映画『ボーダー(2008)』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ボーダー(2008)」のネタバレあらすじ結末と感想

ボーダー(2008)の概要:ルースターはニューヨーク市警に30年勤務している刑事だった。だが、その間に14人もの人を殺害していた。全ての始まりは、ランドールの事件だった。ランドールは恋人の娘を殺害したのだが、陪審員の評決で無罪放免となった。

ボーダーの作品情報

ボーダー

製作年:2008年
上映時間:100分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:ジョン・アヴネット
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノ etc

ボーダーの登場人物(キャスト)

トム・“ターク”・コワン(ロバート・デ・ニーロ)
ニューヨーク市警の刑事。妻は既に亡くなっている。娘は25歳で、看護婦として働いている。口が悪く、興奮しやすい。
デイヴィッド・“ルースター”・フィスク(アル・パチーノ)
ニューヨーク市警に30年勤務している。タークの相棒。タークのことを尊敬していたが、ある事件をきっかけに失望し、犯罪に手を染める。
マーカス(カーティス・ジャクソン)
別名スパイダー。大物売人。殺しも行っている。資金洗浄のために、元銀行を改装してクラブを経営している。
カレン(カーラ・グギーノ)
タークの恋人。タークの同僚。鑑識課に所属している。

ボーダーのネタバレあらすじ

映画『ボーダー(2008)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ボーダーのあらすじ【起】

デイヴィッド・“ルースター”・フィスクは第1級刑事で、ニューヨーク市警に30年勤務していた。その間に、14人もの人を殺害した。全ての始まりは、ランドールの事件だった。4年前、ランドールは恋人の娘を殺害した。娘はまだ少女と言えるほど幼かった。ランドールは裁かれたが、陪審員の評決は無罪だった。事件を担当したルースターとその相棒であるタークは、判決に不満を抱いていた。心優しいタークは耐えられず、証拠を偽装してランドールを嵌めた。ルースターはそれを止めずに見ていた。タークのことを尊敬していたルースターは、このとき正義を失ったように感じた。

ルースター達はマーカス(別名、スパイダー)という名の大物売人を追っていた。スパイダーは殺しもやる悪党だった。資金洗浄のために、元銀行を改装してクラブを経営していた。その一方で、ルースターは町の「掃除人」として、クズだと思う人間を始末していた。ヒモのランボーで10人目だった。犯行現場には韻を踏んだ詩を残した。

タークはスパイダーを捕まえるため、麻薬所持で挙げた弁護士のジェシカを囮捜査に利用しようとしていた。上司はそれを許可した。ターク達はジェシカに事情を説明した。ジェシカは逮捕歴を消すため、協力することを決める。

ジェシカは盗聴器を仕込みスパイダーの家を訪ねるが、怯えていたため警察に協力していることがバレてしまう。ルースター達は急いで救出しに向かった。しかし、スパイダーの手下が銃を構えており、銃撃戦になってしまう。スパイダーを捕まえが、ジェシカが撃たれてしまう。タークは苛立ちを抱え、無抵抗のスパイダーを蹴った。

麻薬が見つからなかったため、スパイダーは釈放されることになった。上司は成果を上げられなかったルースター達を責め、事務仕事を言い渡した。しかも、今回の件で、内部調査が行われることになった。ジェシカが生きていたことが唯一の救いだった。その後、ルースター達は内部調査の取り調べや、精神科医の診察を受けることになった。

ボーダーのあらすじ【承】

密輸人のトレガーが殺された。現場には詩が残されていた。タークは連続殺人事件として捜査を行うことにした。トレガーを撃った弾は、トレガーが以前盗んだ物と一致していた。だが、それは詩を残した犯人には繋がらない物だった。その後、ルースター達はレイプ事件の裁判を傍聴した。犯人のバンライテンは無罪になり釈放されてしまう。タークは苛立ち、立ち去るバンライテンに背後に気をつけろと脅しをかけた。その後、バンライテンは殺され、現場には詩が残された。

ルースター達は連続殺人事件について改めて話し合うことになった。第1の殺人は2003年のエリス・リンデ。ゲイを狙って激しい暴行を加えていた犯人で、射殺体で発見された。犯人はリンデに近づいて簡単に犯行を行っており、指紋も残さず手口は鮮やかだった。

ルースターは最初と2回目の犯行のとき、手が震えていた。捕まったら解雇されるという考えが頭を過った。服役よりも、銃を持てなくなることに不安を感じていた。殺人を犯した翌日、ルースターは出勤した。皆に疑われるのではないかと心配するが、それは杞憂に終わった。それで、犯行を続けることにしたのだ。

タークの恋人であり鑑識のカレンは、過去の事件について調べ直した。そこで、ランドールと連続殺人犯に似た点があることに気づく。カレンは服役しているランドールに会ってみるべきだとルースターに話した。ルースターはタークと共に、刑務所に向かった。ルースター達はランドールに詩を読ますが、韻を踏んでいなかった。タークは自分が嵌めたランドールに会ったことで憂鬱な気持ちになっていた。嵌めたことを後悔していたが、ルースターに励まされる。

