映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』の概要:トビー・フーパー監督の傑作ホラー「悪魔のいけにえ」のリメイクでもある「テキサス・チェーンソー」の続編。殺人鬼一家に狙われた若者男女達の恐怖を描いたスラッシャーホラー。
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:ホラー
監督:ジョナサン・リーベスマン
キャスト:ジョーダナ・ブリュースター、マット・ボーマー、テイラー・ハンドリー、ディオラ・ベアード etc
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』の登場人物(キャスト)
- クリッシー(ジョーダナ・ブリュースター)
- 本作の主人公的ポジションの女性。ベトナム戦争へ行くという恋人・エリックと、その弟ディーン、そしてその彼女ベイリーと共に旅行へ向かうがその先で想像も絶するおぞましい惨事に遭遇する。
- エリック(マシュー・ボーマー)
- クリッシーの恋人。軍人。再び戦地へ向かおうとしているが、クリッシーにおもちゃの指輪をプレゼントし、プロポーズする。戦争が終わってから本物を渡す、ということらしい。
- ディーン(テイラー・ハンドリー)
- エリックの弟。ベトナム戦争へ行く兄のことを心の中では良しとしておらず、また自身も戦争へ行くことに反感を覚えている。
- ベイリー(ディオラ・ベアード)
- ディーンの恋人。クリシーとも仲が良く、何でも相談し合う仲。
- レザーフェイス / トーマス・ブラウン・ヒューイット(アンドリュー・ブリニアースキー)
- 赤ん坊の時分に奇形児であることからゴミ箱に捨てられたところをヒューイット家のルダ・メイに拾われた。チェーンソーを主に殺害用の武器として使用することが多く、彼の代名詞でもある。先天性の病気で顔が醜く崩れており、それを隠すため包帯を覆っている不気味な男。且つ、恐ろしいくらいに怪力で知能もあまり足りていない。なお、劇中では本名でもあるトーマス、またはトミーと呼ばれているためトーマスで統一してある。
- チャーリー・ヒューイット(R・リー・アーメイ)
- トーマスの叔父。保安官のホイトを殺害し、その制服を奪い保安官になりきって殺戮の限りを尽くす冷酷な男。事あるごとにトーマスを呼びつけ殺人を手伝わせる。
- ルダ・メイ(マリエッタ・マリク)
- トーマスの母。ゴミ箱で食べ物を漁っている時にトーマスを拾うこととなった。普段は小さな雑貨屋を経営している。
- モンティ(テレンス・エヴァン)
- トーマスの祖父で、眼鏡が特徴。
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』のあらすじ【起】
1939年8月、一人の赤ん坊が食肉処理工場で生まれる。彼女を生んだ母はどうやら出産の時に亡くなったらしい。赤ん坊は生まれながらの奇形だったため包装紙に包まれゴミ箱に捨てられた。偶然、ゴミを漁って食べ物を探していた女、ルダ・メイに拾われた赤ん坊を彼女は連れて帰る。彼はトーマスと名付けられ、ルダ・メイの家族でもあるヒューイット家で育てられる。
トーマスは6歳の時に変性疾患で顔面が変形していく病と診断される。その頃から自分の手足を切断したがったり、動物を殺したりと彼の性格は歪んでゆく。彼は醜い自分の顔に包帯を巻いて生活していた。「いい男じゃなくても気にするな、精肉所で働ける」と精肉工場で働きだしたトーマスだったが精肉工場が閉鎖されてしまう。閉鎖された工場の中で、それでもトーマスは一人作業を続けていた。とっとと出ていけと工場長に言われたのに逆上したトーマスは、持っていたハンマーで彼を撲殺する。その後、工場内に置かれていたチェーンソーを見つけたトーマスはそれを手に外へとふらふら出て行く。
その時期とほぼ同じ頃、若者が4人で旅行に出る。メンバーはベトナム戦争の経験者・エリック。またもや戦争に行くらしく、同じく旅行メンバーで恋人でもあるクリッシーにはもう正式にプロポーズをした仲。ディーンはエリックの弟で、戦争に向かおうとしている兄には反対的でありできれば彼自身も戦争へ行くのは拒否したいのが内心だった。最後のメンバーはディーンの恋人、ベイリー。クリッシーとも仲のいい女性メンバーだ。ノリノリな様子でドライブを楽しむ四人は、それぞれハグしたりキスしたりいちゃいちゃと盛り上がっている。途中、バイクに乗った集団に追い回され包囲された挙句、車を殴られたりミラーを壊されてしまう。
