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映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の概要:ブリジット・ジョーンズは32歳の独身女性。自堕落で何をやってもうまくいかない自分を戒めるため、彼女は日記をつけ始める。レネー・ゼルウィガーが、親しみやすいヒロインのブリジット・ジョーンズを好演しており、映画は大ヒットした。

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映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の作品情報

ブリジット・ジョーンズの日記

製作年:2001年
上映時間:97分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:シャロン・マグアイア
キャスト:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、ジム・ブロードベント etc

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の登場人物(キャスト)

ブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィカー)
ロンドンの出版社に勤める32歳の独身女性。大酒飲みのヘビースモーカーで、小太り気味。冴えない自分を変えようと決心して日記をつけ始めるが、ほとんど何も変わらない。何をやっても失敗ばかりしているが、正直で憎めない魅力がある。
マーク・ダーシー(コリン・ファース)
人権専門の敏腕弁護士。ケンブリッジ大学出身。母親がブリジットの母親と友達で、幼い頃にブリジットと裸で水遊びをしたことがある。ダニエルに妻を寝取られてバツイチになった。不器用だが実直な性格で、信用できる男。
ダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)
ブリジットの会社のボス。相当な女好きで、ブリジットにも興味を示す。マークとは大学の同窓生で、結婚式の介添人までした。一見知的そうだが、実は中身のない軽薄なだけの男。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ【起】

ロンドンでひとり暮らしをしている32歳の独身女性ブリジット・ジョーンズは、お正月休みに実家へ帰省する。母親のパメラは毎年ターキー・カレー・パーティーを開き、独身のブリジットに冴えない男を紹介してくる。それがブリジットには苦痛だった。

今年紹介された男性は、母親の友人の息子のマークで、彼はバツイチの敏腕弁護士だった。ブリジットは一瞬胸をときめかせるが、マークのトナカイ柄のセーターを見て興ざめする。マークの方も酒を飲んでタバコを吸い続けるブリジットに不快感を示し、2人の会話は全く弾まない。

年齢的にも焦りを感じていたブリジットは、太めの独身女として孤独死する自分の将来を想像して恐ろしくなる。このままではいけないと感じ、禁酒、禁煙、ダイエットを決意して日記をつけ始める。そして良識ある恋人を見つけるのだと自分に言い聞かせる。

出版社へ勤めているブリジットは、ボスで編集長のダニエルに密かな恋心を抱いている。しかしダニエルは絶対に恋をしてはいけないタイプの男だった。ブリジットはそれをわかっていながら挑発的なミニスカートで出社し、ダニエルの気を引こうとする。案の定ダニエルはブリジットに興味を示し、彼女のパソコン宛にメールを送ってくる。ブリジットはダニエルに誘われても、わざとつれない素ぶりをして彼の好奇心を煽っていく。

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映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ【承】

出版記念パーティーの日。今夜ダニエルと何かあるかもしれないと感じていたブリジットは、セクシーな勝負下着か下腹を矯正するデカパンを履いていくか悩んだ末にデカパンを選ぶ。パーティー会場にはナターシャという美人弁護士を同伴したマークがいた。ダニエルとマークは面識があるようだった。

ダニエルはブリジットを会場から連れ出す。ブリジットはなぜマークを知っているのか聞いてみる。ダニエルの話によると、2人はケンブリッジ大学の同窓生で、ダニエルはマークの結婚式の介添人までした。しかしダニエルはマークに婚約者を寝取られたのだと語る。ブリジットはその話を聞いて、マークを最低の男だと思い込む。

その夜、ブリジットとダニエルは一線を越える。ダニエルはデカパンも面白がってくれた。ブリジットはパーフェクトな彼氏ができたと有頂天になり、週末に地元で開催されるパーティーにも同伴してもらうことにする。

地元のホテルで甘い夜を過ごした翌朝。ダニエルは急な会議の準備があるからすぐにロンドンへ帰ると言い出す。ブリジットは不審に思うが、ダニエルを信じて納得する。ひとりで出席したパーティーは最悪で、ブリジットも早々にロンドンへ帰る。

すぐにダニエルを訪ねたブリジットは、ダニエルの浮気現場に遭遇する。相手はニューヨークの本社に勤務する若くてスリムなララという女性だった。ダニエルとララは以前から付き合っており、婚約までしていた。ダニエルにとって、自分はただの遊び相手だったことを知り、ブリジットは会社を辞める。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ【転】

