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映画『大日本人』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『大日本人』の概要:獣を倒すために巨大化する大日本人。その家業を先代から引き継いだ大佐藤は、低迷する人気や相次ぐ批判を受けながらも黙々と仕事をこなしていく。松本人志監督第一作目のフェイクドキュメンタリー。

映画『大日本人』の作品情報

大日本人

製作年:2007年
上映時間:113分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:松本人志
キャスト:松本人志、竹内力、UA、神木隆之介 etc

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映画『大日本人』の登場人物(キャスト)

大佐藤大 / 大日本人(松本人志)
獣を退治するために巨大化する、大日本人という家業を生業とする男。大佐藤家代々引き継がれていく仕事で、彼で6代目。テレビクルーからのインタビューを受けている。給料は少ないし、国民からの批判も絶えない。やけ酒を飲むことも度々ある。
小堀(UA)
大佐藤のマネージャー。無機質で、我の強い女。給料の安い大佐藤に比べて、いつも高級品に囲まれている。
インタビュアー(長谷川朝二)
大佐藤を追うテレビクルーの一人。大佐藤にインタビューをする。仕事のことやプライベートのことなど、お構い無しにインタビューをする。時々無礼なことがある。

映画『大日本人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『大日本人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『大日本人』のあらすじ【起】

大佐藤大という名前の男が、バスの中でインタビューを受けている。彼はテレビ番組の密着取材を受けているのだ。都内の一軒家に住んでいる大佐藤は、帰路につく間もテレビクルーに密着されている。

家に着いた大佐藤。彼は野良猫と二人暮らしをしている。いつものように食事を作り、食事を摂っている最中もインタビューを受ける。彼には別居中の妻と、8歳になる娘がいるのだ。インタビューの最中、突然何かが家に投げ込まれて窓ガラスが割れてしまう。しかし、大佐藤は全く動じる様子を見せない。

インタビュアーに、仕事に関することを聞かれる大佐藤。月給20万の報酬を受けているが、本当はもっと欲しいと心の声が漏れる。すると、再び窓ガラスに何か投げ込まれる。大佐藤にとってこれは日常的なことなのだ。

大佐藤が頻繁に行く食堂の店長にインタビューをするテレビクルー。インタビュアーは、大佐藤が大日本人なのだと店長に伝える。店長は、すごいねーと無機質に答える。大佐藤は大日本人という仕事をしているのだ。

映画『大日本人』のあらすじ【承】

公園でインタビューを受ける大佐藤。家族のことを聞かれ、本当は娘に大日本人を引き継いで欲しいと言い出す。インタビューの途中、電話で呼びされた大佐藤。彼はこれから仕事に向かうと言う。

彼がスクーターに乗って着いたのは、人里離れた場所にある施設。そこで大佐藤は、国からの指令により巨大化する。大日本人とは、日本に現れた巨大な獣を巨大化して退治するという仕事なのだ。今回は締ルノ獣という獣。大佐藤は無事にその獣を倒すが、街はその戦いのせいでめちゃくちゃになってしまう。

今回の戦いの打ち上げが行われている。そこでテレビクルーは、大佐藤のマネージャーの小堀という女にインタビューをする。気だるそうにインタビューに答える小堀。大日本人の戦いはテレビで放映されていて、視聴率が落ちてきているという。小堀は大佐藤に、胸にスポンサーが付いたから腕を組まないようにと言って帰宅する。

街の人達にインタビューをするテレビクルー。彼らはみんな、あまり大日本人のことをよく思っていない。

映画『大日本人』のあらすじ【転】

大佐藤は、老人ホームにいる祖父を訪れる。祖父は認知症で、唯一大佐藤だけが祖父の面倒を見る人間だった。巨大化する際に大量の電気を通すため、父が早死にして長く電気を通し続けなければならなかった祖父の結末がこれだと大佐藤は語る。祖父は度々勝手に巨大化し、苦情が殺到する。

小堀が仕事の件で大佐藤と揉めている。祖父の件でも国民から批判を受けていると小堀は言う。

次々に獣を倒していく大佐藤だったが、そこへ真っ赤で凶暴な獣が現れる。大佐藤はボコボコにされ、恐怖で逃げ出してしまう。

家族との久々の再会を喜ぶ大佐藤。しかし、妻も娘も大佐藤のことを良くは思ってはいない。妻は、愛情を注いだ娘に電流は注げないと言う。さらに、再婚も考えていると言う。大佐藤はそれを知り、ショックを受ける。

跳ルノ獣、匂ウノ獣、童の獣などの獣を次々に倒していく大佐藤。しかし、その倒し方や倫理的な面で批判が殺到する。大佐藤は酒を飲みながらインタビュアーに愚痴をこぼす。

映画『大日本人』の結末・ラスト(ネタバレ)

大佐藤は子供時代のことを語り出す。大佐藤の父は目立ちたがり屋で、少々粗いところがあった。そんな父は、まだ体ができていない大佐藤に電流を流そうとした。しかし、それを祖父が助けたのだ。そんな恩義もあり、大佐藤は祖父の今後を一番心配していたのだ。

かつて大佐藤をボコボコにした赤い獣、ミドンが現れた。大佐藤は無理やりに巨大化させられ、戦う羽目になる。あまりの凶暴さに逃げ回る大佐藤。しかし、追いつかれてボコボコにされてしまう。そこに助けに現れたのは祖父だった。しかし、ミドンの膝蹴りを喰らって即死してしまう。再びミドンに追われる大佐藤は窮地に追いやられる。

すると今度は、スーパージャスティスと名乗るヒーロー一家が突然姿を現す。それはアメリカから来たスーパーヒーローだった。彼らは大佐藤に握手をすると、あっという間にミドンをボコボコにしてしまう。

ミドンを倒したスーパージャスティス一家は、大佐藤を家に招待する。そこで、大佐藤を含めて今回の戦いの反省会が始まるのだった。

映画『大日本人』の感想・評価・レビュー

松本人志の天才っぷりが顕になっている今作。好きか嫌いかで言えば嫌いな作品なのですが、独特の言葉選びやシュールな描写がクセになり、そこに何か裏のメッセージが込められているのではないかと探りながら見てしまいました。
獣と戦うために国の指示により巨大化する「大日本人」と言う仕事。全く意味がわかりませんよね。しかし、物語が進むにつれて大佐藤の苦悩や、先祖代々受け継がれた力の秘密、そしてアメリカにも同じような存在がいたのだという衝撃など想像できない方向に展開していくのでとにかく飽きません。
世界観が苦手な方は、最後までつまらない作品だと思うので見極めて鑑賞して欲しいです。(女性 30代)

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