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映画『Buy Me バイ・ミー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Buy Me バイ・ミー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Buy Me バイ・ミー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『Buy Me バイ・ミー』の結末までのストーリー
  • 『Buy Me バイ・ミー』を見た感想・レビュー
  • 『Buy Me バイ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

映画『Buy Me バイ・ミー』の作品情報

Buy Me バイ・ミー

製作年:2018年
上映時間:108分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:ヴァディム・パールマン
キャスト:ユリヤ・フリーニナ、スヴェトラーナ・ウスティノヴァ、アンナ・アダモヴィチ etc

映画『Buy Me バイ・ミー』の登場人物(キャスト)

カーチャ(ユリヤ・フリーニナ)
優秀な女子大生。詩人の研究をしており、フランスのパリへ語学留学する予定だった。英才教育を施す厳格な母親を持ち、息苦しい思いを抱えている。美しい容貌を持っているが、少々世間知らず。
ガーリャ(スヴェトラーナ・ウスティノヴァ)
菜食主義者でカロリーを常に気にしている。皮肉屋で金髪の美女。妖艶でパトロンを数人持ち、高額な車を購入してくれる人物もいる。時々、ぶっ飛んだ言動をしたりする。ポルシェが大好きで、車があるだけで上機嫌。
リザ(アンナ・アダモヴィチ)
黒髪で妖艶な美女。非常に落ち着いており自分に自信がある。人脈が広く自分の体を武器にして、狙った獲物を手に入れる。カーチャの姉のような存在で、忠告や教えを授ける。男は全員トイレだと言って憚らない。ポルシェの支店に勤めている。

映画『Buy Me バイ・ミー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『Buy Me バイ・ミー』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Buy Me バイ・ミー』のあらすじ【起】

大学の奨学生に選ばれフランスへの語学留学をすることになったカーチャ。彼女の母親は娘の英才教育に酷く熱心で、息苦しい生活を強いていた。そこで、カーチャは密かにモデル事務所へ所属し、フランス留学と偽ってファッションショーツアーへ。奨学金を無駄にすることにはなるが、有意義な体験ができると予想してのことだった。

同じ事務所のモデルたち総勢9名で一路アラビアへ。モデル仲間のリザの話によると、どうやらモデル事務所は、ファッションショーという名目で売春斡旋を行っているらしい。今回が初仕事であったカーチャは人知れず怯えたが、リザのアドバイスのお陰でどうにか乗り越えるのであった。

鮮烈の初仕事を終え、ロシアへ戻って来たカーチャ。当座の宿泊先はリザのアパートで共に約2か月を過ごす。他にも菜食主義者のガーリャが一緒に住んでいた。母親から解放されたカーチャは、リザとガーリャの影響を受け、次第に淫らなアンダーグラウンドの世界へと踏み出していく。

リザはポルシェのロシア支店に勤め、上司と寝ることで安定した生活を得ている。彼女は同僚とも寝ているが、どうやら本命はその同僚の方である。ガーリャには多くの恋人がいるらしく、高額なポルシェの車を買い与える男がいるらしい。3人は共に生活することで、少しずつ互いの事情を理解していった。

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映画『Buy Me バイ・ミー』のあらすじ【承】

ある夜、クラブへ出向いた3人は、酒と薬でハイになり目当ての男をそれぞれに物色。カーチャは酔った勢いで危険だと有名な男と一夜を共にする。男は手を上げることこそなかったが、カーチャを酷く乱暴に抱いた。彼女はその行為を苦痛に感じ、自分が支持する詩人の詩を唱えることで乗り越える。男はそんなカーチャを笑い、家まで送り届けてくれるのだった。リザとガーリャは物慣れないカーチャを心配していたが、帰宅後にトイレで嘔吐する彼女がトイレの水漏れを心配したことで呆れてしまう。

