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映画『CUBE ZERO』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『CUBE ZERO』の概要:死に至る罠がランダムに仕掛けられた立方体の部屋が並ぶ謎の迷宮・キューブに閉じこめられた被験者達と、それを監視する管理者達。今作からはキューブの関係者たち、及び外部からの視点のドラマも交えて物語が展開する。

映画『CUBE ZERO』の作品情報

CUBE ZERO

製作年:2004年
上映時間:97分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:アーニー・バーバラッシュ
キャスト:ザカリー・ベネット、デヴィッド・ヒューバンド、ステファニー・ムーア、マイケル・ライリー etc

映画『CUBE ZERO』の登場人物(キャスト)

エリック・ウィン(ヴァージニア・マドセン)
「キューブ」の眼鏡をかけた技師。イラストを描くのが得意で、仕事中に実在している人をモデルにしてアメコミヒーロー風に描いていることも。同時に、天才的な頭脳の持ち主でもあり数学の才能を活かし活躍する。
カッサンドラ・レインズ(ステファニー・ムーア)
アンナという娘がいる市民活動家。政府に目をつけられ、キューブ送りにされてしまった被験者。被験者は皆キューブへ来る前の記憶を消されているが、何故か彼女だけは少しだけ残っている。
ドッド(デヴィッド・ヒューバンド)
キューブの上級技師で、ウィンより少しだけキューブについては詳しい。その分このキューブという場所がいかに危険であるかを理解しており、余計なことは詮索しないように振る舞っている。ウィンとはよくチェスをするが、彼の天才的プレーに負かされてばかり。
ジャックス(マイケル・ライリー)
義眼が特徴の、キューブの中間管理者。優秀なSP2人を連れ、こき使っている。残忍で狡猾な性格の持ち主だが、上には逆らえない臆病な面も。
ハスケル(マーティン・ローチ)
キューブ被験者で、額に謎の刺青を刻まれた黒人。大柄で見た目通りに腕っぷしも強い。額のマークからレインズからは即「元軍人で、人殺しの団体」と罵られたが、キューブに入る前に記憶を消されているせいで覚えていない。
メイヤーホールド(マイク・ナーギャング)
キューブ被験者。肥満体型の男性で、既にトラップに引っかかり指を3本ほど失くしており布で止血している状態。ここに来るまでの記憶を失くしているが、元々は優れた記憶能力を持っているらしくキューブ内でも発揮される。
ジェリコ(テリ・ホークス)
キューブの被験者の女性。彼女も同じく記憶を失くしているが、怪我を負ったメイヤーホールドの止血をしてあげていることから医療関係者だったかもしれないと話す。
バートク(リチャード・マクミラン)
キューブの被験者の中年男性。同じく記憶喪失。ハスケルを敵とみなすレインズをたしなめる。

映画『CUBE ZERO』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『CUBE ZERO』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『CUBE ZERO』のあらすじ【起】

冒頭、キューブを抜け出そうとしている一人の男が現れる。男の迷い込んだ部屋には不運にもトラップが張り巡らされており、男は謎の液体を浴びせられる。只の水と勘違いした男はそれを啜るが、水分の正体は人食いバクテリアの含まれた液体だった。見る見るうちに男の身体は溶け落ち、そして崩壊に至る。

その光景をモニターから眺めているのはキューブの技師であるウィンとドッド。彼らにとってはこのような惨劇は日常茶飯事であり、こうやっていくつもの無残な「死」を見てきたのである。ドッドがチェスをしている隣では、ウィンが彼をモデルにし「チェスマン」と名付けたアメコミヒーロー風のイラストを描いていた。このウィン、一見するとオタクっぽい風貌ではあるが頭の中でチェスを簡単に解いてしまうためドッドは勝てた試しがない。チェスをしながらウィンは同僚のオーウェンの姿が見当たらないことを不思議に思いドッドに尋ねかけるが「具合が悪いんだろ」とどこか歯切れの悪い返事を寄越す。不審に思いウィンは数日前、オーウェンの部屋から何争うような音がしたと言う。「夢でも見たんだ」と強引に言い放つドッドに不審がるウィン、しかしドッドは「もういい黙れ。死にたくないだろ?」と言い聞かせる。どうやらこのキューブ内では深く詮索しないことが暗黙の了解になっているらしい。その時、無人のエレベーターで食事が届く。サプリメントのような錠剤型の食事を口にし昼食を終える2人。その時不意に、食事と共に「被験者」のレム睡眠状態を記録せよという「上の階」からの指令を受け取る。

