映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』の概要:殺人鬼の魂が乗り移った人形・チャッキーが人間を殺害していくホラーシリーズ第四弾。今回は人間時代の恋人・ティファニーが登場し、彼女も人形となり何とチャッキーと結婚!?二人の殺人狂は、血みどろの殺戮ハネムーンを始める。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』の作品情報
上映時間:89分
ジャンル:ホラー
監督:ロニー・ユー
キャスト:ブラッド・ドゥーリフ、ジェニファー・ティリー、ニック・スタビル、キャサリン・ハイグル etc
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映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』の登場人物(キャスト)
- チャッキー(ブラッド・ドゥーリフ)
- チャールズ・リー・レイという殺人鬼の魂が宿った人形。前作でバラバラにされたが、本作では生前の恋人であるティファニーの手によってブードゥー教の秘術により蘇った。殺人鬼なだけあり凶暴で残忍だがどこかコミカルな姿も見せる。恋人ティファニーのことは変わらず愛しているが、恋愛というものを蔑ろにするためにそれが原因で仲違いすることも。
- ティファニー(ジェニファー・ティリー)
- チャッキーの生前の恋人。グラマラスな金髪美女だが、チャッキーの恋人なだけあり彼女もまた平気で殺人を起こすイカれた女性。一方でロマンチストな部分が強く、そのためチャッキーと衝突することもある。途中でチャッキーの手により殺害され、人形に魂を移された。
- ジェシー(ニック・スタビル)
- ティファニーの知り合いの青年。トレーラーハウスで生活しており、そのせいで恋人のジェイドとの交際を認めてもらえずにいる。悩んだ末に駆け落ちを決め、その資金欲しさにチャッキー夫妻にとって都合のいい運び屋として利用されることに。
- ジェイド(キャサリン・ハイグル)
- 過保護な警察官署長の叔父を持つ少女。叔父の邪魔が入りジェシーとの交際が上手くいかず、駆け落ちに賛同する。結果、行く先々でチャッキーたちが引き起こす殺人騒動に巻き込まれジェシーと揃って殺人犯扱いされてしまう。
- デヴィッド(ゴードン・ウールヴェット)
- ジェシーの友人。2人の関係を取り持つため、ジェイドの恋人のふりをして彼女の叔父の目をごまかそうとしていた。良き友人ではあるが連続して起きる殺人事件が報道されてからは2人を殺人犯だと疑い出す。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』のあらすじ【起】
前作でバラバラになったチャッキー人形は、生前の恋人・ティファニーの手により警察署から盗み出されていた。金で雇った運び屋の警察官をあっさり殺し捨てたティファニーは、自宅代わりのトレーラーハウスでチャッキーの身体を縫合し服を着せてあげる。
一方、タキシードに身を包んだ青年・デヴィッドは誰かの家を訪ねている。中から出てきたのは「叔父のキンケード」と名乗る警察の制服に身を包んだ男だった。キンケードは警察署の署長で、厳格な性格をしている。家の二階から降りてきた女性はジェイドに向かいキンケードは「前のよりはいい男だな」と居丈高に言い放つ。デヴィッドと寄り添いながら不機嫌そうな顔で出ていくジェイドだったが、デヴィッドの車に乗り込んでから後部座席に隠れていた男とキスをする。男の名はジェシー、ジェイドの本当の恋人でデヴィッドは恋人のふりをしているだけであった。キンケードはトレーラーハウス暮らしのジェシーを良く思っておらず、ジェイドの恋人には不相応だと見なし反対しているのだ。再会の喜びに浸るのも束の間、キンケードは既にデヴィッドが偽の恋人であることを見抜いておりすぐに部下で腰巾着のノートンを向かわせる。ノートンに車を止められ、深夜のデートを妨害されてしまうジェシー達。こういうことは一度ではなく度々あるそうで、デヴィッドはジェシーに本当に彼女が好きなら駆け落ちでもするしかないと持ちかける。
