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映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』の概要:チャッキーに今度は子供が!?チャッキーの子供、シットフェイスは見世物小屋で働かされている臆病な人形だ。ある日テレビで、チャッキー夫妻の事件が映画化されるのを知り、彼らが両親だと確信する。彼は小屋を抜け出し、夫妻に会いに行く決意をする。

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映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』の作品情報

チャイルド・プレイ チャッキーの種

製作年:2004年
上映時間:87分
ジャンル:ホラー
監督:ドン・マンシーニ
キャスト:ジェニファー・ティリー、レッドマン、ハンナ・スピアリット、ジョン・ウォーターズ etc

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』の登場人物(キャスト)

チャッキー(ブラッド・ドゥーリフ)
前作で妻のティファニーにコテンパンにやられ死亡した。が、彼らのその出来事は都市伝説として話題になり新たにチャッキー人形が作られハリウッドで映画化されることになった。密かに生まれていた子供・シットフェイスの手によりブードゥーの魔術でまたもや復活を遂げ、大量殺戮を起こす。シットフェイスのことはグレンという名の男で、また殺人鬼として育てようとするがそれが原因でティファニーと衝突する。
ティファニー(ジェニファー・ティリー)
チャッキーの恋人で、前作では黒焦げになりながら彼の子を出産していた。彼女もまた新たに人形として再現され作られた。シットフェイスのお陰で復活を果たすが、子供のために殺人を辞め、またシットフェイスのことは女でありグレンダと名付け穏やかな人生を歩ませたいと願う。
シットフェイス(ビリー・ボイド)
前作のラストで生まれたチャッキーの子供。あれから見世物小屋に引き取られ、エセ腹話術師にこき使われていた。両親とは似ても似つかない気弱な性格ですぐに失禁する。手首に「日本製」の文字があり、テレビで見たチャッキー・ティファニー人形の手首にも同じものを見つけたことから両親だと確信する。
ジェニファー・ティリー(ジェニファー・ティリー)
ティファニーが憧れている人気女優だが、最近は妙な役のオファーばかりなのが気に入らずマネージャーのジョーンに当たり散らす日々。チャッキー達の計画に目を付けられ悲惨な目に遭ってしまうことに……。ティファニーとは声優が同じで、それもあってかティファニーがそれを悪用する場面も見られる。
レッドマン(レッドマン)
元ラッパーの映画監督で、ジェニファー・ティリーのファンらしい。聖書を題材にした大作映画を作ろうとしており、聖母マリア役の女優を探している。ジェニファーは己のイメージチェンジのためにもその役を何としても得ようとする。

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のあらすじ【起】

とある一家の元に差出人不明のプレゼントが届く。中身は気味の悪い人形だったらしく、受け取った娘は「いらない!」とそれを箱に捨ててしまう。しかし、箱に閉じ込められたその人形は自ら箱を這い出し、一家の父と母をナイフで惨殺する。その背後から現れたのは一家の娘であった――「よくもパパとママを殺したわね……」。人形は何故か怯えたような声を上げ、しかもその場にお漏らししてしまう。娘の「お漏らし小僧!」の罵り声と共にその人形・シットフェイスは目を覚ます。いかつい男に「さっさと起きやがれ!」と腕を引かれ、シットフェイスはどこかの会場へと連れ出される。男は腹話術師で、シットフェイスをショーの見世物にしていた。シットフェイスは臆病者で、自分が何者なのかよく分かっていない。手首に刻まれた「日本製」の文字から自分が日本の人形だということはかろうじて分かる。ちなみに彼は6年前、墓場でうろうろしていたところをこの腹話術師に抱き着こうとし、そのままここで労働させられる羽目になったのだ。シットフェイスは夢の中では凶行を働くがあんなの本当の僕じゃないと言う。蝿一匹すら殺せないほど気弱な彼は、自分の両親が一体どんな人物なのかと思いを馳せる。

