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映画『クリスティーン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『クリスティーン』の概要:1983年のアメリカのホラー映画です。本作はスティーブン・キング原作の同名小説をホラー界の巨匠、ジョン・カーペンター監督が撮った異色ホラー作品です。題名のクリスティーンとは映画の中に出てくる車に名付けられた名前でこの車が主人公です。

映画『クリスティーン』の作品情報

クリスティーン

製作年:1983年
上映時間:110分
ジャンル:ホラー
監督:ジョン・カーペンター
キャスト:キース・ゴードン、アレクサンドラ・ポール、ジョン・ストックウェル、ロバート・プロスキー etc

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映画『クリスティーン』の登場人物(キャスト)

アーニー・カニンガム(キース・ゴードン)
本作の主人公です。デニス・ギルダーとは親友で昔から仲良くしてます。気弱な性格でしたがクリスティーンを手に入れてから人が変わってしまいます。
デニス・ギルダー(ジョン・ストックウェル)
アーニーの友達です。昔から仲が良く気弱なアーニーをいつも気に掛けています。クリスティーンを手に入れてから人が変わってしまったアーニーを心配しています。
リー・キャボット(アレクサンドラ・ポール)
学園のマドンナ的存在の可愛いヒロインです。アーニーが密かに憧れていた女の子ですがクリスティーンを手に入れて気が強くなったアーニーに猛アタックされます。

映画『クリスティーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クリスティーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クリスティーン』のあらすじ【起】

アーニー・カニンガムは気弱な青年です。学校でもよく苛められています。そんなアーニーをいつも親友のデニス・ギルダーは心配しています。今日も学校に行くのにアーニーを迎えに来たデニスがアーニーの家にやってきました。何気ない会話をしながらアーニーとデニスは学校に向かいます。

デニスはアーニーに「車でも買ったらどうだ?そうすれば気が強くなるかもだし女の子にもモテるかもだぜ?」と言いました。アーニーは「そんな事してもモテるか分からないし止めとくよ、僕は慎ましく生きていくのさ」と言いました。そして学校に着くと学園のマドンナ的存在のリー・キャボットが通りかかりました。素敵で可愛い高値の花のリーをアーニーはじっと見ていました。そんなアーニーの恋心を知っていたデニスは「何とかしてやりたい、アーニーをリーと付き合わせてあげたいものだ」と常々思っていました。

そしてアーニーは一人思うのでした。「やはり車でも買えばリーをデートに誘う事だって出来るし買った方がいいのだろうか」と考えていました。

映画『クリスティーン』のあらすじ【承】

家に帰ったアーニーは車の事でまだ悩んでいました。そして思い立ったアーニーは車を買う事に決めました。しかし中々好きな車が見つからないアーニーは痺れを切らしてしまいました。そして家に帰ろうとした時に一台の車が目に付きました。その車は非常に年季が入っておりボロボロでしたが何故かアーニーの心を奪いました。その車の事を店主に聞くと「その車の名前はクリスティーンと言うんだ、魔性の車だよ」と言われました。

クリスティーンに一目惚れしてしまったアーニーは貯めてきた小遣いと、バイトで稼いできたお金をはたいてクリスティーンを購入しました。家にクリスティーンを乗って持ち帰ったアーニーは親に大層怒られました。アーニーの親は厳格な人達であり、「そんな車に乗るのは許さん!駐車場は絶対に使わせんぞ!」と厳しい口調で言いました。アーニーはそれでも車を持ちたかった為、近くの車工場にクリスティーンを置かせてもらえないか頼みに行きました。

映画『クリスティーン』のあらすじ【転】

車工場の店主はアーニーに「ここでタダ働きしてくれるのなら置いておいてもいいぞ」と言いました。更に店主は「真面目に働いてくれるのなら工場内の工具や要らなくなったパーツなら使っていいぞ」と言いました。その言葉に大満足したアーニーはその用件を飲んでクリスティーンを置かせてもらう事にしました。

その工場で死に物狂いで働きながらアーニーはどんどんクリスティーンを整備していきました。そしてボロボロだったクリスティーンは見る見る内にピカピカの新車の様になりました。

しかし、ピカピカになったクリスティーンを乗りこなす内にアーニーはどんどん気が強くなっていきました。気が強くなったアーニーは見事リーをガールフレンドにする事に成功しました。そしてそんな性格の変わったアーニーをデニスは大層心配していました。デニスはアーニーに「最近お前おかしくないか?大丈夫か?」と聞きましたが、アーニーは強い口調で「うるさい!黙れ!」と言いました。

