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映画『武士の一分』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『武士の一分』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『武士の一分』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『武士の一分』の結末までのストーリー
  • 『武士の一分』を見た感想・レビュー
  • 『武士の一分』を見た人におすすめの映画5選

映画『武士の一分』の作品情報

武士の一分

製作年:2006年
上映時間:121分
ジャンル:ヒューマンドラマ、時代劇
監督:山田洋次
キャスト:木村拓哉、檀れい、笹野高史、岡本信人 etc

映画『武士の一分』の登場人物(キャスト)

三村新之丞(木村拓哉)
優れた剣術を身につけている下級武士。城で毒味役として仕えていたが、つぶ貝の毒に当たってしまい失明する。献身的な妻が騙されたことを知り、復讐を決意する。
三村加世(檀れい)
新之丞の妻。毒味役として城に仕え、夢を抱く新之丞を献身的に支えている。新之丞が失明してしまったのちも、生活の安泰を守るためある秘密を抱える。
徳平(笹野高史)
新之丞の家系に父親の代から仕えている中間。新之丞と加世の生活を誰よりも側で見守っている存在。新之丞の申しつけに準じて行動をしている。

映画『武士の一分』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『武士の一分』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『武士の一分』のあらすじ【起】

「毒味役」として藩に仕えている新之丞。殿様の目に留まらないところで身を張る仕事であるため、新之丞はあまり現状に納得していたわけではなかった。新之丞の日々の不満は、加世に見透かされてしまい朝から愚痴をこぼすのだった。

新之丞は幼いころから鍛えてきた剣術を生かして、道場を開きたいと思っていた。早めに隠居したいと明かす新之丞に対して、加世は収入が減る不安よりも期待を寄せた。しかし翌日、つぶ貝を毒味した新之丞は、酷く青白い顔をして倒れこんでしまった。

城内では藩主を狙った毒殺未遂に騒然となる。すぐに毒を盛ったものはおらず、原因がつぶ貝の毒だと判明する。しかし新之丞の容態は一向に回復の兆しが見えない。夜が明けるまで、毒味役の同志や親類が集い回復を祈った。

翌日、なんとか命の危機を脱した新之丞は自宅へと戻ってくることができた。しかしいまだ意識は戻っていない。薬を口移しで与えることと、水を与えることを絶やさないよう医師・玄斎に言いつけられた加世は昼夜問わず付き添うのだった。

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映画『武士の一分』のあらすじ【承】

意識不明となった新之丞は3日間寝込んだ。新之丞が意識を取り戻し、喜ぶのもつかの間加世はすぐに異変に気づく。新之丞は視力を失っていたのである。「心配をかけたくない」という新之丞は何も見えないことを隠そうとする。

加世は玄斎を頼るが、新之丞に隠れ、加世にだけもう手立てがないことを告げるのだった。新之丞の身に起きた不幸はあっという間に町中に噂で広まった。町一番の美人である加世は何人もの商人や侍から今後の生活を案じて声をかけられた。その頃、自身の目の真相を知ってしまった新之丞は侍として生きていくことができないことを絶望し、荒れ狂うのだった。

生活が苦しくなったときには自ら働く覚悟を決めていた加世。しかし親族は加世の覚悟を「みっともない」と言い捨て反対した。新之丞が務めを続けられるように口利きをしろと迫るのだった。

ある日、加世の親族が訪ねてきた。家を手放さずに済んだと知り、新之丞は安堵する。城勤めの復帰を控え、準備する加世に穏やかにお礼を告げる。絶望から自決しては困ると加世が隠していた刀を居間に置いてほしいと頼む余裕も出るのだった。

映画『武士の一分』のあらすじ【転】

新之丞と加世の生活に安泰が戻ったが、加世は連日家を空けていた。ある日、加世が家を空けている間、訪ねてきた叔母の以寧から「加世が別の侍と歩いていた」とよからぬ告げ口を受けた新之丞。加世を信じているものの、下男の徳平に加世の行動を見張らせた。

加世が海坂藩番頭の島田藤弥と密通していることを知ってしまった新之丞。実は加世は家禄の安泰のために島田を頼ったのである。プライドを傷つけられた新之丞は加世を離縁する。

後日、自宅を訪ねてきた同僚の加賀山から、新之丞が藩に残れたのは島田の口利きではなく藩主の温情からだと新之丞は聞かされた。島田が加世を騙したと知り激怒した新之丞は、島田に果たし合いを挑むことを決意する。

新之丞は剣術の師・木部孫八郎の元を訪ねた。剣術を叩き直した新之丞は徳平を使いに出し島田に果し合いを申し込んだ。剣術の達人である島田は盲人となった新之丞からの申し出をあざ笑う。その間も新之丞は気配を悟って剣を振るための鍛錬を積むのだった。

