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映画『ブレイクアウト(2011)』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ブレイクアウト(2011)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブレイクアウト(2011)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ブレイクアウト(2011)』の結末までのストーリー
  • 『ブレイクアウト(2011)』を見た感想・レビュー
  • 『ブレイクアウト(2011)』を見た人におすすめの映画5選

映画『ブレイクアウト』 作品情報

ブレイクアウト

  • 製作年:2011年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:ジョエル・シューマカー
  • キャスト:ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン、ベン・メンデルソーン、カム・ジガンデイ etc

映画『ブレイクアウト』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ブレイクアウト』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ブレイクアウト(2011)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ブレイクアウト』 あらすじ【起・承】

カイル(ニコラス・ケイジ)は、宝石の取引を行う敏腕の営業マンとして活躍していた。
仕事もうまくいっており、妻のサラ(ニコール・キッドマン)と、娘のエイヴリーと共に豪邸での生活を送っていた。
しかし、近頃では微妙に妻ともしっくり来ない上に、娘も反抗的であった。
エイヴリーは、行きたかった友人のパーティーにカイルとサラの反対を破って出かけてしまう。家のセキュリティーを勝手に解除して内緒で向かってしまったのだ。

しばらくして、カイル宅には警察2人が訪れる。
警察を家に招き入れたが、実は彼らは強盗で、カイルの家にある宝石や金銭が目当てであった。
銃を突きつけられ、命が惜しかったら金目の物をと言う話になったが、カイルは金庫を開ける事を拒否。

そこにパーティーに飽きてエイヴリーが帰宅する。しかし、状況に混乱したエイヴリーは捕まってしまう。
強盗達はあまり団結しておらず、たまに仲間内で口論じみた状況になっていた。
その上、中の1人はサラとエイヴリーをかばう様子も見受けられる。

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映画『ブレイクアウト』 結末・ラスト(ネタバレ)

カイルはやがて渋々金庫を開けるが、中は空、現金も持ち合わせていないと言う事実が。
カイルは、前に会社をリストラされていた上に、今は個人的な宝石の取引をしているだけであった事が判明。
おまけに豪邸の建設費で資金はかかり、今は借金のみと言う事だった。

カイルは、妻娘は助けて欲しいと懇願する。
強盗犯は、家のセキュリティーシステムの設置をする為に出入りしていた従業員なのだった。その従業員は精神疾患により、サラが自分を好きという妄想に取り付かれ、無理やり迫っていたのだった。
サラは彼を拒否していたが、無理やりキスされた映像を防犯カメラで見ていたカイルは、サラが共犯と思い込んで誤解をしていたのだった。
結局サラは犯人の事は顔見知りではあったが、犯人と共犯と言うわけではなく、彼女は潔白であった。

室内を物色した強盗達は宝石を見つけたのだが、それは偽者の宝石だった。
カイルがお金に困った故に用意した物だったのだ。そして、本物の宝石はすべて売り払われていた。
お金が無いならとカイルを殺そうとする強盗達だが、エイヴリーが「お金のある場所」を知っていると話す。
パーティー会場で見た男の親が金庫を所持していると言う。
エイヴリーは犯人の1人と車でパーティーの会場へと向かい、途中で事故を起こした際に脱走。しかし、家に戻り両親を助けようとするが捕まってしまう。

カイルはエイヴリーを助ける為、犯人ともみ合いになり、離れにあった物置小屋に激突。
そこから現金が大量に出てきたのだ。
差し押さえから隠した、カイルの家族の為のへそくりであった。
しかし、「取られるくらいなら」とカイルは火を付けると、強盗も一緒に焼けてしまった。
事件はこれで収束したのである。

映画『ブレイクアウト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ブレイクアウト(2011)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

強盗が惜しい

強盗がカイル家族に対しての遠慮がある為、あまり緊迫した雰囲気が予想した程は出ていない。
普通、豪邸で時間も迫る中での強盗劇なら、もっと暴力的に人はなり、カイルはもちろん家族も追い詰められる感が出るはずである。
ある意味いくら強盗にも事情ありきと言う設定であろうと、易しい表現になっている。
そう言う意味ではエイヴリーの行動が一番違和感が無いと言える。
お金の有る場所に誘導し、事故に見せかけ逃げる、年齢と見合った脱出劇である。
あまり暴力的な物がみたくない人には、やんわり観る事が出来るので良いかもしれない。
なぜこの家を狙うか?なぜ金庫を開けないのかなどに集中出来るからそういう意味では強盗が抑え目で観やすいと言える。