場面は再びティファニーへと戻り、黒魔術でチャッキーを蘇らせようとするティファニー。しかし何も起きずため息を吐いていると、家を訪ねてきたのはボーイフレンドのダミアンだった。ダミアンは彼女の気を惹きたいのか「俺も人を殺したぜ」と誰かの殺害現場の写真を持ってくるが、自作自演なのがばれてしまいすぐにティファニーに呆れられる。呆れたティファニーが立ち上がると、黒魔術用の魔法陣の上にあったはずのチャッキー人形が消えていた。期待に胸を躍らせるティファニー。ダミアンはベッドの方へ移り、「焦らしすぎだぜ。そろそろ俺達もう寝たっていいんじゃないのか?」と彼女を誘う。ティファニーは怪しいプレイを提案し、ダミアンの手足をベッドに拘束し動けないようにする。喜ぶダミアンだったが、ティファニーは落ちていたチャッキー人形をダミアンの上に置き、「彼は最高の恋人だったの。彼以上の男はいないわ」と言う。ダミアンは「しかしこいつじゃあ君を抱くにはちっちゃすぎるぜ」とチャッキーを馬鹿にする。するとチャッキー人形が動き出し、そして野太い声で喋り始めた、「重要なのはサイズじゃねえ。どう使うかだ」。驚愕するダミアンと喜びに顔を歪ませるティファニー。ダミアンの口ピアスを引き千切り、枕で窒息死させるチャッキー。10年ぶりの再会を分かち合う2人だったが、彼との結婚を夢見ていたティファニーはチャッキーにその気がないことを知り一気に失望する。人間の身体に戻りたいと言うチャッキーに「そのままの方が可愛いわよ」とベビーサークルに閉じ込め、更にはあてつけに花嫁人形を放り込むティファニー。
翌日ダミアンの死体を詰めたトランクを処分しようとしているティファニーに、ジェシーが手伝おうかと声を掛けてくる。その言葉に甘え彼の手を借りトランクを処分するティファニー。「あんたいい男だね、これから飲みに行かない?」と誘うと、ジェシーは恋人がいるからとそれを断る。去り際「彼女を大事にしてあげるのよ」と警告する。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』のあらすじ【承】
ベビーサークルに閉じ込められたチャッキーだったが、上手いこと脱出していた。チャッキーは風呂中のティファニーを狙って、襲い掛かる。風呂の中にテレビを落とし感電死させた後、花嫁人形に自分がされたものと同じ黒魔術を使い魂を乗り移らせた。人形同士となった殺人鬼カップルだったが、ティファニーは人間の身体に戻るため怒りながら魔導書を読みふける。……が、チャッキーにその方法を聞かされるうちにあっさり「やっぱりアンタって凄い」と気持ちを切り替え再びラブラブになってしまう。その方法とはチャッキー自身、すなわち殺人鬼チャールズの遺体が埋葬された墓地へ向かう必要があった。死体が首にかけている『ダンバラの心臓』というお守りが必要らしい。しかし人形ではどうしようもないからと、ティファニーは早速出会ったばかりの青年・ジェシーに運び屋を頼むことにする。1000ドルで墓場まで人形を運ぶだけでいいと言われ、駆け落ちの金欲しさにジェシーはそれを承諾した。
2体の殺人鬼人形をティファニーのトレーラーハウスで見つけ、早速ジェイドの家へと迎えに来るジェシー。友人のデヴィッドは「これがチャンスだよ!」と彼女を後押しし、ジェイドもジェシーの説得へ向かう。「君の学費は僕が稼ぐ。結婚しよう、ジェイド」とキスをする2人を見て「何てロマンチックなの」と乙女心を忘れないティファニー。カップルが荷造りに向かう間、叔父のキンケードはジェシーの車をこじ開け侵入しドラッグの袋を仕込んで彼を陥れようと目論んだ。しかし、それを良しとしないチャッキーたちの手により顔面に無数の釘を打ち込まれてしまう。痛みのあまり卒倒し、後部座席の収納スペースに突っ込まれてしまう。血を拭き取り、再び人形のふりに徹するチャッキーとティファニー。そんなことは露知らず、車を走らせるジェシー。しかしすぐにキンケードの部下・ノートンに呼び止められてしまう。