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映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』の結末までのストーリー
  • 『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』を見た感想・レビュー
  • 『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』を見た人におすすめの映画5選

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』の作品情報

クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的

製作年:2017年
上映時間:102分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
キャスト:ブランカ・スアレス、マリオ・カサス、ジェイム・オルドネス、カルメン・マチ etc

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』の登場人物(キャスト)

エレナ(ブランカ・スアレス)
若く美しい女性。出会い系サイトで知り合った男性とブティックホテルで会う予定。常識的な考えの持ち主。
ナチョ(マリオ・カサス)
広告制作の仕事を行っている。エレナに惹かれる。
イスラエル(ジェイム・オルドネス)
ホームレス。協調性は無く、粗暴な人物。バルの店長であるアンパロと知り合い。
トリニ(カルメン・マチ)
夫は仕事で忙しく、家にいつも1人きり。スロットを楽しむため、バルをよく利用している。狭いところが苦手。
アンドレス(ホアキン・クリメント)
元警官。飲酒でクビになってしまい、妻は子供を連れて出て行ってしまった。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のあらすじ【起】

エレナは出会い系サイトで知り合った男性とブティックホテルで会うことになった。だが、友達のマルタと電話中、携帯の電池が切れてしまう。エレナは近くにあったバルに行き、充電器がないか尋ねた。店員のサトゥルは美しいエレナに目を奪われ、愛想よく応対した。

咳き込んでいる男性がトイレを使うためにバルに入って来た。店長のアンパロはトイレを使うなら、注文をしないと許さないと腹を立てた。さらに、ホームレスのイスラエルが店にやって来た。アンパロはイスラエルと知り合いで、金を受け取らずに酒と食事を与えた。次に、トリニが店にやって来た。トリニは両替をした後、スロットを楽しんだ。それはいつものことだった。夫は仕事で忙しく、トリニは家にいつも1人きりだった。

銀行員の男性が店を出ると、突然凄い音が鳴り響いた。エレナ達が驚いて店の外を見ると、男性は頭から血を流して倒れていた。しかも、路上から誰もいなくなっていた。エレナ達は何が起こったのか分からず困惑した。しかも、よく見ると倒れた男性は微かに動いていた。清掃員の男性は放っておくことができず、皆の制止を振り切って男性の元に駆け寄った。その時、銃声が響いて清掃員の男性も撃たれてしまう。バルの店内にいた人々は叫びながら体勢を低くした。イスラエルだけが笑いながら立っていたため、客のアンドレスが足を引っ張って倒した。

バルにいた人達はテレビを点け、ニュースを見ることにした。だが、町の中で銃撃があったのに、何も報じていなかった。しかも、店の外に倒れていた銀行員達の死体が、いつの間にか無くなっていた。なぜか血痕も綺麗に掃除されていた。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のあらすじ【承】

バルの中にいる者達は話し合い、店内に爆弾を持ったテロリストが紛れ込んでいるのではないかという疑いを持つ。テロリストに劇場が占拠された際、警察がガスで人質を含めて全員殺害したという事件がロシアで実際に起こっていた。その時、客のナチョが自分の鞄を足でこっそり隠そうとしていた。アンドレス達はナチョを取り押さえて鞄を奪った。鞄の中に入っていたのはハードディスクだった。エレナは爆弾を持っている人物など紛れ込んでいないと思っていたため、ハードディスクを壊して証明した。

次に、客のセルジオのスーツケースが目に入った。そのスーツケースは爆弾を容易に入れることができる大きさだった。しかし、セルジオは開けることを拒んだ。アンドレスが銃を取り出し、セルジオに開けるよう脅しをかけた。その時、イスラエルがスーツケースを奪い、鞄を開けた。中には大量の女性物の下着が入っていた。

男性トイレから物音が聞こえた。しかし、鍵が掛かっていて、ドアを開けることができなかった。アンドレスが鍵を銃で撃って壊し、ドアを開けた。トイレの中を見ると男性が倒れていた。男は薬物を摂取した可能性があった。アンドレスが銃を持っていたのは、元警官だからだった。飲酒でクビになってしまい、妻は子供を連れて出て行ってしまっていた。

エレナはトイレで倒れている男性の傍に注射器が落ちているのを発見する。しかも、男性の耳からは血が流れていた。一方、外には防護服を着た人が現れ、店の前でタイヤを燃やし始めた。バルの中にいた人達は助けを求めるが、誰も何も反応を返さずそのまま立ち去った。ニュースでは原因不明の火災が発生したため、住民を避難させて地域を封鎖したと報じていた。何者かが火事をでっちあげたのだ。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』のあらすじ【転】