ブリジットはテレビ局のリポーターに転職するが、いきなりヘマをして全国の笑い者になる。友人夫婦に招待された夕食会でも、独り者のブリジットは完全に浮いていた。そこにはナターシャを同伴したマークもいた。マークは帰ろうとするブリジットを追ってきて、“僕は君がとても好きだ”と告白する。思いがけないマークの告白に、ブリジットは動揺する。

ブリジットは注目度の高い事件の取材を任され、判決の日に裁判所へ向かう。しかし買い物をしている間に被告人は帰ってしまい、取材をし損ねる。その裁判の弁護を担当していたマークは、ブリジットのために独占取材の場を設けてくれる。マークのおかげで、ブリジットは大手柄を上げることができた。

自宅でパーティーをすることにしたブリジットは、3人の親友とマークを招待する。ブリジットはマークのことを意識し始めていた。ところがそこに酔ったダニエルがやってきて、ブリジットに復縁を迫る。マークとダニエルは外で殴り合いの大喧嘩になり、ダニエルはのびてしまう。ブリジットは思わずダニエルを庇い、マークを罵る。ブリジットは今でもマークがダニエルの婚約者を奪ったと思い込んでいた。マークは何も言い訳せず、そのまま帰ってしまう。しかしブリジットはダニエルとやり直す気にもなれなかった。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の結末・ラスト(ネタバレ)

33歳になったブリジットは、クリスマスを祝うため実家へ帰る。そこでマークがダニエルに妻を寝取られたのだと知る。

マークの実家で開かれたパーティーへ出席したブリジットは、誤解していたことをマークに謝罪し、“私も好きよ”と告白する。マークの両親は招待客を前に、マークがニューヨークの法律事務所へ栄転することと、それにナターシャが同行することを発表する。ブリジットは思わず“ダメよ!”と叫んでしまい、意味不明な言い訳をする。いたたまれなくなったブリジットは、すぐに会場を出てロンドンへ帰る。

友人たちと傷心旅行へ出かけようとしていたブリジットを、マークが訪ねてくる。マークはブリジットのために栄転の話を断っていた。ブリジットも旅行を中止してマークと部屋へ戻り、2人はいい雰囲気になる。ところが、ブリジットが下着を履き替えている間に、マークは自分の悪口が書かれた彼女の日記を読み、部屋を出て行ってしまう。ブリジットは下着姿のまま、マークの後を追いかけていく。

マークに追いついたブリジットは、日記のことをマークに謝罪する。マークは、やり直すために新しい日記帳を買っていたのだと語り、彼女に日記帳を贈る。2人は雪の降る街角で抱き合い、熱いキスを交わす。下着姿でマークとキスするブリジットを、道ゆく人は好奇の眼差しで見る。しかし幸せの絶頂にいるブリジットは、人目も気にせずマークとキスをし続けるのだった。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の感想・評価・レビュー

ラブコメならではの誇張はあれど、ブリジットの人間像は結構普通にいる妙齢の独身女性をリアルに描いていると思う。手遅れではないけれど、周りは自分よりも人生の駒を進めていると感じる中でのモヤモヤ感、日記にぶつける本音など共感できて笑えるシーンが多いところと、レニー・ゼルウィガーが等身大の女性を演じ切ったという二点が、この映画をヒットさせた最大の要因と言えるのではないだろうか。
そんな良くも悪くも普通の女性が、恋をして幸せを感じたり落ち込んだりと、もがきながら必死に人生と向き合う姿は最高に可愛い。問題はいろいろあるが、とりあえずのいい男二人と恋できるのも、少し羨ましいと思ってしまう、がんばる女性を応援したくなる映画。(女性 30代)


けしてスタイルが良いわけではなく、年齢も若いわけでもないブリジットを中心とした恋愛ドラマである。独身をこじらせ、酒もタバコも行うブリジットだが、素直で、どこか憎めない可愛らしさがある。その素直さ故に会社のボスであるダニエルに良いように利用されてしまったりもする。最終的には、マークとの誤解が解け、2人が結ばれるのだが、スマートな展開ではないので、逆に共感を得やすいのではないだろうか。不器用な愛は素晴らしい。(男性 30代)


