映画『ダンプリン』の概要:容姿にコンプレックスを持つティーンが、ミスコンに挑む過程を追う。原作はジュリー・マーフィーの小説「恋するぷにちゃん」。主題歌「Girl in the Movies」は第76回ゴールデングローブ賞の主題歌賞を受賞。
映画『ダンプリン』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、青春
監督:アン・フレッチャー
キャスト:ダニエル・マクドナルド、ジェニファー・アニストン、オデイア・ラッシュ、ベックス・テイラー=クラウス etc
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映画『ダンプリン』の登場人物(キャスト)
- ダンプリン / ウィローディーン・ディクソン(ダニエル・マクドナルド)
- 幼い時から容姿にコンプレックスを抱えるティーン。過去にミスコンで輝かしい功績を残し町の有名人である母親へ当てつけを兼ねて、ミスコンに参加することにする。
- ロジー・ディクソン(ジェニファー・アニストン)
- ウィローディーンの母親。ミスコンに全てを賭けているため、ウィローディーンに反抗されている。
- エレン・ドライヴァー(オデイア・ラッシュ)
- ウィローディーンの親友。容姿に差別はなく幼い時からウィローディーンとずっと一緒にいる。恋人の前ではコンプレックスがあるが前向きな少女。
- ミリー・マイケルチャック(マディ・ベイリオ)
- ぽっちゃりとした容姿を同級生にからかわれているが、前向きな少女。幼い頃からミスコンに憧れえを抱き、ウィローディーンの参加に便乗し取り組み始める。
- ボー・ラーソン(ルーク・ベンワード)
- ウィローディーンのバイト仲間。ユーモアがあり、明るいウィローディーンに女性として惹かれている。
- ハンナ・ペレス(ベックス・テイラー=クラウス)
- ミスコンに反抗するために参加するウィローディーンに賛同する一人。パンク好きな個性的な少女で強気な部分が多く、物事をストレートに伝えすぎてしまう。
- ルーシー・ディクソン(ヒラリー・ベグリー)
- ウィローディーンの叔母。忙しいロジーの代わりに幼い頃のウィローディーンと過ごし、人生の指標となっていた。早くに亡くなってしまったが、多くの人の心の支えである。
映画『ダンプリン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ダンプリン』のあらすじ【起】
叔母のルーシーから多くを学んだウィローディーン。母親・ロジーは忙しく構ってはくれないからである。ルーシーの影響でドリー・パートンが大好きになったウィローディーン。ルーシーは時折ドリーパーティーを開催し、ウィローディーンの親友となるエレン・ドライヴァーを紹介してくれた。
ルーシーを心の拠り所として成長したウィローディーン。ロジーに付けられた「ダンプリン」というニックネームが気に入らなかった上に、ロジーはミスコンに賭ける美容ヲタクで地元では有名人であった。
思春期にルーシーが亡くなってしまい、より一層ロジーと距離を取り始めていたウィローディーン。しかしファーストフード店でバイトし、ユーモアのある自立したティーンとなっていた。ウィローディーンは町のミスコンに嫌々同行することになった。ロジーは審査員として呼ばれていたのである。容姿と母親にコンプレックスを抱え、避けていたミスコンを目の当たりにしたウィローディーンは輝く少女たちに劣等感を膨らませるのだった。
バイト先のボーに好意を寄せるウィローディーン。皆に優しいからと、自信を持つことができずにいたが、とあるプレゼントをもらい喜ぶのだった。帰宅するとロジーがルーシーの残した洋服やアクセサリーを片付けようとしていた。ミスコンばかりに気を取られるロジーにウィローディーンは呆れ返るのだった。
映画『ダンプリン』のあらすじ【承】
新学期早々、車が故障しロジーに送ってもらったウィローディーン。携帯を忘れたウィローディーンを「ダンプリン」と呼び止めたせいで、学校でからかわれ続け思わず暴力を振るってしまった。停学となったウィローディーンを叱るロジーだったが、原因が自分にあることは認めなかった。さらにはルーシーの容姿まで否定するので、ウィローディーンとロジーは大げんかとなってしまうのだった。帰宅したウィローディーンは、ルーシーの遺品からミスコンの参加用紙を見つけた。ルーシーのリベンジを図ろうとウィローディーンはミスコンへの参加を決意するのだった。
翌日、初めてヒールを履いて参加用紙を提出しに行ったウィローディーン。ロジーは参加を止めようとするがウィローディーンの決意は固い。ぽっちゃりとした同級生のミリーも賛同し一緒に応募しに来る。ルーシーのリベンジとロジーへの反抗を兼ねたウィローディーンとは違い、ミリーはミスコンに憧れを抱いておりやる気が違った。空回りするミリーに戸惑うウィローディーンだったが、優しいエレンは一緒に盛り上がるのだった。