ある日、シットフェイスはテレビで、ハリウッドで映画化の企画が進行中だという伝説の殺戮人形、チャッキー&ティファニーの情報を見る。その時チャッキーの手首に刻まれていた日本製の手に自分は孤児ではなかったのだと知り喜ぶ。シットフェイスはふとしたきっかけでその檻から逃げ出すことに成功しチャッキーのいるハリウッドを目指す。積み荷に紛れ込み撮影所に侵入したシットフェイスは特殊メイクの作業ルームでチャッキー、ティファニー人形を見つける。パパとママ、と呼び掛けても反応はない。そこでシットフェイスは、前作でもチャッキーが蘇る手段として必要だったお守り「ダンバラの心臓」を取り出しブードゥーの呪文を唱える。すると凄まじい電光が走り何と2人が目を覚ました!目覚めるなり「何て不細工なツラだ!恨むなら親を恨め」とケラケラ笑うチャッキーに、シットフェイスは手首の印を見せ「こんにちは。父上、母上」と丁寧に挨拶をする。ティファニーは感動し「なんて可愛い子!ママの所へ来て!」と早速彼を抱きしめる。そしてチャッキーとティファニーが修理され今ハリウッドで映画化されそうなのだと教えるシットフェイス。と、そこへ誰かがやってきたので人形モードだと沈黙する人形一同。部屋に入ってきたスタッフは人形達を分解しようとティファニーの身体についたネジを外し始めるが、中には何と本物の内臓のようなものが詰まっているではないか。驚愕しているとすかさずチャッキーがワイヤーを投げ、ティファニーと共にそれを綱引きしスタッフの首が鮮血と共に千切れ飛ぶ。返り血まみれになりながら愛の共同作業にキスを交わすチャッキーとティファニーに、「パパもママも変だよ……」と引き気味のシットフェイス。怯えてお漏らしするシットフェイスに「しょうがないわ、まだ小さい女の子だもの」とティファニー。しかし「違うね。男だ」とチャッキー。脱がしてみるも何もついていないのでやはり女子だと言うティファニーとナニがまだ小さいだけだと譲らないチャッキー。それから2人はともかく名前を決めようとする。チャッキーはグレン、と名付けるがティファニーは女の子の名前じゃないと猛反対しグレンダと言い張る。傍目から見れば実にしょうもない口論を繰り広げる一家だが、そこへ再び来訪者が。ハリウッド女優のジェニファー・ティリーだ。彼女はチャッキー達の出る映画にも出演する女優だが、正直最近はヨゴレ役ばかりが周ってくることに不満を抱いており、マネージャーのジョーンには文句ばかり。ジェニファーは死体の転がっているその部屋に上がり込んでくるが、先程の死体も特殊メイクだと思い気にせず、チャッキーの服の中に隠しておいたお菓子を取りに来たようだ。隠れてお菓子を貪る彼女に、すっかり目を奪われるティファニー。ジェニファーは先程の死体の首を拾い上げ、本物みたい、と笑うが作り物ではないと知り絶叫する。

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映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のあらすじ【承】

すぐに警察が駆け付け質問攻めにあうジェニファー。取材陣を避け車に乗り込むジェニファーに紛れ同乗するチャッキー一家。早速、子供の教育方針について意見が対立する。ティファニーは平穏な人生を望むがチャッキーは殺戮人形としての道を歩ませようとしていた。ティファニーはジェニファーの身体を乗っ取り、そしてチャッキーはレッドマンに乗り換えればいいと言う。と、ここでジェニファーは監督のレッドマンを自宅に招いて、色仕掛けで何とか役を貰おうとしていることが判明。聖書を題材にした大作だというその映画のマリア役を何としてでも狙っていたのだ。忍び込んだジェニファー家では、シットフェイスが「2人は何故殺しをするの?」と問いかける。根っからの殺人鬼であるチャッキーは「しきたりみたいなもんだからな」と軽く笑うがティファニーは「子供のためにも殺しをやめるべきよ!」と熱く語りチャッキーは渋々殺しをやめると約束する。シットフェイスは「これで本当の家族だね」と喜ぶのだが……。やがてジェニファーの家にスケベ根性丸出しでやってくる監督レッドマン。その裏ではティファニーがある計画を目論んでいた。彼女は憧れの女優、ジェニファーに代理出産をさせた後でその身体を奪おうとしていた。チャッキーの精子を貰い、ティファニーはシャンパンに睡眠薬を仕込む。イチャつき出したレッドマンとジェニファーだったが、それをパパラッチが密かに写真に収めていた。そうとも知らずに色仕掛けで迫るジェニファー、すると背後からティファニーがレッドマンの頭を殴り飛ばし気絶させる。絶叫し逃げ出そうとするジェニファーだったが、チャッキーにも挟み撃ちにされ逃げ場を失くし更にはティファニーから殴打され失神する。チャッキーから受け取った精子をジェニファーに流し込むティファニーと、逃げ出したパパラッチを発見しシットフェイスと共に「狩りの時間だ」とそれを追いかけるチャッキー。パパラッチの自宅へ乗り込むと、彼を殺そうとするチャッキーにやめるよう叫ぶシットフェイス。しかしそれに驚いたパパラッチは背後の薬品棚にぶつかり、硫酸を浴びてしまう。チャッキーは「流石俺の息子だ」とその行為を称えるがシットフェイスはそんなつもりじゃなかったと悲しむ。