ブリジット・ジョーンズの日記シリーズの第1作目。天然で平凡な独身女性の日常を綴った日記の形式で進行していく映画はとてもおもしろい。彼女の日常には平凡な一面もあり、突飛な行動もあり、いきなりハプニングが起こりとても目が離せない。至って真面目で天然な彼女の日常に、とても癒されるのは間違いないだろう。存在そのものがおもしろい彼女のみに起こる数々の出来事に笑いを堪えられなくなってしまう。気持ちを上げたいときに見るととても元気になれる。(女性 30代)


主人公のブリジットはダイエット、禁酒禁煙をすると決めたにも関わらず止められずにダラダラと続け、仕事に対する考え方も甘くかなり夢見がち。正直なところ、主人公自身には好感が持てない。ただ、豪快で奔放な行動が笑いを誘い、どこか憎めない。彼女を取り巻く友人や家族もキャラクターが濃く、やりとりが面白い。
そして、ブリジットを巡ってバトルを繰り広げるのが、堅物なマークと女好きなダニエル。因縁の二人がなりふり構わず喧嘩するシーンは必見。卑怯な手を使う大人気なさについ笑ってしまうが、そこには積年の想いがある。現実では絶対できないような豪快さに少し気持ちがスカッとした。
それぞれのキャラクターが残念な面を持っているが、そこが人間味があり愛おしく感じるラブコメディ。(女性 20代)


32歳独身女が本当の自分と恋を探し求める、王道ラブコメディ。役作りのために6キロ増量したレネー・ゼルウィガーが、親近感のわくキャラクターを見事に演じている。
周りには結婚を急かされ、自分でもこのままではいけないと分かりつつも、酒もタバコもやめられず、ダイエットも中途半端なのが現実である。主人公が激変することなく、最後まで自分らしく生きる姿には共感する部分が多い。
ありのままの自分でいていいんだと、元気をもらえる作品である。(女性 30代)


好感度大、後味抜群の私の大好きなおひとり様映画だ。ありそうでないこの映画の魅力の一つがブリジットの可愛らしさと親しみやすさだ。

ぽっちゃり体型で不器用なブリジットが繰り広げる喜劇のようなロマンスは、ブリジットのように確かなものを求めている女性の勇気、象徴になったはずだ。私も幾度となくこの映画に救われたものだ。

マークとのロマンスもダニエルとのロマンスも見所だが、一番はやはり最後のキスシーンで、心をがっつり掴まれたことは、言うまでもない。(女性 20代)


32歳の独身女、ブリジット・ジョーンズ。お酒とタバコが大好きでぽっちゃりからデブに移行しそうな勢い。そんな彼女を心配した両親はバツイチで堅物のマークを紹介するがこれまたダメ。そんな自分を変えるために彼女は日記をつけることにします。
女性人気の高いこの作品。私は全く理解できませんでした。自己管理が出来ず、だらしない身体をして仕事もプライベートも上手くいかないブリジット・ジョーンズ。彼女のことをキュートという人もいますが、私はひたすらイライラして途中で観るのをやめようかと思ったほどです。私の苦手なタイプの女性だからですね。
ストーリーはダラダラせずに、すっきりした展開で軽い気持ちで観ることが出来ました。(女性 30代)


不器用だけど恋にも仕事にも一生懸命なブリジットに元気をもらえる。そんなブリジットを取り巻く男たちも、ヒュー・グラントとコリン・ファースというイギリスを代表する紳士たちが演じているのも注目すべきだ。

面白さだけでは無く、恋愛の共感できる部分もしっかり描いてくれるから最後まで全く飽きずに楽しめた。とにかくブリジットの幸せを願いたくなる映画だし、自分も勇気を貰えた素敵な作品だ。(女性 20代)


主人公のブリジット・ジョーンズ本人のナレーションで進む、この映画の雰囲気が心地よいです。そして、コリン・ファース演じる役のダーシーという苗字と、その性格からジェーン・オースティンの名作文学「高慢と偏見」をオマージュしたような、なんともイギリスらしい作品でした。レネー・ゼルウィガーの妄想が可愛くて、恋をすればするほど彼女のキュートさが増していくところ、また一方で、恥という恥を全て背負った姿がこんなに愛おしく感じるのも、彼女だからだと思います。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. RAI より:

