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映画『悦楽共犯者』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『悦楽共犯者』の概要:各々奇妙な性癖を抱えた6人の男女が、自分のこじれた性欲を満たすため自慰道具をこさえ始めるシュールでブラックな作品。異才ヤン・シュヴァンクマイエル氏によるエロスと倒錯の交響楽、ここに極まる。

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映画『悦楽共犯者』の作品情報

悦楽共犯者

製作年:1996年
上映時間:87分
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
キャスト:ペトル・メイセル、ガブリエラ・ヴィルヘルモヴァー、バルボラ・フルザノヴァー etc

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映画『悦楽共犯者』の登場人物(キャスト)

ピヴォイネ(ペトル・メイセル)
アパートの一室に住む頭髪の薄い男性。己の快楽のために、ポルノ雑誌の切れ端や粘土を使い、自作の鶏型マスクを制作している。
ロウバロヴァ(ガブリエラ・ヴィルヘルモヴァー)
ピヴォイネの隣人。太った体型の中年女性。実はサディスト。
マールコヴァ(バルボラ・フルザノヴァー)
ピヴォイネらの住むアパートを周っている郵便配達人の女性。隙を伺ってはアパートの陰でパンをちぎり丸めたものを大量に作り乾燥させ、それを鞄に忍ばせている。
ヴェトリンスキー(パヴェル・ノヴィー)
ヒゲの生えた男。感触フェチで、指サックや筆、羽毛など気に入った手触りのものを街から買ったり盗んだりしてこそこそ帰宅する。それらを集め、彼もまた快楽のために自慰道具を作っている。
アンナ・ウェトリンスカ(アナ・ヴェトリンスカー)
女性ニュースキャスター。感触フェチ、ヴェトリンスキーの妻。彼が自分を放置し、快楽道具の制作に没頭していることを悲しんでいる。
クラ(イジー・ラーブス)
書店の主人。女子アナのアンナの熱心なファン。

映画『悦楽共犯者』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『悦楽共犯者』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『悦楽共犯者』のあらすじ【起】

街の書店で、ピヴォイネはポルノ雑誌を購入する。主人のクラの視線から逃げるよう、お釣りも受け取らずそそくさと店を出ていくピヴォイネ。客がいなくなった後、クラはカウンターの下に隠してあった何かの機械を取り出して組み立て始める。アパートの自宅に戻ったピヴォイネは買ってきた雑誌を早速読み耽り、途中ムラムラとしてきたのか何故か自室のクローゼットの中に閉じこもる。そこへ誰かが訪ねてきたので、クローゼットの中から汗だくで出てくるピヴォイネ。衣服を整えながら玄関を開けると、そこにいたのは郵便配達員のマールコヴァだ。手紙が届いたらしく、中を開くと「日曜日に」とだけ書かれている。その様子を、煙草を吸いながら見つめているのは隣人の中年女性・ロウバロヴァ。彼女の視線を掻い潜るよう自室へ戻り、その手紙を燃やしてしまう。マールコヴァは配達が終わるや否や、辺りを気にするようアパートの階段の影に隠れる。鞄からパンを取り出したかと思うと、中身をくり抜き小玉にしたものをいくつも作っていく。この作業をひたすら繰り返すマールコヴァ。一方、ピヴォイネは思い立ったよう街の雑貨屋へ走り傘を数本購入する。店内には怪しげなヒゲの男・ヴェトリンスキーが店内を物色中だ。この男は感触フェチで、気に入った手触りのものに出会うとうっとりと悦に浸る癖がある。ヴェトリンスキーが目を付けたのは鍋の蓋のようで、それを手に取り恍惚とするヴェトリンスキー。ピヴォイネと目が合い、彼は慌ててそこから手を放した。皆それぞれ、すれ違う程度だったり顔見知りくらいで親密な仲とは言い難いものの、違った強烈なフェティシズムを持っていた。