トイレで倒れていた男性が現れ、店の中で倒れ込んだ。人々は駆け寄るが、男性は触られることを拒んだ。そのまま男性は息を引き取ってしまう。男性が持っていた携帯を調べると、その男性が軍人の大尉であることが分かった。アフリカで防護服を着て何かの活動を行っている様子が写真に収められていた。人々は感染症か殺人ウイルスが広がっているのではないかという疑いを持つ。バルの中にいる人達は感染者だと思われ、始末されようとしているのだ。

大尉の携帯を使えば電波が通じる場所があった。ナチョはその携帯を使い同僚に助けを求めようとするが、サトゥルが大騒ぎしたせいで悪戯だと誤解されてしまう。アンドレスが2人に代わり電話をかけようとするが、アンパロがそれを止めた。大尉の携帯に触れば、感染する恐れがあったからだった。携帯や死体に触っていないアンパロ、アンドレス、セルジオは銃で皆を脅し、大尉の遺体と共に地下の貯蔵室に入るよう指示した。

貯蔵室の下には下水道が流れていた。イスラエルは油を浴び、小さな穴から下水道に下りようとした。だが、途中で体が挟まってしまい、身動きが取れなくなる。その時、上から銃声が鳴り響いた。何者かにアンパロ達が射殺されてしまったのだ。しかも、火が放たれ、建物は燃やされようとしていた。下水道から空気を取り入れるためにも、イスラエルを穴から引っ張り出さなくてはいけなかった。エレナ、ナチョ、サトゥルの3人で引っ張り上げた。エレナは大尉の遺体の上に倒れ込んでしまい、悲鳴を上げながら逃げた。

物音がしなくなってから上の様子を確認すると、店内は灰に塗れていた。遺体は無く、何者かが白いシートで外を覆っていた。ナチョは落ちていた拳銃を、こっそりズボンの中に仕舞った。

大尉の携帯が鳴り、誰かがメッセージを送ってきた。内容を読むと、大尉がアフリカで救助活動を行い、病気に感染したことが分かった。大尉は感染後、2日後に発熱して病状が悪化していた。感染源にいた修道女にはワクチンが効いたが、大尉には効かず亡くなってしまったのだ。しかも、そのワクチンは認可の下りていない薬である可能性が高かった。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』の結末・ラスト(ネタバレ)

大尉の携帯に非通知の着信が入った。携帯を持っていたナチョは皆に言われ、電話を取ろうとした。しかし、一足遅く電池が切れてしまう。エレナは大尉の携帯のメッセージを思い出し、ワクチンが後4本あることに気づく。イスラエルはトイレに落ちていたワクチンを見つけた。

ワクチンは4本あったが、現在生き残っているのはイスラエル、ナチョ、サトゥル、エレナ、トリニの5人だった。イスラエルは皆の制止を無視してワクチンを自分の腕に打った。ナチョは銃で撃とうとするが、周囲に止められ引き金を引くことができなかった。しかし、イスラエルと殴り合いの喧嘩になってしまう。その騒動の間にエレナはワクチンを取ろうとして、下水道に繋がる穴に落としてしまう。

下水道に繋がる穴から通れるのは、細身で小柄なエレナぐらいだった。エレナは嫌がるが、拒否権はなかった。下着姿になり、油を纏って穴から下りることになった。肌が擦れて痛かったが、エレナは必死に頑張った。エレナは下水道に落ち、ワクチンを見つけた。ナチョ達は引っ張り上げるためワクチンをコードに括りつけるよう頼むが、エレナは3人で使う可能性があるため拒んだ。そして、下に下りてくるよう指示した。ナチョ達は下水道に下りるため、穴の周囲を壊して広げた。

皆下水道の下に下りた。ナチョはイスラエルと銃を奪い合い、下水道の中で掴み合いになった。その時、ナチョ達は下水の中に沈み、銃声が鳴り響いた。下水から顔を出したのは、銃を持ったナチョだった。エレナ達はナチョに怯えた。ナチョはワクチンを渡すよう指示するが、エレナは拒んで銃を捨てるよう頼んだ。しかし、ナチョは銃を手放すのを嫌がり、自分の指示に従うよう脅してきた。

エレナはワクチンを隠していたため、皆で取りに行くことになった。トリニは迷わないようコインを落としながら歩いた。暗闇の中、サトゥルが下水に落ちてしまう。ナチョが銃を撃って明かりを照らすと、トリニがサトゥルを抑えて溺死させようとしていた。ナチョはトリニを制止し、サトゥルを救った。犯行がバレたトリニは、自分を撃つようナチョに指示した。しかし、ナチョには撃つことができなかった。すると、トリニは銃を持ち去っていった。その後、銃声が鳴り響いた。