期待と結果が予想外

伏線かと思う部分が、実は何でもなかったり、期待させて何でも無いと感じる部分が多々ある映画と言える。
犯人とグルかと思えた妻のサラも結局は潔白で、良いことだが、深みがなかったので残念に感じる人も少なくないはずである。
金庫もさんざん開け渋ったが、実はただのお金が無かったという事実と、命を引き伸ばす為の芝居だった事が判明する。
もう少し伏線や仕掛けがあった方が裏切らない感じがあったと思う。
最後には、隠していた現金もろとも強盗も全てが焼けてしまうと言う部分も、強盗や事件の不完全燃焼感がすごく出ていて残念な気がする。
もう少し、全体的に襲う側も、襲われる側も暴走しても良かったかもしれない。
カイル家族だけでなく、強盗側ももう少しお金に対しての執着や、意地汚さを見せた方がこの映画はもっと練られた作品になったと思える。


冷徹な犯罪者たちに囲まれた邸宅で、家族が極限状態に追い込まれる展開は息を飲みました。ニコラス・ケイジ演じる父親が、見た目よりもずっとしたたかに状況を打開していくのが意外で、緊張感が途切れません。ただ、犯人側の動機や行動にやや強引さがあり、リアリティは欠ける印象。キャストの演技力に支えられたB級サスペンスとして楽しめる一作です。(30代 男性)


序盤から侵入者たちの圧倒的な暴力にハラハラさせられましたが、ストーリーがやや単調で後半失速した気がします。ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンの夫婦役は豪華だけれど、キャラクターの掘り下げが浅く、感情移入しにくかったです。ただ、密室サスペンスとして一定のスリルは味わえるので、暇つぶしには最適かも。(20代 女性)


家族を守ろうとする父親の必死さには共感しましたが、全体的にご都合主義な展開が目立ちました。特に犯人たちの間で起きるゴタゴタが、緊張感を削いでしまったのが残念です。ただ、短時間で観られるサスペンスとして、テンポが良いので最後まで飽きずに観られました。ニコラス・ケイジのオーバーな演技も個人的にはアリ。(40代 男性)


ニコール・キッドマンの冷静沈着な演技が印象的でした。侵入者たちに対して、ただ怯えるだけでなく、冷静に反撃のチャンスをうかがう姿に好感が持てました。物語の展開はやや雑ですが、ワンシチュエーション・スリラーとしては楽しめました。ただし、大きなサプライズはなく、想定内のラストだったのが少し物足りなかったです。(30代 女性)


家族ドラマとサスペンスを融合させた意欲作という印象です。表向きは裕福でも、内情はボロボロな家族関係を暴く設定は面白かった。侵入者たちも単なる悪役ではなく、それぞれ事情を抱えているのも良い。ただ、緊迫感がやや中だるみしてしまい、全体的にまとまりに欠けた感は否めません。期待しすぎなければ楽しめます。(50代 男性)


一見、単なるパニック映画かと思いましたが、家族の秘密が次々と暴かれる展開に引き込まれました。特に、娘が思いがけない行動に出るシーンは衝撃的。ニコール・キッドマンとニコラス・ケイジが演じる壊れかけた夫婦のリアリティに引き込まれました。細かいツッコミどころはありますが、スリリングな90分でした。(40代 女性)


ニコラス・ケイジが演じる父親の、最初の「弱腰」から後半の「豹変」へのギャップに驚かされました。家族の命を守るために、普段の仮面を捨てて本性を剥き出しにする姿は熱かったです。ただ、敵側のキャラクター設定が薄く、あまり記憶に残らないのは残念。とはいえ、シンプルに楽しめるサスペンスとしてアリです。(20代 男性)


侵入者に脅されながらも、父親と母親が必死に家族を守ろうとする姿がとてもリアルでした。ニコール・キッドマンの繊細な表情演技にぐっときました。ただ、ストーリー自体はかなり既視感があり、真新しさはなかったです。家族愛をテーマにしたスリラー映画として、気軽に観られる一作だと思います。(30代 女性)


ストーリー展開は割と予想通りでしたが、キャストの演技に救われた作品でした。特にニコール・キッドマンの存在感はさすがです。邸宅内という限定された空間で繰り広げられる攻防はスリリングで、最後まで緊張感は持続。ただし、もっと犯人側のドラマにも深みがあれば、より印象に残る作品になったと思います。(50代 女性)


期待していたよりもスリリングではなかったですが、90分というコンパクトな尺でテンポよく進むので退屈はしませんでした。家族の秘密が侵入者によって暴かれていく設定は面白いのに、演出が平板で惜しかった。ニコラス・ケイジの演技は好き嫌いが分かれそうですが、私は彼らしい過剰さがむしろツボでした。(60代 男性)

映画『ブレイクアウト』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブレイクアウト(2011)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

パニック・ルーム

この映画を一言で表すと?

