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映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の概要:世界を救ったアドロック・サーストンの死亡から約10年。アドロックの息子レントンは、旅をしながら自分の進む道を決めていく。出会う先々の人に触れ合うことで、レントン自身が本当に望むことを見つけていくストーリー。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の作品情報

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1

製作年:2017年
上映時間:92分
ジャンル:アニメ、アクション、SF
監督:京田知己、清水久敏
キャスト:三瓶由布子、名塚佳織、辻谷耕史、森川智之 etc

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の登場人物(キャスト)

レントン・サーストン(三瓶由布子)
本作の主人公。チャールズ達の養子に入っていたが、自分の人生を見つめ直すため旅に出る。
エウレカ(名塚佳織)
人間の形をした人型コーラリアン。レントンに対してこれまで持っていなかった恋愛に似た感情を抱く。
チャールズ・ビームス(小杉十郎太)
レントンの育ての父親。どんなときもレントンの決断を後押しする本当の父親的存在。
レイ・ビームス(久川綾)
レントンの育ての母親。愛情深く、レントンを我が子のように大切にする。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のあらすじ【起】

スカブコーラルが増殖した地球では、殲滅するためにネクロシス作戦が始動させる。作戦に反対したアドロック・サーストンは、人型コーラリアンであるエウレカと共に戦闘機ニルヴァーシュを盗み作戦を中止するため地球に向かう。一方地球では、チャールズ・ビームズ達残された人類とスカブコーラルを防衛する抗体コーラリアンとの戦いが激化していた。

殲滅作戦の最終決戦兵器としてシルバーボックスが投下される。スカブコーラルの力を無力化させるために投下したが、投下時に損傷した影響か、シルバーボックスは作動せずスカブが暴走してしまう。

遠隔操作ができなくなったシルバーボックスに対し、直接手動で起動させるためホランド・ノヴァクは戦闘機に乗り現地に向かう。

作戦を止めるためにニルヴァーシュに搭乗していたアドロックとエウレカに対し、ホランドは止めに入る。ホランドにとってアドロックは師匠であった。ホランドは説得を続けるもアドロックはニルヴァーシュからエウレカを降ろし一人作戦を中止させようと動く。

ホランドにエウレカや息子のレントンなど子供達を託したアドロックは、スカブ中枢に向かう。彼の命がけの制止によってスカブは消失した。アドロックの死に際に残した言葉からサマー・オブ・ラブと名付けられた事件は終息した。だが、彼は息子の待つレントンのところには帰れなかった。

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映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のあらすじ【承】

サマー・オブ・ラブでの戦闘から10年後、レントンはチャールズとレイの養子となっていた。チャールズ達はレントンのことを本当の子供のように大切に育てていた。レントンも不満はなかったが世界を見たくなったため、チャールズ達の傍を一旦離れる。

チャールズ達のもとを離れたレントンは、ベルフォレストの軍学校で良く知らない父親アドロックの七光りとして扱われていることに嫌気が差し学校を飛び出す。

リフスポットでリフをすることだけが生きがいとなっていたレントン。だが、リフスポットも軍に壊されてしまう。

レントンはリフボードを持ってベルフォレストを出て行く。旅をする中、リフボード以外の荷物を盗られ路頭に迷っていた。そこへ育ての親であるチャールズとレイに再び出会う。チャールズ達はレントンの身勝手な理由で出て行ったのにも関わらず、温かく接する。チャールズ達のもとへ戻ることにしたレントンは、チャールズ達の母船であるハクチョウ号に戻る。そこはレントンが旅で出会ってきた人達とは比べ物にならないくらい優しい空間に包まれていた。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』のあらすじ【転】

チャールズ達のもとへ戻ったある日、荷物の輸送依頼の任務が入る。レントンはチャールズ達と同行し依頼主のもとを訪ねる。依頼主から依頼は荷物の輸送ではなく彼らの子供の輸送であった。ヴォダラク教徒であった依頼主は、死の淵に立っている子供を生きているうちにヴォダラク教徒の聖地に向かわせたいという依頼であった。

だが、そこはヴォダラク教徒によるテロ活動が引き金となり、紛争が起きていた。子供は延命措置の機械があれば助かることを知ったレントンは、死装束を纏ったヴォダラク教徒の子供を勝手に連れ出して病院を探すのであった。

だが、現実は甘くなく、ヴォダラク教徒の被害者で溢れていた街はレントン達に厳しい対応をする。レントンは延命できる手段を見つけることができず、ヴォダラク教徒の被害者に囲まれてしまう。

騒動を察知したチャールズとレイはレントンを救い出す。だが、ヴォダラク教徒の子供は聖地に運ぶ前に息絶えてしまう。

レントンは自分の身勝手な行動で周囲を傷つけてしまったことを知る。これまでの行動も誰かにとってではなく自分がしたいことを中心にやってきてしまっていたことを思い知ったレントンは過去の自分の行動も反省するのであった。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の結末・ラスト(ネタバレ)

チャールズは落ち込んだレントンを連れ出し、チャールズが操縦する新型KLFを見せる。最新鋭の機体にレントンは釘付けになっているとタイミングよくレイから仕事の依頼があったと連絡が入る。

襲撃に受けているので助けてほしいという依頼に対し、チャールズはレントンを乗せ救出に向かう。

新型を操縦するチャールズを見て、常識にとらわれない自由なスタイルにレントンは魅了されていく。襲撃者を簡単に撃退し依頼を遂行したレントンはチャールズに一人旅の最中一時期乗船していた月光号の話をする。

だが、チャールズとレイは休暇が終わり、原隊復帰することになっていた。そのため、月光号とは敵対関係となることが決まっていた。

チャールズは息子同然のレントンに隠さずその事実を伝えた。レントンにとってチャールズ達は初めて心から安らぎを感じられる親同然の存在であった。だが、月光号にはレントンが好きなエウレカもいる。レントンは苦渋の決断をしなければいけない状況になった。

レントンは考えた結果、エウレカに会うためチャールズ達のもとを離れ、旅に出ることを決意するのであった。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の感想・評価・レビュー

基本的にはテレビシリーズの総集編。映像の8割は使いまわしになっていた。テレビシリーズを観ていた人からすれば時系列の整合性をとれるから鑑賞はそれほど難しくない。ただ、初見の場合は少々ハードルが高いと思う。できれば本作品を鑑賞する前に、テレビシリーズを観ておくと話を飲み込みやすくなるかもしれない。(MIHOシネマ編集部)


過去のアニメシリーズの総集編的な今作はアニメシリーズと共通する部分はありつつも、少し設定が変わっていたり声優が変更されていたりするので、違和感が残りました。
アニメシリーズを見ていないとストーリーを理解するのは難しいと思いますが、初めて見る人のためであろう説明のようなシーンは一応用意されています。しかし、それだけではかなり説明不足で最後までよく分からないまま終わってしまうと思うので、アニメシリーズを鑑賞してから見ることをオススメします。(女性 30代)


待望の『エウレカセブン』の続編という事でワクワクした気持ちで期待がうなぎ上りだったが、蓋をあけるとなんと「新規パート」が初めの部分だけという残念感が漂う結果に。

ただし、これは三部作という事なので、評価を下すにはまだ早すぎる。第二弾を見終わった段階からいうと、振り返ってみて悪くないとさえ言えた。しかし、続編を視聴してようやく価値が分かる作品というのは、観客にとって鬼畜過ぎるのではないか。

初見の人には意味不明だし、既存のファンにも期待外れと評価されるのも無理はない。正当な評価を下すためにも、三部作の完結が待ち望まれる。(男性 30代)

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次作 ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
前作 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

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