尋問に合い降車させられる2人。ジェイドを「食料でも買いに行ってくれ」とその場から離れさせたジェシーだったが、荷物検査の際にキンケードが忍ばせていたドラッグが見つかってしまう。自分のじゃないと叫ぶジェシーだったが信じてもらえるわけもなく、ここでチャッキーたちはまた邪魔者排除に殺戮を起こす。ノートンのパトカーに火のついた布を忍ばせ爆発させてしまうチャッキー。その隙に戻ってきたジェイドを連れその場から離れるが、カップルは互いに今のはどちらかの仕業ではないのかと疑い始め口論を始める。それを眺め後部座席で笑うチャッキーたち。そこへ友人のデヴィッドから電話が入り、「2人が無実なのは分かってる。でも今のうちに出頭した方がいいよ、無実を証明しないと」と諭すが誰も信じてくれるわけがないと答えるジェシー。「警察が検問してるからしばらく身を隠した方がいいよ」と助言し電話を切るデヴィッド。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』のあらすじ【転】
ドライブの末に、ナイアガラで2人だけの結婚式を挙げるジェシーとジェイド。結婚に憧れを持つ純情なティファニーは「お似合いじゃない。別れさせたらただじゃ済まさないわよ」と2人の姿に心を打たれる。何だかんだラブラブになったチャッキーたちは「2人でこうやって色んな場所へきて今が幸せだ」と笑い合う。そこで、先ほど顔を釘で刺されたキンケードが意識を取り戻し収納箱から飛び起きる。構うことなくナイフでキンケードをめった刺しにし殺害するチャッキー。結婚式を終え、ホテルの一室でテレビを見るジェシー達。ニュースからは2人が連続殺人の犯人である可能性が強いとの見方で放送されており、完全に殺人犯扱いの2人。そこへ間違えて入室してきた別の新婚の男女。図々しいこの2人の正体は金品を盗んでは転々としている新婚のふりをした泥棒で、女の方がこっそりとジェシーの金を盗んだのをティファニーは見逃さなかった。ティファニーはこっそりと泥棒カップルの部屋に忍び込むと、ワインボトルを天井に投げつけ、降り注いだガラスで性行為中の泥棒カップルを血の海に沈める。それを見ていたチャッキーがティファニーに惚れ直したよう、「愛してるぜ」と泥棒女から盗んだ指輪を差し出しプロポーズする。それを受け嬉しさのあまり涙を流すティファニー。「涙が出るわ。ひょっとして下の機能も働くんじゃないかしら!?」と殺人鬼人形2人は何と人形同士で性行為を始める。妊娠しないようゴムをつけてとせがむティファニーに「俺はゴム製だから安心しろ」と笑うチャッキー。
翌日、またもや近くで殺人事件が起きたことにいよいよお互いを疑い始めるジェシーとジェイド。「ジェイド、愛していても限界がある。俺には荷が重い!」「あたしが犯人みたいに言わないでよ。大量殺人犯は貴方の方でしょ!?」口論を始めた二人の前に現れたのは友人のデヴィッド。デヴィッドの仲介により仲違いしていた2人はお互い誤解していたと謝るが、その背後でデヴィッドは後部座席の収納箱から流れる血を見てしまう。キンケードの死体が詰められている場所だ。デヴィッドは箱の中身を確認し、死体を見つけてしまい一気に疑いを爆発させてしまう。キンケードの拳銃を抜き出し、「車を止めろ!」と叫ぶデヴィッド。「僕も殺す気だったんだな!?」と収納箱を開け、キンケードの遺体を見せると真っ先にジェイドが「何てことしたのよ!」とジェシーを犯人だと決めつける。「俺じゃない、ジェイドだ!」と罪をなすりつけるジェシー。錯乱したデヴィッドは車から降りパトカーを呼んで助けを求める。ここでチャッキーとティファニーが拳銃を持ち動き出した。「全員動くな!」。驚いたデヴィッドはそのまま道路に飛び出し大型トラックに轢かれ死亡。ティファニーは拳銃を突き付けたまま「ほらこのボロ車でとっとと出発しな!」と先を急かす。テレビの中のニュースでは、2人の事件についての報道が流れていた。現場にあった指紋の中に1988年に死亡した筈の殺人鬼チャールズのものがあったことが判明、チャールズの墓を掘り起こしに向かうということが決まったらしい。無関係の人から大きな車を奪い、墓場へ向けて逃避行を再開する一行。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』の結末・ラスト(ネタバレ)
