映画『ドクター・ドリトル(1998)』の概要:幼い頃に動物と話すことができた主人公のジョンは、大人になったある日の事故がきっかけでその能力を取り戻す。それ以来、医者である彼の周りには動物が殺到する。エディ・マーフィ主演の心温まるハートフル・コメディ。
映画『ドクター・ドリトル』の作品情報
上映時間:84分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:ベティ・トーマス
キャスト:エディ・マーフィ、オシー・デイヴィス、オリヴァー・プラット、ピーター・ボイル etc
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映画『ドクター・ドリトル』の登場人物(キャスト)
- ジョン・ドリトル(エディ・マーフィ)
- 子供の頃は動物と話すことができた。大人になってからは、そんな能力など忘れ、ごく一般的な医者になるが、ある事件がかつての能力を呼び起こす。
- ドクター・マーク・ウェラー(オリヴァー・プラット)
- ジョンの同僚で医者。昇給が見込まれるということで、カルメットとの合併に賛成する。
- ドクター・ジーン・レイス(リチャード・シフ)
- ジョンの同僚で医者。病院の人員削減や経営方針の変更などを心配し、カルメットとの合併に乗り気でない。
- キャロウェイ(ピーター・ボイル)
- 大手医療組織カルメットの代表。医療業界の転換期を乗り越えようと、ジョンらが務める病院と合併しようとする。
- リサ・ドリトル(クリステン・ウィルソン)
- ジョンの夫。様子のおかしいジョンに対し不満が募るが、最終的には彼に理解を示し協力的になる。
- マヤ・ドリトル(カイラ・プラット)
- ジョンとリサの次女。周りと馴染むのが苦手で、あることがきっかけで父から嫌われていると感じるようになる。
映画『ドクター・ドリトル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドクター・ドリトル』のあらすじ【起】
主人公ジョンの子供時代。彼は動物と話すことができたが、周囲は理解してくれなかった。愛犬とも別れることになり、その日以来ジョンは動物と話すことをやめた。
成長して大人になったジョンは、かつて動物と話していたことなどすっかり忘れていた。ごく普通の医者として、妻と娘二人とともにサンフランシスコのアパートで暮らしていた。
ジョンの務める病院には、カルメットという大手医療組織から合併の話が持ちかけられていた。同僚のマークは、昇給が見込まれるため乗り気であったが、同じく同僚のジーンは、将来的に病院が乗っ取られると考え、気が進まない様子だった。土曜日にカルメットとの会合があると聞かされたジョンは、家族サービスのスケジュールを一部キャンセルすることになる。そのことを伝えると妻のリサにはイヤな顔をされたが、リサと娘二人は彼より先にコテージに向かった。
会合の前日、自宅で寝るジョンに病院から一本の電話がかかる。ジョンの担当患者が彼を呼んでいるため、すぐに来てほしいとのことだった。
映画『ドクター・ドリトル』のあらすじ【承】
仕事を済ませ病院から帰宅するジョンは、よそ見運転で野良犬を轢いてしまう。同情するジョンだが、犬は起き上がり、ジョンに対して悪態をつきながらその場を後にする。犬の声が聞こえたジョンは、自分の耳を疑いながらもそのまま家に帰る。
カルメットとの商談の日。ジョンとマーク、ジーンの三人は、カルメットのキャロウェイらと話を進めるも、急にジョンの様子がおかしくなる。ハトやリスの声が聞こえて混乱したジョンは、重要な会合であるにも関わらず、逃げるようにその場を去った。
モルモットのロドニーを連れて、家族が待つコテージへ車を走らせるジョン。独り言を言うロドニーに何気なく返答するも、お互い会話をしていること気付いて慌てだす。状況が呑み込めないジョンは、ロドニーを籠ごと車の屋根に取り付けて運転を続けた。家族のもとに到着しても、ジョンは動揺を隠せないままでいた。
その日の夜、妻のリサと寝ようとしていたジョンは、外で声がしたため窓を開けた。するとフクロウがこちらに向かって話しかけていた。フクロウの要求どおり翼に刺さった棘を取ってあげるも、その後さまざまな動物がコテージに集まってくる。どの動物の話声も聞こえてしまうジョンは混乱し、引き留める妻をよそに車で帰ってしまった。
明くる日、先日轢いた犬が保護施設に連れていかれているのを目撃したジョンは、施設でその犬を引き取った。そのまま飼うことになり、家族は大喜び。ラッキーと名付けた。