エレナ達は3人でワクチンを分けた。しかし、生きていたイスラエルが現れ、サトゥルが殴り殺されてしまう。エレナとナチョは必死に逃げた。地上に上がるところを見つけ、必死に梯子を上がった。だが、エレナはワクチンを落としてしまう。しかも、マンホールが外れず地上に行けなかった。その間にイスラエルに追いつかれてしまう。ナチョは自分のワクチンをエレナに渡し、イスラエルと共に落下した。2人共亡くなってしまう。

エレナは泣きながらワクチンを打ち、必死にマンホールを押し上げた。下着姿で歩いていると、女性がコートをかけてくれた。エレナは呆然としたまま街を歩いた。

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

バルという狭い店内の中で起こる人間模様とサスペンスがおもしろかった。偶然店に居合わせた人々が、突然命の危険に晒されてしまう。しかも、何が起こっているのかよくわからないまま物事が進んでいくため、恐慌状態に陥った人々が咄嗟に起こす行動や言動にとてもリアリティーを感じた。エレナの雰囲気が物語の冒頭では明るく、ラストでは暗く物悲しかった。対照的な場面なので、一番強く印象に残っている。自分がバルの中にいたらどんな行動を起こすのか、想像しながら見るのも面白いと思う。(MIHOシネマ編集部)


ふと立ち寄ったバルで思わぬ事件に巻き込まれてしまうストーリー。ただ、何の気なしに寄っただけなのに…。自分は何も悪いことをしていないのに…。と理不尽に事件に巻き込まれてしまう状況に悔しさや怒りを覚えましたが、登場するキャラクターが物凄く個性豊かでモヤッとする気持ちを晴らしてくれました。
最後まで理不尽で納得できない状況が続きますが、誰か一人でも生きて抜け出せたことに安心するのと同時に、他の人のことを考えるとやるせない気持ちになりました。(女性 30代)


密室パニック映画として最高の緊張感。普通の朝のカフェが一瞬で地獄に変わる展開に息をのんだ。特に外に出た客が次々と狙撃される場面の衝撃は忘れられない。その後、閉じ込められた人々の間で生まれる疑心暗鬼と裏切りがどんどんエスカレートしていく。ラスト、地下での狂気的な逃走劇は人間の本性をむき出しにする。社会風刺とサスペンスの融合が見事だった。(20代 男性)


閉じ込められた人々の心理描写がリアルすぎて怖い。最初は協力していたのに、徐々に自己保身と恐怖で崩壊していく。特に美人客エレナが最後に見せる「生への執念」はゾッとするほど。狙撃の理由が不明のまま進む展開もスリリングで、説明より“状況そのもの”で恐怖を作り出していた。終盤の下水道シーンは息苦しく、観終えた後もしばらく動けなかった。(30代 女性)


アレックス・デ・ラ・イグレシア監督らしい狂気が全開。最初は社会的な寓話かと思いきや、どんどんグロテスクなサバイバル劇に転化していく。人間の醜さをここまで徹底して描く勇気に感服。清楚な女性が徐々に泥と血にまみれていく描写が象徴的で、文明の仮面が剥がれる瞬間を目撃する気分だった。終盤の「光を求める這い上がり」はまさに地獄の再生。(40代 男性)


序盤のテンポの良さと中盤以降の閉塞感の落差がすごい。狙撃という突発的事件が、人々の本性を暴く導火線になる構成が巧み。ラストの一人になったエレナの姿には、もはや「生き残る」というより「生き残ってしまった」悲劇を感じた。単なるパニック映画ではなく、人間社会の縮図として観ると深い。映像もグロテスクだが、決して無意味ではなかった。(20代 女性)


この映画は“恐怖の伝染”を描いた作品だと思う。外の脅威よりも、内側で膨らんでいく人間同士の疑念の方が何倍も怖い。誰が感染しているのか、誰が嘘をついているのか──観客も登場人物と同じように疑心暗鬼に陥る。特にバルの中の照明とカメラワークが緊迫感を高めていた。最後の泥だらけの脱出劇は人間の「生きる本能」をまざまざと見せつけられる。(50代 男性)


女性の視点で観ると、この映画は“恐怖の中で変わる自己像”を描いているように感じた。エレナは最初、おしゃれで他人に無関心なタイプだったが、極限状態で逞しく、そして狂気的に変化していく。その変貌に人間の強さと脆さが凝縮されている。地下の闇と地上の光のコントラストも象徴的で、希望が絶望と紙一重であることを見事に表現していた。(30代 女性)