翌日、ベッドで目覚めたレッドマンとジェニファーだが記憶が曖昧で結局関係を持ったのかそうでないのか判別ができない。そしてチャッキーの精子により妊娠が発覚したジェニファーは、レッドマンに直近で寝た相手は貴方しかいないと伝える。レッドマンはパイプカットしており妊娠できるわけがない、と反論し更には妊娠しているならマリア役は無理だと言う。妊娠している役なのに何故だと問い詰めるジェニファーに、レッドマンは彼なりに理想のマリア像があるといい妊娠は想像じゃないのかとさえ言い出す始末。それを聞いていたティファニーは「あのブタ野郎!」と怒りを露わにする。殺しを止めると誓った筈だが、依存症セラピーの会に電話し、貰った回答の「ローマは一日にしてならず」の言葉に叱咤され再び殺人に走るのであった。ジェニファー宅に忍び込み、ジェニファーが電話に出ている隙にテーブル下からナイフでレッドマンの腹部を切り裂くティファニー。ジェニファーはレッドマンが既に死んでいることに気付かないまま出かけていき、そしてシットフェイスはティファニーの殺人現場を目撃し再び深いショックを受ける。

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』のあらすじ【転】

ブードゥーの呪術による妊娠は早いらしく、ジェニファーはあっという間に臨月の妊婦になってしまい己がデブになったのだと驚き悲鳴を上げる。そこをすかさずチャッキーに捕らえられ、ベッドに拘束されてしまうジェニファー。チャッキー一家が集結するが、そこで再びチャッキー夫婦がシットフェイスの教育方針について口論し始める。シットフェイスは「僕の意見はどうでもいいの!?」と反論したことから夫婦は大人しくなり子供の言葉に耳を傾ける。シットフェイスは自分は男でも女でもいい、ただ殺人鬼にだけはなりたくないと言いティファニーに感激される。しかし、チャッキーが偶然クローゼットを殴ったことからレッドマンの遺体が中から飛び出し、結局ティファニーも殺しを辞められていないことを責める。チャッキーは自分の身体にするための贄としてジェニファーの専属運転手であり、彼女に思いを寄せていたスタンを誘き出し共に拘束する。そこへ助けに来たマネージャーのジョーンだったが、チャッキーが始末する前にティファニーがスプレーによる火炎放射で彼女を始末した。チャッキーが驚いてティファニーを見れば、何と彼女はティファニーではなくティファニーの格好をしたシットフェイスだったのだ。ティファニーの望む女の子であり、チャッキーの望む殺人鬼、両方の血を兼ね備えたシットフェイスが誕生した――ティファニーが慌てて彼の頬をぶつと、シットフェイスは正気に戻ったのか自分のしたこととその姿に驚き絶望し涙を流す。何と、シットフェイスは二重人格だったのである。

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、今にも出産しそうなジェニファー。苦悶の末、ジェニファーはそれぞれ人間の男女の双子を出産する。そしてチャッキー夫妻とシットフェイスは人間の身体へと戻るため、ダンバラの心臓を手にブードゥーの呪文を唱え始める。しかし、呪文を唱えている最中でジョーンが予め呼んであった警察が駆けつけてくる。急いで呪文を読み上げるよう急かすティファニー。その隣では、双子のうち男女のどちらになるのか不安で仕方のないシットフェイスが僕はどっちになるの!?と叫び散らす。呪文を唱えていたチャッキーだったが、騒ぎ立てる周囲に苛立ちやはり自分は人間になるのをやめると言い出す。人間になれば病気になるし、年も取るしジジイになりゃ勃たなくなる。それなら俺はプラスチック人形のままがいい――しかしティファニーは憧れていたジェニファーになりたいと言う。チャッキーは人形のままなら殺人鬼としてずっといられるんだと主張し、ティファニーは理解できないと返す。そしてチャッキーとは別れると言い、シットフェイスを連れていこうとする。チャッキーは「俺とは別れられねえ!」とナイフで襲い掛かるが、スタンがジェニファーを庇い絶命する。その隙に駆け込んでくる警察達のお陰でジェニファーと双子の赤子は事なきを得る。チャッキー一家はその場から姿を消していた。