一方その頃、トーマスの家ことヒューイット宅に保安官のホイトが訪れる。彼はトーマスに会いに来たらしい。用件は精肉工場の店主を殺害したトーマスを逮捕すること。ホイトは証言者として叔父のチャーリーをパトカーに乗せ、トーマスを探しに行く。道中、ホイトは「あんたらがあの子をまともに躾けてればあんな化け物にならずに済んだのに」と痛烈な発言を浴びせるが、チャーリーは「誤解だよ。あの子はまともだ」と落ち着いた様子。やがて道路をチェーンソーを持ったままフラフラと歩くトーマスの姿を見つけたホイト。トーマスを捕まえるために拳銃を持って車を降りると大人しくするように言い放つ。しかし、ホイトの背後にはパトカーにあったショットガンを手にしたチャーリーがいた。チャーリーに射殺されたホイトは、その遺体と共にトーマスをパトカーに乗せてヒューイット家に帰宅する。チャーリーはホイトの制服と帽子を奪いバッジを身に着ける。それからヒューイット家は、ホイトを今晩の食事として食べてしまう。「食べる前にお祈りをしなさいチャーリー」と叱るヒューイット家の母のメイ・ルダ。「俺はもうチャーリーじゃない、ホイト保安官だよ」と身も心もホイトになりきるチャーリー、やがて祈りを捧げた後彼らは本物のホイトの肉を食した。
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』のあらすじ【承】
車中泊から目覚めた若者4人。雑貨店に立ち寄り、ベイリーとクリッシーは面白そうな店だと目を輝かせる。ところが店に、昨日彼らの車を襲ったバイカー集団のカップルを見つける。女の方はアレックスといい、彼女達に何かイラついた様子を覗かせるが、男の方に「放っておけ」と諭される。更にはトイレへ向かう最中、裏口に例の集団まで待ち構えており2人は店を後にすることにした。一方、2人を待っている兄弟だが、ディーンはどうにも浮かない顔をしている。「何か話したいんじゃないのか?」と尋ねるエリックだったが、女性2人が戻ってきたことで話は中断。車中では、弟のディーンが徴兵カードをライターで燃やそうとしエリックに止められる。「僕は戦争に行きたくない」と言うディーンに、エリックは「情けない、親父が聞いたら泣くぞ」と叱り飛ばす。口論中のさなか、先程のバイカーカップルの女・アレックスがショットガンを持って追ってくるのだった。パニックに陥る一同。アクセルを踏み込み振り切ろうとするもアレックスはしつこく彼らを追い回す。銃で反撃を試みようとするエリックだが前方にいた牛に気付かず衝突し、車は横転。怪我を負うが何とか無事だった一同――かと思いきや、助手席のクリッシーがいない。ぶつかったときの衝撃で車の外に飛ばされてしまったのだろうか。慌ててエリックが彼女を探すために外へ出ると先程の女性・アレックスが「あんた思ったよりタフじゃない」と嘲笑いながらショットガンを向けてくる。どうやら強盗目的のようだが、そこへ保安官の制服を着たチャーリーがパトカーに乗ってやってくる。「余計なこと言ったら殺すよ」と脅し、一芝居打とうとするアレックスを何の躊躇もなく射殺するチャーリー。この時クリッシーは運良く草陰の中に落ちており無事であったが、チャーリーを怪しく思い隠れながら様子を見ることに徹していた。チャーリーは「いいから全員降りろ。脳天ぶち抜かれたくなければな」と銃を向け車内の3人を脅す。さらにチャーリーは、燃やしかけの徴兵カードを見つけ「これをやったのはどっちだ!?」とキレ始める。弟を庇い、自分だと名乗り出るエリック。事情聴取のために3人とアレックスの遺体をパトカーに乗せるチャーリー。エリックはクリッシーの無事に気付いていたが皆に黙っていろと話す。立ち去った3人を追おうと草むらを飛び出し、事故車にエンジンをかけるも全く動かない。銃を探していると、事故車のもとにトーマスの叔父・モンティがレッカーに乗ってやってくる。壊れた車に隠れ、クリッシーは3人の後を追うことに。
チャーリーは3人とアレックスの遺体を屋敷に連れて行き、エリックとディーンを納屋に連れて行くと両手を縛りつるし上げた。「さあ始めようか」と不気味な笑顔を浮かべるチャーリー。「いいかトーマス、精肉の仕事と同じことだろ。肉は肉、骨は骨」、話しながらチャーリーはトーマスに話しかけている。やがて吊るされた2人に血を落とすために水を浴びせるチャーリー。「家畜を清潔にしとくのがいい農場主だ」とホースの水を浴びせ、「きれいなヤギはハッピーだ。ハッピーか!?」と嬉しそうに尋ねかけてくる。
