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映画『ELI/イーライ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ELI/イーライ』の概要:重度の自己免疫疾患を持つ少年が、最後の望みを賭けてある医師が運営する施設へ。だが、その施設では数々の怪現象に悩まされ、少年は医師に不信感を募らせる。誰もが彼を信じない中、少年は真実を追って治療室の奥へと進んで行く。

映画『ELI/イーライ』の作品情報

ELI/イーライ

製作年:2019年
上映時間:98分
ジャンル:ホラー
監督:キアラン・フォイ
キャスト:チャーリー・ショットウェル、マックス・マーティーニ、セイディー・シンク、リリ・テイラー etc

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映画『ELI/イーライ』の登場人物(キャスト)

イーライ(チャーリー・ショットウェル)
4年前に重度の自己免疫疾患を発症。無菌室でしか生きられなくなってしまう。非常に聡明で賢い。屋外に出ると皮膚が焼け爛れるため、神経質になっている。ヘイリーと出会い、心の拠り所にする。
ローズ(ケリー・ライリー)
イーライの母親。金髪の女性で息子を深く愛しており、イーライのためなら何でもする。過去、息子を助けようとして悪魔の甘言に乗ってしまう。
ポール(マックス・マーティーニ)
ローズの夫でイーライの父親。体格が良く信仰心が深い。息子を助けようとして頑なになる。全財産を賭けてイーライから悪魔を追い出そうとするが、失敗する。
イザベラ・ホーン(リリー・テイラー)
医師でもあり、司祭でもある。治療と称して骨髄に聖水を注入し悪魔を追い出そうとする。これまでに3人の少年少女の悪魔祓いをしたが、子供達の命を助けることができずにいる。
ヘイリー(セイディ・シンク)
施設の外に現れる少女。イーライと友達になる。外の世界に適合した悪魔で、兄妹達を助けようとしているが、助けられずにいる。イーライは特別に強いと確信し、必死に励ます。

映画『ELI/イーライ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ELI/イーライ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ELI/イーライ』のあらすじ【起】

4年前から重度の自己免疫疾患を持つ少年イーライは、満足に外へも出られず無菌室でしか生きられない。外へ出る時は防護服を着用しテープで隙間なく閉じる。父ポールと母ローズは愛する息子を助けるため、医師イザベラ・ホーンが運営する施設へと大金を払ってやって来るのだった。

施設は古い屋敷を改装したもので、入るにはまず殺菌室を通る。屋敷内すべてを無菌室にするためだ。ホーン医師は今後、イーライにウィルス遺伝子治療を施すと言う。ポールとローズも施設内に起居する予定だが、息子が与えられた部屋とは離れた場所だった。
イーライが案内された部屋は広い個室で、水も全て殺菌されている。病気のせいで酷く神経質になっていたイーライだったが、屋敷内が安全であることを知り両親とも保護服なしで抱き合えることに喜びを得た。

ところが、深夜になって目に見えない誰かが窓ガラスに息を吹きかけるなど、謎の現象が発生。翌日から早速、治療が開始されたが、骨髄に直接、特別改良したウィルスを注入するという非常に辛い痛みを伴うものだった。治療後、悪夢に苛まれ目覚めたイーライは、窓ガラスに小石を投げる少女ヘイリーと出会う。ガラスを隔てて彼女と会話し、この屋敷はどこかおかしい、ホーンには何も話さない方がいいと助言されるのだった。

ヘイリーと別れた後、1階をさ迷っていて少女の亡霊を見たイーライ。夕食時に他にも患者がいるのだと両親に訴えたが、ポールもローズも信じてくれない。施設には親子の他に医師と3人の看護師しかいないからだ。

映画『ELI/イーライ』のあらすじ【承】

しかし、その日の夜もイーライの部屋で怪現象が発生。少女の亡霊がイーライに襲いかかる。少年は恐慌状態へと陥るが、ホーン医師の話では投薬による幻覚だと言う。更に症状は、一旦深刻化すると言うのだった。

治療は第二段階へ。完全に不信感で一杯になってしまったイーライは、両親に治療をやめたいと訴えたが、ポールとローズはこの治療に全財産を賭けている。イーライはポールの説得に応じ、治療を続けることにした。だが、その日の夜も部屋で怪現象が起きる。亡霊はイーライに襲いかかり、クローゼットを倒した。そして毎回、LIEという言葉が残される。

クローゼットを倒した嫌疑がイーライにかかり詰め寄られたが、自分ではないと言い張った。その夜、ヘイリーとの会話で以前にいた子もイーライと同じことを言っていて、治療が第三段階に入るといなくなったという話を聞く。その途中、人の気配を察したイーライが廊下へ出ると突然、何かにぶつかって倒される。転んだイーライは何者かによって引き摺られ外へ繋がる除菌室へ。ガラスに映った亡霊は全部で3人いた。いずれも同じ年頃の子達である。イーライはあわや発作で命を落としかねない状況でホーン医師に助けられた。

翌日の治療はイーライが憔悴しているため、見送られる。朝になってローズが部屋にやって来てよく休める薬を飲まされる。イーライは飲んだ振りをして母とハグしたが、その際クローゼットに残された文字を目にし、逆さまに見ると数字に見えることに気付く。恐らく亡霊達はそのことをイーライに教えたかったのだ。夕方、訪れたヘイリーにそのことを打ち明け、夜になったら治療棟へ向かってみると伝えた。