映画『武士の一分』の結末・ラスト(ネタバレ)

新之丞は島田との決闘の日を迎える。徳平に連れられ新之丞は人気のない原っぱで島田の到着を待つ。新之丞を甘んじている島田は悠々と現れたが、気配を頼りに剣をさばく新之丞の剣術に恐れおののくこととなる。

孫八郎から伝授された術で用いて島田を追いこんだ新之丞。窮地に立たされた島田は新之丞の背後に忍び込み羽交い絞めにするが、一瞬の隙を突き新之丞は島田の左腕を切り落とした。「武士の一分」を守った新之丞は、とどめを刺さずその場を立ち去るのだった。

島田に手をかけてしまった新之丞は、藩から自害を言い渡されることを覚悟していた。しかし島田は盲人となった新之丞に討たれたことを恥じ、真相を明かさずに自害していた。

加世の仇をつけた新之丞は、徳平と二人暮らしとなり平安を取り戻していた。離縁してしまった加世のことを未だに想い続けている新之丞だが、自ら会いに行くことはできずにいる。その様子を見かねた徳平は、加世を呼びつけ新之丞と再会させた。

目は見えない新之丞だが、料理の味で加世が戻ってきたことをすぐに察した。徳平に礼を言い、再び二人はともに暮らし始めるのだった。

映画『武士の一分』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

憂いにとんだ作品であった。すごくコンパクトな題材であり、登場人物も少ない。しかしながら演者の顔ぶれが濃いからか鑑賞後の余韻はたっぷりとあった。タイトルである「武士の一分」というフレーズをキーポイントできっちりと活用するあたりの厭らしい演出が光る一作。いつ何時も「ヒーロー感」がある主演・木村拓哉だが、落ちた下級武士という役回りに対する熱演にも目を見張る。原作と併せて味わいたい世界観であった。(MIHOシネマ編集部)


木村拓哉演じる三村新之丞の“武士としての誇り”と“夫としての愛”の狭間で揺れる姿が胸に迫りました。毒見役としての仕事中に失明してしまう展開は衝撃的で、そこからの不安と絶望が丁寧に描かれています。妻・加世が藩の上役に迫られ苦悩の末に身を差し出した事実を知った新之丞の怒りと悲しみは痛いほど伝わり、最後の果たし合いで“武士の一分”を取り戻す姿には鳥肌が立ちました。すれ違いながらも互いを想い続ける夫婦の絆に泣かされました。(20代 女性)


静かな物語ながら、内に秘めた感情の激しさが圧倒的な作品でした。失明し、生きる意味さえ見失う新之丞に対し、加世が必死で支えようとする姿は健気で美しい。しかし、その愛が誤解を生み、加世が苦渋の選択をしてしまう展開は本当に胸が痛い。上役・島田への仇討ちの場面では、新之丞が失明したまま剣の腕だけで勝負する緊張感がすごく、“武士としての矜持”が見事に表現されていました。ラストの再会シーンは涙腺崩壊。(30代 男性)


妻を深く愛しながらも、彼女の犠牲を知ってしまったことで気持ちが壊れていく新之丞の心情があまりに切なく、胸が締めつけられました。視力を失った彼の無力感や怒りが見事に描かれ、観ている側も感情が揺さぶられます。加世が身を挺して守ったものを、新之丞が剣で取り返そうとするクライマックスは必見。静かな時代劇でありながら、愛と誇りをめぐる激しいドラマが濃縮された名作でした。(40代 女性)


山田洋次監督らしい“静かながら深い”情緒が詰まった作品でした。新之丞が失明し、加世もまた追い詰められていく姿は、武家社会の厳しさと女性の生きづらさを痛感させます。加世が新之丞のために犠牲となる展開は本当に苦しく、彼がそれを知ってしまうことで夫婦の関係が壊れていく流れは胸が痛い。しかし仇討ちの後、加世の存在がどれほど大切だったかを悟り、再び迎え入れるラストは深い感動を呼びました。(50代 男性)


剣の腕に自信がある新之丞が突然失明し、人生が一変する前半はとてもリアルでした。加世が献身的に支える姿は尊く、だからこそ彼女が追い詰められ、島田に屈する展開は強烈なショック。新之丞がその事実を知った後の感情表現は木村拓哉の名演で、その怒りと悲しみが伝わりすぎて胸が苦しくなりました。果たし合いで島田を討ち、“一分”を取り戻した後に加世を許す姿は深い愛の証でした。(20代 男性)


今作は“時代劇”という枠を超えて、夫婦の信頼と誇りを描いたヒューマンドラマとして非常に完成度が高いと感じました。失明してしまった新之丞が絶望し、加世に支えられながら生きようとする姿は健気で、彼女の愛情が確かに伝わってきます。しかし加世が追い詰められ、苦渋の選択をしてしまう流れは胸が引き裂かれるよう。ラストで二人が再び歩み寄る場面は涙なしには見られません。(30代 女性)