被験者の対象となったのはレインズという名の女性だった。レインズの記憶を覗くと幼い娘アンナとレインズが森の中を楽しそうに歩いている。突如現れた謎の覆面姿の男によりアンナは連れ去られ、レインズは麻酔銃を撃たれ倒れ込むが残る意識で抵抗し男の覆面を剥がす。男の額には謎の刺青のようなものが刻まれていた――再び彼女が目を覚ましたのはキューブの内部だ。中を移動すると、他の被験者達とも出会うレインズ。いきなり大柄な男に掴みかかられ驚くが同じ被験者だと知りその場は収まる。レインズはその大柄黒人男・ハスケルの額にあるマークを見て警戒する。レインズ曰く、その刺青は軍人の者らしい。しかし他の被験者らは記憶を失くしているようで、ハスケルは何も思い出せない。何故かレインズだけにはここへ収容される前の僅かな記憶が残されており、娘がいないかと尋ねかける。当然、娘の姿は見当たらないのだが。互いの身分も不明瞭なまま、それでも何とかしてこの場から脱出する方法を考える一同。突き当たりに向かっていけば出口がある筈ではないかと言うが、各部屋の中にはランダムにトラップが仕掛けられているのだ。この中では比較的温厚な性格のバートクが、ブーツを投げ部屋の中に落とし、何の反応も起きなければ安全だと話す。信憑性があるわけではないが今はそれくらいしか罠を回避する方法がない。ブーツを投げ入れ何事も起こらなかったことから、バートクは先に部屋の中へと入る。その瞬間、部屋への扉が勝手に閉まりトラップが発動してしまう。閉じ込められた先では、鋼鉄のようなワイヤーが壁から飛び出しバートクの全身をがんじがらめに拘束する。助けを呼ぼうにも鋼糸によって無残にも首を千切られ、果ては全身をバラバラにされて死亡してしまう――。

その光景を管理室のモニターで眺めていたウィンだったが、レインズの顔に見覚えがあると言い出す。何故収容されたのかとドッドに尋ねるも、「規則違反だ」と取り合おうとしない。色々と気になりあれやこれやと施設について聞き出そうとするウィンだが彼の説得も虚しく、ドッドは深入りしたくないのか「関係ない。とっとと仕事しろ」と一蹴するだけなのであった。

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映画『CUBE ZERO』のあらすじ【承】

被験者達は、ブーツを投げる作戦も無駄に終わり絶望感に打ちひしがれながら自棄になっていた。罠のセンサーが変わったに違いない、音や温度で感知するものになったのかも――と語るハスケルに「どうせみんな死ぬのよ!」と叫ぶジェリコ。ぎすぎすとし始めた彼らだったが、やがて肥満男のメイヤーホールドが扉の入口に書かれたアルファベットに気付く。他のドアを調べても同じように謎のアルファベットが並んでいる。何かのパズルや暗号ではないかと推測したレインズに、地図を描こうと提案するハスケル。レインズはヘアピンでブーツを削りペン代わりにし、服に例のアルファベットを描いていく。

一方、管理室のウィンはレインズをモデルにアメコミタッチの女性のイラストを描いていた。何とか彼女達が脱出できないものかと語るウィンだがドッドは「万が一辿り着けても“清掃”が始まれば中のものは全部消えちまう」とあざけるように言う。それでも非人道的すぎるこの行為に怒りを隠せないウィンに、ドッドはもう深入りするなと警告を促す。

