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映画『カレンダー・ガールズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『カレンダー・ガールズ』の概要:イギリスの古風な田舎町。主婦たちが婦人会の企画として思いついたのは、自分たちのヌード写真カレンダーだった。白血病研究への寄付を目的に、30万部を売り上げたカレンダーにまつわる実話を上品かつユーモラスに描く。

映画『カレンダー・ガールズ』の作品情報

カレンダー・ガールズ

製作年:2003年
上映時間:108分
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
監督:ナイジェル・コール
キャスト:ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ、シアラン・ハインズ、ペネロープ・ウィルトン etc

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映画『カレンダー・ガールズ』の登場人物(キャスト)

クリス(ヘレン・ミレン)
イギリス、ヨークシャーの田舎町に夫・思春期の息子と暮らす主婦。先進的な考えの持ち主で、保守的な婦人会の催しに飽き飽きしている。
アニー(ジュリー・ウォルターズ)
クリスの親友。最愛の夫を白血病で亡くす。しっかりもの。
ロッド(キアラン・ハインズ)
クリスの夫。自分のヌードを撮りたいという突拍子もない妻のアイディアに、複雑な心境ながらも応援してくれる、妻思いの男性。
ジョン(ジョン・アルダートン)
アニーの夫。白血病で亡くなる。ひまわりが好きだった。

映画『カレンダー・ガールズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カレンダー・ガールズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カレンダー・ガールズ』のあらすじ【起】

イギリスはヨークシャーのとある古風な田舎町。町の婦人会に参加するクリスとアニーは、いつでも一緒の大親友だ。婦人会で行われるのはケーキ作り大会やブロッコリー栽培についての講演。そのようなことに全く興味のないクリスとアニーは、婦人会での活動に飽き飽きしていた。

クリスはアニーの夫のジョンに、婦人会での講演を依頼する。ジョンは講演会で女性を花にたとえ、「女性は盛りを過ぎてもなお、美しく咲き誇る」と語ってくれた。そんなジョンが、白血病で入院、亡くなってしまう。最愛の夫を亡くし、アニーは悲しみにくれた。

落ち込んでいるアニーを励まそうと、クリスはとんでもないアイディアを思いついた。毎年婦人会で作成しているカレンダーの写真を、今年は風景などではなく自分たちのヌード写真にしようと言うのだ。そして、カレンダーの売り上げで、ジョンが入院していた病院にソファーを寄付しようという計画だった。アニーはその計画に乗ってくれたが、もちろん婦人会はいい顔をしない。

映画『カレンダー・ガールズ』のあらすじ【承】

最初は誰も理解を示してくれなかったが、だんだんと婦人会のメンバーの中に、参加を申し出てくれる仲間が現れてきた。クリスたちは勝手にカレンダー作りに取り掛かり、カメラマン探しに奔走する。納得のいくアマチュアカメラマンをようやく見つけ、撮影が始まった。少女のようにわいわいキャッキャと騒ぐ主婦たち。最初は彼女たちを見ないようにしていたカメラマンも芸術意欲に火が付いたのか、家庭とひまわり(ジョンが好きだった花)をイメージに、上品なヌード写真を撮っていく。一方近くのパブでは彼女たちの夫らが集まり、うなだれて酒を飲みながら待っていた。

クリスとアニーはカレンダーの発行を認めてもらうため、婦人会本部へ向かう。婦人会の総会でスピーチをし、婦人会長にヌードカレンダーのアイディアをなんとか承諾してもらった。

できあがったカレンダーを宣伝するため、クリスたちは地元記者を呼んで発表会を行うことにする。しかし、部屋に着くと記者たちは誰もいない。がっかりするクリスたちだったが、実は会場が変更になっていたのだと知り驚く。案内された会場には、予想を大きく上回る数の記者が、「主婦のヌードカレンダー」という話題を聞いて集まっていたのだ。

映画『カレンダー・ガールズ』のあらすじ【転】

宣伝や口コミが広まり、クリスたちのヌードカレンダーはヨークシャーのみならず、イギリス中で大売れだ。アニーの元には励ましの手紙がたくさん届いていた。さらには海外にまでその話が伝わり、ハリウッドからもお誘いがかかるほどに。クリスはあまりの展開に大はしゃぎだが、夫のロッドや息子のジェムは複雑な心境だった。特に思春期のジェムは母のヌードに反発し、非行に走ろうとする。ロッドもその心境を見知らぬ人にこぼしたばかりに、それを記事にされてしまった。クリスとロッドは記事の内容や息子のことで夫婦げんかをしてしまう。

ハリウッドでの取材やCM撮影のため、クリスたちはアメリカに飛ぶ。クリスはロッドとけんか別れしたままだった。セレブ級の扱いを受け、有名人に会ってはしゃぐクリスたちだったが、アニーは浮かぬ顔。CM撮影にのぞむが、そこでヌードでの撮影を要求されてしまう。だんだんと「病院への寄付のため」という当初の趣旨からずれてきていることにアニーは怒り、クリスと大げんかになってしまった。

映画『カレンダー・ガールズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

クリスとアニーの間の亀裂は修復されぬまま、クリスたちはヨークシャーに帰ってきた。その足で婦人会に向かったクリス以外の面々は、皆から歓迎の嵐で迎えられた。ロッドがクリスを迎えに来ていた。クリスは自分の非を認めロッドに謝るが、ロッドは彼女が思う以上にクリスの事を理解していた。ロッドはヌードカレンダーをつくろうとするクリスの事を尊敬し応援していたし、ジェムにも、それを誇りに思うように伝えたのだと言う。ロッドはまた、クリスとアニーのすれ違いも心配していた。ロッドに励まされたクリスは、アニーと仲直りするため婦人会へ向かう。

婦人会では、カレンダーの売り上げが28万ポンド以上になったことが知らされていた。婦人会についたクリスは、アニーと顔を合わせる。2人は無言で見つめ合いながら、言葉などなくても互いの気持ちを察していた。2人は仲直りを遂げた。

映画の公開された時点で、カレンダーの売り上げは約58万ポンド。クリスたちは、ジョンの入院していた病院に、白血病の治療設備とソファーを1つ寄贈したという。

映画『カレンダー・ガールズ』の感想・評価・レビュー

本作は、白血病研究への寄付の為に自分たちのヌードカレンダーを作り、30万部を売り上げた婦人たちを描く、実話に基づいたコメディーヒューマンドラマ作品。
カレンダー作りの最中に子どものようにはしゃぐ婦人たちに、気品と可愛らしさがあって素敵だと思った。
そして、この婦人たちのようなパワフルな行動力や気品のある年の重ね方をしたいと感じた。
カレンダーを作る動機にも心温まるものがあり、また和気あいあいとした婦人たちの雰囲気にも元気を貰った。(女性 20代)


「何をするべきか」を考え、実行出来る人は本当に強くて美しいと感じました。保守的なアイディアはどんな場でも採用されやすく、私自身もそういった意見に賛同してしまいがちです。しかし、この作品を見ると「やるべきこと」に前例など関係無く、挑戦や冒険も「正しい」アイディアなのだと感じます。
「ヌードカレンダー」と聞くと身構えてしまいますが、撮影に臨む婦人たちは皆楽しそうでとても充実していました。最初は否定的だった人たちにも、最終的には「やってよかった」と思ってもらえる展開になっていて、決断した彼女たち、そしてその家族も素晴らしいなと感じました。(女性 30代)

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