その人気が留まることを知らない、Fateシリーズ。そして、grand orderに並んで現在メインで進行しているのが本シリーズ。しかし、本シリーズも、本作をもって完結。Fateシリーズでもトップレベルのシリアスな物語がどのように終わるのか、注目が集まる。
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の作品情報
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の作品概要
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の予告動画
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の登場人物(キャスト)
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』のあらすじ(ネタバレなし)
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の感想・評価
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の公開前に見ておきたい映画
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の評判・口コミ・レビュー
- 映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』のまとめ
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の作品情報
- タイトル
- 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2020年8月15日(土)
- 上映時間
- 122分
- ジャンル
- アニメ
アクション - 監督
- 須藤友徳
- 脚本
- 桧山彬
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 杉山紀彰
下屋則子
川澄綾子
植田佳奈
門脇舞以
伊藤美紀
中田譲治
都嘉山正種 - 製作国
- 日本
- 配給
- アニプレックス
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の作品概要
fateシリーズの魅力として、共通しているのがその圧倒的な美麗グラフィック。映画は勿論、アニメやゲームなど絶えず様々なメディア展開がなされている本シリーズ。それにも関わらず、そのいずれにおいてもクオリティは安定して高い。制作陣の過労を心配してしまうほどの、圧倒的なクオリティ。本作でもそのハイクオリティは健在。しかし、そんな本作もコロナウイルスの影響で2回の延期という憂き目にあっている。そして、延期に延期を重ね、とうとうスクリーンに登場全ファンが待ち続けた待望の最新作。多大なるエネルギーを注いでくれた製作陣に感謝の念を伝えるためにも、ぜひスクリーンに足を運ぼう。
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の予告動画
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の登場人物(キャスト)
- 衛宮士郎(杉山紀彰)
- 本シリーズの主人公。養父の影響で、正義の味方を目指している。
- 間桐桜(下屋則子)
- 本作のメインヒロイン。遠坂家に生まれながら、魔術的な理由で間桐家に養子に出された。士郎を慕っている。
- 遠坂凛(植田佳奈)
- 聖杯戦争の参加者で、魔術一家、遠坂家の跡継ぎ。実は、桜にとって姉にあたる。
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』のあらすじ(ネタバレなし)
手に入れた者のあらゆる願いを叶えるとされる聖杯。数十年に一度現れるとされる聖杯を巡り、参加者達が抗争を広げるのが聖杯戦争である。聖杯戦争にはマスターと呼ばれる7人の魔術師と、彼らによって現代に召喚されたサーヴァントが参加する。そして、最後の一組になるまで死闘を繰り広げるのだ。そんな聖杯戦争が、日本にある冬木という場所で行われることとなった。聖杯戦争に参加することとなった衛宮士郎、遠坂凛、間桐桜達。しかし、その最中、間桐桜が闇に飲み込まれてしまう。彼女を守るため、遠坂凛と衛宮士郎は共闘し、聖杯戦争を終わらせるため動き出すのだった。闇に飲み込まれた桜はどうなるのか。それぞれの思惑が交差する。
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の感想・評価
Fateシリーズの魅力
2004年、Fateシリーズは幕を開けた。TYPE-MOONが制作したPCゲーム『Fate/Stay night』が伝説の始まりとなったのだ。シリーズを通し、あらゆる願いを叶える願望機である聖杯と、それを巡って争う7人の魔術師と彼らが召喚したサーヴァントの戦いを描いている。実際に存在した過去の英霊や、神話上の人物、さらにはシャーロック・ホームズなど物語の登場人物などがそれぞれの伝説に因んだ方法で戦闘する、なんとも心躍る設定だ。発売以降根強い人気を誇り、PCゲーム、スマホゲーム、アニメ、映画などあらゆるメディア展開がされ続けている。まさに、今の日本のサブカルチャーを支えている巨頭の一角。その魅力にハマること間違いなし。
Heaven’s Feelとは
サーヴァントと魔術師達の死闘を描いた本シリーズの魅力は、何と言っても戦闘シーン。それぞれの武勇に因んだ技や戦法は、視聴者達の心を鷲掴みにする。しかし、本シリーズは実は、恋愛にも大きく力を入れているのだ。作中には、数多くの魅力的な女性キャラクターが登場する。アニメを見ていて、「こっちのキャラクターと主人公が結ばれればよかったのに」と思うことはないだろうか。本シリーズは、まさにその願いを叶えてくれる作品。Heaven’s Feelシリーズは、前述した『Fateシリーズ』の派生作品。実は、本シリーズは派生作品によって、どの女性キャラクターと結ばれるかが異なるのである。例えばStay nightシリーズではメインヒロインは遠坂凛。一方で、本シリーズのメインヒロインは間桐桜となる。勿論、攻略対象が異なってくればストーリー展開も変わってくる。全シリーズを見比べ、どのような違いがあるかを楽しむのも醍醐味の一つ。
メインヒロイン、間桐桜