キューブ内のレインズ達にも動きがあった。3つのアルファベットの間の区切りが、ピリオド「.」ではなくコンマ「,」だと気づき、文字を数字に変換すれば座標になるのでは?とレインズが思い立つ。アルファベットの数の通りに、一辺が26部屋の立方体かもしれないと話しながらメイヤーホールドは靴を投げるとたちまちセンサーが作動しあっという間に靴が凍結する。こうして、別ルートを探すことになる一同。

今回の被験者の件に今一つ納得のいかないウィンは室内のファイルを探し、レインズのものを見つけ出す。そしておかしなことに気付く、キューブ内に入るには「同意書」が必要なのに彼女にはそれがない。「手違いだったら大変だ、上層部に連絡しよう」とするウィンにやはり取り合わないドッド。その時、ドッドの読んでいた新聞に目をやるとウィンがそこで目にしたのはレインズが違法ストライキを起こしている写真だった。政治犯と見なされた彼女は同意書もなしに強制収容されてしまったのである。幹部に報告しようと訴えるウィンだが極力問題を起こしたくないドッドは頑なに拒否する――「ここは実験施設なんだ。下っ端には知らされない計画があるんだよ、俺達は単なる使い走りに過ぎない!全部幹部に任せろ、明日あの場所で目覚めたくなければな」。その時、突如部屋の電話が鳴りドッドが電話に応じる。ドッドは何故か青ざめた顔で言った、「次の指令だ……出口に辿り着いた奴がいる。専用の処理をする」。慌ただしくその処理とやらに動き出すドッド、本来ならば上級技師のオーウェンが立ち会わなくてはいけないがそのオーウェンはずっと姿を見せていない。仕方がなしにウィンがドッドに立ち会うことになるのだが、キューブの出口に到着していた人物は何とそのオーウェンそのものだった。同僚である筈の彼が何故被験者になっているのか?ウィンは言葉を失う。罠のせいか満身創痍の彼は突如鎖で繋がれ、泣きながら助けを求める。そんな彼にドッドは険しい表情のままで名前を尋ね、そして次に「神を信じるか?イエスかノーで答えろ」と問う。オーウェンは「神がいればもう助かってる!答えはノーだ」と泣き叫ぶ。瞬間、ドッドに押さえられる形でウィンがボタンを押すとオーウェンは焼却処分されてしまった――ちなみに今までで、「イエス」と答えた人間はいないらしい。オーウェンの死に加担したことへの罪悪感、そして施設への不信感。ウィンは反感を抱きエレベーターで勝手にキューブ内部へと単身向かってゆくことを決意するのだった。

映画『CUBE ZERO』のあらすじ【転】

一人残されたドッドは、ウィンの机の上で自分をモデルにした『チェスマン』というヒーロー風のイラストを見つけ、それまで見て見ぬふりを続けようとしていた自分の思いに気付く。――ふと、エレベーターの音がし、ウィンが戻ってきたのかと思いきやそこにいたのは2人の助手を連れた義眼の男・ジャックスだった。キューブの中間管理職でもある彼はウィンが逃げ出したことを聞き現れたらしい。2人の助手は、早速指示を受け、メインコンピューターを使いウィンの行方を探し始めた。そしてドッドには予備の機材でレインズの解析と、被験者の殺害を命じる。

