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映画『きみがぼくを見つけた日』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『きみがぼくを見つけた日』の概要:突如タイムトラベルをしてしまうという障害を抱えるヘンリーと、幼い頃に未来のヘンリーと出会って以降、彼に恋し続けてきたクレア。時空を越えて純愛を貫く恋人達を描いた、不思議で切ないラブストーリー。

映画『きみがぼくを見つけた日』の作品情報

きみがぼくを見つけた日

製作年:2009年
上映時間:110分
ジャンル:SF、ラブストーリー
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:エリック・バナ、レイチェル・マクアダムス、アーリス・ハワード、ロン・リヴィングストン etc

映画『きみがぼくを見つけた日』の登場人物(キャスト)

ヘンリー(成人:エリック・バナ / 6歳:アレックス・フィリス)
6歳時、交通事故に遭ったことがきっかけで、時空を行き来できる体質になる。事故の際に母親を亡くしている。現在は、相変わらず突如発生するタイムトラベルに悩みながら、他人との関わりを避け、図書館司書としてシカゴ市立図書館に勤めている。
クレア(成人:レイチェル・マクアダムス / 6歳:ブルックリン・プルー)
富裕な家庭出身の芸術家。6歳時に未来からやってきたヘンリーに会い、それ以降、ヘンリーに恋し続けてきた。20歳のときに、同時間に生きるヘンリーに出会い、長年の想いを告白する。
ゴメス(ロン・リビングストン)
クレアの友人。ヘンリーがタイムトラベルする場面を実際に目にし、ヘンリーの良き友人となる。チャリスと付き合っている。
チャリス(ジェーン・マクリーン)
クレアのルームメイト。ゴメスと交際中。ヘンリーのタイムトラベル障害を知っている数少ない人物の一人。後にゴメスと結婚する。
リチャード(アーリス・ハワード)
ヘンリーの父。元オーケストラのバイオリニスト。事故で妻を亡くした悲しみから立ち直れず、体調を崩しやすくなり、現在は引退している。ヘンリーのタイムトラベル癖を理解している。
アネット(ミシェル・ノルデン)
ヘンリーの母。歌手。ヘンリーが6歳の時に交通事故に遭い、ヘンリーの目の前で命を落とす。
フィリップ(フィリップ・グレイグ)
クレアの父。上流階級の上品な男性で、狩猟が趣味。
ケンドリック博士(スティーヴン・トボロウスキー)
遺伝学専門の博士。時間と遺伝子との関係を研究しており、ヘンリーの依頼を受け、タイムトラベル障害を分析する。
アルバ(5歳:ハイレイ・マッキャン / 9、10歳:テイタム・マッキャン)
ヘンリーとクレアの娘。快活で頭の良い少女。ヘンリーのタイムトラベル障害を受け継いでいるが、ヘンリーとは違い、行き先を自分で決まることができる。

映画『きみがぼくを見つけた日』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『きみがぼくを見つけた日』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『きみがぼくを見つけた日』のあらすじ【起】

クリスマス間近のある夜、6歳のヘンリーは、母アネットの運転する車に乗っている最中に事故に遭い、その衝撃でタイムトラベルをする体質になってしまう。車が衝突する瞬間、ヘンリーは、親子で穏やかな時を過ごしていた2週間前にタイムトラベルする。現在へ戻ったヘンリーの前に、未来からやってきた大人のヘンリーが現れて事情を説明する。

成長したヘンリーは、図書館で司書として働きながら、相変わらず突如発生するタイムトラベルに悩まされている。タイムトラベルは突然起こり、ヘンリー自身は到着先の時代や場所は決定できない。時空を超える際には物質的なものを持っていけないため、到着先でヘンリーは裸になる。

ある日、ヘンリーは蔵書を探しにきたクレアと出会う。クレアは、ヘンリーを一目見るなり親しげに接し、幼い頃からヘンリーを知っていると言う。

クレアはヘンリーをディナーに誘い、初めてヘンリーに出会った時のことを話す。6歳のクレアは、時空を越えて現れたヘンリーに出会い、その時からヘンリーに恋をし続けてきた。クレアはヘンリーに会った日を全て日記につけている。ヘンリーはクレアに強く惹かれ、二人は恋人同士になる。

