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映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』の概要:魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」のメンバーは、「バッカス盗賊団」のリーダーの捕縛を依頼される。しかし、取り逃がしてしまい、報酬が貰えないまま町に戻ることになった。そこで、エクレアという名の少女に出会う。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』の作品情報

劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女

製作年:2012年
上映時間:86分
ジャンル:アクション、ファンタジー、アニメ
監督:藤森雅也
キャスト:柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一 etc

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』の登場人物(キャスト)

ナツ・ドラグニル(柿原徹也)
「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の一員。炎を操ることができる。乗り物に弱く、すぐ酔ってしまう。
ルーシィ・ハートフィリア(平野綾)
「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の一員。星霊魔導士。戦いの場面では、「鍵」を使って星霊を呼び出す。明るく心優しい性格。
エクレア(遠藤綾)
鳳凰石の欠片を持っている少女。記憶の一部を失っている。周囲に対して壁を作っており、関わりを持とうとしない。
モモン(かないみか)
ひよこに似た姿をしている鳥。エクレアと出会い、一緒に旅をしている。エクレアのことが大好き。
クリーム(宮田幸季)
ベロニカ公国の王子。永遠の命を手に入れるため、鳳凰石の欠片を探している。
ディスト(森久保祥太郎)
闇ギルド「カーバンクル」のリーダー。圧倒的な戦闘能力を誇る。クリームに依頼され鳳凰石を探す。実は、クリームを利用しており、永遠の命を手に入れようとしている。
ギース(岡田圭右)
「バッカス盗賊団」のリーダー。魔法で体を紙のように薄くすることができる。
ダスマ町長(増田英彦)
「バッカス盗賊団」のリーダー・ギースの捕縛を「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に依頼する。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のあらすじ【起】

魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の一員であるナツ、ルーシィ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルは「バッカス盗賊団」のリーダー・ギースの捕縛依頼を受ける。町長からの依頼のため報酬は大きく、ルーシィはやる気に満ち溢れていた。

バッカス盗賊団は待ち伏せをしており、ナツ達は戦いながらギースを探すことになった。盗賊達を倒し、ギースを見つける。ルーシィは後を追いかけるが、ギースに逃げられてしまう。町長はギースを取り逃がしたことと、攻撃によって町を倒壊させたことに腹を立てた。結局報酬を貰うことはできず、ルーシィは自分のせいだと落ち込んだ。しかし、他の仲間達は誰もルーシィのことを責めなかった。

フィオーレ北方の山岳地帯にて、異常な魔力が観測された。評議会の者達はこのことについて、今後の対策を話し合った。異常な魔力の原因については現在調査中であったが、山が2つ消滅したとの報告がきていた。その魔力は最も凶悪だったと言われている、黒魔導士・ゼレフに匹敵する力だった。

ベロニカ公国のクリーム王子は、鳳凰石と呼ばれる石を手に入れようとしていた。ベロニカ公家に伝わる石と鳳凰石を合わせれば、ある奇跡を起こすことができた。鳳凰石はある少女が持っていることが分かっていたため、闇ギルドの「カーバンクル」に奪ってくるよう依頼した。

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映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のあらすじ【承】

ナツ達はマグノリアの街に戻ってきた。ルーシィは道で突然倒れてしまったエクレアを救う。エクレアの傍には、ひよこのような姿をした鳥のモモンがいた。エクレアは食事を御馳走になった後、素っ気ない態度を取りモモンを連れて立ち去ろうとした。その時、シャルルは予知能力で、エクレアが行こうとしている森(バウンダリーの森)が危険なことを知る。

バウンダリーの森はバケモノがたくさんいると言われている危険な場所だった。ルーシィはエクレアに、その森に行く理由を尋ねた。すると、理由は分からないが、バウンダリーの森に行かなければならないと強く思っていることを告げられる。ルーシィはエクレアを守るために同行しようとするが、拒まれてしまう。エクレアは魔法が好きではなく、「魔法が人を不幸にすることもある」と思っていた。それでも、ルーシィはエクレアを放っておくことができなかった。ナツ達もルーシィに同意し、エクレア達に同行することになった。

ナツ達は列車に乗り、中継地であるローズガーデンの街に辿り着いた。ローズガーデンの街は空飛ぶ絨毯が飛んでいるなど、街中で魔法が使われている場所だった。列車内の話で、エクレアが記憶の一部を失っていることが判明する。ルーシィは詳しく聞こうとするが、エクレアは詮索されるのを嫌がった。

ルーシィがエクレアとモモンと同じホテルの部屋にいると、突然不審な人物が現れ襲ってきた。不審な人物はエクレアを狙っていた。ルーシィはナツに助けを求めて叫びながら、エクレア達を連れて逃げ出した。ルーシィ達が不審な人物に追い詰められたとき、ナツ達が助けに現れる。ナツ達は不審な人物を追いかけるが、逃げられてしまう。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』のあらすじ【転】

エクレアは自分が持っている欠けた石が狙われていることをナツ達に話した。少しだけ取り戻した記憶によると、長老からバウンダリーの森にいる魔導士カラードに石を届けるよう頼まれていた。エクレアはカラードが何者かは思い出せなかったが、家の場所は覚えていた。