ある晩のこと。ジョンの自宅に、彼に診断してもらいたいという動物が大量に押しかけてきた。家族にバレないようなんとかやり過ごすも、今度はトラが自殺しようとしていると聞かされ、助けに行くことに。何とかトラを説得し、ジョンは彼をサーカス場に帰してやった。しかし、ジェイクという名のそのトラは重い病気を患っていた。相手が動物とは言え、患者としっかり向き合って診察できたことに、ジョンは少なからず充実感を覚えた。
映画『ドクター・ドリトル』のあらすじ【転】
ある日、診察室で瀕死状態のネズミに応急処置をしているところを、同僚と妻に目撃されてしまう。頭がおかしくなったと思われたジョンは、精神病院に入院させられる。そんなある日、犬のラッキーが彼のもとを訪れ、トラのジェイクの病態が悪いことを伝えるも、入院生活でストレスが溜まっているジョンは協力を拒否した。動物の声が聞こえるなら動物を助けるのが筋だ、と言い捨ててラッキーはその場を離れた。
ジョンは精神病院の院長の愛猫から、彼の弱みを聞き出し早期退院することに成功。気持ちを新たにした彼は、動物と話すことも止め、仕事でも敏腕ぶりを発揮した。記者会見当日、ジョンは家族を車に乗せて、会見場の病院へ向かう。家族を先に降ろすも、トラのジェイクを助けることを決心していたジョンは、自らは記者会見に出席せず、その足でサーカス場に向かった。
車には密かにラッキーが乗り込んでいた。サーカス場に着いたジョンとラッキーは、警備員の目を盗みジェイクを檻から解放する。警備員や関係者らが事態に気付き、トラを盗まれたと騒然とするも、ジェイクとラッキーを乗せたジョンの車は難なくサーカス場から逃げ出した。
映画『ドクター・ドリトル』の結末・ラスト(ネタバレ)
病院になかなか姿を現さないジョン。カルメットとの合併記者会見を控えた院内では、関係者一同が気を揉んでいた。あと10分でジョンが来なければ契約を打ち切ると言い出すキャロウェイに対し、マークはあと5分で来ると断言するも不安な様子。
ジョンの車がようやく病院に到着するも、彼の向かう先は会見場ではなく診察室。一方会場では、マークにからかわれたジーンが報復行為をし、マークの鼻を折ってしまう。鼻のレントゲンを撮るために診察室に入った二人は、ジョンに遭遇するが、トラのジェイクも一緒だった。慌てて逃げるマークとジーン。ジョンの自分勝手な行動に痺れを切らしたマークは、彼を騙そうと考えるも、それに反対したジーンに殴られて気を失う。
ジーンもジェイクの手術に賛成するも、手術室へ行くには会見場を通らなければならない。そこで二人は、気を失ったマークを手術室に運ぶフリをして、寝台の下にジェイクを忍ばせるという作戦に出る。しかし、会場でキャロウェイに捕まり、そのまま会見を行うことになった。さらにその会見中、寝台の下からジェイクが出てきてしまう。会場はパニック状態に陥るも、ジョンがジェイクをなだめ、周囲に状況を説明する。一方病院の外では、院内に警察を入れまいと、動物たちが周辺を固めていた。
手術室で施術するジョンとマーク。その姿を見て呆れるリサだが、ジョンの父から、ジョンは本当に動物と話せるのだということを伝えられる。夫を信じることにしたリサは、手術室に入り、苦しむジェイクの手を取る。手術はなんとか成功。喜ぶ人間と動物たちだが、中でもキャロウェイは感激し、ジョンに改めて合併の話を持ちかけるも、ジョンは断ってしまう。
しばらくしてジェイクの様子を見にサーカスへ向かうジョンとラッキー。これからは人間と動物の両方を診ると言うジョンに対し、ラッキーは自分もこれからは人間と同じ食卓で同じ物を食べると言い張るのであった。
映画『ドクター・ドリトル』の感想・評価・レビュー
エディ・マーフィが動物と話せる医者を演じる作品。本当にこんな事が出来て、動物の世界に介入出来たら楽しいだろうなと想像させてくれるハートフルな内容となっている。劇中にもある通り、傍から見たら変わった人に見えるかもしれないし、なかなか受け入れるのは難しいのだと思うが、それらを全て前向きに見せてくれるのはエディマーフィならではの手法なのだろう。大人になると恥ずかしい事は恥ずかしいと認識してしまい、自分を抑えてしまう事も多いが、自分らしさを持つ事が大事なのだと教えてくれるような作品である。(男性 30代)
コミカルな作品で、動物もたくさん出てきます。色んな種類の動物が出てくるので動物好きにはたまらないです。動物たちの会話がかなり下品な内容になっているのも面白いです。以前鑑賞したときは子供向け作品だと思っていましたが、久しぶりに観ると大人にも「子供の才能を否定しない」というメッセージ性を持った作品です。
メッセージ性を持ちながら、人間同士の会話でもコミカルなシーンが多く、最初から最後まで笑ってしまう作品です。(女性 30代)
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