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映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

これまで、多くのサーヴァント達と共に、焼却された人理修復のために奔走してきた主人公とマシュ。ようやく彼らは全ての特異点を修復し、黒幕である魔獣王ソロモンの元へと辿り着いた。果たして彼らが迎える結末とは。

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の作品情報

Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン

タイトル
Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年7月30日(金)
上映時間
不明
ジャンル
アニメ
アクション
監督
赤井俊文
脚本
不明
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
島崎信長
高橋李依
川澄綾子
鈴村健一
坂本真綾
杉田智和
製作国
日本
配給
アニプレックス

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の作品概要

全世界DL数6100万を超える、平成を代表するスマホゲーム『Fate/Grand Order』。1部、1.5部、2部で構成されるそのストーリーは、非常に重厚感があり熱狂的なファンも多い。その中でも1番のボリュームを誇る1部の、最終章にあたる『終局特異点冠位時間神殿ソロモン』が、配信から5年の時を経てとうとうスクリーンに。主人公達の、これまでの長きに渡る戦いを締め括るに相応しい、圧倒的なスケールで描かれる最終戦。果たして、主人公達は全ての黒幕である『ソロモン王』に対して勝利を収めることができるのか。

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の予告動画

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の登場人物(キャスト)

藤丸立香(島崎信長)
世界最後のマスター。元々は一般人だったが、レイシフトに適性があったため招集された。多くのサーヴァントと契約し、人理を修復するために戦い続ける。
マシュ・キリエライト(高橋李依)
サーヴァントと融合した、デミサーヴァント。シールダーのサーヴァントとして、これまで主人公と共に数多くのピンチを切り抜けてきた。
ロマニ・アーキマン(鈴村健一)
カルデアで医療担当のトップとして働く青年。カルデアが半壊して以降は、所長代理として全体の統括を担う。
ソロモン(杉田智和)
これまで主人公達の前に立ちはだかり続けていたラスボス。今作では、謎に包まれていたソロモンの正体が明らかになる。

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』のあらすじ(ネタバレなし)

人理継続保障機関フィニス・カルデアが観測してしまった、2016年に起こる人類の滅亡。地球を救うため、主人公達は世界存続の鍵となる、本来の歴史上では起こり得なかったはずの7つの異変、通常『特異点』の修復に勤しんできた。そして、とうとう7つの特異点を修復した彼らは、地球の歴史上には存在しない特異点にたどり着いた。それは、人理焼却の黒幕である魔術王ソロモンの神殿が存在する場所。同時に、そこは多くの魔神柱が跋扈する場所でもあった。これまで共に戦ってきた多くのサーヴァント達の助けを受けながら、主人公とマシュは、黒幕との最後の戦いに挑む。果たして、黒幕の真の正体とは。そして、彼らは無事に人理を取り戻すことができるのか。

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の感想・評価

感動の集大成

Fate/Grand Orderは、Fateシリーズのファン誰しもが待ち望んだ、初となるスマホゲーム。さらに、その規模の大きさは過去最大級。アニメやゲームで触れてきたお気に入りのサーヴァント達を味方にし、共に戦うことができるのだ。従来のファンは勿論、これまでFateシリーズを知らなかった人達にも浸透し、なんと6100万DLという驚異的な数字を叩き出した。そんなFate/Grand Orderも、本章をもって一旦幕引きとなる。その後、1.5部、2部の公開が発表されることとなるが、長年ファンが愛してきた1部はこれで最後。本章をもって、永遠の別れとなるキャラクター達も多くいる。これまでの全ての集大成、涙無しでは見られない感動の作品に仕上がっている。

ソロモンの正体

FGO本編において、ソロモンは非常に重要な人物。初めてその存在が語られたのは第1部の第二特異点で、それからというもの、人理焼却の黒幕として主人公達の前に立ち塞がってきた。しかし、ソロモンの正体は依然として長きに渡り謎に包まれていた。果たしてソロモンの正体は、そもそも敵は本当にソロモンなのか、なぜソロモンは人理焼却に踏み出したのか。そんな多くの謎が、本作では全て明らかになる。この謎が全て解き明かされる怒涛の展開は、多くのプレイヤーを涙させた。素晴らしいのは、突然ソロモンの正体をプレイヤーに突きつけるのではなく、実はこれまで多くの伏線が散りばめられていたこと。その伏線を見事に回収した上での衝撃、まさに圧巻。