「閉じ込められた母娘が、命がけで侵入者と知恵比べを繰り広げる密室サスペンス!」

どんな話?

離婚後に娘と新居へ引っ越したばかりの女性が、家に侵入してきた強盗団に命を狙われます。母娘は屋敷内にある“パニック・ルーム”へ避難しますが、侵入者の狙いはそこに隠された財産だった!逃げ場のない極限状態で母親がとる行動とは?

ここがおすすめ!

密室ならではの緊迫感と、知恵を絞るサバイバル心理戦がスリリング!ジョディ・フォスターと若き日のクリステン・スチュワートの演技も見ごたえあり。スタイリッシュな映像演出も魅力で、息もつかせぬサスペンスを楽しみたい人にぴったり!

ファニーゲーム U.S.A.

この映画を一言で表すと?

「日常に忍び寄る悪夢を描いた、容赦なきホーム・インベージョン映画。」

どんな話?

休暇で湖畔の別荘にやってきた一家。しかし、そこへ現れた2人の青年に生活を乗っ取られてしまう。最初は礼儀正しかった彼らが徐々に本性を現し、家族を恐怖のどん底へ突き落としていく。救いなき暴力がリアルに描かれる衝撃作。

ここがおすすめ!

観客の感情を逆なでるような冷徹な演出が際立つ一作。緊迫感の高さはもちろん、”観客に語りかける”演出など、他のスリラーにはない異様なリアリティと不快感がクセになる。覚悟して挑むべきホーム・インベージョン映画の傑作。

コールド・クリーク 過去を持つ家

この映画を一言で表すと?

「新天地に夢を託した家族に迫る、じわじわ忍び寄る恐怖と不穏な影。」

どんな話?

都会生活に疲れた夫婦が、郊外の古びた屋敷へ移り住む。しかしその家には、かつて凄惨な事件が隠されていた。さらに、前の住人と思われる謎の男が現れ、家族をじわじわと追い詰めていく…。静かに迫る恐怖が堪能できる心理スリラー。

ここがおすすめ!

一見穏やかな田舎の風景と裏腹に、次第に深まる不安と恐怖の演出が絶妙。デニス・クエイドとシャロン・ストーンの夫婦役もリアリティがあり、物語に引き込まれます。派手さはないものの、ジワジワ系サスペンスが好きな人にぴったり!

インサイド・マン

この映画を一言で表すと?

「予測不能な頭脳戦!一筋縄ではいかない銀行強盗サスペンス。」

どんな話?

ニューヨークの銀行で完璧な計画に基づく強盗事件が発生。犯人グループと警察、そして銀行の裏の秘密を抱える関係者が三つ巴の駆け引きを繰り広げる。巧妙に仕掛けられたトリックと、それを解き明かすスリリングな知的攻防が魅力。

ここがおすすめ!

スパイク・リー監督らしい緻密な構成と、デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェンら豪華キャストの演技合戦が圧巻!単なる銀行強盗モノに留まらない、驚きと知性を兼ね備えた極上のサスペンスを体験できる一作です。

キャッシュトラック

この映画を一言で表すと?

「一発逆転を狙う男たちの、裏切りと復讐が交錯するクライム・サスペンス。」

どんな話?

現金輸送車の警備員として働き始めた謎多き男「H」。彼は異常な戦闘能力を持ち、次第にその過去と復讐の動機が明らかになっていく。金を巡る欲望と裏切りが渦巻く中、彼の真の目的とは?怒涛のアクションと緊張感あふれる展開に注目!

ここがおすすめ!

ガイ・リッチー監督によるスタイリッシュな演出と、ジェイソン・ステイサムの無骨でクールな存在感が光る。シンプルながら重厚な復讐劇は観る者を引き込む力抜群。クライム・サスペンス好きなら見逃せない、骨太なエンタメ作品!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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