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映画『キャリー(2013)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『キャリー(2013)』の概要:2013年のアメリカのホラー映画キャリー(1976)のリブート作品です。本作は『キックアス』のクロエ・グレース・モレッツを主演に迎えVFX用いて製作されました。

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映画『キャリー』の作品情報

キャリー

製作年:2013年
上映時間:100分
ジャンル:ホラー
監督:キンバリー・ピアース
キャスト:クロエ・グレース・モレッツ、ジュリアン・ムーア、ジュディ・グリア、ポーシャ・ダブルデイ etc

映画『キャリー』の登場人物(キャスト)

キャリー・ホワイト(クロエ・グレース・モレッツ)
謎の力を秘めた少女。その力は代々受け継がれた力で、その力はどこから発生したのか分かりません。とにかく彼女に喧嘩を売るのはお勧めしません。
マーガレット・ホワイト(ジュリアン・ムーア)
キャリーの母親で信仰心が強い様ですが、キャリーのような力は持っていません。
リタ・デジャルダン先生(ジュディ・グリア)
キャリーの学校の先生。キャリーがいじめられていることを心配してくれるが、その心配は空振りばかり、キャリーを苦しめてしまいます。
スー・スネル(ガブリエラ・ワイルド)
キャリーを小学校6年生のときからいじめていた。その事を自身で悔やみ、キャリーにプロム(ダンスパーティ)の相手を譲るが、最悪のシナリオになってしまう。
トミー・ロス(アンセル・エルゴート)
クラスのイケメン男子でスーはガールフレンド。スーに頼まれキャリーをプロムに誘う。
ティナ・ブレイク(ゾーイ・ベルキン)
キャリーを陥れようとする同じクラスの女子。小学校6年生のときからいじめている。キャリーを怒らせてしまい逃げようとするが、上手くは行きません。

映画『キャリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キャリー(2013)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キャリー』のあらすじ【起】

キャリーはいつも母親のマーガレットに学校まで送ってもらっていました。学校はキャリーにとって自分が普通の女の子になる為の大事な場所です。けれど、キャリーには障害がありました。それは学校でいじめを受けていた事です。

学校でのプールの時間が始まります。今日もバレーボールの試合です。キャリーはチームの中に入る事をとても恐れていました。皆の中に入っていいものか悩んでいたのです。そしてプールの中で一人だけ立っています。そこで体育担当のリタ先生はキャリーに優しく「たまには参加してね。さあ、ボールを持って!」と言い、キャリーはボールを受け取ります。そしてサーブを打つことになりました。キャリーがボールを思い切り打ちました。けれど、近くにいたティナにボールは直撃してしまい、それを見た皆は笑っていたのでキャリーは思わずにっこりしました。そのまま体育の授業は終わり、皆がプールから上がるとシャワーを浴びました。皆とシャワーを浴びる事をキャリーは恥ずかしく思い最後の方にシャワーを浴びることにしました。

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映画『キャリー』のあらすじ【承】

キャリーはゆっくりとシャワーを浴びていると突然身体から血が流れ出します。恐ろしくなって、「きゃー!誰か助けて!痛いわ!」と叫び近くの子に助けを求めました。「この子生理も知らないの?」と言ってティナを始めとするいじめっ子たちが沢山の生理用品をキャリーに投げつけました。キャリーはその時本当に生理のことなんて知らなかったのです。キャリーの周りは笑い声に包まれました。更にティナに一部始終を携帯で撮影されてしまいます。「なにしてるの!?」とリタ先生は叫び、皆一斉に逃げてしまいました。

学校長とリタ先生はキャリーに事情を説明してもらい、いじめっ子達には罰を与えることを決めました。「君のお母さんに来てもらう」と学校長が言うとキャリーは「そんなの駄目よ!」と言って断りました。「確かに君のお母さんがこの事を知ったら君を学校へ通わせないだろう」と言って渋々諦めました。今日は、いつものようにマーガレットは迎えに来ました。

映画『キャリー』のあらすじ【転】

帰宅後、キャリーはマーガレットに「なぜ生理の事を教えてくれなかったの?」と聞きました。「遂に始まってしまったのね。皆の前でシャワーまで浴びて、これは罪だわ。クローゼットの中へ行って祈りなさい。」とマーガレットは言うと、反発するかのように「お母さんが教えてくれなかったからこんな事になったのよ。罪なのはお母さんよ!」と言ってクローゼットに入る事を拒否しましたが、無理やり扉は閉められてしまいました。

その頃、一番面白がっていたいじめっ子のティナはその時の動画をWEBにアップしてしまいました。「私達はキャリーを救ってあげたのよ!」と嘲る様にティナは言いました。

キャリーは次の日、学校に行くとロッカーにキャリーの悪口を書かれていたり、皆がこちらを見て笑っていました。キャリーの動画を見た同級生が面白がっていたのです。キャリーはそのことを知りませんでした。休み時間に入り、プロムの準備に取り掛かります。皆で会場を作るのです。そこでティナはキャリーのことについて話していると、スーはキャリーを庇います。リタ先生にキャリーをいじめるとプロムに参加出来ない事を言い渡されていました。それだけでなくティナはそれに逆らい参加できなくなってしまっていました。