映画『悦楽共犯者』のあらすじ【承】

書店の店主、クラは急いで店を閉めた後カウンターにあった機械を持ち自室へ籠る。慌てた様子でテレビをつけると、贔屓の女子アナ・アンナが映し出された。食い入るように彼女を見つめるクラ。彼女を眺めながら、クラは先程も制作していた謎の機械作りを再開する。

ピヴォイネは家へと戻ると、鶏の首を隣人のロウバロヴァに切ってもらう。その血をコップで保管し、鶏の死体を持ち帰り羽根を抜き取り始めるピヴォイネ。身体の部分はオーブンで料理し、鶏の血は風船に入れて保存し、粘土で鶏のマスクを制作し始める。そしてマスクにはポルノ雑誌のヌード写真の切り抜きを張り付けていく。

マールコヴァはパン屋で新しいパンを買うと、やはりアパートの物陰でパンを丸めたものを作り、ある程度数が集まると小瓶の中に敷き詰め持って帰る。中身のなくなった皮だけのパンはぞんざいにゴミ箱へと捨てていく。

感触フェチのヴェトリンスキーは工事現場で手触りのよさそうなハケを物色し、次は雑貨屋でゴム製の指サックを万引き、次はエレベーター内で女性のマフラーから毛皮をこっそり切り取る。アイテムを集め自宅へ戻るなり、納屋のような場所へと閉じこもるヴェトリンスキー。その様子を自宅の二階から悲し気に見つめるのは妻であり、女性キャスターのアンンナだった。自分を放置し何かに没頭する夫に思わず涙するアンナを無視し、ヴェトリンスキーもやはり何かを制作し始める。

書店の主人、クラのマシン制作も順調なようだ。マネキンの女性の腕にマニキュアを施しつつ、テレビにアンナが映ればすかさず画面をアップにし彼女に魅入る。何やら本格的なマシンのようで、基盤となる大きな機械にその女性の腕を何本も取り付けていく。リモコンで操作するとその腕が動くような仕組みだ。

やがてピヴォイネのマスクは完成に近づいていく。ピヴォイネはロウバロヴァが家を出た隙を見計らい、彼女の部屋に侵入する。どうやらミシンが目的だったようで、彼は勝手にミシンを使い始めた。その後、彼女の服や帽子を盗み出す。一方でロウバロヴァは街へとくり出し、藁と蝋燭を集めている。

アンナは相変わらず夫が納屋に籠り出てこないのを嘆き、大きな魚を買って来て金だらいの中に放つ。

映画『悦楽共犯者』のあらすじ【転】

カレンダーの日付が19日の日曜日に変わる。ピヴォイネはオーブンの中で焼いていた鶏を弁当箱に詰め、トランクの中に例の鶏マスク、血液の入った風船、そして椅子と袋の被せられた大きな人形を一台持ち出かけ始める。ヴェトリンスキーは毛皮が足りなかったので、車を走らせ毛皮を着た女性を探す。隣人のロウバロヴァはどこかの建物に入ると、蝋燭三本に火を灯す。傍らには水のたっぷり入ったバケツが一つ。やがてアイマスクと鞭を装備し、まるでSMの女王様のような格好で人形相手に鞭を振るい出す。人形は隣人のピヴォイネの姿に似せてある。中身の藁が飛び出すまで激しく鞭で甚振り始める。一方、大荷物のピヴォイネは荒野に到着する。荷物の椅子、袋の被った人形、鶏のマスクを装着。椅子に人形を縛り付けた後、人形に被せられていた袋を外す。人形の姿はロウバロヴァにそっくりであった。人形の周りを鶏のマスクで飛び回るピヴォイネ。人形の首を絞めたり、岩を投げつけたりして弄ぶ。妙な機械を作っていたクラも完成へと近づいているのか、マネキンの腕にレースの手袋をはめ着々と制作を進めていく。郵便配達人のマールコヴァは帰宅後風呂へと入りひと段落すると、ベッドの上で、大量のパンの小玉を洗面器に取り出す。鼻の穴にゴム製のチューブを入れ小玉を吸い込み、うっとりとした表情のまま次は漏斗を使い耳に小玉を入れていく。その状態のまま恍惚とした表情で眠りにつく彼女。見ているこちらは何とも理解不能ではあるが、皆それぞれ実に熱心に己の変態欲を満たそうとしているのだった。