ルースター達は若い刑事のペレズやライリーと、連続殺人事件について話し合った。ルースターは被害者が犯人を招いていることから、刑事を疑うべきだと意見を出した。タークは仲間を疑うものではないと、怒りを露わにした。

ボーダーのあらすじ【転】

タークは連続殺人事件の犯人が、恨みを持った元警官の可能性もあるとペレズ達に示した。元警部補のマーティン・バウムは数年前クビになっており、被害者全員を知っていた。だが、被害者を恨んでいるような事実がなかった。マーティンが辞職したのは、金を横領した部下を庇ったからだった。むしろ、マーティンは味方しなかったタークのことを恨んでいる可能性があった。タークはそんなことを無視して、声を荒げながらマーティンを捜査するようペレズ達に指示した。

ペレズ達は捜査の主導権を握ろうとしているタークに苛立ちを抱え、むしろ犯人ではないかと疑いを持つ。タークの射撃の成績は100点満点で、市警から賞も貰っていた。ペレズ達はとりあえずマーティンを見張ることにした。すると、ライリーが席を離れた隙に、マーティンがペレズに接触してきた。マーティンは連続殺人事件の犯人に疑われていることに気づいており、ランボーが殺された日に海外にいたことを話し、パスポートと旅空券の領収書を見せてきた。

13人目の被害者は、神父のコネルだった。タークはコネルの死に動揺した。コネルはタークに初聖体を授けた神父だった。コネルの罪は、少年に悪戯したからだった。ペレズ達はタークが怪しいことを上司に訴えた。上司はタークから事情を聞き、疑われていると忠告した。タークはコネルと確執がなかったことを話した。だが、上司はタークのことを信じることができなかった。タークに疑いを持っていることをルースターに話した。ルースターはタークが疑われていることをカレンに話し、こっそり情報を提供して欲しいと頼んだ。

ボーダーのあらすじ【結】

タークは上司から事務仕事を言い渡される。苛々していると、ルースターに宥められる。一緒にレストランに食事に出かけると、ロシア人の殺し屋であるマグロットの姿が見えた。目障りな男だったが、逮捕する決め手がなかった。タークが憂鬱な気持ちを抱くと、ルースターからメモ帳に文字を書くことを勧められる。ルースターも同じことをやっていた。タークは見せてくれと頼むが、ルースターは個人のだからと見せるのを嫌がった。

マグロットは撃たれるが、生きており病院で治療された。マグロットが初めての生き証人だったため、警察は警備をつけることにした。一方、ペレズ達はスパイダーを使い、タークを嵌めようとした。だが、タークはそのことに気づいており、「自分らで大ドジこいた」と紙に書いていた。現場に踏み込んだペレズ達はそれを見て腹を立てるが、ルースターに宥められ部屋を追い出される。

ルースターはスパイダーを射殺し、監視カメラの前で自分が書いた手記をタークに読ませた。手記には自分が14人もの人物を殺害したこと、ランドールを嵌めたことが書かれていた。コネル神父の罪を知ったのは、ルースターも幼い頃悪戯されていたからだった。ルースターは監視カメラの線を抜くと、ランドールを嵌めた罪を被ろうとしていることを話した。タークは困惑した。

ルースターの予定は、マグロットが生きていたことで全てが狂ってしまっていた。そこで、自分の罪を決定的なものにするため、カレンに乱暴を働いていた。ルースターは自分の始末をつけようとしていた。

ルースターが逃げたため、タークは後を追った。すると、ルースターを追ってカレンが現れる。タークはカレンから銃を取り上げ、タークに自首を求めた。ルースターは発砲し、反撃しろと嗾けた。だが、タークはそれを拒んだ。ルースターが本気で銃を向けてきたため、タークは咄嗟に発砲した。瀕死のルースターの元に駆け寄り救急車を呼ぶが、ルースターに呼ぶなと拒まれる。タークは断腸の思いで、救急車をキャンセルした。そして、ルースターが息を引き取るまで傍にいた。

今回の件を心配して、タークは娘から電話を受ける。娘は「良い警官」だと父を励ました。それは、ルーカスにも言われた言葉だった。

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みんなの感想・レビュー

  1. ゆゆぽん より:

    ロバート・デ・ニーロ×アル・パチーノが主演を務めており、暗く重厚な雰囲気の作品にぴったりと合っている。

    ルースターが相棒に失望し殺人に手を染めるようになるのだが、犯人として疑われるのはその相棒のタークの方である。タークが同僚達から疑いの目を向けられているときルースターは庇うのだが、言葉巧みにタークを追い込んでいる雰囲気がある。その巧妙さが恐ろしいなと感じた。物語の最後で、犯人が誰か知ったときのタークの悲しい表情が印象に残っている。