映画『僕の妻のすべて』の概要:主人公のジョンインは毒舌・わがまま・感情的という、まるで「世界の中心は私よ!」とでも言えるようなクレイジーウーマン。そんな彼女と夫婦であるドゥヒョンは彼女と暮らしていくことに耐えきれなくなっていた。なんとか離婚する方向に持っていこうとするが、彼女がサインをしてくれるとは到底思えない。そんな矢先に出会ったちょっと怪しげな中年男性ソンギ。「伝説のカノサバ」と呼ばれる彼が離婚を必ずや成功させてくれるという。はたしてこの3人の人生のゆくへは!?
映画『僕の妻のすべて』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:121分
- ジャンル:コメディ、ラブストーリー
- 監督:ミン・ギュドン
- キャスト:イム・スジョン、リュ・スンリョン、マイ・グァンス、キム・ジヨン etc
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映画『僕の妻のすべて』 評価
- 点数:95点/100点
- オススメ度:★★★★★
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『僕の妻のすべて』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『僕の妻のすべて』のあらすじを紹介します。
ジョンインは人目を惹く美貌とスタイルがあり、料理の腕も抜群!
そんな彼女と出会ったドゥヒョンは瞬く間に彼女に惹かれ、恋愛結婚をして幸せの絶頂!であるはずだったのだが、なんとジョンインの本性は「毒舌・わがまま・感情的」という3拍子が揃った恐怖の女性であった。
一緒に暮らしていても、ジョンインはいつも愚痴や不満や不平ばかり。こんなことを毎日聞かされていては身がもたない!
7年続けてきた結婚生活も、もう我慢の限界に達しており、もうこの生活はお終いにしようと考えたドゥヒョンは、なんとか彼女と離婚をしようと計画を練る。
その計画とは「伝説のカノサバ」と呼ばれる中年男性のソンギの協力を得て、彼女から離婚を申し出るようにすることであった。
このソンギという男はどんな女性でも口説き落とせるというのだ。必ずや離婚を成立させるという自信満々のソンギ。
そんなソンギと出会い、以前とは違って潮らしく、魅力的な女性になっていくジョンイン。
2人の姿を見て、ドゥヒョンはドゥヒョンと出会った頃を思い出してだんだんと複雑な気持ちになっていき・・・。
はたして、ドゥヒョンが望むように離婚をしてしまうのか?!ジョンインがとった行動とは!?
大人気俳優イ・ソンギュンが出演するラブコメディシネマ!
映画『僕の妻のすべて』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『僕の妻のすべて』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
毒舌女性は本性??
主人公のジョンインがとにかく毒舌で、日頃の生活での不満や社会に対する不満を口を開けばどんどん喋る姿は見ていてちょっとビックリする。
劇中では、この毒舌がラジオ番組の中で好評を受け、レギュラー番組として採用されてしまうのであるが、こんなに毒舌だと一緒に暮らしていたドゥヒョンはなぜ7年間も夫婦で居たのだろうかとかなり疑問に思う。
しかし、ソンギと出会うことによって次第に品のあるしたたかな女性らしさを取り戻してくるジョンインの姿に、「ああ、彼女は寂しかったんだろうな」とみていて思わざるを得なかった。
なにせ、夫のドゥヒョンは離婚を自分から切り出せないへっぴり腰の男性。
これは想像するしかないが、きっと彼女は見た目や女性らしい部分だけではなく、愚痴を言ったり不満をいうような自分のダメなところもパートナーに受け止めて欲しかったんだと思う。
それを、ドゥヒョンが受け止めれなかっただけでなく、どんどん距離が遠のいていくのを彼女が感じ取って、もう悪循環に陥って取り返しがつかなくなっていたのであろう。
毒を吐く人や感情が抑えられない人ほど、何か辛い気持ちや悲しい気持ちを素直に表現できないのだということをこの映画を見て、改めて感じた。
ソンギの別名が「伝説のカノサバ」であるが、この「カノサバ」とはイタリアに実在した人物の名前である。漁色家と言われており、手当たり次第に女性を弄んだという説がある。
劇中では、たしかに女性が喜ぶポイントやキュンとさせるような行動をいちいちしてくるソンギであるが、顔や風貌はドゥヒョンの方がよっぽどイケメン。
それでも、ジョンインが次第に彼に惹かれていく姿を見ていると、女性は顔や見た目よりも自分を幸せにしてくれる人に魅力を感じるのかなーなんていうことを考えさせられてしまった。
映画『僕の妻のすべて』 まとめ
女性が美しくなるということは愛されているということを感じることが1番のポイントなのかなと映画を見て感じました。
とても強気に振舞っていた女性がちょっと優しくされたり、男性から気のある行動をされた時のコロっといく感じを見事に表現した作品だと思います。
でも、愛されたいと思うのは誰に対してもではなくて、自分にとって一番好きな人に愛されなければ女性にとっては意味のないことなのです!そんなことを映画を見て感じました。
もし、いま好きな人と両想いだけど、なんとなく気持ちが通じあってないなと感じているカップルに見て欲しい作品です。
この作品を見て、いまカップルである人たちがよりハッピーになれるのではないかなと思いました。
みんなの感想・レビュー
7月5日に投稿されてらっしゃる感想で、「自分が愛されている事が好意を抱いた他者から告白されれば」って素敵で感動しました。
自分自身が大切にされ愛されていると言う事が好意を抱いた他者から告白されれば幸せですね。恋愛ドラマの魅力は、擦れ違いでこれが中々に難しい事に依るのかも知れない!
本編を視ていて今泉力哉監督のを思い出しました…。それはマンネリ化、惰性化した男女の仲を通して愛する事は何なのをコミカルに描いてました。愛情は愛し合う二人にとっても何時も確認し合う事が必要ですね!