リザの会社でパーティが開催され、参加したカーチャ。パーティにはリザの上司夫妻も参加していたが、リザ曰く彼は妻に隠れて彼女を抱くスリルがたまらないらしい。すぐに呼び出されるだろうという予想通り、リザは上司に呼ばれて別室へ。1人残されたカーチャの元へリザの同僚がやって来る。彼はリザへと好意を寄せていたが、自分がどう言われているか気になっている様子。そこで、カーチャはリザが言った言葉をそのまま伝えた。すると、同僚は上司の妻を伴って、不倫現場へ突入。このことでリザは会社を解雇されてしまうのだった。

アパートの家賃はリザの上司が払っていたらしく、リザが職を失ったことで収入がなくなってしまう。このままでは住む場所も維持できない。そこで、カーチャは以前、自分を手荒く抱いた男へと再びすり寄り、当座の生活費など支援してもらうことに。実質、男の愛人となったカーチャは、リザとガーリャを養うことで更なる深みへと嵌っていく。

映画『Buy Me バイ・ミー』のあらすじ【転】

そんなある夜、帰宅したリザとカーチャは荒れ果てた部屋の様子に驚いてしまう。ガーリャは家中の食べ物を食い荒らし、ベッドで泣き濡れていた。彼女が痛く気に入っていた車が購入したパトロンに奪われたらしい。そこでカーチャは愛人に無心。ところが、食事を共にしているレストランに母親の姿を発見してしまう。テーブルの下に隠れた彼女は、愛人に事情を話したが、テーブルの下から出るなら車を買い戻してやると言われ、覚悟を決めることにした。

このことでカーチャの嘘が母親に露見。母親は娘が娼婦まがいなことをしていることに激怒。母子は激しい喧嘩をして別れてしまう。そんな彼女を哀れに思った愛人は、ポルシェを購入するために大金を渡してくれる。男はカーチャに愛されると迷惑だと言いながら、彼女とベッドを共にするのだった。

大金を得て帰宅したカーチャにガーリャは大喜び。3人は更に信頼を深めた。
翌日、ガーリャと共にポルシェを見に向かう。車に詳しいタクシー運転手にも協力を得て、中古車にしては掘り出し物だという旧型のポルシェを予約した。

映画『Buy Me バイ・ミー』の結末・ラスト(ネタバレ)

その日の夜は以前からリザが追いかけていた男性がいるバーへ。カーチャは彼のSPを退け、堂々と正面から対話を持つ。リザは大慌てだったが、カーチャのお陰で男性が持つ別荘へ招待されることになった。

ガーリャとリザは翌日のためにドレス選びに余念がない。ところが、カーチャはトイレに籠もって妊娠検査薬を睨んでいた。そこには紛れもなく妊娠の兆しが現れている。彼女は咄嗟に母親へと連絡しようとしたが、寸前で堪え父親である愛人に連絡。すると当然、男はカーチャを拒絶。彼女は泣きながらもその事実を静かに受け止めるのだった。

翌日、ガーリャは購入した車の受け取りに向かいリザは別荘へ。カーチャは1人でアパートに残った。そんな時、アパートにリザの元同僚が訪ねて来る。カーチャは男の車で病院へ向かい、中絶手術を受けることにした。

一方、別荘へ向かっていたリザは、運転手に降格されてしまったSPの報復に遭い、複数の男達に強姦される羽目に。
同じ頃、ガーリャは馴染みのあるタクシー運転手によって絞殺され、購入資金を奪われてしまうのだった。

その後、カーチャはリザの家を出てガーリャの葬儀にも参列しなかった。彼女は予定通り留学先のフランスへと向かい、滞在予定の部屋の前でひとしきり泣き濡れる。そうして、本来の道へと戻るのだった。

映画『Buy Me バイ・ミー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

世間知らずに育てられた女子大生が、母親の束縛から逃れアンダーグラウンドへと飛び込み、痛い目に遭うというストーリー。いずれにしても主人公には本来の道があるため、逃げ道や救いは用意されているが、彼女に関わった2人の女性は人生を左右されることになる。