    若い頃に観るとブリジットのイタさに悲しくなるけれど、アラサー過ぎて観ると共感するしかない作品です。人間をリアルに描いた作品です。
    しかもこの作品のためにレネー・ゼルウィカーは体重をかなり増やしたとか。カメラに大きなお尻がばっちり映ってしまうシーンには吹き出してしまいます。
    ヒュー・グラントは女好きな軽めの男性を演じさせたら一級品ですね……今作でも嫌な奴なのに憎めないキャラに仕上がっています。
    スレンダーな美男美女のラブコメディもいいですが、こういうリアルで心温まる、悪役不在のストーリーもいいです。

  2. 村山 より:

    仕事や恋愛で上手くいかないことがあると見る映画の1つだ。ブリジットを見ていると、モヤモヤしていても「まあ、何とかなるか」と思える。仕事も恋愛もダイエットも、全部頑張れなくたって別にいいのかもしれない。
    真面目な彼とプレイボーイという正反対の2人のイケメンが、おっちょこちょいでどこか抜けている主人公を奪い合うというまるで少女漫画のようだが、いくつになったって私たち女性はそういったストーリーが好きなのだろう。強めな下ネタが多いがそこもまた大人のリアルさが出ていて面白かった。

  3. 森田 より:

    主人公は30代女性、自分とはかけ離れた属性だがどこか共感を覚えずにはいられない。それは元々のアイデアが良かったこともあるだろうが、やはり主演のレネー・ゼルウィガーの好演によるものだと思う。イギリス人女性を敢えてアメリカ人であるレネーが演じたのは大きい。意図して演じたからこそ、より映画のキャラクターとしての輪郭が明確になったのではないだろうか。どんな窮地に陥ってもどこか深刻になりすぎない、憎めない愛らしさや溢れるバイタリティが観る者を元気にする。

  4. 匿名 より:

    ブリジットの役柄は日本だったらお笑い芸人でないとできなそうだ。デカパンを履くしおしり丸出しになるし。
    ところが主人公ブリジットを演じたレニー・セルヴィカーは映画「シカゴ」ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるくらいの名女優である。
    (この映画でもアカデミー賞の主演女優賞にノミネートしている)そんな彼女が、体重を13キロ増やして体当たりしたこのブリジットの熱演は素晴らしい。
    等身大の32歳独り身女性を演じるにあたり、酒を飲みまくり、タバコ吸いまくり、失態だらけでどれもこれもちょっとやりすぎだが、愛嬌があって前向きなブリジッド役はレニーじゃないと務まらないだろう。

  5. 匿名 より:

    映画を見始めた頃は、こんなに酒飲んでたばこを吸っていたら、生き遅れるに決まっているだろうと思ってブリジットを観ていた。更にパーティーの司会で失敗する場面を見てダサいと思った。
    しかし、テレビ局で体当たり取材するあたりからだんだんブリジットが好きになってきた。ブリジットは基本的に素のままでめげずに前向きでいるからだ。
    視聴者もマークと同じ“素のまま”という理由でブリジットを好きになっていくのかもしれない。ラストでもパンティを勝負パンティに交換するためにマークの前を離れるブリジットはとてもキュートだなと思ってしまった。

  6. 匿名 より:

    私はイギリスのラブコメ映画にしばしば登場するコリンファースとヒューグラントの二人の役者が好きだ。
    いかにも堅物なコリンファースとチャラそうなヒューグラントのイメージそのままの役柄なので見ていて楽しかった。ただこのイケてる男たちが飲んだくれのブリジットを取り合うのは少し都合のいい感じがしてしまう。
    ブリジットの良さは飾らない自然体でユニークなところなのだが、キャラクターが強烈すぎるので、取り合うならもうちょっといい女いるんじゃないって思ったりしてしまう。
    おそらくマークとダニエルがブリジットを取り合うのに喧嘩するのは、ただ二人が犬猿の仲だったからで、その二人の共通の知人としてブリジットが居ただけなのではと私は思う。

  7. 匿名 より:

    ブリジットのママは思ったことを口にそのまま出してしまう人で、ちょっとお節介。だけどブリジットに男性を紹介するのはブリジットの幸せを願っているからで優しい一面だ。
    パパに愛されたいから家出してみたりするところは親であっても乙女な一面があって可愛さも感じてしまう。振り回されちゃうけど嫌いになれないキャラクターである。

    ブリジットの親友たちはブリジットと同じ独り身でいることが納得できるような個性的メンバーであるところもよい。