映画『ELI/イーライ』のあらすじ【転】

そうして深夜、治療棟の扉前へ。パスコードに例の数字を押してみると扉が開いた。治療室の横の部屋にはホーンが起居している。治療室に入ると悲鳴が聞こえ、更に奥へ。戸棚にあるカルテを見てみる。

その頃、ローズはポールからホーンが最悪の事態もあり得るという話を聞く。ローズは病気が治ると信じてやって来たはずが、愛する息子が死ぬかもしれないという話に激怒。荷物をまとめてイーライを連れて出て行くと言い出す。そのせいで夫婦喧嘩が勃発。

カルテを発見したイーライは、以前にも同じ治療を受けていた子達が第三段階にて全員が死んでいることを知る。現在、イーライは第二段階まで進んでいるが、次の治療で命を落とすことは明白だった。そこで、彼は急いで部屋へ戻りすぐに全員で帰ろうとポールに訴える。だが、父はホーンによって洗脳されており、イーライに鎮静剤を打ってしまう。

そこへ、全員が集まりイーライは看護師によって拘束され、治療室へ連れて行かれそうになる。ところがその時、外で火災が発生。その隙にイーライは拘束から逃れカルテを探そうとしたが見つからず。彼は手近にあったメスを武器に大人達を牽制し隣室へ逃れた。その部屋にあった写真を見たイーライは、大きな蚊が現れ部屋の壁に向かうのを目にする。壁の奥には隠し通路があり、地下へと向かっていた。

地下へ降りたイーライだったが、駆け付けたホーンによってその場に閉じ込められてしまう。発作によって意識を失ったイーライは、ふと目覚めて息ができることを知る。自分は病気ではないと確信したイーライ。その後、様子を見に来たローズが倒れた息子へと歩み寄ったが、イーライは母を殴り逃げ出してしまう。

映画『ELI/イーライ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヘイリーと会っている場所に向かい外へ出ようとしたイーライだったが、追いかけて来た父によって捕まってしまい治療室へと戻されてしまった。イーライは治療台に拘束されたが、そこへローズがナイフを手にやって来てこれまでに3人の少年少女が殺されていたことを明かし、息子を助けようとする。だが、ポールは妻を裏切りホーンへとナイフを渡してしまうのだった。

ホーンはナイフを手に拘束したイーライの元へ。ローズはポールによって押さえつけられてしまう。ホーンは司祭の襟巻を首にかけ、聖書を手にする。そして、イーライへと聖水を振り撒いた。少年の病気は外からの病気ではなく、内からのものだと言う。聖水によってイーライの皮膚が焼け爛れた。

しかし、イーライは怒りを爆発させ拘束からも逃れる。彼はホーンと看護師の3人を焼き殺し、父をも殺害。ローズから真実を聞き出す。息子を助けたいと思ったローズは縋るものを探し、願いを叶えようとした。そして、そんな彼女に応えたのが悪魔だったのである。イーライの体には悪魔が宿り、ポールは息子から悪魔を廃そうとしたが、失敗したのだ。

母親を許したイーライは外へ出て深呼吸をする。そして、ヘイリーからこれまでの子達が自分と同じ境遇で、現世にやって来た兄妹たちであったことを教えられる。イーライはヘイリーと共に外の世界へ。ローズは運転手として2人の悪魔と行動を共にし、施設から去って行くのだった。

映画『ELI/イーライ』の感想・評価・レビュー

NETFLIXにて配信されているホラー映画であるが、サスペンス色が強めなホラー作品。批評家による評価では平凡に留まっているが、所々に面白く思える箇所はあると見解が示されている。

自己免疫疾患を持つ少年が治療施設へと入るのだが、その施設がすでに古い洋館であることから怪しさが満載。施設には親子と医師と看護師しかいないという状況にも違和感がある。だが、終盤で展開が180度変わるため、そこは面白いと感じた。それまで一切、悪魔的な要素は何も見られないだけに、驚きはあった。平凡と評されているが、その通りだとも思う。ストーリー展開は面白いと思うし、もう少し踏み込んで奥行きが出ればもっと面白い作品になると思われる。(MIHOシネマ編集部)


本作は、原因不明で重度の自己免疫疾患を持つ11歳の少年イーライが、病気を治すために最後の希望を懸けて訪れた医療施設での出来事を描いたホラー作品。
人気のない病院や最先端医療を使った苦痛を伴う治療を施す医者、息子を入居させた両親も全部がどこか不自然で怪しい。
周りの環境や人間の怪しさ、味方のいないイーライに不安になるが、最後には立場が逆転して爽快感のある予測不可能な展開と結末に意表を突かれた。
これまで見たホラー作品の中でも異質な怖さがあった。(女性 20代)


ホラー映画を見る時は、よし!見るぞと意気込んで見ないと後悔することが多いので今作もかなり意気込みましたが、完全に好き嫌い別れるやつです。
いかにも怪しい病院に閉じ込められてしまう少年と、とにかく怪しい医師。こんな展開なのでその病院で行なわれているのは「人体実験」や「人造人間」の製造を想像したのですが、全く違いました。
前半の雰囲気と後半の展開が全く違うので、前半は好きだけど後半は…という感じです。日本人にはなかなか受け入れられないオチですね。(女性 30代)

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