車の中ではジェイドが縛られ、ティファニーが鼻歌交じりに料理を作っていた。好き勝手に振る舞うチャッキー夫妻に、ジェシーが知恵を働かせたのか「でも彼女、家事が得意じゃないね」と呟く。それを聞いたチャッキーがティファニーに皿を洗うよう指示を出す。少し不機嫌そうになるティファニーに、ジェイドは更に「あなたは頑張って料理したのに彼は皿洗いもしないのね」と刺激。ティファニーがヒステリーを起こし、チャッキーも怒り出し仲違いさせることに成功する。口論の隙を見てオーブンにティファニーを蹴り飛ばすジェイド。続いてジェシーもチャッキーを外へ突き飛ばした。燃え盛る車から何とか脱出したジェシーとジェイドだが、しぶとく生きていたチャッキーによりジェイドは墓場へと向かわされていた。ジェシーは黒焦げになったティファニーを持ち、それを追いかける。チャッキーはジェイドに自分の墓を掘らせ、白骨死体の首にかかった『ダンバラの心臓』を取らせることに成功する。追いついてきたジェシーに、ティファニーの解放と交換条件でジェイドを取り返すジェシー。抱き合うジェシーとジェイドだが、チャッキーはジェイドの身体をティファニーの新しい入れ物にしようと狙いナイフを投げる。しかしジェシーがそれを庇い、怪我を負う。黒魔術を行使しようとするチャッキーに急襲をしかけるティファニー。ジェシーとジェイドの愛し合う姿に心を打たれたのか「自分たちは所詮人形よ。あたしたちは死人なの」と悲し気に呟く。妻の裏切りにチャッキーはスコップを持ってティファニーに逆襲。その間に縛られていたジェシーとジェイドが縄を抜け出し、チャッキーをスコップで墓穴に吹き飛ばした。追いついてきた警察官がその現場へとやってくるが、墓穴で喚き散らすチャッキーを見て絶句する。ジェイドが拳銃でチャッキーを撃ち絶命させたのを見て、警察官は今までの殺人が全てチャッキーたちのものだったと信じざるを得なくなる。チャッキーが息絶えた後、ひとまずジェシーとジェイドを帰してやる警察官。ため息交じりに現場検証を始めると、黒焦げのまま息絶えているティファニーを発見し近づいていく。何かと思い調べようとした矢先、ティファニーが突然悲鳴を上げて目を開いた。「何なんだ!?」と警察官が身を強張らせると何とティファニーはチャッキーとの子を出産していた!生まれてきた赤子は牙が生えており不気味な産声と共に警察官に襲い掛かる……。
映画『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』の感想・評価・レビュー
前作までの不気味なテイストとは変わり、完全にホラーコメディタッチになった本作。ブラックな人形アニメを見ているようでこれが中々楽しめてしまう。ティファニーのキャラが単なるビッチな殺人狂じゃなく、夢見る愛に飢えた乙女という設定が個人的に好き。殺人鬼なのに妙に憎めないキュートさがある。チャッキーも何だかんだ彼女が好きなんだろうと思うしお似合いのカップルだった。オチも含め完全にB級ホラーなんだけどここまで来ると痛快だ。(MIHOシネマ編集部)
前の3作で同じような展開が続き、マンネリ化していましたが今作はなんと嫁が登場。しかも、人間だった頃のもと恋人と言うしっかりとした設定付きで、これまでの作品のファンも納得して楽しめたのではないかなと思います。
これまでの作品とはテイストが異なり、チャッキーのキャラクターがかなりコメディ路線と言うかホラーやスプラッター要素は減っていたように感じます。
新しい世界観を楽しめるので、これまでの作品を見たことがない方にもぜひ鑑賞してもらいたいです。(女性 30代)
関連作品
次作 チャイルド・プレイ チャッキーの種
前作 チャイルド・プレイ3
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