こういう話はよくある。なまじ容姿が美しいため、金持ちの男に体を求められ金銭を受け取ることも往々にしてあるだろう。それを世間では娼婦と呼ぶのだが、彼女たちは一貫して自分達は娼婦ではないと断言している。ただ、彼女たちは成功を得るために、使えるものを使っているに過ぎない。そんな女性たちの生々しい心情と奮闘を描いている。(MIHOシネマ編集部)


裕福な家庭に育ったカーチャが、刺激を求めてドバイのモデル事務所に登録するも、実態は売春ネットワークだったという展開に驚きました。彼女がガーリャやリザと共に富豪との関係を築いていく過程は、華やかさの裏にある虚しさを感じさせます。ラストでカーチャが自らの選択に直面する姿には、現代社会の欲望と代償を考えさせられました。(20代 女性)


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映画『Buy Me バイ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Buy Me バイ・ミー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

NANA

この映画を一言で表すと?

夢と現実、愛と自立――2人のナナが歩む人生の交差点。

どんな話?

夢を追うロックシンガーのナナと、恋に生きるもう一人のナナ。全く違う性格の2人が運命的に出会い、東京で共に暮らしながらそれぞれの人生と向き合っていく。友情、挫折、恋愛がリアルに描かれる青春群像劇。

ここがおすすめ!

女性の生き方を鮮やかに描いた本作は、『Buy Me』同様に、自立と欲望の狭間で揺れる若者たちのリアルな心情に共感できます。音楽、ファッション、そして強い個性が魅力の作品です。

バクラウ 地図から消された村

この映画を一言で表すと?

表面の平穏に潜む、搾取と支配への壮絶な反逆劇。

どんな話?

ブラジルのとある村「バクラウ」は、ある日突如として地図から消される。外部からの侵略と暴力に立ち向かう村人たちの団結と逆襲を描く、社会風刺とスリラーが融合した野心作。

ここがおすすめ!

『Buy Me』が描く“消費される女性たち”の物語とは視点が異なるものの、階級・支配・欲望というテーマが共鳴。社会の理不尽さにどう抗うかを描く作品としておすすめです。

シークレット・デイ(原題:Newness)

この映画を一言で表すと?

モダンラブの光と影――感情が揺れるリアルな恋愛模様。

どんな話?

出会い系アプリで知り合った2人が恋に落ち、自由で開かれた関係を築こうとするも、次第に感情が絡まり崩壊していく。SNS時代の恋愛の脆さと親密さを描くラブストーリー。

ここがおすすめ!

『Buy Me』と同様に、“自由”という名のもとに複雑化していく人間関係を鋭く描いています。性愛、自己肯定感、孤独など、現代人が抱える感情を丁寧に拾い上げた作品です。

ミッドナイト・スカイ

この映画を一言で表すと?

地球最後の男が伝えようとする「真実」と「つながり」。

どんな話?

地球の終末が迫る中、北極でひとり生きる科学者が、宇宙から帰還しようとするクルーに警告を送ろうと奮闘する。圧倒的な映像美と静かな人間ドラマが展開されるSFヒューマン作品。

ここがおすすめ!

『Buy Me』が個人の欲望と喪失を描く一方で、この作品は“人とのつながり”の喪失と再生を描いています。テーマは違えど、根底に流れる孤独と希望の美学に惹かれる人におすすめ。

エル ELLE

この映画を一言で表すと?

被害者なのに“支配”しようとする女――衝撃の心理劇。

どんな話?

ゲーム会社の社長であるミシェルは、自宅で暴漢に襲われるも警察には通報せず、独自に犯人を追い始める。彼女の冷静な態度の裏には、深い過去と複雑な心理が隠されていた。

ここがおすすめ!

『Buy Me』の女性たちと同じく、ミシェルもまた男社会で自らの価値と立ち位置を模索する存在。復讐でもない、被害者でもない、新たな“女性像”を描いたセンセーショナルな一作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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