ナツ達はバウンダリーの森の奥深くにあるカラードに家に辿り着く。しかし、そこは廃墟だった。家の中を探索すると水晶があり、エクレアが触れるとカラードの姿が浮かび上がった。カラードはエクレアの父親だったが、病によって亡くなっていた。死ぬ前、カラードは鳳凰石のディスペル(解除魔法)を完成させていた。エクレアが持っていた石が鳳凰石だった。しかし、家の中を探してもディスペルの方法を書き記した物はなく、鳳凰石にどんな魔法がかけられているのかは分からなかった。

ルーシィは悲しむエクレアに寄り添った。エクレアは鳳凰石のディスペルを手伝って欲しいと、妖精の尻尾に依頼した。ナツ達はその依頼を引き受け、ギルドへと戻った。エクレアはベロニカ公国に村が襲撃され、鳳凰石の半分が奪われたことを思い出す。その時、カーバンクルに襲撃され、ギルドの建物が崩壊してしまう。ナツ達は戦うが、カーバンクルにやられてしまう。そして、エクレアが連れ去られてしまう。

妖精の尻尾のマスターであるマカロフは、異常な魔力についてリリーとガジルに調査を行わせていた。その結果、ベロニカ公国に辿り着き、カーバンクルがクリームの子飼いだと判明した。明日、ベロニカ公国は建国400年祭を行う予定で、クリームはその式典で2つの鳳凰石を合わせようとしていた。ベロニカ公家の秘伝曰く、鳳凰石が1つになれば永遠の命が手に入ると言われていた。鳳凰石には火の村の民が鳳凰を封印していた。片方でも石をディスペルすれば鳳凰の復活は阻止できるため、カラードはエクレアが石を持ってくるのを待っていたのだった。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』の結末・ラスト(ネタバレ)

ナツ達はエクレアを取り戻しに行くことを決める。リリー、ガジル、ジュビアが仲間に加わり、列車に乗ってベルニア公国に向かった。ナツ達は奇襲を仕掛け、ベルニア公国に侵入した。すると、カーバンクルに所属する者達が待ち構えていた。ナツ達はカーバンクルの者達と戦った。

クリームは民の前で鳳凰石を合わせ、エクレアは生贄として体に火を点けられてしまう。ナツとルーシィはエクレアを助けようとするが、カーバンクルのリーダー・ディストに阻まれる。モモンはエクレアを助けるため、火の中に入っていった。

ディストは自分自身が永遠の命を手に入れるため、クリームを攻撃してその場から吹き飛ばした。眩い光が放たれ、鳳凰が復活した。だが、光から出てきたのは鳥ではなく、醜い化物だった。鳳凰は凄まじい力で町を破壊していった。辛うじて生きていたエクレアは、ナツに鳳凰を止めなければ危険であることを伝えた。ディストは永遠の命を得るため、鳳凰の血を求め続けた。しかし、血とは鳳凰が封印されるときに流す涙のことで、ディストの行いは無駄なことだった。

エクレアは思い出した記憶をルーシィに話した。400年前、ベロニカ公国は鳳凰石を奪うため、エクレアの故郷である火の村を滅ぼした。エクレアは鳳凰石をディスペルさせるため、鳳凰の血を使って永遠の命を手に入れた。血の影響からかエクレアは記憶を失ってしまい、石を持って放浪することになった。

ルーシィはエクレアを連れて安全な場所に逃げようとするが、地面の裂け目に落ちそうになってしまう。ルーシィ達の危機を救ったのは、ギースだった。ギースはすぐにその場を立ち去っていった。一方、ナツは鳳凰の上でディストと戦い、倒した。

ナツ達は駆けつけた仲間達と共に、鳳凰の動きを止めようと攻撃を行った。すると、鳳凰は周囲の魔力を吸い、巨大な力を溜め始めた。鳳凰は真の復活を望んでおり、自身と世界を滅ぼそうとしていた。その後、復活できるのは鳳凰だけだった。

マカロフは鳳凰を破壊するためのある武器を持ってきていた。それは、400年前カラードが完成させた対鳳凰用のマジックアイテム、破邪の矢だった。鳳凰を破壊すれば、鳳凰の血を飲んだエクレアも消滅してしまうことになっていた。ルーシィは止めようとするが、エクレアは鳳凰を滅ぼすことを望んだ。マカロフの合図によって破邪の矢が射られ、鳳凰に当たった。ナツが破邪の矢を押し込み、止めを刺した。エクレアはルーシィとナツ達に別れを告げ、モモンと一緒に消えた。ナツは悲しむルーシィを抱き締めた。

映画『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』の感想・評価・レビュー

魔法を使った戦闘がカッコよく、アニメだけれども迫力があってとてもおもしろかった。始めは周囲に壁を作っていたエクレアが、ルーシィと仲良くなっていくところが良かった。エクレアとルーシィが楽しく出かけたり遊んだりするところも見たかったため、エクレアが亡くなってしまうシーンはとても悲しかった。泣きじゃくるルーシィをナツが抱き締める場面は泣きそうになった。魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の仲間を大切にする姿は、本当に素敵だなと思う。(MIHOシネマ編集部)

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