映画『悦楽共犯者』の結末・ラスト(ネタバレ)

各人の変態行為もそれぞれフィニッシュを迎えつつあった。ピヴォイネは血の入った風船を人形の頭の上に置き、頭上から岩を落とす。流血し絶命する人形。鶏の鳴き声で雄叫びを上げる。ヴェトリンスキーは妻とベッドで寝ていたが起き上がり、再び納屋へと籠る。それを眺め涙するアンナは、飼ってあった魚と戯れる。妻から離れヴェトリンスキーは感触のいいものだけを集めて身体中を撫でまわせる棒を作る。裸になり、毛皮やブラシなどで全身を擦り多幸感に包まれるヴェトリンスキー。人形相手に鞭を振るっていたロウバロヴァは最後に人形の顔を無理やりバケツの水に沈める。手の込んだマシンを作っていたクラもいよいよ完成したのか、アンナがテレビに出演すると機械の前に立ちスイッチを作動させる。電気仕掛けの装置が作動し、マネキンの腕に自動的に撫でまわされるクラ。アンナの顔をアップにさせてはテレビに抱き着いて疑似的に彼女と触れ合っているかのような感覚に陥り悦に浸る。一方、画面の向こうのアンナも突然何かを感じているかのように同調したような声を漏らし快楽の表情となる。何が起きたのかと思えば、スタジオのアンナの足元には例の魚がいた。魚に足の指先を咥えられながら快感に喘ぐアンナ。それぞれの変態達は各々の形で着地点へと降り立った……。

エピローグ。ピヴォイネがアパートへ戻ると警察が集まっている。自室へと戻ろうとすると、頭から血を流し運ばれている隣人ロウバロヴァの姿を目撃する。犯人は分からないが、落石により頭を潰されたようだ。何故かピヴォイネの妄想とリンクしているが、はっきりと因果関係は語られない。訪ねてきている警察の中には例の感触フェチの男・ヴェトリンスキーの姿があった。ヴェトリンスキーと目が合うピヴォイネだったが慌てて自室へ引き返す。自室の中には、火の点いた蝋燭が三本と水の並々注がれたバケツが一つ。ロウバロヴァが廃墟でSMプレイをしていた時のシチュエーションと同じだ。ピヴォイネは何かに導かれるよう、それを見つめながら虚ろな顔のままクローゼットの中へと消えていく。彼もまた人形と同じような目に遭ってしまうのだろうか?

映画『悦楽共犯者』の感想・評価・レビュー

性交のないエロチック映画、ということで出てくる皆がかなり変な嗜好を持っている。台詞は一切なく、大真面目な顔で必死に理解できない変態行為に勤しむ姿は傍目から見ると笑える。やっている本人たちは真剣・全力投球なのが却って可笑しくもあり不気味にも映る。しかし、世の中みんな何食わぬ顔をしていても変な性癖を抱えているかもしれないし、あながち馬鹿にできない深い作品……なのかも。深く考えず、変態さん達の日常を楽しめば良いだろう。(MIHOシネマ編集部)


人には言えない「恥ずかしい」秘密ってあるじゃないですか。自分はそれが好きだし、それが好きな自分のことも理解しているから別に恥ずかしいことじゃないんですけど、「人に知られる」ことは絶対に避けたい秘密、あなたもありますよね。
この作品は「人には言えない性癖」がテーマ。少し変わった性癖を持った様々な人が出てきますが本当に変わってます。触感フェチくらいはなんとなく理解出来ますが、それが「性癖」なの?と驚いてしまうようなものまで…。
自分の性癖を満たすためにオリジナルの自慰道具を作る彼らがだんだんと愛おしくなってきます。(女性 30代)

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