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映画『きみがぼくを見つけた日』のあらすじ【承】

過去。6歳のクレアは、自宅の豪邸の森で遊んでいる最中、未来からやってきた裸のヘンリーに遭遇する。始めは不審がっていたクレアだが、ヘンリーが姿を消して過去へ戻る様子を見て、ヘンリーが時空の旅人であることを信じる。ヘンリーの再出現に備え、クレアは毎日森の中にヘンリー用の衣服を準備する。

何回経験しても、ヘンリーはタイムトラベルの際には不安を覚える。ヘンリーは、過去に戻った際には死んだ人に会うことはできるが、過去に起こったことは変えられないことを知っている。ヘンリーは、亡くなる前のアネットに会うことはできるが、交通事故を避けることはできない。

クレアは、自宅での夕食にヘンリーを招き、チャリスとゴメスを紹介する。自分との恋愛を待ち続けて時間を無駄にするな、と幼いクレアに忠告するため、ヘンリーはクレアの日記を盗み見て、未来の何時に過去へタイムトラベルするのか探る。

ある夜、未来からやってきたヘンリーは、偶然ゴメスに会う。ヘンリーはゴメスの目の前で姿を消し、ゴメスはヘンリーがタイムトラベラーであることを信じる。

ヘンリーは、クレアとの結婚を決意する。ヘンリーは実家へ行き、父親リチャードから母親の指輪を譲り受け、クレアに指輪を贈って求婚する。

結婚式の直前、ヘンリーはタイムトラベルで姿を消してしまう。偶然、未来のヘンリーが現れ、現在のヘンリーの代わりに結婚式に出席する。未来のヘンリーが姿を消した後、現在のヘンリーが現れる。初夜を迎えようとしたところで、ヘンリーはクレアの目の前で再びいなくなってしまう。

過去にタイムトラベルしたヘンリーは、6歳のクレアと再び会う。ヘンリーに恋する幼いクレアは、ヘンリーが結婚すると知ってやきもちを焼く。

映画『きみがぼくを見つけた日』のあらすじ【転】

結婚後も、ヘンリーは度々タイムトラベルを繰り返す。クレアはクリスマスも新年も一人で過ごし、ヘンリーに不満を募らせ始める。久しぶりに時空旅行から戻ってきたヘンリーは、クレアを宥めるために、既に結果を知っているクジ券を買って当選させる。二人は当選金で新居を購入する。

ある日、ヘンリー達がゴメスとチャリスを自宅に招いた際、四人の目の前に血を流して瀕死のヘンリーが現れ、すぐに消えていく。クレアは、40歳半ばよりも年上のヘンリーに出会ったことが無いことに気づく。ヘンリーとクレアは、ヘンリーの寿命が長く無いことを予感する。

妊娠したクレアは、何度も流産するが、その度に胎児は再びクレアの胎内に戻ってくる。ヘンリー達はケンドリック博士に相談し、タイムトラベルは遺伝性であることを知る。二人の子供はヘンリーのタイムトラベル体質を受け継いでおり、その能力をすでに発揮している。

クレアの体を心配するヘンリーは、出産を取り止めようと提案するが、クレアは産むと言って譲らない。これ以上子供を作らないようにするため、ヘンリーはパイプカット手術を受ける。突如、過去に飛ばされたヘンリーは、ティーンエイジャーのクレアに出会う。苛立っていたヘンリーは、思わずクレアのファーストキスを奪う。

現代に戻り、帰宅したヘンリーは、手術を受けたことをクレアに打ち明ける。クレアはヘンリーの身勝手さを責め、今の苦労はヘンリーが過去の幼い自分をたぶらかしたせいだと怒る。その夜、クレアは過去(パイプカットをする前)からやってきたヘンリーに呼び出され、眠っている現在のヘンリーを置いて外出する。クレアは過去のヘンリーと一夜を共にする。