前述したように、本シリーズはFateにおいて、主人公衛宮士郎が間桐桜と結ばれるルート。士郎の後輩で料理仲間、密かに彼を慕っている少し内気な穏やかな彼女。しかし、彼女を取り巻く環境はあまりにも過酷。遠坂凛の妹として、魔術師の家系に生を受けながら、後継者争いを避けるために間桐家に養子に出されたところから彼女の運命は大きく動き出す。自分の体に馴染まない間桐家の魔術に慣れるべく、凌辱とも呼べる非道な調教を来る日も受け続けた桜。遠坂家、間桐家のどちらにも居場所が無く、孤立し続けた彼女。そんな彼女にとって、衛宮士郎の存在はあまりにも大きいものとなる。そんな彼女がメインヒロインとなる本シリーズは、他のシリーズと比べてシリアスな展開が多い。これまで過酷な運命に翻弄され続けてきた彼女。前作で闇に飲まれてしまった彼女だったが、果たして彼女に待っているのは暗黒の道なのか、それともやっと、彼女にも心の安寧が訪れるのか。
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の公開前に見ておきたい映画
劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I. presage flower
実はこのHeaven’s Feelシリーズ、全3部作で構成されている。その第一弾となるのが本作。Fate/stay nightと同様、物語は冬木市で聖杯戦争が行われることになったところから始まる。冬木の地では、10年前にも聖杯戦争が起こっていた。その戦争の生き残りである衛宮切嗣は、一人の少年を拾った。その少年こそが、本シリーズの主人公である衛宮士郎。切嗣の影響で正義の味方を志すようになった士郎は、切嗣が魔術師であったこともあり、聖杯戦争に参加することとなる、そして、そんな彼を健気に慕い続ける一人の少女がいた。彼女の名前は間桐桜。彼女は実は複雑な生い立ちをしており、聖杯戦争とは無関係ではなかった。聖杯戦争に参加することになった士郎は、そんな桜を守るためにも自分の家に招き入れることとなるのだが…?最新作を心から楽しむためには、本作の視聴は必須。
詳細 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I. presage flower
劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS
本作も、最新作同様Fateシリーズの一つ。前述したように、Fateシリーズは攻略するメインヒロインによって幾つか派生作品が存在する。そして、本シリーズのヒロインは遠坂凛。遠坂凛は、衛宮士郎同様、聖杯戦争に参加している魔術師。魔術師一家に生まれ、自分に厳しく弛まぬ努力を重ねてきたエリートである。聖杯戦争を通して関わりを持つようになった二人は、共闘を経て次第に心を通わせていき…?本作は2010年に公開された作品であり、最新シリーズよりも先輩にあたる作品。また、本作はFateシリーズにとって初めての劇場版となった。まさに、現在のFateシリーズ人気を確立させた立役者的存在。本作を見ておくと、遠坂凛と間桐桜との複雑な関係性もより理解できる。
詳細 劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS
劇場版 空の境界 第一章 俯瞰風景
本作は、元々が小説。そして、その著者は奈須きのこ、イラストは武内崇が担当している。これは、いずれもFateシリーズと同様。奈須きのこと武内崇は、TYPE-MOONの主要メンバー。TYPE-MOONとは、元々が同人サークルであり、現在は有限会社ノーツのゲームブランドとなっている。Fateシリーズは、そんなTYPE-MOONが手がける代表作だが、本シリーズも同様に、TYPE-MOONを象徴するようなシリーズ。奈須きのこが得意とする、ミステリアスな雰囲気を活かした、伝奇作品となっている。全8作品で構成されているロングシリーズではあるが、一作が約1時間と短めであるため、思わず一気に見てしまうこと間違いなし。
詳細 劇場版 空の境界 第一章 俯瞰風景
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』の評判・口コミ・レビュー
Fate/HF3章見てきた
語る必要ないです、最高でした
俺がこれまでに見た映画の中で一番面白かった。
ストーリーはもちろん、作画・演出・音響・アフレコどれをとっても最高クオリティで、特に戦闘作画なんて普通に世界一だと思います
最初から最後までクライマックスでしたね pic.twitter.com/foLbnGKr5c— あきすての (@gSKGGD3kcXyEFw3) August 16, 2020
「劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song」観た。
抑圧、束縛からの解放と欲望、孤独と虚無。
善悪の在り方とその両方を孕む生前、罪と罰の所在。
死の上に成立する罪の意識と生に縋る想いに抱え込む苦悩とすべてを包み込む愛。
震えるほど素晴らしい、超絶大傑作。#FateHF最終章 pic.twitter.com/fuZKugfbNX— レク (@m_o_v_i_e_) August 15, 2020
fate/stay night HF3章(ネタバレ無し)
2章のバーサーカー戦の作画が3章ではそのレベルの作画が何度も来るから興奮しまくってたw
Zeroや2章までの内容の繋がりがしっかりあって見応えがありました
ラストは予想が出来ていたのにそれでも鳥肌が止まらん…
劇場版でしか味わえない臨場感があるので是非! pic.twitter.com/USXwA6HOY4— mアスaトメrニアu (@asuto_Mob) August 15, 2020
Fate/stay night Heaven’s Feel 第3章
ネタバレ極力控えめ感想Fateアニメシリーズ最高傑作では?
クライマックス&クライマックス&クライマックス
過去最高潮のアニメーション作画に
重く、それでも語るべき意義のあるテーマ
FateHF3部作は一生僕の宝物の一つです#FateHF最終章 pic.twitter.com/CVS2hqYHH6— しゅんしゅん (@r2z22) August 15, 2020
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』のまとめ
現在の日本のアニメ、ゲーム事情を語る上で、Fateシリーズの存在は決して忘れることはできない。日々多くのイベントが開催されており、その供給の多さはファンとしては嬉しい限り。新作が出る度にその世界観は広がっていき、より深みのあるシリーズへと成長している。逆に、既にあまりに世界観が広がってしまっているが故、今からその世界に踏み込むことに少し戸惑いを感じてしまう、という人もいるかもしれない。しかし、そんな心配は一切無用。Fate/ZeroやFate/Stay night、Fate/Grand Orderなど、どのシリーズから始めても絶対に楽しめるように、初心者に向けた気配りも万全。勿論、本シリーズも同様。まだFateシリーズをよく知らないという人は、是非本シリーズから始めてみよう。
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