一方、ベイリーは台所のテーブルの下に縛り付けられ、寝かされていた。助けてと例のレッカー車の男・モンティに訴えるが彼はニヤつくだけで何もしてはくれない。モンティが去った後、部屋の奥から姿を見せたのはトーマスであった。ベイリーの悲鳴を聞き拘束から逃れようとする兄弟だったが、すぐに戻ってきたチャーリーによって阻止されてしまう。ラップを顔に巻かれ窒息しそうになるエリック、チャーリーは「こいつのような徴兵逃れには虫唾が走るんだ!」と憤る。耐えかねたディーンは「カードを燃やしたのは僕だ!だから兄に息をさせてくれ」と彼の解放を乞う。チャーリーはエリックのラップを剥がしてやるが次はディーンへの拷問を始める。チャーリーは兄弟に、自分が朝鮮戦争に駆り出された時のことを語った。チャーリーは戦争で捕虜にされたが食事が与えられなかった。仕方がないこととはいえど、チャーリーたちは仲間を食べて生きるしかなかった(ちなみに、その時に人肉を食べたためかヒューイット家は人肉を食べる家族になった経緯がある)。チャーリーはディーンの縄を解くと、体力テストと称して腕立て20回をやれと言う。それが自由になるための条件だと。腕立てを始めるディーンだったが、チャーリーはその背中に向けて鞭を振るう。痛みに耐えながらもそれをやり遂げたディーンであったが、怪我のせいでろくに動くこともできず倒れ込んでしまう……。
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』のあらすじ【転】
一方、レッカーで隠れて移動していたクリッシーは悩んだ末助けを求め道路に飛び出す。すると、殺されたアレックスの恋人でもあるバイカーのホールデンに出会う。クリッシーは雑貨店で2人が一緒にいたのを見ていたので彼女が屋敷に捕まっていることを話し、味方につけ対策を練る。
そして、ヒューイット家の屋敷に客人が現れる。それは肥満体系の中年女性で、メイ・ルダの妹らしい。テーブルの下ではベイリーがいまだ拘束されたままだが構わず2人は紅茶を飲んで談笑しているだけだ。納屋のエリックは拘束を解くと満身創痍のディーンを抱きかかえ牧場の柵の前に寝かせてやる。それからエリックはベイリー救出のため、屋敷へ単身突入する。同時にクリッシーとホールデンも屋敷に向かって移動していた。エリックは台所の窓を石で割り侵入し、近くにあった包丁で肥満女性を脅し黙らせ、ベイリーの縄を解く。メイ・ルダはチャーリーを呼びに部屋を出ていく。ショットガンと共にチャーリーが降りてくるが、エリックは肥満女性の体躯を利用し扉に蓋をする。拘束を解かれたベイリーはエリックから鍵を受け取りレッカーへと向かい移動させるが、待ち伏せしていたトーマスの巨大フックで片腕を攻撃されて車から放り出される。エリックもディーンを連れ逃げ出そうとするがショットガンを持ったチャーリーがしつこく追跡してくる。エリックはディーンを先に逃がし、「俺を撃ってみろ」と挑発するが、途端ディーンの悲鳴が聞こえる。見れば屋敷内に仕掛けてあったトラップのトラバサミにディーンが足を取られていた。それに気を取られているうちに殴られ気絶し捕まるエリック。
エリックは気が付くと地下のボイラー室に連れていかれていた。そこへトーマスが現れ、エリックを抱えて歩いていく……その頃、クリッシーとホールデンは屋敷に辿り着いた。ホールデンはアレックスだけを助けると言い、クリッシーの仲間のことなど関係ないと勝手に歩いていく。困ったクリッシーであったが歩いているうちにトラバサミで重傷を負ったディーンを発見し、他の仲間らがまだ屋敷にいることを伝える。クリッシーはエリックとベイリーを助けに向かう。
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』の結末・ラスト(ネタバレ)
ベイリーは磔にされチャーリーに見張られ、エリックは抵抗も虚しくトーマスに顔の皮を剥がされそうになっていた。一人屋敷に先に乗り込んだホールデンは、モンティに発砲しアレックスの場所を聞き出そうとする。発砲音に気付いたチャーリーも現れるが、ホールデンは背後から忍び寄り銃を突きつける。しかし、案内したのはアレックスの元ではなくベイリーの元であったため、「この女じゃない」と怒るホールデン。その隙にトーマスを呼びつけられ、トーマスはチェーンソーでホールデンの腕を切断、そして全身を切り裂いた。