ある日のバイト中、ウィローディーンはボーに流星群を見ようと誘われる。夢のような事態に喜ぶウィローディーンはもちろんOKと返答する。その夜、二人で星を見ていい雰囲気になった時、ボーにキスされた。嬉しいウィローディーンだったが、ボーが自分の腰に手をまわした時、コンプレックスを思い出し思わず逃げ出してしまうのであった。
映画『ダンプリン』のあらすじ【転】
ミスコンの練習が始まり、前向きなエレンとケンカをしてしまったウィローディーン。帰宅するとミスコン参加者のベカーが家に来ており、ロジーにドレスを見てもらっていた。さらにベカーはボーに好意があるということを知り、ウィローディーンは絶望するのであった。
元気を出そうとルーシーの遺品を見ていたウィローディーンは、一件のバーのチラシを見つけた。ミリーとハンナを誘い店に向かうとそこはドラァグクイーンが踊るショーパブであった。終演後、ルーシーの旧友・リーと会ったウィローディーンは、「前に進みなさい」と背中を押してもらうことができたのである。
前向きにミスコンに取り組もうとし始めたウィローディーン。特技披露のレッスンでは、頑張っている周囲の女の子たちに圧倒されてしまう。元気のないウィローディーンの様子を心配するボー。自分と一緒に居ると周りに笑われると自信のないウィローディーンに告白したボーだったが、いい返事は返すとこができなかった。その夜からリーにミスコンに向けたレッスンを頼んでいたにもかかわらず、逃げ出してしまったウィローディーン。ルーシーが使っていた部屋に籠り、泣き明かすのだった。翌朝、ルーシーの遺品を運び出したウィローディーンは、探していた蜂のペンダントを見つけた。ルーシーに背中を押されたように感じ、残す10日間全力で練習することを決意するのだった。
映画『ダンプリン』の結末・ラスト(ネタバレ)
リーと仲間たちの指導の元、ショーで人の心を掴むポイントを教え込んでもらうウィローディーン達。仲間と練習を重ねたことで自信を付けたウィローディーンは予選で「誠実とは?」と問われると「誠実さとは真の友情」とエレンを見つめながら語った。前向きさを取り戻したウィローディーンに声をかけたエレン。二人は友情を取り戻すのだった。その様子を見ていたロジーは、初めてのミスコン参加の時ルーシーが助けてくれた話をする。若かりし頃の二人の友情を知り、ウィローディーンは驚くのだった。
ミスコン当日。ウィローディーンはエレンとタッグを組んで会場を沸かした。個々の特技披露ではリーたちの秘密の特訓の成果を見せ、堂々とステージをこなすのだった。その姿にはロジーも感動し「心から誇らしい」と言うが、実は承認されていない内容のステージは失格の対象であった。ロジーの機転でエレンの付き添いとして、最後のステージとなる結果発表にも登壇することができた。ウィローディーンとエレンは入賞できなかったが、なんとミリーは準グランプリを受賞する。ルーシーのために取り組み始めたミスコンで、友情も自身も勝ち取ったウィローディーンはボーの元へ向かった。ようやく素直に気持ちを伝えたことで、二人は結ばれるのだった。
ミスコンのアフターパーティーはリーたちの店で行った。参加者全員が、ありのままの自分を愛しながら仲間との時間を楽しむのであった。
映画『ダンプリン』の感想・評価・レビュー
「自分探しは目的を持ってやれ」なんとも前向きな言葉である。劇中に使用される音楽が掻き立てるワクワク感は世代を超えて伝わるであろう。決して型破りな物語ではないものの、飽きない展開は女優たちの表情に魅了された証拠だろうか。異性はヒロイン・ウィローディーンが恋するボーのみ。(からかってくる者はいるが)迷いはあっても、汚れなきティーンの輝かしい成長ムービーは、自信を持ちたい同世代のみならずパワーが欲しい大人女子たちにもお勧めしやすい一作であった。(MIHOシネマ編集部)
太っている=自己管理のできないだらしない人間だと昔なにかのセミナーで言われたことがあります。この意見は正しいとは思いませんが、こういう考えの人も少なくないのだと衝撃を受けたのを覚えています。
この作品を見ると、太っている痩せているに関係なく自分自身がしっかりと自分のことを認めてあげて、自分の魅力を引き出してあげることで誰でも同じように自分らしく輝くことが出来るのだと感じました。
太っている自分に自信が無いのなら痩せればいいだけの事ですが、その自信のなさは太っているからではなくて、自分の良さを知らないで認めてあげられていないからでは無いかなと思いました。(女性 30代)
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