その頃、レインズ達は部屋が移動していることに気づく。ジェリコが移動する部屋に取り残され、一人隔離されてしまう。その先でドッドから謎の注射を打たれたジェリコはそのまま気絶する。消えたジェリコを探しているうちに、メイヤーホールドが部屋で餓死した被験者の遺体を見つける。遺体からブーツを貰うハスケルは、「さっきから頭痛がする」と訴える。レインズは「額に埋め込まれたチップのせいじゃないの?軍人には生体反応を検知するためのチップが埋め込まれているのよ」と毒づく。別室に隔離されたジェリコを助けに行ったメイヤーホールドだったが、ジェリコに抱き着かれるなり思わず突き飛ばしてしまった。ジェリコに打たれた注射は何かのウイルスのようで、彼女の顔はゾンビのように溶け落ち全身血まみれになっていた。ひっかかれたメイヤーホールドも感染したらしく、見る見るうちに顔に斑点が浮かび上がってくる。「そんな!何でもするから見捨てないでくれ」と懇願するメイヤーホールドに、ハスケルは「では他の部屋をすべて調べろ」と条件をつける。下の部屋のハッチを開くと、確かめるまでもなく誰かの遺体の痕跡があった。ハスケルがメイヤーホールドを突き落とし、レインズには「あきらめろ」と冷たく言い放つ。メイヤーホールドの周囲にはアンテナのようなものが出現し、耳を覆いたくなる程の超音波が発せられる。それによって身体が内部から破裂し、その場には彼の着ていた服だけが残される。ハスケルは「ああでもしないと空気中にウイルスが広がっていた」と言うが、レインズは「そんなの分からない!」と口論になる。と、そこへウィンが到着。「彼(ハスケル)の言う通りだ。感染率が高い、肉食性のウイルスさ」――当然彼の素性を疑う二人に「俺は君達を助けに来た」と言う。同時にモニターでその様子を見ていたドッドは「あの馬鹿!」とウィンの危機を知る。すぐに耳ざとくジャックスがドッドに食いついてきて、ドッドは否が応にも違反者・ウィンとレインズが接触したことを報告する。そんなことは露知らず、ウィンは2人に、この立方体の建物「キューブ」は脳の記憶を消し実験する施設であり、被験者は極刑を免れるために志願した死刑囚だということ、別にも施設があることを話す。娘の名を思い出せないレインズに描いたイラストを手渡し、「アンナ」という名だったと教える。更にウィンは、「この施設は一辺が25部屋で、周囲を2部屋が移動している。Z表示の出口部屋で、それが定期的に2つの出口に移動するが、両方とも監視されている。外部と直結している抜け道が別にあるが、場所は知らない」と話す。ウィンは「とにかく周りの部屋の座標を教えてくれ」と言い、助けになろうとするがジャックスがすかさずそれを阻止せんと動き始める。SPに頼みハッチについていたアルファベットを溶かし始める幹部達。

ウィンが先導し部屋に向かいブーツを投げ込むと火炎放射器で燃やし尽くされる。引き返してくるウィン。2つ目の部屋では針の山が現れ、ブーツに突き刺さる。3つ目の部屋はガラスのようなものでブーツが八つ裂きにされてしまう。周りの部屋を全てトラップで包囲されたのだ。その時、更に上の幹部から連絡が入り、キューブ内の3人を至急排除しろとお達しが来る。SP達はコンピューターを操り3人始末のため電流を流すがドッドが密かに電源を引っこ抜きアクセスエラーを発生させる。予期せぬエラーに慌てふためくジャックス達。トイレに行く振りをして、ドッドはメインの連結器を引っこ抜いていた。ところがすぐにジャックスが現れ、ドッドは殺害される。

映画『CUBE ZERO』の結末・ラスト(ネタバレ)