エリックの悲鳴を地下から聞いたクリッシーはトーマスがいない隙を見計らい地下室へと急ぐが、既にエリックの腕はずたずたにされていた。腕の感覚がない、と力なく答える彼に大丈夫、必ず助かると励ますクリッシー。何とかその拘束を外そうとするがホールデンを始末し再び戻ってくるトーマスに気付き、クリッシーに逃げるよう促すが彼女はベッドの下に隠れる。トーマスはエリックの腹にチェーンソーを突き刺し、顔の皮膚と頭髪を剥いで己の顔に身に着ける。再びチャーリーに呼ばれ、その場を離れたトーマス。クリッシーはその間に部屋を抜け出す。するとベイリーの声が聞こえ、2階へ移動する。クリッシーはベイリーを見つけるがその手前にはルダ・メイ、モンティ、チャーリー、トーマスがいるせいで迂闊な動きはできない。ホールデンの銃によって怪我を負ったモンティに、チャーリーは手術だと
称してトーマスにモンティの脚をチェーンソーで切断させる。ヘタクソな切り口に落胆し、片足だとバランスが悪いからと両脚も切断するよう命じるチャーリー。一同の注意がモンティに向いている間に、クリッシーはベイリーを助けようとするがチャーリーに見つかり捕まってしまう。クリッシーは朦朧としながら、ヒューイット家が食事を作る、その地獄のような光景を眺めることとなった。「指を落とさないでよ」「この舌は誰のだ?」「あのバイク野郎のだ」――……。
目覚めるとクリッシーは、椅子に拘束されている。夕食の席には、ヒューイット家の人物が勢ぞろいしていた。クリッシーと共に、ディーンとベイリーも席に座っていた。ディーンは既に事切れているのかテーブルの上に顔を伏せたまま起きようとしない。アーメン、と神に祈りを捧げるチャーリー。やぶれかぶれになったクリッシーは怒りと悲しみで「どうにでもするがいいわこの変態!」と悪態を突く。その隣ではベイリーがトーマスの手によって、ハサミで首を切られ絶命する。クリッシーもトーマスに運ばれそうになり絶対説明だが、隠していたナイフで太ももを刺した隙に逃げ出す。一方、夕食の席では、ディーンは死んだものと思われていたがディーンは生きており、縄を解きチャーリーに逆襲する。
逃げおおせたクリッシーは、リー精肉所の跡地へ向かう。主任の死体を見つけ、通報しようとした時に気配と共に物音がする。見ると、トーマスがすぐそこまで追ってきている!あわやという所で追いついたディーンによって命を取り留めるクリッシー。しかしディーンはチェーンソーで腹部を貫かれぼろ人形のように捨てられる。何とか命からがら逃げだし、クリッシーは外にあった車で逃げだした。パトカーが停まっているのを見つけ安堵の笑みを浮かべるクリッシー……の筈だったが、しつこく追跡していたトーマスは後部座席に潜んでいたのだ。彼女を背後からチェーンソーで惨殺され、パトカーにぶつかり警察官たちも巻き込まれ大事故になってしまうのだった。
チェーンソー片手にふらふらと夜の街を歩いていくトーマス。彼の殺人劇はまだまだ終わらないのだろうか?
映画『テキサス・チェーンソー ビギニング』の感想・評価・レビュー
1時間半なのにやけに長く感じてしまった……しかし、良くも悪くもチャーリー役のリー・アーメイが完全にレザーフェイスを食っておりレザーフェイスが置いてけぼりな印象。リー氏は『フルメタル・ジャケット』の鬼軍曹で有名ですが腕立てを強要するシーンでまだまだ元気にハラスメントを働いていて(?)安心。リメイク元の『悪魔のいけにえ』は淡々と不気味だったのに対し本作は非常にアグレッシブでグロい。初代の静かな怖さが好きだった人はどう思うのだろう。(MIHOシネマ編集部)
“ビギニング”というタイトルは何だったのか。序盤からレザーフェイス全開です。いつ殺されてもおかしくない展開が終始続き、ハラハラして目が離せません。反面、拷問シーンといった狂気じみた場面も盛りだくさんで、全身が強張って目を反らしてしまいます。観終えた後の疲労感は凄まじいものです。
ホイト保安官ビギニングでもありますね。主要キャラの死に必ず絡んでしまう保安官!レザーフェイスに引けを取らない目立ち方をしていました。(男性 20代)
『ワイルド・スピード』シリーズが好きな方は絶対に見てほしい今作。ドムの妹のミアが今作の主人公なんです。演じているのはジョーダナ・ブリュースター。目鼻立ちがくっきりとしたお人形さんのような整った顔立ちの彼女ですが、表情がたまらないです。本当に可愛いです。
個人的にはそれだけで見る価値があったのですが、ストーリーもなかなか好きでした。前作の『テキサス・チェーンソー』より前の、レザーフェイスが誕生する物語を描いているのでこちらを先に見ても面白いかもしれません。(女性 30代)
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前作 テキサス・チェーンソー
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