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映画『ダンガル きっと、つよくなる』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ダンガル きっと、つよくなる』の概要:レスリングで世界の頂点に立つという夢を諦めた男が、周囲の反感を押し切り2人の娘をレスリングの世界で成功させようと奮闘する。実話をもとに不器用な父親と家族の絆を描く一作。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』の作品情報

ダンガル きっと、つよくなる

製作年:2016年
上映時間:140分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、スポーツ
監督:ニテーシュ・ティワーリ
キャスト:アーミル・カーン、ファーティマー・サナー・シャイク、サニャー・マルホートラ、ザイラー・ワシーム etc

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映画『ダンガル きっと、つよくなる』の登場人物(キャスト)

マハヴィル・シン・フォーガット(アーミル・カーン)
レスリングで国に金メダルをもたらすことを目標に代表選手として活躍していたが、夢半ば経済苦を理由に引退した男。希望に反し娘ばかり授かるが、二人の娘に夢を託し育てていく。
ギータ・フォーガット(ファーティマー・サナー・シャイク / ザイラー・ワシーム)
マハヴィルの長女。厳しすぎるマハヴィルに反発しながら世界大会に挑戦するキップを手にするが、他のコーチのやり方ではスランプを迎えてしまう。
バビータ・クマリ(サニヤー・マルホートラ / スハーニー・バトナーガル)
マハヴィルの二女。ギータについて歩き一緒にレスリングを始めるが、マハヴィルの指導に従い成績を伸ばしていく。スランプに陥ったギータに救いを差し伸べる存在。
オムカル(アパルシャクティ・クラーナー)
マハヴィルの甥。ギータとバビータがレスリングを始め、練習相手として一緒にマハヴィルの特訓に参加する。マハヴィルと姉妹の間で中立を保つ存在。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダンガル きっと、つよくなる』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』のあらすじ【起】

インド代表まで上り詰める実力を持ちながら、夢半ばで生活苦を理由に引退を余儀なくされたマハヴィル。「金メダル」の夢は子供に託すつもりであったが、生まれてくるのは娘ばかりである。長女のギータと次女のバビータが大きくなった頃、夢を諦めきれずにいたマハヴィルの前に救世主が現れる。なんと娘たちが町の少年と喧嘩しこてんぱんに打ち負かしたのである。妻・ダーヤとは1年だけという約束で娘たちを「レスラー」として育てることに決めたマハヴィル。周囲の反対を押し切り、甥・オムカルも巻き込み特訓を続けるのだった。

マハヴィルの厳しすぎる指導は娘たちを反発させた。特訓を辞めようと嘘をついた二人は、まるで男の子のような短髪にされ町の笑われ者になるのだった。それでもマハヴィルの意思は揺るがない。ダーヤの猛反対も押し切って、たんぱく質摂取のために鶏肉も食べさせるのである。耐えかねた娘たちはマハヴィルのめざましや競技場の電球に細工を繰り返し、何とか特訓から逃げようと奮闘するのだった。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』のあらすじ【承】

娘たちは、マハヴィルに隠れて楽しみにしていた友人の結婚式に参加した。しかし1日練習をサボったことでマハヴィルの怒りは頂点に達する。さらに自分の意志に反して結婚をさせられた友人が「子供の将来を見据えて、周りから笑われても耐え抜くマハヴィルの存在が羨ましい」と話したことで、二人は態度を改めるのだった。

マハヴィルが目覚める前から自主的に練習をするようになった二人は、着実に実力を伸ばしていった。マハヴィル大会に出場させ自信をつけさせようと考えた。一度は出場を拒まれるも、物珍しさに客足が伸びると踏んだ主催者はギータの出場を認めた。自ら体格差のある選手を対戦相手に指名したギータ。結果は惜敗だったものの、ギータの闘争心は大いに刺激され次々と大会で結果を残すようになるのだった。

バビータも大会で結果を残し始め、姉妹に向けられたヤジは声援へと変わっていった。より良い環境でギータの実力を伸ばしたいと考えるマハヴィルはスポーツ連盟に資金援助を求めるも、相手にしてもらえなかった。世界水準の練習に近づけるため、砂場ではなくマットをかき集め手作りで練習場の環境を整えるのだった。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』のあらすじ【転】