もう1人の主人公

Fateシリーズの主人公といえば、衛宮士郎を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。正確には、『Fate/Zero』では衛宮切嗣、『Fate/Apocrypha』ではジークと、それぞれ主人公は異なる。しかし、やはり原点でありUBWやHollowsなど派生作品が多いFate/Stay nightの主人公である衛宮士郎の印象が強いのだろう。そして、ここにもう一人のFate主人公が誕生した。その名は藤丸立香。人理焼却された世界に残された、世界最後のマスターである。Fate/Grand Orderは過去最大級の世界観ということで、藤丸はあまりにも多くのサーヴァントと契約を交わしていくこととなる。その一人一人とのエピソードがしっかりと描かれているところがFGOの魅力の一つ。だからこそ、今作での見せ場が生まれたのだろう。彼らの絆がどのような結果を生むのか、注目が集まる。

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の公開前に見ておきたい映画

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS

Fateシリーズの歴史は長い。その長い歴史の中で、記念すべき一作目の映画が本作。また、本シリーズにおいてFate/Stay nightは特別な作品。Fateシリーズの原点にして、全ての始まりなのだ。Fate/Stay nightは、ヒロインが異なる3つのルートが存在する。本作は、同じ聖杯戦争の参加者で主人公、衛宮士郎の同級生である遠坂凛がヒロイン。衛宮士郎は10年前、燃え盛る炎の中たった1人奇跡的に生還した。そんな彼を拾って育てたのは、魔術師だった衛宮切嗣。切嗣にも先立たれ一人で生活していた士郎だったが、夜の学校で謎の男達が戦っている様子を目にしてしまう。そして、目撃者は消さなければいけないというその男に、士郎は殺されてしまい…?

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劇場版 戦国BASARA -The Last Party-

元々は数あるゲームタイトルの中の一つだった作品が、大ヒットを博し、アニメ、映画など様々なメディア展開がなされることがある。最新作も本作もそのうちの一つ。本作に関しては社会現象にまでなり、本作をキッカケに歴史にハマる女性が急増、”歴女”という言葉が生まれたほど。時は戦国時代、多くの武将達が天下統一を夢見て日々激しい戦いを繰り広げていた。そんな時代で長年覇権を握っていた豊臣秀吉。しかし、そんな秀吉の天下も終わりを迎えた。次に天下を取るのは自分だ、と伊達政宗や徳川家康などが動きを見せ始める。そんな中、豊臣秀吉の仇を打つべく、石田三成が伊達政宗の前に立ち塞がる。果たして、この戦乱の世で最後に笑うのは誰なのか。

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劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編 Wandering; Agateram

これまで、Fateシリーズの映画作品は数多く公開されている。しかし、『Fate/Grand Order』のメインストーリーを映画がしたものは、最新作と本作のみ。FGOのメインストーリーはいずれもクオリティの高いものばかりだが、その中でも本作の元となっている『終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』は、最終章にあたる最新作と並び称されるほどの人気章。円卓の騎士の一員でありながら、唯一アーサー王と他の騎士達と相反することになってしまったベディヴィエール。そんなベディヴィエールの波乱に満ちた一生を描く。マシュと融合したサーヴァントの正体も判明する、FGOを理解する上で必須の章。ゲームの難易度も、この章から格段に跳ね上がり、多くのマスター達が悲鳴を上げた苦い思い出の残る章でもある。

詳細 劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編 Wandering; Agateram

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』の評判・口コミ・レビュー

映画『Fate/Grand Order 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』のまとめ

壮大な作品は、見ている者の心を掴む。徐々に広がっていく世界観に、各所に散りばめられた伏線。しかし、それらが多ければ多いほど、広げた風呂敷を畳むのは困難になる。物語が長引いただけ、ファンの期待も高まるからだ。そして、この作品の元となっている『終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』は、その高すぎるハードルを見事に超えてみせた。これまで主人公達が関わってきたサーヴァント達も集結し、大きな謎を残してきた『ソロモン王』の正体についても語られる。最高級の結末に、ファンも必ず納得するはず。

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