映画『クリスティーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

そしてリーとデート中に事故は起こりました。車でリーとデートしていたアーニーはトイレに行くのに車を離れました。車の中で普通に待っていたリーは突然何者かに襲われました。なんと後ろから突然首を絞められたのです。辺りを見渡しても誰もおらず、よく辺りを見渡すと車のシートベルトが勝手に動き出しリーの首を絞めていたのです。

帰ってきたアーニーはその光景を見た瞬間に焦りまくり、車のドアをすぐに開けてリーを助け出しました。そして混乱したアーニーはリーを車から降ろし、走り去りました。

話を聞いたデニスはすぐにクリスティーンのいる車工場に行き、アーニーに「危険なクリスティーンを捨てろ!」と言いましたがアーニーはその言葉に激高しました。アーニーの感情に起因してクリスティーンは暴れだし、デニスとリーを襲いだしました。そしてデニスは必死でクリスティーンと戦いグチャグチャに潰しましたが、アーニーは死んでしまい、クリスティーンはなおの事、呻き続けるのでした。

映画『クリスティーン』の感想・評価・レビュー

車が襲ってくるモンスター映画。怪物「クリスティーン」が他のモンスターと一線を隔す点は人間を殺すとか食べるとかいう直線的な恐怖ではなく、持ち主に愛情を感じて独占しようとするこの支配欲だろう。ここが絶妙で絡みつくような好意のはた迷惑な恐ろしさが十分に感じられる。車ではあるが撮影の工夫なのかどこか表情が感じられるようにもなっており、B級映画ではあるがなかなか技術度が高い。(男性 30代)


原作がスティーブン・キングの作品になっているのでもちろんストーリーはとても面白くできていた。ただ、映像にしてしまうと車が人を殺す設定などあまりの現実味のなさに観ながら少し冷静になってしまう部分もあったので、そこは少し残念に思った。

ジョン・カーペンター監督は、スティーブン・キングの独特な雰囲気を再現するのがとても上手だったので良かった。また80年代のお洒落な空気を感じることが出来て嬉しかった。(女性 20代)


スティーブン・キング原作。1台の車に魅入られ、変わってしまう少年と車の暴走を描いた少し変わったホラー。このクリスティーンという車は新車の頃から人を殺していて、映画内では動機やどうしてこんなモンスター車になったのかという説明も理由も全く無い。しかもクリスティーンに夢中になるアーニーも変化が唐突すぎて、なんの思い入れも無いうちにいきなり嫌な奴になるだけ。そのせいかホラーなのに本当に全く怖くないストーリーだった。
発想は突飛で面白いとは思うが、車が暴走というのも、感情を持つことも何もかもが非現実的すぎるし、背景ストーリーが全然ないところも見ている人をシラけさせる浅い映画に仕上がっている。前の持ち主が自殺したとかその周囲の人が死んだとかいうのも不明瞭すぎて意味不明だ。車の行動も支離滅裂で一貫性がなく、それなのにこの後どうなるか予測できるので何も面白くない。と、けちょんけちょんにしてしまったが、私はスティーブン・キングが好きなので、その分残念な気持ちでいっぱいだ。(女性 20代)


自分の愛車に名前をつけるのは男のロマンとでも言いますか、ニコラス・ケイジ主演の『60セカンズ』でも車に女の名前をつけて盗んでいました。今作の主人公は「車」と言っても過言では無いでしょう。嫉妬深い女性のような車『クリスティーン』に翻弄されてしまう男をリアルに描いていました。
かっこいい車を持っている男性は確かにモテるのかもしれませんが、それは車よりも中身の問題で、いくらかっこいい車に乗っていても横柄な態度を取るような男には女はついて行かないなあと思ってしまいました。(女性 30代)


スティーブン・キングとジョン・カーペンターという、ホラー作品の二大巨頭がタッグを組んで撮影した、”B級”ホラー作品です。冴えない主人公が車を手に入れ、ピカピカに修理したことで人生が好転していきます。いじめっこに壊されたはずが、自己修復し始める辺りから物語が恐ろしくなっていきます。主人公の心の闇が車に反映され、暴走はどんどんエスカレート。ラストの後味は悪いですが、綺麗に終わったと思います。まるで本当に生きているかのような車の演出も見事です。(男性 20代)

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