地域で一番となったギータは、シニアクラスに上がり女子レスリングの大会で全国制覇をする。しかし国のために金メダルを取ることがマハヴィルの夢であり、全国制覇はまだ夢の途中であった。より厳しく指導をしようと高まるマハヴィルだが、ギータは国立スポーツ・アカデミー(NSA)のインド代表団の一人として国際大会を目指したいと打ち明けるのだった。

初めて家を出たギータにとって、外の世界には新たな刺激ばかり溢れていた。環境に馴染みすぎたギータは、マハヴィルの教えを捨てようとする。マハヴィルに教わる子供たちの前で酷く負かし対立するようになった。しかし、ギータが身に着けた新たな技の数々は勝利へと導いてはくれなかった。一方でマハヴィルの指導方針に従順だったバビータは国際試合で優勝しインド代表に選ばれるのだった。それでもマハヴィルの表情が浮かないのは、再び娘がNSAに入ることで自分の教えを忘れていくのだと悲観しているからである。

スランプに陥ったギータはマハヴィルに助けを求めた。マハヴィルはすぐにオルカルを連れ、娘たちが身を寄せるNSAの宿舎に向かうのだった。再びマハヴィルの指導に沿って特訓に挑むギータ。しかし、NSAに隠れて特訓を続けていることをコーチに知られてしまい、二人とも代表を外される危機に追い込まれる。マハヴィルはこれまで娘たちが築き上げた功績を訴え、NSAの会長に必死に謝罪した。NSAへの出入りを禁じられたマハヴィルだが、娘たちへの指導は電話で続けるのだった。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』の結末・ラスト(ネタバレ)

勝ち星を残せない状況の階級で、世界大会であるコモンウェルスゲームズに挑んだギータ。初戦から苦しい展開を迎えるが客席からマハヴィルの喝が飛び、ギータの動きは一変した。試合前の予想を覆し、勝利を手にしたギータだがコーチは自分の指導に反するギータに苛立っていた。

金メダル候補との対戦もマハヴィルの教えを守りぬき、ギータは何とか勝利を手にした。決勝を目前に注目を浴びたギータはインタビューでマハヴィルの存在に感謝を述べる。コーチの怒りは頂点に達し、決勝当日、マハヴィルは会場でコーチの罠にはまり倉庫に閉じ込められてしまうのだった。

優勢だった試合もマハヴィル不在の不安からギータは追い込まれていく。しかし幼い頃に「闘うのは自分自身だ」と言われた記憶がよみがえり、残された数秒で見事逆転勝利を掴み取るのだった。倉庫に閉じ込められたままのマハヴィルは、会場に流れるインド国歌を聞きギータが優勝したと察する。運よく助け出され一目散に姉妹の元へ駆けつけたマハヴィルは、10年越しに「俺の誇りだ」とようやく娘たちを褒め称えることができたのだった。

映画『ダンガル きっと、つよくなる』の感想・評価・レビュー

実在する元アマチュアレスリング選手、マハヴィル・シン・フォーガットとその娘・フォーガット姉妹の半生を描いた一作。モデルとなった親子を知っていても知らずとも感情を動かされる、万人受けの物語である。脇役であるがとても重要な甥の存在もさながら、インドに金メダルを持って帰りたいという母国愛の大きさに対して、コーチの器の小ささがひどく目につき笑ってしまった。アーミル・カーンの体格にも驚くが、世界で注目を集めた作品であることに納得できる140分であった。(MIHOシネマ編集部)


マハヴィルのレスリングに対する熱い思いは素敵だが、実際にこの父親の元に生まれたら大変だなと思った。ギータ達が髪の毛を短く切られた姿は、見ているだけでもショックを受けた。
自分の意思に反して結婚することになった女の子が登場することで、マハヴェルの行動がどれだけインドの中で異質なのかが伝わってきた。レスリングを愛しているだけでなく、娘のことも大切に思っていないとできないことだと思う。マハヴィルの突飛な行動に驚かされるだけでなく、親子愛に胸を打たれる作品だった。(女性 30代)


スポーツとは無縁の生き方をしてきたので、熱いスポ魂のような作品はちょっとついていけないなと苦手意識がありました。特に今作はインド映画ということもあり、未知な雰囲気だったので心配しながら鑑賞しましたが、想像以上に感動できる作品で親子の愛に心がぎゅっとなりました。
厳しい父親の元に生まれてしまって可哀想だと思っていましたが、それは何も知らない他人が勝手に思うことで、親子の間にはしっかりと愛や絆があるからこそ成り立つのだと教えられた気がします。(女性 30代)

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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