電源が落ちたのを察知したウィンが「リセットモードに入った」と気づく。システムの再起動までは10分かかり、その間は電源が落ちているから罠は発動しない。この隙に出口へ向かおうとする3人。再起動すると共に「清掃」――つまり生存者3人を焼却処分する作業が進められるが与えられた猶予の中で出口へ走る3人。ウィンの案内の元、3人は「ゼロ位置」へと移動を開始する。ジャックスは電源が回復後、軍の監視システムに回線を繋ぎ元軍人であるハスケルの脳内チップを操作する。チップにより、彼を殺人追跡マシンとして覚醒させたのだった。ハスケルは正気を失い、レインズとウィンを攻撃するがレインズが背後から股間を蹴りあげ、ウィンが頭を鉄パイプで攻撃しハスケルを何とか退ける。Z座標の部屋、すなわちゼロ位置の部屋へと着いたウィン達だったが、超人的な回復力で復活していたハスケルに追いつかれウィンは捕まってしまう。ウィンはレインズに向かい、「そこが出口と繋がっている!」と床に広がる水面に飛び込むよう叫んだ。レインズは最後の抵抗とばかりにハスケルに向かい体当たりをし、ハスケルはその勢いで後ろに倒れ壁から突き出ていた突起物に心臓部を刺され、そのまま死亡する。ウィンとレインズは水に飛び込み、「清掃」からは無事に間に合い事なきを得たが、ハスケルは焼却処分されてしまう。無事に水の中を泳ぎ切った2人は、繋がっていた山中の湖からも脱出し、森の中を走って逃げる。その頃ジャックスは、冒頭でもレインズを拉致した連中と同じ例の黒ずくめの軍隊達を派遣し、襲い掛かってくる。ウィンは身を挺し、何とかレインズを逃がすことに成功するが彼は麻酔の吹き矢を打たれその場で気絶する。捕らえられたウィンは「反逆罪で、終身刑2回分」の罪を言い渡される。キューブに戻す前に記憶をリセットする手術の同意書へのサインは、ウィンの描いたイラストのサインから勝手に利用されているようであった。麻酔で朦朧となりながらも、「レインズはどうした」と聞くと「逃げ足の速いレインズか?」とジャックスは半ば悔しそうに答える。「そうか。逃げたのか!」――勝ち誇ったように高笑いをするウィン。その後、レインズが娘と共に無事逃げ切りウィンから貰ったイラストを眺めている映像が挟まれるが、これは飽くまでも脳を改造されたウィンの願望――あるいは夢――そしてまた或いは……妄想なのかもしれない。

脳に手術を施されたウィンは緑の部屋にいた。しかし。以前の彼とは何もかもが違っていた。焦点の合わない瞳、不審な挙動、忙しなく動かした指先に何かの言葉をボトボトと繰り返す唇――「この部屋はグリーン……ブルーの部屋に戻りたい……早く戻らないと、戻りたい……」。他の被験者は「彼には何か障がいがあるのかも」と彼を明らかに奇異の目で見ていた。「足手まといが一緒だなんて!」と叫ぶ男性被験者。「戻るんだ、あの頃に早く……」しきりに繰り返すウィン……。ここで作品は終わり、『CUBE』の一作目へと繋がる仕組みになっている。

余談ではあるが、最終的に自閉症のような状態になってしまったウィンは『CUBE』1作目に出てきた、何らかの知能障がいを抱えつつも「複雑な素数の因数分解を瞬時に暗算できる数学の天才」で唯一の生存者だったカザンと同一人物なのだろうか。

映画『CUBE ZERO』の感想・評価・レビュー

私の大好きな作品の一つでもある『CUBE』。1作目の肝は「一体誰が、何のためにこんな施設を作ったのか?」という説明を最低限にしているところ。その代わり、解釈の余地が無限に与えられ、あらゆる解釈ができていた。しかし、本作ではそれらの「謎」が怖いくらいに解けすぎている。気持ちいいような、ちょっとそのままにしておいて欲しかったような……?ただ、罠の残虐さは凄い!『CUBE』とは別作品として考えれば、十分楽しめるかなと。(MIHOシネマ編集部)


シリーズ3作目となる今作は「CUBE」の始まりの物語であり、前の2作でほとんど明らかにならなかったCUBEの謎が次から次へと明らかになります。
しかし、何故CUBEは作られたのか、CUBEに連れて来られた人間は何者なのか、など謎に包まれた部分が多かったからこそ前の2作は面白かったのだと感じました。
今作はCUBEの中よりも、CUBEを操る人間や、作った人間サイドをメインに描いているため、謎が明らかになるのは気持ちいいですが、あの閉鎖空間のトラップやパラレルワールドを期待して見ると物足りなく感じました。(女性 30代)

関連作品

前作 CUBE2

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