翌日、クレアは昨夜の出来事をヘンリーに告白する。クレアは、ストレスが胎児のタイムトラベルの原因だと気付いており、胎児に負担をかけないため、ヘンリーとは二度と喧嘩しないと宣言する。

映画『きみがぼくを見つけた日』の結末・ラスト(ネタバレ)

胎児は順調に成長し、クレアは臨月に入る。ある日、未来へタイムトラベルしたヘンリーは、10歳になっている実娘アルバと出会い、アルバが5歳の時に自分は死んでしまうことを知る。ヘンリーはアルバを抱きしめ、別れを告げて現在に戻る。

クレアは出産し、ヘンリー達は幸せに満ちた日々を送る。アルバの5歳の誕生日が近くなり、10歳のアルバは現在のアルバのもとに度々姿を現すようになる。10歳のアルバは、ヘンリーが近く死亡することを現在のアルバに伝える。

アルバの5歳の誕生日、クレアはアルバから、ヘンリーがこの一年の間に死ぬことを聞き出す。ヘンリーとクレアは、一緒に居られる時間が短いことを悲しみ、不安を分かち合う。
ヘンリーのタイムトラベルの回数が激増する。未来にタイムトラベルしたヘンリーは、自分はクリスマス・イブに死ぬことを知る。

クリスマス・イブの夜、ヘンリーはゴメスやチャリス、リチャードを自宅でのパーティーに招く。ヘンリーからいきなり厚く礼を述べられ、ゴメスはヘンリーが死を覚悟していることに気付く。ヘンリーはクララと二人きりになり、今夜が最期の日であると告げる。

突如、ヘンリーは過去へタイムトラベルし、過去のクレアの自宅の雪山に到着する。ヘンリーは義父フィリップが鹿に向けて撃った弾に当たり、腹部に大怪我を負い、現在に引き戻される。フィリップは、ヘンリーを撃ったことに気づいていない。

現在へ戻ったヘンリーは、死因がフィリップの弾であることは口にせず、家族や友人に見守られながらクレアの腕の中で息絶える。

ヘンリーの死後、クレアとアルバは実家で暮らしている。クレアは、いつ過去のヘンリーがやってきても良いように、衣服を森の中に用意している。ある日、9歳になったアルバは、アルバが生まれる直前の頃からやってきたヘンリーに出会う。アルバからの知らせを受け、クレアはヘンリーのもとへ駆け出す。ヘンリーはクレアを抱きとめ、待ち続ける人生は送らないで欲しい、と告げて消えていく。

クレアとアルバは、たとえ姿は見えなくとも、ヘンリーは常に近くにいることを実感する。

映画『きみがぼくを見つけた日』の感想・評価・レビュー

原作は小説家オードリー・ニッフェネガーの同名小説でデビュー作。自分の意思とは関係なく時代をタイムトリップしてしまう男性と、運命の女性が愛を育みながらも翻弄されるストーリー。男性は幼少期の事故をきっかけにタイムトリップしてしまう体質になってしまうが、きっかけも分からず突如として時空転移してしまうため、その度に大変な目に遭う。そんな人生の中、運命の女性との出会いは彼にとっても救いになっていただろうと思う。最終的に男性は狩猟事故により亡くなってしまうのだが、それまでの間に彼は未来へも飛んでおり、妻と子供とも時を過ごしている。時間の妙を上手く描いた作品。(女性 40代)


この映画を観ていると、顔がほころんだり、胸が締め付けられたり、涙が流れてしまう。序盤はヘンリーとクレアの出会いにときめき、中盤は二人が対峙する現実や困難に息をのみ、終盤は家族の絆や終わりのある幸せを目の当たりに絶句し、涙を流してしまった。

ヘンリーがクレアに、自分を待たなくていい、自分の人生を歩んで、と告げるラストのシーンでは優しい涙が頬を伝った。

時は戻すことが出来ない、一瞬一瞬を大切にしようと思う。(女性 20代)


