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映画『デイズ・オブ・サンダー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『デイズ・オブ・サンダー』の概要:何をやってもうまくいかない青年が、カーレースを通じて大切なものを手にし、恐怖を乗り越え、人生をつかんでいく姿を描く。『トップガン』のトム・クルーズとトニー・スコット監督が再びタッグを組んだ爽快な青春映画。

映画『デイズ・オブ・サンダー』の作品情報

デイズ・オブ・サンダー

製作年:1990年
上映時間:108分
ジャンル:青春、スポーツ
監督:トニー・スコット
キャスト:トム・クルーズ、ロバート・デュヴァル、ニコール・キッドマン、ランディ・クエイド etc

映画『デイズ・オブ・サンダー』の登場人物(キャスト)

コール・トリクル(トム・クルーズ)
若手のレース・ドライバー。以前は自分の父親と共にレーサーをしていたが、父親の悪行により失業してしまう。それ以来、何をやってもうまくいかず、信用してもらえない。ティムを通じてハリーと知り合い、レーサーとしても人間としても成長していく。
ハリー・ホッジ(ロバート・デュバル)
チームクルーのリーダー。自分のメンテナンスした車で、レーサーが死亡するという過去を持つ。それが原因で引退していたが、ティムの誘いで再びレースの世界へと戻ってきた。コールと共にデイトナでの優勝を目指す。
クレア・ルイッキ(ニコール・キッドマン)
コールが事故を起こしたとき、担当になる女医。コールとの初対面は最悪なものだったが、のちに恋人になる。
ラウディ・バーンズ(マイケル・ルーカー)
デイトナで二度の優勝を持つプロ・ドライバー。
ティム・ダランド(ランディ・クエイド)
コールとハリーのチームオーナー。金儲け主義者だが、義理人情に厚い側面も持つ。

映画『デイズ・オブ・サンダー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デイズ・オブ・サンダー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デイズ・オブ・サンダー』のあらすじ【起】

今年もストックカーレースの時期がやってきた。注目の的はデイトナで二年連続優勝の記録を持つチャンピオン、ラウディ・バーンズ。絶好調のラウディは、今年も優勝を目指して疾走していた。

ノースカロライナ州の片田舎で畑仕事をするハリーの所へ、ティムが訪ねてくる。ティムはストックカーレースに出場するため、ハリーに車を作ってくれと頼む。断るハリーに、腕のいいドライバーがいるので、そいつを見て決めてくれないかとティムが言った。

ハリーに頼まれ、しぶしぶ車を貸すことにしたラウディ。テストドライブのサーキットで待つ彼らの前に、バイクにまたがってコール・トリクルという青年が現れる。ストックカーのことはテレビでしか見たことがないという。生意気な態度に、最初は使い物にならないと思っていたハリーだったが、タイムはラウディより速く、プロ顔負けだった。ハリーは復帰を決め、車を作ってもらえることになったコールは、ストックカーレースの世界に足を踏み入れる。

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映画『デイズ・オブ・サンダー』のあらすじ【承】

熱意とは裏腹に勝つことはおろか、完走することすらできないコール。コールは、勝てないのは車のせいだとハリーを責める。ハリーは辛抱強くコールと話し合い、お互いへの理解を深めていく。その結果、タイムはみるみる縮まっていく。

サウスカロライナ州ダーリントンでのレース。一時、トップに躍り出たコールだったが、アクシデントで三位に落ちてしまう。怒り狂うコールを落ち着かせるため、ハリーは“特別なタイヤ”を履かせたから、危険なコーナーでアウト側から抜き去っても大丈夫だと嘘をつく。一歩間違えばコールの命はなかったが、コールはハリーを信じ、アウトからラウディを抜き去り、トップでチェッカーフラッグを受ける。

連勝を続けるコールはデイトナへとやってきた。ラウディと激戦を繰り広げる最中、コース上でクラッシュが起こり、コースが煙で包まれてしまう。煙の中に飛び込んだラウディに続くコール。だが、目の前にはスリップしたラウディがいた。止まる暇もなく、彼の車に突っ込んで大事故を起こしてしまう。