武士の誇りと夫婦愛が見事に融合した作品で、特に新之丞の葛藤が強く印象に残りました。加世が島田に屈した理由が“夫を守るため”だったと知ると同時に、それを知った新之丞が彼女を突き放してしまう展開は、愛しているからこそ生まれる悲劇のようで胸が痛い。盲目のまま果たし合いに挑むシーンは圧巻で、音の使い方が緊張感を高めています。ラストの加世との再会は静かで美しい余韻がありました。(40代 男性)


武士の世界で生きる男と、その陰で必死に支える女の姿をこんなにも丁寧に描いた作品は珍しく、非常に心に残りました。失明した新之丞が自暴自棄になる姿もリアルで、加世がそんな夫を支えようとする気持ちが痛いほど伝わります。島田との果たし合いは控えめな演出ながら凄まじい緊張感で、新之丞の誇りが何より強く感じられました。夫婦の不器用な愛が胸を打つ一作です。(50代 女性)


表向きは“武士の仇討ち”ですが、本質は夫婦愛の物語でした。加世の行動は強い愛ゆえのものであり、彼女がどれほど新之丞のことを想っていたのか、終盤で強く理解できます。新之丞がその思いに気づくまでの過程は痛々しくも美しい。果たし合いのシーンは静かでありながら迫力があり、彼の覚悟をひしひしと感じました。ラストで加世を抱きしめる新之丞を見て、涙が溢れました。(30代 男性)

映画『隠された時間』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『隠された時間』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

この映画を一言で表すと?

“時間をめぐる奇跡が、人生と愛の尊さをそっと照らす物語。”

どんな話?

タイムトラベル能力を持つ青年ティムが、人生の大切な瞬間を何度もやり直しながら愛や家族との絆を深めていく物語。特別な力を持ちながらも、彼が得る答えは“今を大切に生きる”というシンプルな真理です。

ここがおすすめ!

ファンタジー要素を持ちながら、深い人間ドラマが魅力。『隠された時間』のように“時間の不思議”と“心の成長”を両立した作品で、観終わったあとに温かな余韻が残る秀作です。

永遠のこどもたち

この映画を一言で表すと?

“失われた子どもたちの“時間”をめぐる、切なく美しいゴシックファンタジー。”

どんな話?

幼少期を過ごした孤児院に戻った女性ラウラが、息子の失踪をきっかけに、そこに隠された過去と“子どもたちの時間”に触れていく物語。幻想と現実が交錯し、母の愛が物語を強く支えます。

ここがおすすめ!

喪失と再生、過去と現在が絡み合う繊細なストーリーは、『隠された時間』と相性抜群。切ない余韻が心に残り、観る者に深い感情の波をもたらします。

少女は夏に閉ざされる(原題:A Tale of Two Sisters)

この映画を一言で表すと?

“失われた時間と記憶が少女を包み込む、韓国発の幻想ホラー。”

どんな話?

精神的なトラウマを抱えた姉妹が、帰郷した家で奇妙な現象に遭遇し、やがて過去の悲劇と向き合うことになる物語。幻想的な雰囲気と心理描写が強く心に残ります。

ここがおすすめ!

韓国映画ならではの繊細な情緒と幻想描写が魅力。『隠された時間』の“記憶”“喪失”“心の闇”といったテーマと重なり、深い没入感が味わえます。

リトル・フォレスト(韓国版)

この映画を一言で表すと?

“時間の流れに身を委ね、心を取り戻していく癒やしの物語。”

どんな話?

都会生活に疲れた主人公ヘウォンが、故郷に戻って自給自足の生活を送りながら、ゆっくりと心を回復させていく物語。日常の小さな幸福が、豊かに描かれています。

ここがおすすめ!

激しい展開はないものの、“静かな時の流れ”に癒やされます。『隠された時間』の持つ“心の再生”というテーマが響いた人に、優しい気持ちを取り戻させてくれる作品です。

サマータイムマシン・ブルース

この映画を一言で表すと?

“時間が生むドタバタの中に、青春のきらめきが詰まったタイムループコメディ。”

どんな話?

壊れたクーラーのリモコンを直すため、大学生たちが偶然見つけた“タイムマシン”で昨日へ戻るという奇想天外な物語。テンポよく笑える一方で、青春の愛おしさも感じられます。

ここがおすすめ!

シリアスな要素は薄いものの、“時間”をテーマにした発想力と爽やかな余韻が魅力。『隠された時間』の不思議な世界観が好きな人に、軽やかで温かい時間を届けてくれる作品です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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