タイムトラベル×ラブロマンス。いつ会えるかも、どのくらいの間会えるかも分からないけど愛する人を永遠に待ち続けるなんて切なすぎます。でも、だからこそ2人の愛は永遠で、尊いものなんでしょうね。ラストの子供たちからヘンリーが現れたことを聞き、クレアが森の中を一生懸命駆け抜けて、ヘンリーと草原でキスをするシーンはとても美しくてロマンチックでした。クレア役のレイチェル・マクアダムスがとても美しく、笑顔がキュートで素敵でした。愛に溢れロマンチックでとても感動する作品でした。(女性 30代)


タイムトラベルできる体質を一つの障害のような描き方をしている。物語はラブロマンスを主とした内容で、ヘンリーとクレアの時代を超えた繋がり合いがロマンチックだ。どの時代の夫であっても信じて愛を貫くクレアの強さが尊い。シリアスなシーンも多く、胎児がタイムトラベルして流産を繰り返し、妊娠を諦めさせるために避妊手術を受けたシーンは見ていてとても辛かった。ヘンリーの死後、二人が再会し抱き合うシーンは、クレアの心情を思うと切なくてたまらなくなった。(女性 30代)


今という時間、そしてそばに居てくれる人のことを大事にしようと思わせてくれる素敵な作品でした。
子供の頃の事故がきっかけで「タイムトラベル」の能力を身につけてしまったヘンリー。しかし、自分の意思とは関係無くタイムトラベルしてしまう彼はとても可哀想でした。
過去も未来も見た彼は自分の結婚相手や子供のこと、そして死ぬ時のことまで知っています。彼はそれを知りながらも愛する人と生きる道を選びました。
思い続けた人と結ばれながらも、自分の死期を知っていて、それを娘に伝えるという展開はとても切なかったです。(女性 30代)


レイチェル・マクアダムスは、タイムトラベル系の映画に頻繁に出演しますね。彼女は10代から40代まで、年齢に応じた演技を絶妙にこなします。また、喜怒哀楽の表情が豊かで可憐です。今作は自分の意志ではタイムトラベルできず、移動した先の年齢がバラバラ、そして未来は変えられません。個性的なルールのためか、若干混乱したり矛盾を感じる場面がありました。しかし、愛を多分に感じられる良作です。ブラッド・ピットが制作に関与していると後に知り、もう一度見たくなりました。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー

  1. 影山 美穂 より:

    桃さん、お返事ありがとうございます!

    まさか同種ブログ運営者様だったなんて!とてもビックリですw
    しかも、わざわざ優しく指摘してくださるなど、なんと親切な方でしょうか。
    桃さんの人柄に私こそ尊敬しています(*^^*)

    まだまだ小さなサイトですが、応援してくださっていること大変嬉しく思います。
    これも何かの縁ですので、良かったらお友達になってください!!
    お互い励まし合いながら応援し合えたらなと思っています^^

    もし良かったら、問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。

  2. より:

    美穂さん、ご丁寧なお返事ありがとうございました^^。
    実は、私も映画のあらすじとネタバレのブログをしていて、最近、この映画を鑑賞して、自分の記事をUPしたばかりでしたので、その点に気付いた次第ですww

    以前、ドラマのネタバレを書いている時に他の同種ブログ様へコメントをさせて頂いた時、自分のブログURLの記入欄がありURLを残したら、コメントだけ残してURLが消されていた事があり、そんな脅威に感じるようなアクセス多いブログではないんですが、それ以来、URLは残さないようにしています。
    今後も、記事UP頑張ってくださいね。
    こちらは常に検索上位で尊敬してると同時に、
    同じ事してるので親近感もあります。なので陰ながら応援しています。

  3. 影山 美穂 より:

    わざわざご指摘ありがとうございます。文面のほう修正しました。

    気を悪くするなんてとんでもございません。記事をしっかりと読んでいただいたこと、大変嬉しく思っています。

    これからも感想などをコメントいただけると大変励みになります。

  4. より:

    気を悪くされずに読んで貰えたら有り難いのですが、
    クレアが現在のヘンリーの事を愚痴り、車中で結ばれたのは、未来のヘンリーではなくて、パイプカットする前の過去のヘンリーです。