映画『デビルズ・メタル』の概要:ヘヴィメタル好きのブローディが、偶然悪魔を呼び出したことから起こる騒動を描いたホラーコメディ。監督はジェイソン・レイ・ハウデン。原題は、作中のブローディたちのバンド名と同じ。
映画『デビルズ・メタル』の作品情報
上映時間:86分
ジャンル:ホラー、コメディ、音楽
監督:ジェイソン・レイ・ハウデン
キャスト:マイロ・コーソーン、ジェームズ・ブレイク、キンバリー・クロスマン、サム・バークリー etc
映画『デビルズ・メタル』の登場人物(キャスト)
- ブローディ(マイロ・コーソーン)
- ヘヴィメタル好きの高校生。母はドラッグ中毒の果てに問題を起こし入院。伯父の家に引き取られるが、熱心なクリスチャンの伯父たちとは折り合いが悪い。デヴィッドにも嫌われている。メディナに一目惚れする。デスガズムのギターを担当するが、ミスを連発する。ザックとは“鋼鉄の絆”を交わすほどの親友。
- ザック(ジェームズ・ブレイク)
- 父の自動車整備工場を手伝う青年。ブローディとはエイリアンレコードで出会い、“鋼鉄の絆”を交わす。カセットテープを壊され、コンパスか三角定規で相手を刺したことがある。デスガズムのベース担当。
- メディナ(キンバリー・クロスマン)
- デヴィッドのガールフレンドだが、イジメ自慢をするデヴィッドの事を快く思っていない。ブローディから借りたCDをきっかけに、メタル好きになっていく。絵が上手いブローディに、タトゥーの絵柄の相談をしていた。ラストでは、斧を手にした自分の姿のタトゥーを入れるなど、別人のようになる。
映画『デビルズ・メタル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『デビルズ・メタル』のあらすじ【起】
ヘヴィメタル好きのブローディは、母が精神病院に入院する事になり、クリスチャンの伯父の家に引き取られることになった。
しかし伯父の家にブローディの居場所は無く、いとこのデヴィッドとの仲も悪い。
デヴィッドがいじめていたディオンを助けたことから、同じオタクのジャイルズとも友人になる。
店長の恋人アビゲイルの占いが人気のエイリアンレコードで、同じメタル好きのザックと出会い、親友になるブローディ。
そしてブローディがギター、ザックがベース、ディオンがキーボード、ジャイルズがドラムのバンド・デスガズムを結成する。
ある日、ザックに連れられて廃屋に行ったブローディ。
そこには、有名なメタルバンドのメンバー、リッキー・ダガーズが隠れ住んでいた。
自分の居場所がメタル情報誌に載っていると知ったリッキーは、1枚のレコードをブローディたちに預ける。
そこには古い楽譜が入っていた。
それを、バンドの曲にしようとするザック。
リッキーが、古い楽譜を欲しがるイーオンの部下に殺された事は知らなかった。
映画『デビルズ・メタル』のあらすじ【承】
町中でデヴィッドの彼女・メディナと会ったブローディ。
ブローディはメディナに、メタルの良さを話してCDを貸した。
その後、古い楽譜の曲を演奏してみたデスガズム。
何かが起こりかけるが、ブローディがギターをミスしたせいで台無しになる。
その後、ラテン語で書かれていた楽譜のタイトルを調べたブローディは、魔王を呼び出し富と名声を得る“黒い讃美歌”だと知る。
ブローディとメディナが話している場面を見たデヴィッドは、ブローディに暴力を振るう。
メディナはザックを通してブローディを呼び出すが、ザックはブローディとメディナに嘘をつき、メディナと一夜を共にする。
その後、デスガズムは“黒い讃美歌”を演奏した。
そして、数学の教師やザックの父がおかしくなる。
“黒い讃美歌”の真実をザックに話したブローディ。
占い師のアビゲイルに助けを求めると、魔王エイロスを呼び出してしまったせいで、人間に悪魔が憑りついていると語る。
午前3時までに逆から演奏すれば助かるとわかるが、アビゲイルは死んでしまった。
映画『デビルズ・メタル』のあらすじ【転】
“黒い讃美歌”の楽譜を探すイーオンたちは、エイロスの手下から楽譜を破くよう指示される。
拒否したイーオンは部下に殺され、その部下たちはブローディの命と楽譜を狙う。
一方、ブローディの家の前で殺されかけたディオンとジャイルズ。
そこに斧を持ったメディナが現れ、2人を助けると学校へ逃げた。
楽譜と楽器を持ち出すために、伯父の家に入ったブローディとザック。
しかし、伯父夫婦は悪魔になっていた。
なんとか伯父夫婦を倒し、帰宅した人間のデヴィッドまで殺したブローディとザック。
楽譜が風に飛ばされてしまうが、気分が良くなった2人は悪魔を次々と倒して楽譜を手に入れていく。
そして最後の楽譜を手に入れ、学校に隠れていたブローディたちと合流した。
しかしそこで、ザックがブローディとメディナに嘘をついて、2人の仲を引き裂いた事がバレる。
ブローディとザックは大喧嘩になり、ザックはその場を去る。
町中に曲を響かせるため、大きなアンプが揃うリッキーの隠れ家に向かうブローディ、メディナ、ディオン、ジャイルズ。
映画『デビルズ・メタル』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかしそこには、イーオンの部下たちが待ち受けていた。
捕らえられ、悪魔になって生き返ったリッキーに殺されかける4人。
だが、メタル風メイクをしたザックが助けに来る。
次々に現れる悪魔をザックやメディナたちが倒し、ブローディに演奏を任せることに。
途中、ディオンとジャイルズは殺されてしまうが、午前3時までに演奏を終えるブローディ。
しかしエイロスは地上に降り、ザックに憑りついてしまう。
ブローディのギターがチューニングできていないのが原因だった。
エイロスに憑りつかれ、ブローディを刺してメディナを殺そうとするザック。
しかしブローディがギターで演奏すると、ザックは正気に戻る。
エイロスが出てくる前に自分を殺して魔王を封じろと言われ、ブローディは親友を犠牲にして町を救った。
2ヶ月後、ブローディとメディナは付き合うようになった。
ブローディが流していたレコードから、突然ザックの声が聞こえだす。
2人は再びヘヴィメタルについて熱く語りだした。
映画『デビルズ・メタル』の感想・評価・レビュー
何これ面白い~!とニュージーランド製のスプラッターホラーは大当たりでした。ヘビメタ好きの主人公たちが偶然手に入れたのは「悪魔の楽譜」。その曲を演奏することで悪魔を復活させてしまうというストーリーなのですが、スプラッターあり、グロあり、下ネタあり、コメディありと観客を楽しませる要素がふんだんに盛り込まれていて、かなり面白かったです。
スプラッターの度合いもかなり過激で、内臓がこぼれ落ちたり、頭をかち割ったりするので苦手な方は気をつけてください。(女性 30代)
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