映画『キャリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

罪の意識に苛まれたスーはボーイフレンドでイケメンのトミーに相談し一日だけでもキャリーに普通の女の子としての幸せを感じてもらいたいとプロムに誘うように懇願し、トミーはそれを引き受けるようにしました。

キャリーは始めは、またいじめっ子に騙されるのではないかと心配でしたが、トミーの言葉を信用し参加する事にしました。笑顔でドレスの布を選びに行き、自分で裁縫もしました。

プロム当日の夜、トミーが迎えに来ます。しかし、マーガレットはキャリーが騙されていると言って行かせようとしません。キャリーはその頃自分の能力がコントロールできるようになっていたので、その能力でマーガレットを押さえ、いえを飛び出しました。

会場に着き、夢のような空間に幸せいっぱいのキャリーはベストカップルのアンケート用紙に自分達の名前を記入しました。選ばれたカップルはみんなの前でダンスを披露します。

一方、いじめっ子のティナは照明の近くで待ち構えていました。仲間と意地悪な事を計画していました。豚を殺して血を集めキャリーの頭に掛ける為です。

もちろん作戦通り、キャリーたちカップルが選ばれ二人は舞台に上がりました。どこで上からドバッと血が流れてキャリーは自分を保てず、怒り狂うようにその場に居た人達を殺してしまいました。そして、逃げようとしたティナを追い詰めて殺し家に帰ると、マーガレットがキャリーを殺そうとしましたが、キャリーの力に勝てず殺してしまいました。罪の意識から、キャリーは自殺しました。

駆けつけたスーは裁判で尋問されるとキャリーのことを話しました。キャリーのお墓の前に花を置きました。

映画『キャリー』の感想・評価・レビュー

ティーンエイジャーのいじめっ子は、少しでも変わっている子を見つけると、すぐにいじめの標的にしてしまう。キャリーもその被害者だった。しかし、変わり者だからといって、相手をいじめることは甚だおかしいことである。スーがそれに気づいていたのかは不明だが、いじめの首謀者であるクリスと距離を置いたのは正しい選択であった。
キャリーに同情的で優しい性格のスーは、もしかしたらキャリーと友人同士になれていたかもしれない。しかし、クリスがプロムで余計なことをしてしまったせいで、その希望さえも潰えてしまった。
これは私の望みだが、もしこの映画で幸せな世界線があったとすれば、それはキャリーとスーが友人同士になっている世界なのだろうと感じた。(女性 20代)


謎の力を持っていた女の子キャリーが、恐ろしいイジメをきっかけに暴走し皆殺しにしてしまうというなんとも心が痛ましい作品。力の正体や、母親のカルト的行動の意味などは描かれていないが、その辺りはあまり気にならない。それよりも、生理を知らなかったり、プロムやデートなど、いわゆる一般的な女の子とは違う育ち方をしたキャリーに行った過酷なイジメは非常に見ていて辛いのだが、正直「あ、この子達死んだな」という怖いもの見たさ的な部分も、ある意味この作品の楽しみではないだろうか。ちょっとスカっとしてしまった自分がいるのである。(男性 30代)


母親の歪んだ愛情によって純真に育てられた少女が悪夢のような力を持ってしまった。というブライアン・デ・パルマの超有名作品のリメイク。正直何のことだかわかりにくいオリジナル映画に比べると丁寧でわかりやすく綺麗にまとまっている。役者も豪華になっており見やすさは抜群。しかしながら映画自体が持った迫力については荒い画質と説明が省略されたオリジナル版の方がはるかに上であり、映画づくりの難しさを感じさせる。同内容ではあるが、まるで違う映画なので過去作品と合わせてみるとより楽しめるだろう。(男性 30代)


本作は、スティーブン・キングのベストセラーを再映画化さたもの。
狂的なクリスチャンの信仰心を持つ過保護な母親や、度を越した幼稚ないじめっ子たちにはイライラして、嫌悪感を抱いた。
しかし終盤には、彼らをとことん追い込み、キャリーの圧倒的超能力を見せつけた復讐劇に心底スカッとした。
全体的に血の演出が多くて、ヴィジュアル的にグロテスクだった。
無事に復讐を遂げるが、せめて最後くらい、キャリーには幸せになってほしかったと思う。(女性 20代)


狂信的な母親、ティーンエイジャーのいじめ、超能力、プロムの要素が詰め込まれており、最後は壮絶なざまぁが待っています。
豚の血を集めて、プロムのティアラを貰った時のキャリーにかけるなんてやりすぎでは?と思いますが……そこからは流血シーンが多めなので注意が必要です。いじめっ子の首謀者が先生からもざまぁされて、キャリーからもざまぁされるのでそこは救いです。控え目にかばってくれるスーと先生がいるのも良かったです。(女性 30代)


血の描写が苦手な人には絶対にオススメしない作品です。想像していたよりもかなりグロテスクで衝撃的なストーリーでした。
小中学生の「小さな世界」で起こる「イジメ」って見ていて本当に苦しくなりますよね。大人になった今は「小さな世界」なんて思えますが、その当時はそこが世界の全てだったはずです。いじめっ子にやり返すのが正しいとは言いませんが、今作で主人公のキャリーが見せてくれた「復讐劇」は思わずスカッとしてしまいました。(女性 30代)

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