終始、観る者の神経を逆なでするような緊張感。誰が撃ったのか、なぜ撃たれたのか、何も分からないまま進む展開が逆に恐怖を増幅させる。途中からは“人間の方が怖い”という構図に変わるのが秀逸。閉じた空間の中で秩序が崩れ、理性が失われていく様子は『キューブ』にも通じる。ラストの泥まみれの逃走は、人間の原始的な生への執着を感じさせた。(40代 男性)


正直、グロテスクな描写が多くて苦手だったが、ストーリーの構造は非常に面白い。バルという小さな空間の中に社会全体の縮図が凝縮されているようで、誰もが生き延びるために他人を犠牲にしていく。最初は何気ない日常の延長だったのに、最後には“人間の獣性”しか残らない。観終わった後の虚脱感はすごい。怖いけど忘れられない作品。(20代 女性)

映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

キューブ(CUBE)

この映画を一言で表すと?

脱出不能の立方体に閉じ込められた人間たちの“極限心理実験”。

どんな話?

目を覚ますと、見知らぬ人々とともに謎の立方体構造物の中に閉じ込められていた。各部屋には命を奪う罠が仕掛けられ、出口を探すための協力が求められるが、やがて互いへの不信と狂気が膨らんでいく。密室サスペンスの原点とも言えるカナダ発の名作。

ここがおすすめ!

限られた空間、少人数、そして極限状況での人間の本性を描いた構成が秀逸。『クローズド・バル』のように「閉じ込められた者たちの恐怖」と「疑心暗鬼による崩壊」が見事に展開される。低予算ながら知的で緊張感あふれる脚本が光る。心理サスペンス好きには必見。

ミスト(The Mist)

この映画を一言で表すと?

“見えない恐怖”と“人間の狂気”が共存する絶望のドラマ。

どんな話?

濃霧に包まれた街の中、スーパーマーケットに閉じ込められた人々。霧の中には恐るべき怪物が潜み、外にも出られない状況で、やがて人間同士の対立が深まっていく。スティーヴン・キング原作の衝撃的な終末スリラー。

ここがおすすめ!

本作の真の恐怖は“霧”ではなく“人間”にある。極限状態で宗教や恐怖に支配され、理性を失っていく群衆心理の描写が圧倒的。『クローズド・バル』と同様、外的脅威よりも内側の崩壊を描いた点が共通しており、衝撃のラストには心が凍る。

スノーピアサー(Snowpiercer)

この映画を一言で表すと?

走り続ける列車で繰り広げられる“閉ざされた世界の革命劇”。

どんな話?

氷河期後の地球。唯一の生存者たちは走り続ける列車「スノーピアサー」に閉じ込められて生きていた。しかし列車の中には厳格な階級社会が存在し、最下層の乗客が上層部への反乱を起こす。閉ざされた空間での戦いが激化するSF社会寓話。

ここがおすすめ!

列車という閉鎖空間を舞台にした社会風刺が冴え渡る。貧富の差、暴力、支配構造といったテーマをスリリングに描き出し、『クローズド・バル』が持つ“社会の縮図としての密室”の要素がさらにスケールアップしている。緊張感と映像美が圧巻。

REC/レック

この映画を一言で表すと?

リアルタイムで地獄に変わるアパート、恐怖のドキュメンタリー。

どんな話?

テレビの取材クルーが消防士の夜勤に同行中、あるアパートに閉じ込められる。中では感染症のような異変が発生し、次々と住人が狂気に陥っていく。手持ちカメラで撮られた映像がそのまま地獄の記録となるスペイン産ホラー。

ここがおすすめ!

同じスペイン映画として『クローズド・バル』と親和性が高い。閉じ込められた人々、原因不明の恐怖、そして出口のないパニックという構造が酷似している。リアルな映像演出と緊迫感が異常なほど生々しく、観る者をその場に閉じ込める没入感が凄まじい。

10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane)

この映画を一言で表すと?

「外の世界」よりも「同じ部屋の男」の方がずっと怖い。

どんな話?

事故に遭った女性が目を覚ますと、地下シェルターに監禁されていた。救出したという男は「外の世界は滅びた」と語るが、その言葉が真実かどうか分からない。閉ざされた空間で繰り広げられる心理戦と脱出劇。

ここがおすすめ!

サスペンスと心理ホラーが絶妙に融合。登場人物が3人しかいないのに、空間の広がりと緊張感が途切れない。『クローズド・バル』同様、「外の脅威」よりも「内部の狂気」が恐ろしい。脚本の完成度と演出の巧みさに唸らされる一本。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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