映画『デイズ・オブ・サンダー』のあらすじ【転】

ヘリで病院に運ばれたコールは、そこでクレア医師と出会う。コールとラウディの怪我は奇跡的に脳震とう程度で、レースにも復帰できると診断される。

仲直りの食事をしろと命令されたコールとラウディ。だが、一緒の車でレストランに向かうのが気に入らず、レンタカーを借りて二台で向かうことにする。彼らは公道にも関わらず、サーキットであるかのように、お互いに車をぶつけ合う。到着するころには、どちらの車もボコボコになっていたが、二人の間には友情が生まれていた。

怪我で出場できないコールの代わりに、ラス・ウィラーが新たに雇われる。そっけない態度にカチンときたラスは、コールに嫌味を言って立ち去る。

ラウディの農場を訪ねたコールとクレア。その時、普段は船酔いなどしないラウディが酔ったと言いだす。クレアが検査してみると、ラウディは事故の後遺症により、脳内出血になっていた。その姿を見て、コールは恐怖を感じはじめる。

コールが出場していないあいだに、ティムはもうひとつチームを作っていた。ドライバーはあのラス。同じオーナーで、ふたつのチーム。ハリーはうまくいきっこないと心配する。

久しぶりに出場したコールは臆病になってしまい、本領を発揮できない。そんなコールに案の定、ラスは妨害をしかけてくる。コールはわざとエンジンの回転数を上げて、エンジンをブローさせてリタイアしてしまう。病院に行きたがらないラウディに入院を勧めてほしいというクレアの言葉にも、二の足を踏んでいた。

ラスのあからさまな妨害は続いていた。ピットストップでは邪魔をし、コースでは体当たりしてくる。コールはスピンしてコースアウトしてしまう。怒ったコールは、ウィニングランをしているラスに思い切り体当たりする。車は二台とも大破。それを見たティムは激怒し、コールとハリーをクビにしてしまう。

優しくしてくれるクレアの前で、不機嫌な態度をとるコール。そんなコールにクレアは厳しい口調で“あなたは怯えている”“レースに出る勇気がないならやめなさい”と言い放つ。その言葉で冷静になったコールは、ラウディの所へ行き、入院を勧める。

映画『デイズ・オブ・サンダー』の結末・ラスト(ネタバレ)

入院し、手術をすることにしたラウディ。彼はその代わりにコールに自分の車でデイトナに出場してほしいと頼んでくる。コールは神妙な面持ちだったが、それを承諾する。

コールはハリーのもとを訪ねる。自分のクルーとしてラウディの車を調整してほしいと頼む。拒み続けるハリーだったが“レースが僕の人生だ。これを失いたくない”というコールの言葉に、もう一度、ピットへと戻ってくる。

やってきたデイトナ500。ナーバスになり、ハリーの無線にも答えないコール。そんな中、第三コーナーでクラッシュが起こり、コースが煙に包まれた。煙の中を無事に通過できたコール。ラウディとの事故の記憶を乗り越えることができたコールは快進撃を続け、トップのラスに追いつく。そしてラスを追い抜き、ついにデイトナでチェッカーフラッグを受ける。

歓喜に沸くチームクルーとクレア。その隅っこで、ハリーは静かに座っていた。コールはハリーの所へ行き、“ビクトリーレーンまで行こう”と肩をたたく。二人は笑いながら、ビクトリーレーンまで走るのだった。

映画『デイズ・オブ・サンダー』の感想・評価・レビュー

『トップガン』のスタッフ・キャストが再集結して作られた今作はトム・クルーズ×車。『トップガン』はもちろん不朽の名作なのですが、車好きな私としては今作もかなり好きで記憶に残っています。
夢を見て、無茶をして、挫折をして、また這い上がってという男の子が大好きなストーリーをトムが演じているのでマイナスポイントは何もありません。レースシーンにもしっかり迫力があり、ドキドキしながら見ていられるでしょう。
今見ると映像や演出に古さはありますが、しっかりと見応えがあるので満足できると思います。(女性 30代)

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