病院に運ばれたジェニファーだったが、赤ちゃんに会わせろと言うものの精神疾患の疑いがあるためそれは難しいと言われてしまう。一方、姿を消したと思われていたティファニーとシットフェイスが彼女のベッドの下に潜んでいた。どうしてもジェニファーになることを諦めきれないティファニーは点滴のチューブに薬を注射し彼女を昏倒させる。ブードゥーの呪文でジェニファーの身体を乗っ取ろうとするティファニーの前に、チャッキーが斧を持って突入してくる。そして斧でティファニーの脳天をかち割ってしまう。流血し転倒しながらティファニーはシットフェイスに告げる。「娘でも息子でもいい、あなたは立派に育ってね……ママやパパの二の舞にはならないで……」。そして目を閉じるティファニー。母に礼を言い涙を流すシットフェイス。母の死に覚醒し、シットフェイスはカンフーのような動きでチャッキーに立ち向かい、ジェニファーから渡された斧でチャッキーを攻撃する。二重人格のシットフェイスは殺人鬼のスイッチが入り、斧でチャッキーを粉砕する。チャッキーは「流石俺の息子だ」と彼の功績を称え、そして首を切り落とされる――そこで元の臆病な性格に戻ったシットフェイスは泣き崩れるが、ジェニファーがそんなシットフェイスを慰めてやる……バラバラにされたチャッキーだったが、その手には例のダンバラの心臓が握られていた。

5年の月日が経過し、ジェニファーはシットフェイスを養子に引き取っていた。使用人のフルビアの話によれば、人形のシットフェイスではなくグレンとグレンダがそれぞれ存在していることが分かる。グレンの方はいい子だが、グレンダの方はフルビアに何かと迷惑をかけているようだ。フルビアはグレンダが恐ろしいから今日限りでここを辞めると申し出る。あっさりそれを承諾するジェニファーだったが彼女が背を向けた瞬間、背後から彼女を撲殺する。そして死体を引きずりながら、「ローマは一日にしてならず」と呟く――そう、ジェニファーの中には既にティファニーの魂が宿っていた。同時に、双子にもかつてはシットフェイスの中に存在していたグレンとグレンダの魂がそれぞれ別々に移っていたようである。グレンは家族を得て幸福を実感するが、そんな彼の元に差出人不明の贈り物が届く。中身を空けると、そこには父・チャッキーの片腕が入っていた。思わずお漏らしするグレンの首元めがけて、その腕が勝手に動き出し襲い掛かる……。

映画『チャイルド・プレイ チャッキーの種』の感想・評価・レビュー

前作のノリが引き継がれた、悪趣味なジョークと血しぶき満載のブラックコメディ。チャッキー2世の初登場でもあり、しかも何と二重人格になってしまうというトンデモな展開とノリについてこれるかそうでないかは人を選ぶだろう。あと、女優本人やスタッフが本人役で登場したりメタネタが多かったり、オマージュネタも多々あるようだ。ちなみに前回より更に下品なノリになっているので、ここも好き嫌いの分かれる部分かも?……自分は爆笑したが。(MIHOシネマ編集部)


シリーズ5作目となる今作はなんとチャッキーと子供が登場です。前作では嫁が登場し段々と家族愛を描いたなんでもありの展開になってきましたね。
オープニングからかなり衝撃的で子供にはあまり見せてはいけないかも…。ブードゥー教の儀式で復活させるという展開も前作から受け継がれていて意外としっかりしたシナリオなので、個人的にはかなり好きな作品です。
1作目のような怖さはもうほとんどなく、ギャグ要素満載なので終始笑いながら面白く見られました。(女性 30代)

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