社に勤務しており現金輸送車の運転手をしている。恋人の西田サオリは控え目で可愛らしく性格も良い。コウジはサオリにも父のことを話した。すると、彼女は見舞いに行くべきだと恋人を諭す。初めのうちは遠慮していたコウジだったが、見舞いにはサオリも一緒に行くと言うため、病院へ。1度目の見舞いから2カ月が経過していた。

サオリと共に2度目の見舞いに訪れたコウジ。たった2カ月しか経っていないのに雅人は酷く痩せこけ、見た目にも死が近いことを予想させた。父は2人の見舞いに礼を言い、更にコウジへと小遣いをくれるのだった。

blank13のあらすじ【転】

あれから時を置かずに雅人が亡くなった。ヨシユキとコウジは父の葬儀を行ったが、母は葬儀には出席しないと言う。手伝いにはサオリが来てくれた。奇しくも隣の寺では同じ松田家が葬儀を行っていて、そちらには大勢の参列者が訪れたが、雅人の葬儀には数える程度の参列者しか訪れなかった。

僧侶の計らいで雅人の思い出を1人ずつ語り合うことになる。参列者たちは一風変わった人々であったが、まずはサラリーマン風の男が雅人との思い出を語った。彼は雀荘仲間であったらしく、雅人はとてもお人よしだったと言う。金に困った人を見過ごすことができず、自分も持っていないのに他人のために金を貸し、しかも大概は逃げられる。それなのに、貸した人物を恨むこともしない。次に語った人物は雅人から手紙をもらっていたと言い、手紙を朗読。そこには、残して来た家族にただ、ただ感謝していると書いてあった。

blank13の結末・ラスト(ネタバレ)

年老いたおじいさんは手品が得意で、雅人が好きだったという手品を披露。ニューハーフの女性は雅人から受けた恩を語る。そこで、かつての借金取りが葬儀へ訪れ、中へ入らずに手だけを合わせて帰って行く。ある者は宗教の勧誘を追い払ってもらったと言い、5年来の競馬仲間は雅人が大事に持っていた次男の小学生の時の作文を見せてもらったと言う。

参列者全員の話が終わった後、ヨシユキが喪主の挨拶を行った。長男には父との良い思い出がなく、母が苦労して来た姿ばかりが思い出される。だが、参列者の話では自分が知らない父親がかなりのお人よしだったと知らされ、言葉が出てこなくなる。ヨシユキは声を詰まらせ葬儀場から立ち去ってしまう。遺影を渡されたコウジは、仕方なく挨拶を引き継いだ。兄弟は2人して雅人のことが大嫌いだと堂々と告げるが、父はどうやら兄弟が思っていた父とは違うらしい。コウジもまた涙を堪えながら、挨拶を終わらせた。

母洋子には、雅人が亡くなる寸前に離婚届けと結婚指輪が送られていた。洋子は多くを語らない夫、雅人の性格を知っていたのだろう。葬儀に参列しなかったのは、離婚届けを送りつけてきた雅人に対して抵抗の意を示したのだ。それでも、彼女は喪服を身に着け、最愛の夫を密やかに悼んだのだった。

blank13の感想・評価・レビュー

実話に基づく物語を俳優の斎藤工が企画製作、監督を務めた作品。物語は葬儀のシーンから始まり、亡くなった男性が兄弟の父親であることが分かる。そして葬儀中に行われる過去の回想で関係性が描かれる。

物語の中盤でようやく、タイトルが出たのには驚いた。タイトルより前半は家族が見た父親像を描き、タイトル以降は父親の本当の姿を描いているのだと思われる。セリフはあまり多くなく非常に淡々としていながら、音楽もリズムを刻むだけで物語に集中できるような演出がされている。今作では試験的な印象もあり、斎藤工監督としての次回作が気になる。(MIHOシネマ編集部)

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