映画『ザ・レイド GOKUDO』の概要:2014年のインドネシアのアクション映画、です。『ザ・レイド』の続編でインドネシアの格闘技、『シラット』を使った闘いが特徴の映画です。本作序盤で兄を亡くした主人公のラマは潜入捜査官になり、組織を壊滅できるのか。見所です。
映画『ザ・レイド GOKUDO』の作品情報
上映時間:146分
ジャンル:アクション
監督:ギャレス・エヴァンス
キャスト:イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、ティオ・パクソデウー、アレックス・アッバド etc
映画『ザ・レイド GOKUDO』の登場人物(キャスト)
- ラマ(イコ・ウワイス)
- 兄を亡くし、マフィアを壊滅しようとします。潜入捜査官になるのは命を狙われているであろう家族を助ける為です。
- ウチョー(アリフォン・ブトラ)
- マフィアのボスの息子でボスの座を密かに狙っている。少々ファザコンですが、そんな父が自分を一人前として認めてくれない事に苛立っている様子。
- バンクン(ティオ・パクソデウー)
- マフィアのボスで息子の気持ちなど知らず命を狙われてしまう。日本のヤクザと取引しようと企てています。
映画『ザ・レイド GOKUDO』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・レイド GOKUDO』のあらすじ【起】
ある畑の間に車が停まっていました。その近くには悪そうな男達と頭に布を被らされた男がいました。その男の頭から布が取られると、その男はラマのお兄さんでした。そしてその悪そうな男達は警察と繋がっていたラマのお兄さんを銃で撃ち殺しました。
一方前作で死闘を繰り広げたラマは、前作での作戦の悪玉の汚職警官を善良な警察の上司の元へ連れて行きました。汚職行為をしてない警官はごく少なく、ラマは緊張した面持ちで向かいました。その警官のいる隠れ家に辿り着いたラマは汚職警官を引き渡そうとしましたが、その瞬間汚職警官は善良な筈の警官達に銃で撃たれて死亡しました。ラマは驚き怒りました。しかしその警官達は「その汚職警官は下っ端でそいつを逮捕してももっと上の汚職警官達がそいつに罪を擦り付けて雲隠れするだけだ」と言いました。そして「その汚職警官達を全員逮捕する為には潜入捜査をするしかない」と言いました。ラマは驚き困惑しました。
映画『ザ・レイド GOKUDO』のあらすじ【承】
その警官達はラマに潜入捜査の事を詳しく説明しました。まず「潜入捜査はラマにやってもらいたい」と言いました。ラマは優秀で屈強な警官である事が分かっていたのが第一の理由でした。第二の理由は前回の作戦で生き残ってしまったラマは汚職警官達から確実に命を狙われてしまうと言うことでした。そして間接的にラマの家族の命も狙われてしまう事を告げました。ラマが家族を守り自分の命も守る為には、潜入捜査に挑み全てを終わらせるしかないとラマは悟りました。しかもその潜入捜査の捜査対象にはラマのお兄さんを殺した悪党も含まれている事を知り、ラマの悪党達への憎しみと怒りは一層燃え上がるのでした。
潜入捜査を任されたラマは暫くの間家族に会えなくなる為、家族達に別れを告げました。そして汚職警官と繋がっているマフィアのボスのバンクンに近付く為に、そのバンクンの息子のウチョーに接触する事に決めました。ウチョーは刑務所に入っていた為、ラマも刑務所に潜入する必要がありました。
映画『ザ・レイド GOKUDO』のあらすじ【転】
ウチョーに近付く為、ウチョーを刑務所に入れた張本人を半殺しになるまで殴り、ラマはウチョーと同じ刑務所に見事入所しました。刑務所に入所したラマはウチョーに目を付けて貰う為に刑務所内で暴れ始めました。そして刑務所内の悪の集団に喧嘩を売り乱闘に持ち込み、トイレで死闘を繰り広げたラマは、一躍刑務所内で有名になりました。
大量の屈強な囚人達を一人で全員殴り倒したラマにウチョーも目を付けました。ウチョーはラマに「仲間にならないか、俺の仲間になれば刑務所内での生活に不自由はさせない」と誘いました。しかしラマは「もう少し先延ばしにして仲間になる事を断らないと、潜入捜査官という自分の正体がバレる」と思い、その誘いを断りました。ウチョーは機嫌を悪くし怒りますが、その場は怒りを収めて立ち去るのでした。その後ウチョーは刑務所に面会に来た仲間に「あの腕っ節の強い奴の正体はなんだ?」と聞きますが、仲間は「あいつはただのゴロツキだ、なにも問題は無い」と言いました。それを聞いたウチョーは更にラマを仲間にしたがるのでした。
映画『ザ・レイド GOKUDO』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、ウチョーを狙った乱闘時にラマはウチョーを命懸けで守り、ラマはウチョーの絶大な信頼を得ました。その信頼は友情となり、先に出所していたウチョーは出所したラマを歓迎しバンクンの待つマフィアの本拠地へ向かいました。そしてバンクンにも信用されたラマはマフィアの元で働き始めました。
一方ウチョーは野望を抱えており、父親のバンクンに認められて組織を自分の物にしたいと思っていました。しかしいつまで経っても自分の事を子供扱いし、重要な仕事を任せてくれないバンクンに痺れを切らしてしまいました。そしてウチョーはバンクンの敵対している組織のボスと密会をし、バンクンを裏切りました。
バンクンを裏切ったウチョーはバンクンの眉間を銃で撃ち抜きました。それを目撃したラマはその場で全員倒そうとしますが逃がしてしまいます。逃げた敵達の本拠地を見つけたラマは単身その身一つで敵の真っ只中に襲撃しました。
全ての悪党達を拳一つで滅ぼし、満身創痍のラマはフラフラと歩きながら悪党共の巣を出ました。
映画『ザ・レイド GOKUDO』の感想・評価・レビュー
映画におけるアクションシーンの数々を全て凌駕すると言っても過言はない。それほどまでに本作のアクションシーンは凄まじい。前作『ザ・レイド』にもその片鱗はあった。だが、前作より数段階進化している。
主人公を演じたイコ・ウワイス。ただアクションができるだけではなく、しっかり自分のスタイルを確立させている。冒頭の刑務所での乱戦からラストのタイマンナイフ戦まで、物語全編通して彼にしかできない戦い方を見せてくれる。シラットのしなやかな動きに暴力性がプラスされ、まさに最高のアクションに仕上がっている。(男性 20代)
前作『ザ・レイド』では迫力のあるアクションシーンが見所でしたが、今作でもアクションのクオリティは衰えておらず、寧ろ派手になっていたような気がします。主人公を演じたイコ・ウワイスはアクションに定評のある役者ですが、このシリーズでのアクションは本当に凄いです。
日本のヤクザとして遠藤憲一、松田龍平、北村一輝などが登場しますが目立ったシーンでは無く、顔を見せる程度なので日本人としては彼らと戦うシーンなどもっと見たかったなと思いました。(女性 30代)
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前作 ザ・レイド
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